シンフォギア世界にバーチャロイド(ライデン)が参戦したようです 作:とおりすがりのふに族団長
ドーモ、ミナサン。私は「鏡音隼人」です。
何か寝てる間に色々状況が目まぐるしく変わってるのは自覚している。
『ライデン』が獲得した新機能。
『メオラ』君の顛末。
知らん間に強くなった立花響+(仮)。
二課に協力者だった大臣さんの暗殺。
完全聖遺物移送途中でまたもや鎧の少女の襲撃
etc
だが、それより問題なのは・・・
『俺(私)達、兄妹になってる!?』病院の屋上で俺&翼の息の合った絶叫が響いた。※もちろん看護師さんに怒られました
ことの始まりは動くなと言われると動きたくなる性分にて、病室に身代わり人形を設置して病院散策を楽しんでいた所、
何やら打ち解けているっぽい立花と風鳴を見つけて二人に近づく
「いようお二人さん。最近のギクシャク具合とは違って打ち解けてる感じじゃん♪」
「鏡音先生!?先生ももう動いて大丈夫なんですか?」
「なんなら今から『鎧の女の子』をフルボッコにして来ても良いぜ」
「強がりを言わない。足元が震えてるわよ。」
立花に言った強がりを翼が一発で看破する。
俺が顔で『ぐぬぬ』を表現して立花がそれにビックリしてる間に唐突に立ち上がった翼が俺に頭を下げる。
「今回は本当に助かったわ。隼人が助けてくれなかったら命を落としていたかもしれない。」
「まぁ、お互い助かったんだから良いって事よ。この世に二人しか居ない兄妹なんだから助け合うのは当然だろ?」
「え”っ!?」
立花が素っ頓狂な声を上げる。何やら顔もすっごい事になっている。
「どうした立花。俺みたいに顏芸でもやりたいなら止めとけ。女の子がやるもんじゃないぞ」
「そうだぞ立花。隼人のこういう所を真似したらダメだぞ」
「いやいやいや!そうじゃなくて。お二人は何時の間に兄妹になってるんですか!?」
立花の声に耳を傾け、翼とアイコンタクトすると、お互いに背を向け数歩距離を取る。
『あれ!?俺(私)何を喋ってた!?』タイミングバッチリで叫ぶ俺達。
『真似すんな(しないでよ)翼(隼人)!!』
ダメだ、振り向いて顔を合わせると兄妹モード(仮)になってしまうぅぅ。
そして何度か検証した結果、事実と向き合わざるをえず、冒頭の絶叫に繋がる。
~~1時間後~~
「助けて~櫻井え●ん~」
「声真似上手い上に『ピー音』まで自分で言うの凄いわね~。でも幾ら私でも猫型ロボットの万能さには勝てないのよね~」
情けない声で櫻井女史に助けを求めると、一応の見解は示してくれた。
①今現在、『ライデン』と『天羽々斬』はお互いに僅かながらお互いの波長を発している。
②レスキュー機能とは『ライデン』側の余剰エネルギーを用いて対象を治療する機能と推測される。
今回のケースでは翼の傷が深すぎで大量にエネルギーが必要となった結果、『ライデン』が機能停止してしまった。
③②の際に大きなエネルギーのやり取りの中で翼のエネルギーが『ライデン』側にも流入したと思われる。
④上記の結果として同じ波長を共有する互いを『兄妹』という形で認識するという結果になっているのではないか。
「まぁ、パニックになる気持ちは分かるけど、互いを兄妹に思う位なら特に実害ないから良いんじゃない?
どうせ体が回復すれば症状も消えるわよ。現に今でも顔突き合わせてなければほぼ元に戻るんだから。」
「なるほど、最初は驚いたけど言われてみれば実害は無いな」
慌てて損したーと思いながら病院に戻るべく部屋を出ようとすると左手の裾を掴まれている感触に足がストップする。
「翼さんや?この指はどういう事でせう?」
俯いたままで表情は読めないが、かなり力を込めて裾を掴んでいるので動けない。
「その、凄い不躾で迷惑なのは分かってるんだけど・・・症状が治るまで・・・いえ、今日だけでいいから私の『お兄様』になって下さい!」
真っ赤になってる顔を上げてしおらしい顔でこちらを見上げてそんな事を言ってくる翼に対して俺は・・・。
『誰か助けてー』
と周囲に視線を投げると、全員聞いて無いフリして仕事に戻りやがった( ゚Д゚)!?
「鏡音隼人」の受難はまだ終わらない・・・