シンフォギア世界にバーチャロイド(ライデン)が参戦したようです 作:とおりすがりのふに族団長
理由は良く分からないが、周囲から聞こえて来る「リティアン音楽院の校歌」が俺やクリスちゃんにもう一度立ち上がる力を与えてくれた。
信号機トリオのシンフォギアも何やら最終決戦っぽくなっており光の翼が展開されている。
かくいう『ライデン』も厳つい見た目に似合わない翼をちゃっかり展開している。何より嬉しいのは・・・
「りゅーうーせいよりー--速く!今より~あーざやかに~~」
音声出力がでーきーてーるー。
え?これは『戦姫絶唱シンフォギア?』『主役は信号機トリオ?』そんな事は知らないね!人生歌える時に歌うんだよぉぉぉ!!(いや、何時も歌ってますけどね(;^ω^))
「いーろーあーせぬ光!かーがーやーきうーちーだーす!!!」
調子に乗って『バイナリー・ロータス』を装備する『ライデン』4機を展開して(512E2、E1、N2、N1)街中に溢れたノイズを次々に薙ぎ払う。
フハハハハハ!信号機トリオの仕事を無くしてやったぜ!
「よっしゃーこのまま『フィーネ』もやったらぁ!!」
と勢いよく突撃しようとした所で視界が「ぐらん」と揺れて地面に激突しそうになり、慌てて着陸する。
「はしゃぎ過ぎだっつーの。しこたま痛めつけられた後なんだから無理しないで休んでくれよ。」
「雪音の言う通りです。いくらフォニックゲインを得ても、その前に負った怪我は治らないんですよ。」
「先生、ここからは私達に任せて下さい!」
普段なら『ファイトー!!イッパーツ!!』で乗り越えようとする処だが、クリスちゃんが涙堪えてるマジ顔なんだよな~。
「分かったよ。ヤバくなったら援護してやるから行ってこい!」
「援護なんていらねーよ!すぐ病院行かせてやるから待ってろ!」
「行って参ります!」
「行ってきます!!先生の歌、また聞かせて下さいね!」
三者三様の言葉を残してフィーネとの決戦に向かっていく。
(まぁ、月は守ったし任せても大丈夫か)
~~黙示録の赤き竜 討伐~~
と思ってた時期が俺にも有りました。
フィーネの独白を聞きながらちらっと月をみたら月の見え方に違和感を感じた・・・その瞬間フィーネが勝利を宣言して鎖を月にぶん投げる。
この場に居る全員が月を単独でどうこう出来る筈がないと呆然と見上げるが、俺だけはフィーネの行動の意味を理解して叫んでしまっていた。
「PHA!!」
「そうだ!!私の悲願を邪魔する禍根はここでまとめて叩いて砕くッ!この身はここで果てようと、魂までは絶えやしないのだからなッ!」
『PHA=潜在的に危険な小惑星』とは簡単に言えば地球に衝突する可能性が高く、なおかつ衝突時に地球に与える影響が大きいと考えられる小惑星の分類の略称である。
ちょっと前にネットで終末論者が『月にこのPHAが衝突して人類は滅ぶ』だとか言ってたのをここで思い出す。(実際は地球と月の間を通過しててかすりもしていない予定だった)
何てこった。ご丁寧にPHAの大きさは今さっき脳裏に浮かんできた原作の月の欠片とほぼ同じと来たもんだ。
せっかく月を護りきったのに、ほぼ原作と同じ結末になってしまうとは。
フィーネの消滅を見送るなり一人、宙に飛立つ立花。それに続いて俺達も飛立つ。
俺達4人が命を燃やした歌はPHAの落下から東京(というか地球と言って良いと思う)を護り切った。
ここに俺の『戦姫絶唱シンフォギア』は幕を下ろした。
~~ 約4週間後 東京内のとあるレストラン~~
「クリスちゃんに急に呼び出されたから何かと思えば仏具店とは驚いた。」
「い、良いだろ別に!最近いつも訓練所で不毛な音声出力の実験に付き合ってやってるんだから。」
「良いんだけどさ・・・ミニライデン使って運ぼうと思ったら仏具店にまでブラウニーさん(自衛隊 対ノイズ特務部隊)が現れて仏壇が無くなるとは思わなかった(;^ω^)」
「もう、そこを気にするのはやめようぜ( = =) トオイメ。ところでさ・・・」
「どうかした?」
「この店、すっごく高そうだけど大丈夫か?今日は偶々気合入った服装だから入れたけど、普段なら門前払いじゃねーか?」
「確かにちょっと高めのレストランだけど、そこまでドレスコード厳しい店じゃないよ。さっきのクリスちゃんの言葉じゃないけど訓練付き合ってくれているお礼と思って遠慮なく注文して。後、ここ選んだのにはもう一つ理由があってさ」
「?言えよ。気になるだろ」
「クリスちゃんの真後ろの窓側席みてごらん。」
俺の言葉のままにクリスちゃんが窓側を見ると、そこにはメニューの値段に愕然として顔面蒼白になっている立花と小日向の姿があった。
「あの連中に『出歯亀を素直に謝るならこっち来て良いよ』って伝えてあげて」
「りょーかい!二人纏めてわからせてくれる!!」
腕をまくって席を立つクリスちゃん。
程なくして「ごめんなさい」を言うマシーンと化した二人が席に着く。
「この度は出歯亀をしてしまい、真に申し訳ございませんでしたー。」
「すみません。響がダメって言っても聞かなくて」
「ったく、しょうがねー連中だな・・・って風鳴!?」
出歯亀を叱ろうとしたら風鳴まで現れやがった。
「奇遇ですね。急にオフになってしまっので、皆に連絡したのですが誰も捕まらなくて・・・ヤケ食いしようと思ったら皆に会えるとは」
「ここはヤケ食いに来る店じゃねーよ。オーナーが泣くから絶対やるなよ!」
もう、ツッコミどころが多すぎて大変(;^ω^)。
あ!ドーモ、ミナサン。当然生きてた「鏡音隼人」でございます。
フィーネが起こした聖遺物を巡る騒動は一旦は終息した。俺達も無事に日常に戻ることが出来た。
勿論、聖遺物を巡る戦いがまだ続くことは分かってる。(その辺の記憶はあいまい)
次の幕が上がる日まで、我々のドタバタ日常を楽しんで頂ければ幸いである。
まずは周囲のお客さんの迷惑にならないようにこの食事を乗り切らんと(;´・ω・)・・・
無印完了(`・ω・´)ゞ
ここからしばらくは隼人君と信号機トリオのドタバタ&まったり日常をお届けします。
劇中使用楽曲:「SKY MESSAGE」
アーティスト:小松 未可子