シンフォギア世界にバーチャロイド(ライデン)が参戦したようです   作:とおりすがりのふに族団長

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第十一話 妹パニック終了

二課から病院に戻ってからはひたすら大変だった。

レスキューを求めた立花は完全に風鳴の味方になっており、逃げ道は完全に塞がれていた。

そう言えば緒川さんから風鳴の過酷な生い立ちを聞いた後か・・・となるとあの態度も納得せざるを得ない。

そして強制的に『お兄様タイム』が開始された。

頭なで、手つなぎ移動、食事中に入院患者同士であーんまでやりあったり・・・通常時では考えられないが、やってる間は普通に行動してたから後から受けた精神ダメージは計り知れない。けっこうクサい台詞も言ってしまった気がするorz。

他にも

①受け答え間違う。

②翼しゅんとなる

③非難の目を向ける立花(たまにwith看護師さん)に「いいんだ、立花。私が悪いんだ」

のコンボは非常に精神的ダメージが大きかった。あいつら、3回目からアイコンタクトしてたの忘れねーからな。

今日午前中に一気に作った『ライデン』ぬいぐるみ(全長30㎝)も一つ持って行かれてしまった。

あのもの欲しそうな視線と立花の「お前、分かってるよな?」と言わんばかりのブロックサイン攻勢に折れてしまった。

皆に見せていない別タイプの『ライデン』ぬいぐるみも作っていた為、色々根掘り葉掘り聞かれてしまった。

別に喋って減るものじゃないので、転生云々をぼかして説明した。使う機会があれば良いけど。

そして夕方あたりになると自然と俺たちの症状は緩和され、無事消灯時間を迎える今となっては今日のクサい台詞の数々に精神を蝕まれている次第である。

「そろそろ寝るか」

ぬいぐるみ作りの手を止めて消灯しようとした頃に唐突にドアが開いた。

「風鳴?どうしたこんな時間に。言っとくがこのぬいぐるみはやらんぞ」

「もうねだりません!」

『ディスク』を構えて『ライデン』ぬいぐるみ軍団を護ろうとする俺に若干呆れた表情の風鳴翼。

「どうした?こんな時間に男の個室に来るもんじゃないぞ」

「はい、ですからこの位置から失礼します。どうしても今日中にちゃんとお礼を言いたくて。」

「礼なんて良いって言っただろ。『兄妹』じゃねーけど『仲間』なんだから」

「ですが、私は今日まで立花と貴方を到底『仲間』とは言えない態度ばかり取っていました。それを謝罪せずに先生の優しさに甘えるわけには行きません。」

「本当に良いのに。」

深く頭を下げる風鳴。まぁ、これが風鳴なりのけじめのつけ方なら受け入れざるを得ない。

「お前が俺や立花に抱いてた複雑な思いは理解してたよ。今日から『仲間』として宜しくな。」

「はい、宜しくお願い致します。」

頭を上げてそのまま立ち去るかと思ったら止まったままの風鳴。はて?

「最後に一つだけ。夢の中で先生の歌らしき物を聞きました。立花には『人に聞かせるほどの歌じゃない』なんて言ってたみたいですが、

言うほど悪くないですよ『お兄様』♪」

なんてアイドルウインクかまして言って立ち去りやがった。言葉を返すタイミングもなくベッドに突っ伏す。思わぬ副作用があったもんだ。

お前、最初俺のことを弟扱いしてたの忘れてねぇぞ~と突っ込むチャンスが無かった。

「くっそー、あのウインクは反則だろ~がぁぁ。久しぶりに年下女子を『可愛い』と思ってしまった。」

いつか模擬戦闘やる機会があったらレーザーでKOしてくれると負け惜しみを言ってベッドに入る。

「そう言えば、今日起きるべきことが起きてない気が・・・何だろ?」

 




次回、シンフォギアレッドちゃん登場。
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