シンフォギア世界にバーチャロイド(ライデン)が参戦したようです   作:とおりすがりのふに族団長

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第三十一話 翼:絶許! 天羽々斬

前回の動画以来、「サムネ」、「タイトル」、「構成を考える」+緒川さん参戦のおかげで風鳴のU-TUBER活動は順調に進んでいる。

だというのに今日の風鳴はやけに模擬戦で突っかかって俺にガン攻めしてくる。

「何だ?今の『蒼の一閃 絶許!』って!?」

まず、エクスドライブ状態じゃねーし、正しくは『滅破』だろーが。

「関係ありません。今宵の天羽々斬は『絶許! 天羽々斬』です!」

ちげーよ。おめーのシンフォギアは『絶刀 天羽々斬』だよ。

「そんなに怒らせる事したかね?」

「身に覚えがないとは言わせません。緒川さんと結託して私を面白人間に仕立てあげてることに気付かないと思っているのですか!?」

「しょ、証拠は?」

「雪音の証言によれば、一時、先生が飲むビールが値段の高い物に変わったとか?」

「ドキッ!?」

食事会で車を運転しない場合に一本だけ許されているビールタイム。まさか一々銘柄の値段見られれているとは思わなんだ。

※最終決戦の影響で隼人とクリスは隣り合わせのマンションに住んでいる。

「奇遇にも同じ銘柄の段ボールが緒川さんの車に入っているのを見たことがありまして。緒川さんは贈答品と言葉を濁していましたが、相手が先生だったとは」

ちょっとクリスちゃーん。ハンドサインで抗議するも

『うるさい!ビール瓶をこっそり大きくして飲む量増やそうとしていた報いだ』

『いや、違うんだよ。何時ものサイズのが偶々置いて無くて』

『んなわけあるかー-!!小学生の言い訳か!!大人しくボコボコにされちまえ!』

「未来、あの二人のやりとりなんだけど・・・」

「ダメだよ響。よそのご家庭の事に口出ししちゃ」

「いや、ご家庭以前にまだ付き合ってもいない筈だけど・・・」

「何時までよそ見をしているのですか!?今は私が話をしているんです」

鋭い斬撃で攻撃を再開してくる風鳴。今の状況と全然関係ないけど3人に共通していてる事があり、最近大分俺への攻撃に躊躇が無くなって来た。

まぁ、仮想空間&一定以上の痛覚カットとはいえ100回以上キルカウント稼がれたら容赦も無くなるか。

「緒川さんからビールを頂いたかどうかは別にして、言いたいことが有る」

「一応聞くだけ聞いておきましょう」

「面白人間に仕立て上げてるんじゃねぇ!そもそもお前が『面白人間』なんだ!」

俺が宣言すると同時に、ギャラリーが一斉に音声をミュートにして後ろ向きやがった。

「なん・・・だと!そんなはずは・・・皆、何で後ろを向いて音声ミュートにしてるの!?」

「残念ながらなぁ・・・早押しクイズに参加して反応速度0.15秒を記録しつつ、『断捨離』を滅茶苦茶怖い意味に解釈して答えてる人間は十分『面白人間』だ!!」

番組中でやってたキレッキレの投げ技ゼスチャーは確実に相手の首を××してるような動きだった。MCの芸人さんも「どれだけ物騒な技やねん!?」とビックリしていた。

あ、小日向がログアウトして逃げやがった。クリスちゃんは肩震わせて膝から崩れ落ちそうになってる。響は耳塞いでやがる。

「そ、そんな・・・私には歌よりバラエティがお似合いという事ですか?」

膝からペタンと崩れ落ちる風鳴。いやいやいや、深刻に考えすぎでしょーよ。

「違う違う。そもそもU-TUBER生活は都市機能回復してリディアンが再開されるまでの間って話だろーが」

「そういえば・・・だとしたら鏡音先生の狙いは?」

「簡単な事だよ。『風鳴翼をより多くの人に知ってもらう事』だよ。歌では随分と有名になって人気も出ただろうけど、今以外の層への認知度を高める必要があると考えてるんだよ俺も緒川さんも」

「認知度・・・ですか?」

「あぁ、何せ一度聞かせてしまえばイチコロ確定の歌声なんだから、聞かせてやる為には存在を知ってもらわないと・・・だろ?都合の良い事に本人は『面白人間』で人を惹きつけ易いと思うしな」

少々盛ってる気がしないでもないけど概ね本心を言ったつもりだ。

「///そう言う事でしたか。なら、緒川さん共々最初から言ってくれればいいのに。不承不承な所もありますが、U-TUBEもバラエティも少し、やる気が出てきました」

「そりゃ良かった。じゃあ模擬戦終わるか・・・ってアブな!?」

無事、相互理解が終わったと思ってVR空間を解除しようとした所で目の前にガトリングの弾丸が着弾する。

「ク、クリスちゃん?」

「ふーん、女を言いくるめるのがお上手な事で・・・」

滅茶苦茶怒りに燃えてるクリスちゃんがゆっくりとこちらに歩いてくる。

風鳴に救援を求めようるするも『絶許って言ったでしょ。今日は一人で解決してください。』なんてまたウインクかまして去って行きやがった。

結局一人で『そういえばクリスちゃんの歌を褒めた事無かった』って事に気付いて解決するのに偉い時間が掛かった。(;^ω^)もちろんビール増量は認められなかった。

 




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