シンフォギア世界にバーチャロイド(ライデン)が参戦したようです   作:とおりすがりのふに族団長

37 / 70
第三十四話 クリス:2回生特進クラスの日常

「ねーねークリスちゃん。『特進クラス』ってどんな授業やってるの?」

ある日の夕食会のデザートタイムに、響がそんな質問をクリスに投げかけた。

「何だ?藪から棒に。隼人が居る時に隼人に聞けよそんなの」

「いや~隼人さんは確実に盛るから、ありのままの姿を聞きたい訳ですよ」

「そう言う事なら答えるけどさ・・・基本的に授業内容は変わらないらしいぜ。『成績高い』+『希望者を募る』を実行すると、どの年でも大体1クラス分の人数になるんだとさ」

続けてクリスは『特進クラス』の今日の日常風景を語り始めた。

SCINE:①公民-現代社会

多様性ある人間同士の個性を受け入れ・共存共栄するという「ダイバーシティ&インクルージョン」の話をしていた時の事。

「はいはーい。先生しっつもーん!!」

元気に質問をしてくる問題児グループの自称『ギャル&可愛い物愛でる担当』こと姫宮の質問を許可する。

「つまり、この考えが浸透した世界線なら、私は可愛い女の子をハグし放題という事ですね!!」

(教壇から手持ち看板を取り出して)『ちがう、そうじゃない』

「では先生!僕から質問だ!!」

今度は問題児グループの自称『右ストレートでぶっ飛ばす担当』こと雨宮が質問してくる。

「つまり、悪人を発見したら『雨宮ファイト』を仕掛けても」

「犯罪を見つけた際は警察に通報するようにお願いします(`・ω・´)ゞ」

レッド●ンはお帰り下さい。

キーンコーンカーンコーン

「では授業を終わります。いきなり振った割にはまぁまぁのボケありがとうな」

「ぶーぶー!その割に感謝の気持ちが足りないー-!!」

「そこまで言うなら先生が僕達を笑わせてもらおうか!!」

「・・・『風鳴神拳奥義 断捨離!!!』」

(教室大爆笑!)

「(ガラッ!!)鏡音隼人ぉぉ!!そのネタ禁止って言ったでしょぉぉぉ!!」

「やっべ本人来やがった!じゃあ皆さん次の調理実習を楽しんでねー--!!(窓から逃走)」

 

SCINE:②調理実習

「ちくしょー!!笑うまいと心を冷徹モードにしたのに『断捨離』は卑怯だよぉぉ!雪音さん。何でも良いからぎゃふんと言わせたいよー!!あの男に何か弱点はないの?」

「アタシに聞くなよ。お前らの方が付き合い長いだろ?」

姫宮からの問いかけに気のない反応を返すクリス。

「だって『学校の外に友人や知り合いは居ない』と豪語してた先生が唐突に自分の名前で推薦した雪音さんなら何か弱点を知ってるんじゃないかと思って」

「そんな悲しい宣言してるのか!?って弱点と言われてもな。」

具材を切り終えて煮込む間に考えるが特に弱点という弱点が見当たらない。

「んー、お得意のハグでドキマギさせたらどうだ?」

「Non。現3回生の超ナイスバディなモデルの先輩に散々鍛えられてちょっとやそっとの女ではドキマギしなくなったと聞くわ」

「ほーう、その話は後でkwsk。じゃあアイツのボケに被せてもっと面白いギャグで敗北感を味合わせる」

「Non。今の奴には『断捨離(風鳴翼の声Ver)』がある。到底勝てる気がしない」

「余計な事してくれたなぁ人気者・・・」

「それならいっそ僕の鉄拳を・・」

「「それは現在90連敗中なんだから止めたら」」

「のぉぉぉ!!残酷なカウントをするのは止めてくれぇぇ!最近さらに強くなってて追いつける気がしないんだぁぁ!!」

そりゃほぼ毎日接近戦バカ+SAKIMORIとガチンコスパーやってるからなぁ・・とは言えないクリスであった。

 

SCINE:③音楽ー合唱

「って歌の授業に何で鏡音先生が居るんですか?」

「んー、ちょっと先生に頼んで来年の卒業式で卒業生(風鳴翼)を泣かせる歌をお前らに歌ってもらおうと思ってな」

ピアノの先生に楽譜を渡して去ろうとする隼人の肩をクリスがガシっと掴む。

「ま・さ・か、楽譜渡してサヨナラなんてしないですよね?鏡音先生?」

クリスのハンドサインに反応して次々と女子達が隼人を取り囲み、逃げ場を失う。

「鏡音先生の美声によるお手本期待してまーす♡」

逃げるスペースが無いのを良い事に思いっきり胸を押し付けて抱き着いて煽って来る姫宮に隼人は「ぐぬぬ」と逡巡しながらも、結局教え子たちの要求に屈した。

※クリスは逆サイドから同じことをするべきか悩んでいたようだが、結局踏み込めずに友人トリオ(綾野、五代、鏑木)に慰められていた。

「桜の花が~さーきみだーれ~♪大き目の制服を着て~♬」

~見本終了~

「って何でお前らが泣いてるんだ!?」

「ひ、酷いよ!こんな曲を卒業生に聞かせて泣かせようとするなんて!!」

「「鬼、悪魔、鏡音先生!!」」

「ちょっと待てい!『人でなし』の代わりだけはマジで止めて」

理由は自分自身でもわからないが、猛烈な嫌悪感からマジ顔で苦情の声を上げる隼人であった。(ちなみにクリスは涙の元栓を締め忘れたかのように泣いており、3人の介抱を受けていた)

 

~回想終わり~

「な、別に普通だろ?」

「普通とは一体!?絶対クリスは先生に毒されてるよ!?」

「問題児グループの方が登場してる2名の時点で濃いな~。もちろん成績は?」

「極めて高い。倫理観に反比例して成績が上昇する不可思議な人種だな」

「さらっと流されているが、卒業式に泣かされる予定になっている件について」

今日も彼女たちの日常は平和だった。




またもや日常編アンケート回答に回答いただければ幸いです(`・ω・´)ゞ
そろそろ2期行くか?

使用楽曲:それぞれの未来(あした)へ
アーディスト:中司雅美


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。