シンフォギア世界にバーチャロイド(ライデン)が参戦したようです   作:とおりすがりのふに族団長

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第二十八話 U-TUBER風鳴翼 奮闘記!!

『ルナアタック』

フィーネを首魁として起きたこの事件は、彼女の最終目標である「月の破壊」を俺達の活躍により阻まれる形で幕を閉じた。

しかし、街のいたるところにその戦いの爪痕が色濃く残っている。まだまだ都市機能の回復には時間がかかる見込みだ。

身近でいえばリディアン音楽院も移転先の見込みが立っただけで、どれほどの生徒が実際に戻って再スタート切れるかは不透明だ。

芸能関係の仕事が減り気味かつ、皆が巣ごもりしがちなこの状況で風鳴翼は一計を案じた。「U-TUBEに動画を投稿して皆に元気を届けよう!」

その心意気自体は称賛するべきものだし、皆応援していたように記憶をしている。がしかし、現在の実情を簡単に評価すると

「サムネ一覧全部が顔アップは圧が強い。(クリス)」

「一人で喋ってる上に構成考えてないから起承転結が無くて、聞いてた人の心に内容が入って行かない(隼人)」

「私達は全部見ますよ!!見ますけど・・・試練かなぁ~(響)」

「これ見る位なら公式かファンサイトの歌動画見た方が有意義って思っちゃうかな(小日向)」

「「「ほんとそれな!!」」」

「うわぁぁぁぁ!!」

 

床をゴロゴロ転がって悶絶する歌姫(顔の圧が強い人)。

「どうせ私には雪音みたいに軽妙なトークで人を楽しませる力はありませんよーだ・・・悪かったですね圧が強い顔で!」

部屋の隅っこで体育座りして拗ね始めるSAKIMORI。

「おいおい、人気者。アタシのMCは身内みたいな連中相手だったから出来たことであって、誰相手でもああいう対応出来るわけじゃないぞ」

クリスちゃんがやれやれと首を振りながら内幕を解説する。

「そうだぞ風鳴。クリスちゃんなんて俺が手助けしないと人前で歌えないチキンなんだか・・・ゴフッ!?」

最後まで言い切る前にクリスちゃんのチョップが頭頂部に突き刺ささる。

「あちこちイジって話をややこしくするな!!」

「結局私はどうすれば良いのだ?」

「ま、この面白大好き教師が企画考えてるらしいからちょっと乗ってやってくれよ。多分損はしないぜ」

痛みに悶えてる俺をよそに言いたい事全部言っちゃうクリスちゃん。

「雪音がそこまで言うなら仕方ない。一つ乗ってやろう。頼みますよ、鏡音先生」

~ 【捌いてみた】風鳴翼が友人の引っ越し祝いの為に100万越えの本マグロ捌いてみた!! ~

動画サムネ用にマグロの前で解体用の包丁を持って撮影をする所から動画はスタート。

事後処理に忙しくて動画作りに参加できていなかった緒川さんは初の動画撮影参加でカメラマン役を務めている。

「皆様おはようございます。風鳴翼です。今日は私の友人たちの引っ越し祝いの為に買った巨大マグロを捌いて、届け食事する所までを見ていただきたいと思います!!」

『立派なマグロですね。女性だけでは食べきれないのでは?』

「はい、流石に全部はムリなので、企画以外の分は・・・って何故サイレン!?」

ノイズの出現かと身構える風鳴だが、ノイズの警報とは明らかに違う音声がスピーカーから流れて来た。

『只今、クソつまらない企画をやってるU-TUBERを確認しました。警備員は至急現場に急行して風鳴翼を確保してください!』

「女性の声だからって、そのメカメカしい喋りが出来る知り合い一人しか居ないんだけど。しかも名指しされてるし・・・緒川さん!?なんで距離をとって撮影するんですか?」

『だって警備員がきちゃうじゃないですか。僕巻き込まれたく無いので。』

「何を言ってるんですか!?っていうかどういう警備員の数なの!?」

※100人の黒服に囲まれる歌姫(クソつまらない企画をやってるU-TUBER)

そのまま銃刀法違反で黒服(警備員のはずなのに)に逮捕される風鳴。

そのまま雑に法廷のセットに連れていかれる。ここまで来ると、すべてを察したらしく、ゲンナリとした顔になる。

「このセット、先週テレビで見た!どうせ私を死刑にするドッキリなんでしょ!?」

ぶーぶーと文句を言いながら位置に着くと、弁護人は友里さん、検察に藤尭さん、裁判長に弦十郎さんが配置されていた。

そのまま何を主張しても認められず、閉廷を迎える。

「翼、最後に言いたい事はあるか?」(裁判長)

「チャンネル登録、高評価よろしくお願いします♪」

扉の前で立ち止まり、振り向きざまにウインクをして動画は唐突に終了した。

ちなみにオマケのオフショットで振り向きウインクを死ぬほど恥ずかしがる翼の切り抜きが一番バズッた。

その後、俺とゲームやクイズで対決(たまに友人枠でクリスちゃんや響が声だけ参戦)、時々海で体を張った漁をした動画を撮る事で、一先ずの活動期限と定めていた都市機能の回復が叶った頃にはまぁまぁの収益が出たらしい(当然寄付してたけど)。

 

~ 三期開始後のとある休日 ~

「なぁクリス。翼から怪文書が届いてるんだけど?」

「んー?アタシの所には何もきてねーな。どれどれ・・・『貴方のせいで私のアーティスト生活は終わってしまうかもしれません。理由はお分かりですね?帰国した際は覚悟の準備をしておいてください・・・』なんじゃこりゃ?」

「全く分からん(;^ω^)」

「まさか・・・先輩に手を出したんじゃないだろーな?(ギロリ」

「ちょっとー!!そんなわけあるかー」

まさか翼がロンドンでカニ漁やらされる一歩手前とは思いもしない俺達であった。




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