「買い物ですか?」
「ええ、今度の体育祭で私達が使う備品なんだけど消耗品はステーション・モールで
買う事になっているからそうねえ・・・荷物持ちとして頼みたいわ。」
「まあ・・・やっぱりそうですよね。」
「貴方だけじゃないわ、今回は万が一に備えて貴方の親しい子達を招待しなさい。
其れに・・・偶には外に出て新しい空気を吸ったほうが良いわよ。」
楯無は宗壱に向けてそう言って・・・休日にステーション・モールに向かった。
「むううううううう!良い空気!!」
エルムがそう言いながら背伸びしているが更に実った胸がバルんと揺れるのを見た周りの男性陣がうおおおと唸る声が聞こえるがエルムはお構いなしで背伸びした後にええとと
エルムは宗壱に向けてこう言った。
「それでさシユウ!私達は何買うの?」
「ああそうだな・・・先ずはパン食い競争で使うパン・・・あんパンだけじゃなくて
ジャムパンにクリームパンに・・・惣菜パン?」
「ああそれね、あんパンは日本人が愛用するけど海外だと餡子よりもジャムとか
クリームとか奇抜系のパンが良いかなって話からそうなったのよ。」
「ああそうか・・・餡子は日本人だと身近だけど海外じゃああんまりないですからね。」
「そうよ、勿論日本人の専門商店とかだったら小豆はあるけど海外じゃああまり
作らないからね。だったら身近な奴にした方が良いって事ヨ。」
楯無はそう言って説明し直すと先ず訪れたのは・・・大量商品を取り扱う店であった。
「それで・・・IS学園にあんパンが50個、ジャムパン50個、クリームパンが55個、惣菜パンが121個ですね。賞味期限と搬入時期を考えてそうですねえ・・・今IS学園に車入れます?」
業者は目の前にいる楯無に向けてそう聞いてきたが理由が有る、IS学園襲撃によって
自衛隊が駐屯しているがために警備が今厳重で一般車両が入るには特別なパスが
必要なのだが今の時期だと体育祭が始まる迄には間に合わないと考える事が多く業者も
其れに備えて運搬時期を考えなければいけないのだ。
すると楯無はそうねと言ってこう続けた。
「搬入時期は体育祭が始まる5日前が良いかしらね?其れとだけどもし
その指定したパン以外だったら食パンとかでも良いから。」
「ふむ・・・そうなると・・・上記のパン以外にノーマルパン・・・食パンとか
フランスパンとかを入れておきましょう、賞味期限が長くなりますし保存も
良いですよ。」
業者がそう言うとそうねえと楯無はこう答えた。
「それじゃあ・・・其れでお願いね。」
「じゃあ代金は前日に口座に振り込んでおいてくださいね。」
業者がそう言うと楯無は分かったわと答えて交渉を成立させた。
次に向かったのはハチマキや軍手とかの雑貨屋なのだがその業者からはこう言われた。
「ううん・・・最近は体育祭とか運動会とかでこういうのが多いからねえ、ハチマキは今大量生産を急ピッチでやってまして・・・そうだ、駅伝とかで使われる襷とかでしたら今それなりの物が在庫にありますからそちらを使いますか?若しくはキャップでも
宜しいですか?色は多数ございますので!」
「・・・何とかならないかしら?」
「・・・正直な所今人手不足でして、其れに今工場は北方四島に新たな工場を建設する計画が御座いましてその際に長期滞在・・・ああいや正直に言いましょう。
そこに墓を構えている住民たちを新たに雇用する計画でして今は就労教育中でして
其れで今は人手不足なのです。」
業者の言葉を聞いて成程ねと楯無はそう呟いた。
ロシアでの北方四島解決後に本来だったら出て行く筈であろうロシア住人であるが既に2~3世代目の住人が住んでおり流石に彼らを追い出すのはどうかと言う声があった。
無論日本国内では嘗て現地住人を追い出したのだから同じことされても
文句ないだろうという人間がいたが総理がその時にこう反論したのだ。
「確かに、我々の祖先はソ連時代のロシアによって追い出されましたがですが
今同じことをしたとしましょう。今度は我々の子孫たちがロシアから同じことを
言われるでしょう、彼らの家族だってあそこで死んで墓に入りました。それを
同じことをしたからやり返して結局は歴史の繰り返しです、我々はその負の歴史から
終止符を打つためには歴史の教訓を忘れずに尚且つそれに対応して臨機応変な政治が
不可欠なのです。」
総理の言葉を聞いて無論色々と文句を言う政治家達がいたがその後議会の採決が
決まってロシア住人は希望があれば在留を許可して次の代になれば市民権が
与えられる事となったのだ。
それを思い出した楯無は業者に向けてこう言った。
「ハチマキはまあ・・・代替え案として色違いの腕輪とかあったらそれで
良いかしら?」
「ううん・・・腕輪ですかあ・・・となりますと巻き付く奴よりも取り付ける奴・・・金具の奴が良いですねえ。軍手は・・・そっちは色んな店で取り扱いしておりますので
集められます。」
業者の言葉を聞いた楯無はそれで良いわと言うと契約が成立した。
「よっし仕事は終わり・・・次は服選びよこれが今回の目玉!と言う訳で宗壱君
荷物持ち宜しくねえ。」
「ええええちょっと待ってくださいよ俺って確か体育祭の荷物持ちって」
「ああそっちは業者さんが運んでくれるから貴方の荷物持ちはこっち・・・と言う訳で皆遊びまくるわよ!今迄鬱屈した日々を今日で消し去るんだからーー!!」
楯無の言葉を聞いてフォルテだけじゃなくダリルにエルム、そしてクーリエが両手を
大きく掲げるが宗壱は嘘だろと言わんばかりの表情で・・・俯くしかなかった。
「はあ・・・まさかこんな目に遭うとはなあ。」
宗壱はそう呟きながら両手にある大量の紙袋一杯の荷物を見ていた、あの後から
それぞれが思い思いの買いたい物を買いまくってその分宗壱の荷物が増えていったのだ。
因みに他にもあるのだがそっちはISのパステロッテに保管されておりこういう時に
ISって重宝されるよなあと遠い目でそう思っていた。
今彼女達・・・と言うかクーリエが宗壱の隣にいたが理由が有った。
「クーリエ・・・旨いか?」
「うん美味しいこのジュース、搾りたてだって言ってた。」
クーリエはそう言ってぱたぱたと足をばたつかせているがその理由が・・・
目の前のそれであった。
「男といるのにランジェリーショップって・・・ないだろ。」
原因は・・・女性専門の下着売り屋であった、フォルテは小さなタイプだが
ダリルや楯無はその大きな胸に合うように大きかったり新しいタイプを買っている中
エルムはと言うと・・・こうであった。
「あのう一つ良いですか?」
「はいはいはい何でしょうか?」
店員がそう聞くとエルムはこう答えた。
「ええとですね・・・こういう手合いってありますか?」
エルムはそう言って自身の下着のサイズを聞くと其れを聞いた店員が・・・なん・・・だとと言ってこう続けた。
「Oの・・・107・・・私の30cm近くの大きさだと・・・!」
「ありますか?」
「あああええとですね・・・そうなりますと・・・既製品にはありませんので
海外からのオーダーメイドとなりますので取扱いに時間が掛かりますねえ。」
それを聞いてそうなんだと聞くとエルムは更にこう続けた。
「じゃあその店教えて!私電話するから!!」
「いえいえいえ、其れはこちらでなさいますが料金が輸送費も兼ねて
お高くなりますのですが大丈夫ですか?」
「大丈夫大丈夫!私給料あるから!!」
「でしたら品物リストをお渡ししますのでご注文は電話してくださいね
待っておりますから。」
そう言うのを店の中で聞いていたダリルは楯無に向けてこう言った。
「おい聞いたかよOの107だってよ。」
「・・・・負けた・・・年下に・・・!」
「ははは・・・うちなんて眼中にねえっすわ。」
それを聞いて楯無とフォルテはOrzになっていた。
次回も同じように。