シンフォギア世界にバーチャロイド(ライデン)が参戦したようです 作:とおりすがりのふに族団長
マリア・カデンツァヴナ・イヴ・鏡音の朝は早い。
結婚を機にほぼ表舞台から姿を消し、双子の兄妹の育児に専念してから早12年。
夜は半々程度だが、朝はほぼ全てマリアが食事を用意している。
さらに今日は双子の兄妹がスカウトされたプロダクションでレッスンを受ける日という事で非常に気合の入った料理を用意したのだが・・・
「なんで3人共寝てるのよ!!!」
フライパンとお玉を装備して寝室に突撃。グースカ寝ている3人の頭上でガンガン鳴らす。
「おーきーなーさーい!!!このグータラ共!!」
「「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!起きます×2!有難く朝ごはん頂きますぅぅ!!」」
超速で飛び起きて食卓に向かう3人。鬼神と化しているマリアの後を追ってリビングの自席に着く。
「わー、朝から鯛だー♡」
「デザートにメロンまで付いてるとかママにマジ感謝!」
「二人共、今日はしっかり頑張って来いよ。くれぐれも先生方に失礼の無いようにな。」
「声だけ親っぽく喋っても意味無いから!その半眠りのだらしない顔をどうにかしなさい!幾ら休日だからって限度があるわよ!整えてあげるからじっとして」
半寝半起き状態の隼人をあれこれ世話する様子をニヤニヤ見る子供達。
「アンタ達はさっさと食ってレッスン行きなさい!!足腰立たなくなっても迎えに行ってあげないわよ!」
母の一喝に慌てて食事を再開する兄弟。何故かマリアに髪を整えて貰ってる最中なのに食事を再開する隼人。
「誰がパパに食事を再開しろと言った!!大人しくしてなさい!」
こんな平和かつ、グダグダな光景が鏡音家の毎朝の風景である。
~~30分後~~
「「行ってきまーす」」
息ぴったりの声で家を出る兄妹に隼人とマリアは手を振って応える。
「ホントに騒がしい子達なんだから・・・」
「ま、流石に今夜は疲労困憊で帰ってくるだろうから明日は静かだよ。ところでママに提案があるんだけど」
「奇遇ね。私もよ。」
お互いに片手を握り合って同時に口を開く。
「「せっかくの良い天気だから、テートに行かない?」」
ぴったり同じセリフにひとしきり笑い合い、夫婦は手を取り合ったまま、街に向かって歩きだした所で・・・
「カーット!!」
監督の声がかかり、撮影が終了する。
「お疲れ様。私の我儘に付き合わせて悪かったわね」
「いや、別に俺は良いんだけど、後ろの二人の方が不満があるみたいだぞ」
隼人が指さす方には子役(?)の二名が不満ありありと言った表情で並んでいた。
「マリア!いくら何でも男の役は酷いデース!!」
「語尾に一々『♡』付けるのキツかったけど・・・何より切ちゃんが兄ってのが納得いかない。」
「だって『理想の家庭』ってお題の映像作るのに子役は二人しか考えられなかったの。細かいキャラ付けは監督さんと作家さんの指示だから許してよ~」
きりしらは「理想の家族」というマリアが放ったワードにあっさりと陥落した。
UA8000超えました。いつも読んで頂いてありがとうございます。
次回から最終決戦入って行きます