シンフォギア世界にバーチャロイド(ライデン)が参戦したようです   作:とおりすがりのふに族団長

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第二十七話 ハッター軍曹襲来!

~VR 待機空間~

不定期で開催される夕食会後の模擬戦。

今日は響が『シンフォギア・イエロー響!タイマン張らせて貰うぜ!!』と勝負を挑んで来た。

立会人?の小日向と3人で空間に入ると響が声を掛けて来た。

「隼人さん。『ライデン』以外の機体って出せないんですか?」

「なぬ?出来なくはないけど何で?」

「先生が『ライデン』起動させる時ってよく見てみると『ライデン』以外のアイコンもあったから出来るのかな~って思いまして。出来たら接近戦の機体を希望します!」

「いいだろう!先にバトルフィールドに行って待ってろ」

「「はーい」」

二人が先に今回のフィールド「闘技場」に入ったのを確認すると、機体選択メニューを開き、一つのアイコンを選択する

「よーし、バーチャロイドと近接戦闘をするのが如何に無謀な行いか教えてやろう。」

~戦闘空間 闘技場~

「うわーちょっとサイズ大きいけど本物のコロシアムだー-!!」

コロシアムの空気に触発されて、戦うのが待ちきれないのか、シャドーを始める響。

その様子を観客席から見つめながら小日向未来は心配そうに声を掛ける。

「響~ホントに一人で大丈夫?翼さんかクリスどっちか誘った方が良いんじゃない?」

「大丈夫!!今日という今日はコテンパンにする所を見せてあげるから(^_-)b」

「決めポーズは良いとして、翼さんでも1on1で勝ててないのになんでそんな自信満々なの?」

「あれは市街地ステージで、街の中にあるもので散々トラップを用意できる余地があったからだよ!ここならトラップは作れないから何とかなるよ!」

「言ってることは分かるけど・・・あっ、来たみたい」

空間に「Here comes a new challenger!!」とゲームチックな字体が浮かび上がる。それと同時に空中から一体のバーチャロイドが飛来して浮き上がった文字を突き抜けて闘技場に降り立つ。

「待たせたなぁァァァ!!ボーイ&ガール!!俺の名は『アファームド・ザ・ハッター』ハッター軍曹と呼んでぐれ!」

ライデンとは違い、かなりスラっとした人型のボディ。ロボットなのになぜか人間の帽子のような形をした頭部。上半身は白、下半身は青というカラーリング。武装は両腕にトンファーらしきものが装備されている。

「ハッター軍曹?」

「何か質問があるのか?お望み通り近接機体だぞ」

「この場に『ボーイ』って居ないんですけど?」

「え?」

そう言って響を指さそうとするハッター。

「月までぶっ飛ばしてやる!!!」

『Coliseum Get Ready』

電子音が開幕を告げると同時に超高速の接近戦を披露する二人。

「グウゥゥゥレイトォォォー-!!意外とやるじゃないか立花!!」

「そっちこそ!ってやりとりをする前にさっきのを謝って下さい!!」

「あ!?いつもの平和な駆け引きだろ?」

「そうですけど。前までは引っかけたら一回ちゃんと謝ってくれたのに。最近それが少ない気がします!」

「マジで!?」

「はい、間違いなく減ってる気がします。色々、甘くない戦いに一生懸命だったから心が荒むのも、戦いの為に挑発するのも分かります。でも私は元のちょっと意地悪だけど優しい先生に戻って欲しいんです」

俯いてそんな事を独白する響。というかマジか!?言われるまでマジで気付かんかったわ。ちょっと戦いの日々で心がすさんでいただろうか?

「響・・・何というか・・・すまんな」

何か瞳の端に涙まで見えるから、思わず近づいて声を掛ける・・が俺の勝負師としての勘は直立しながらも重心をいつでも下に持って行けるような構えと左手の握り具合への注目を止めていなかった。

「もらったー!!ってあれ?」

「涙を武器にするとは・・・ならば俺も遠慮なしで行かせて貰おう!!」

響渾身の左アッパーを右肘で押さえつけて、左腕のトンファーを振って響を後ろに下げる。

「バーチャロイド近接の奥義『真空近接』を喰らえ!!」

説明しよう。『真空近接』とは近接攻撃をキャンセルしても攻撃判定が残る現象(バグに近い)の事である。常に発生するわけではないが、近接能力の高い機体ほど有効性は高くなる。

「何それぇぇぇ!!卑怯!卑怯!」

「涙を武器にしたやつに言われたくねぇ!!」

コロシアム上を必死に逃げ回る響の悲鳴。やはりこの理不尽は承服しかねるらしい。

が、最終的にトンファー・キックの餌食になる。

「フィニーッシュ!! あーんど サァァァァァンキュゥゥゥゥ!ベリ・マッチ!!」

無人のコロシアムに暑苦しい勝利宣言が響いた。(小日向はアッパーが不発になった時点でログアウトしたらしい)

 

~ 模擬戦終了 ~

現実に戻ると、プラズマテレビの前でクリスちゃんが風鳴の膝の上で寝ていた。所謂「膝枕」である。

お前ら何イチャイチャしてるの?ってからかおうと思ったが、風鳴の困惑具合を見ると状況が掴めない。

「皆、助けてくれ。雪音に私のU-TUBEチャンネルの動画を見て貰ったら、酷評と共に時間を奪われた穴埋めに膝枕を要求されて困惑している!」

何々、このテレビ、ネットも見れるのか。

早速、3人で風鳴のチャンネル動画を見る。

結果、あまりにキツい内容だったので、風鳴の膝枕を奪い合う、俺達の姿がそこにはあった。

これは何とかテコ入れせねば(;^ω^)




Q:通常戦闘でハッターを呼ばない理由。
A:展開しようとしてもエラーになるから。何故かトレーニングでは使用可能

次回「翼:U-TUBER奮闘記!」その次は「クリス:ようこそリディアン音楽院へ」となります(`・ω・´)ゞ
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