シンフォギア世界にバーチャロイド(ライデン)が参戦したようです   作:とおりすがりのふに族団長

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第三話 立花響の覚醒と初戦闘

「おっと、呆けてる場合じゃない」

記憶のピースが一つ埋まったは良いが、全部が埋まったわけではないし、原作知識が戻ってくる法則を考えるのは後で良い。

原作ではどうにかこうにか少女を守って戦い抜いた『立花響』だが、ここに居る『立花響』が同じことをできる保証は無い。

『Virtuaroid System SetUp』

迷わず『ライデン』を選択して起動する。

『ライデン』のホログラフが巨大化して俺を包み込み実体化するのと時を同じくして立花のシンフォギアの装着も完了したらしい。

「お姉ちゃん・・・カッコいい!それに・・お兄ちゃんが・・・ライデン?ライデンも写真よりカッコいい!!」

目をキラキラさせながら少女は変貌を遂げた俺達の姿に嬉しい感想を言ってくれる。

少女には感謝を、立花にはこれからの行動指針を伝えねばならんのだが、生憎とこのバーチャロイドは音声を外に出力する機能が全く備わっていない。

人を家に転送したり「ノイズ」の位置を検知する機能はある癖に、音声の出力機能がないのである。

こればかりは2年あれこれと改善を試みたが、全く成果が上がらなかった。

しかし、あの惨劇の二の舞を避けるためには日々の活動の中で『ライデン』を世間に認知してもらわないといけないと考えていた。

そして音声出力以外の方法で『ライデン』と人類のコミュニケーションをとるために一つの解決策を考えた。それが『これで』ある。

『嬉しい感想ありがとよ!鏡音隼人改めライデンが参上したからには安心めされよ!!お嬢さん!!』と書かれた手持ち看板を二人に向ける。

アームドギアで手持ち看板作って文字そこにレーザーで文字を打ち込む。それが俺が考えた『ライデン』と人類のコミュニケーション手段である。

一回作れば表裏併せて40枚の薄い板があるので連続したコミュニケーションも可能なのである!

「あの~先生・・・というか『ライデン』?・・・私のこの格好は一体?」

『立花よ、疑問は色々あるだろうが説明は後だ。俺達がやるべき事はこの少女を守る事だ!』

「っはい!でも本当に出来るでしょうか?」

『お前が手にした『力』には俺と同じくこの少女を守る力がちゃんとある。2年間この街を守ってる先輩の言葉を信じろ』

立花にメッセージを見せると同時にバズーカで眼前のノイズへの攻撃を開始する。

「・・・はい!!先輩!何が何だかさっぱり分かりませんが絶対この子を守って見せます」

『よし、じゃあまずは俺がレーザー撃った瞬間にその子連れてこっから飛び降りろ。俺もすぐ降りる。』

「はい!先生を信じて飛びます!!」

『先生じゃない!『ライデン』と呼べ!後、くれぐれも「歌」を止めないようにな』

「はい!『ライデン』!!」

ほんの少しだけいつものノリに戻った立花の様子に安堵しつつ両肩の装甲に隠れた『ライデン』の最大火力兵装である両肩レーザー発射装置を展開する。

その名も「バイナリーロータス」からレーザーを発射。目の前で隊列をなしていた小型ノイズが次々に青白い光に飲み込まれて消滅する。

背後から「うわわわぁぁー!!!」と心配になる悲鳴を上げながら飛び降りた立花。

「まぁ、この高さじゃ無理もないか・・・俺も行くか!」

屋上に残った僅かなノイズに対して対地用の爆弾「グランド・ボム」を置き土産にプレゼントして地上に飛び降りる。

空中から立花の近くにいる小型ノイズをバズーカで攻撃しつつ、立花の横にブースターを噴かせて着地する。

『よくやった立花。このまま後退して工場出るぞ。俺はバズーカで迎撃していくから撃ち漏らしがそっちに行ったら迎撃頼むぞ』

「え!?やっぱり私でも「ノイズ」をやっつけられるんですか?」

『もちろんよ!拳でも蹴りでも好きなの叩き込んでやれ!』

って答えてる間に頭上から一体の小型ノイズが立花めがけて急降下してくる。慌ててバズーカを上に構えるが間に合うか!?

「うおぉぉぉぉ!!」

『って立花がすっげー綺麗な昇●拳やっとるー!』

少女をそっと地面に置くや否やすげー勢いで急上昇して小型ノイズを消滅させる。

『しょっぱなから随分大胆に行ったな』

「いや~、『ライデン』が大丈夫って言うから思いっきり行って倒せたのは良いんだけど・・・ちょっとマズいかも」

着地した立花を茶化すも反応が微妙・・・ってかマズいって何だよ?

立花が工場の出口の方を指さすので見てみると・・・

『アイエエエエ! 大型ノイズナンデ!?』

人型の大型ノイズが小型ノイズを引き連れて工場の出口を封鎖していた。

「あの~さすがに『あれ』にさっきみたいなパンチは」

『論外に決まってるだろーが!』

「デスヨネー(汗)。さっきみたいにレーザーで何とかなります?」

『一発で決めれば何とかなるが・・・どうするかね?』

少女がいることを考慮すれば無理に戦闘をせずにコソコソ逃げる選択もあるが・・・

先手を撃って交戦するか、進路変更してコソコソ工場内を逆に移動するか悩んでいると、この場にそぐわない音が聞こえて来る・・・車?いやバイクか?

その音の主はあっという間に工場内を突っ切って俺たちの横を通り過ぎ、出口を封鎖する大型ノイズに向かう。

バイクのライダーは大型ノイズに直撃する直前でバイクから人間離れした跳躍で飛立ち、宙を舞う。

呆然とその光景を見ていた俺たちの前で、本日二回目の『聖詠』が工場内に響く。

『Imyuteus amenohabakiri tron』

『聖詠』が耳に入った瞬間に記憶のピースがもう一つ埋まる。

彼女に関しては状況から推察できていたが、記憶が戻るとやっぱり感覚が変わる。

宙を舞う少女の名は『風鳴翼』私立リティアン音楽院の三期生にしてトップアイドル。そして『天羽々斬』の奏者である。

 




自衛隊の皆さんと『ライデン』の平和なやりとり
CASE:1
戦闘開始
『味方です。撃たないで(><)』(と書かれた看板を背中に背負う)
自衛隊の弾が当たる
看板裏返して『(´・ω・`)』
CASE:2
戦闘終了後
「お前・・・消えるのか?」
「『I'll be back』」
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