シンフォギア世界にバーチャロイド(ライデン)が参戦したようです   作:とおりすがりのふに族団長

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第二十話 決戦前夜

最終決戦の事ばっかり考えていたが、今日は風鳴のアーティストとして重要なライブ。

イギリスの名プロデュサーが見に来るらしい。

そんなライブを見逃したく無いと言うのに恨めしい事にディスクが伝えて来る原作通りの『ノイズ』出現反応。

立花と連携して無事ライブに影響を与える事無くノイズの殲滅に成功する。

「立花も随分やるようになったもんだ。」

『ライデン』を解除して素直に褒めてやると、照れてるのか頬を搔きながら立花が近づいて来た。

「えへへ、それほどでも・・・バックアップ有難うございました。後ろを一切気にしないで良かったから思いっきり戦えました!」

「それが分かってる事も含めて成長だな。さて帰るか・・・ってタチバナさん?何で俺の足を踏んで動きを止めているのかな?」

「適当に褒めて肝心な事をはぐらかそうとしてもダメですよ。クリスちゃんはどうしたんですか?」

やはり誤魔化しきれなかった。正直に話すと、思いもしない行き先だったのか困惑した表情になる。

「そんな・・・何で止めなかったんですか?」

「大前提として、利用されて捨てられたという結果が有るのは事実だ。だからと言って俺達に助けられて絆されたから即座にフィーネを倒します。ってのは違和感ないか?」

「言ってる事・・・ちょっとは分りますけど。」

「心配しなくても三行半叩きつけたら帰って来るさ。なんなら倒して来いって言ったら『それはムリ』って言ってたし。」

冗談めかした俺の言葉に噴き出す立花。クリスちゃんに戻ってくる意思がある事が分かってある程度は安心したらしい。俺を拘束してた足の力も緩んでいる。

「納得したなら帰るぞー。徒歩で帰りたくなかったら付いて来い」

立花を車に乗せて寮に向かう。小日向は風鳴が合流しててそちらから帰るとの事。

「~~♪」

「あの~鏡音先生?」

「ん、どうした立花?」

「さっきから『人には優しくしてほしい時がある』とか『人には優しくしちゃいけない時がある』とか歌ってますけど、検索しても出て来なくってこれって『ライデン』の中で歌ってる歌なんですか?」

oh、これは恥ずかしい。無意識に歌ってしまっていたらしい。

「まぁな、お前らと違って『ライデン』は歌がランダムで決まるから、いつも口ずさむ癖が出来てるんだよ。送迎の時はお前らとの漫才のせいで歌う暇無かったけどな。喧しかったか?」

「いいえ、いい曲だなって思いましたよ。後、クリスちゃんの事が心配何だろうなって」

笑顔でそんな感想を言われて滅茶苦茶背中がむずがゆい。

「先生、お願い何ですけど。クリスちゃんの部屋に向かってくれませんか?」

「何でだよ?今無人に決まってるだろ。」

マズい。今此奴をあの部屋に行かせる訳には・・・

「今、翼さんと未来からメールが来まして。クリスちゃんの部屋に『お帰り』のメッセージカード置くって話になったんです。」

ま、マジか・・・立花だけならいざ知らず風鳴までとなると抵抗しても意味無いな。

部屋に入る直前に肘を入れてリビングに置いた俺のメッセージカードを証拠隠滅するしかあるまい。(外道)

「わ、分かった。じゃあ行くぞ」

「?・・・(ピコーン! )」

出来るだけ平常心を装い、クリスちゃんの部屋に到着。玄関開ける直前に計画通り立花に・・・

「おっじゃましまーす!!」

肘を入れようとした刹那、立花が俺を押しのけて部屋に入って行った。

「フハハハ、動揺が丸見えだったよ。隼人君!既にリビングにはメッセージカード設置済みと見たー--!」

「てめーに隼人呼びは許可してねー!!」

急いで追いかけるがこの短距離で追いつけるはずもなく立花のリビングへの侵入を許してしまう・・・ってあれ?

「何ですか?このパーティみたいな装飾は!?これは溺愛し過ぎでしょー」

「知らねーよ。俺はメッセージカード置いただけ・・・っていうかメッセージカードも多いな!?」

明らかにブラウニー(自衛隊 対ノイズ特務部隊)の犯行と思われる装飾に俺も驚く。

最後に俺が部屋を出て行く時は1枚だったのに、今はテーブル一杯にカードが置かれてる。

明らかに訓練所で熱狂した人数より多いのだが・・・あの部隊全員クリスちゃんのファンになったのか!?(驚愕)

「つーか、てめーは何勝手に教師を『隼人』呼びしてやがる!!」

立花を捕獲してコブラツイストを極める。弦十郎さんのマニュアルにこの技はあるまい。

「痛い!痛い!痛い!だって未来と翼さんはフリーパスなのに私だけダメなんてあんまりじゃないですかー-!!」

「うっかり学校で『隼人』さん呼びされてみろ。俺の教師生命が立花ごときのせいで終わるんだぞ!」

「女子高生に肘入れようとしてた外道に『立花ごとき』って言われたぁぁ!?」

そのままグダグダと低レベルの押し問答やってると、ほどなくして到着した風鳴と小日向に引き剥がされてお説教受けて俺だけ外に放り出された。(残当)

明日最終決戦なのに大丈夫か?俺達(;´・ω・)




「やれやれ、鏡音先生も困った人だな」
「ホントですよ~恥ずかしがらずに正直に言ってくれれば良いだけなのに」
「え?でもそんなの先生じゃ無い気がするんだけど」
未来の「鏡音隼人」評に3人同時に噴き出してしまい。部屋の中に3人の笑い声が響く。
「そうだな。我々もメッセージカードを書くぞ。男性陣には負けられん!」
「「はい!」」
~30分後~
「早くクリスちゃんに見て欲しいですね。」
「あぁ、あれを見たら雪音も『自分はいつも一人』なんて中二病じみた発言は二度とするまい」
「絶対クリスに伝わりますよ。みんなの優しい気持ち。」
各々が書いたメッセージカードを隼人のカードの横に置いて、少女たちは部屋を後にした。

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劇中使用楽曲「PROOF OF MYSELF」アーティスト:林原めぐみ
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