シンフォギア世界にバーチャロイド(ライデン)が参戦したようです 作:とおりすがりのふに族団長
「呆けない!死ぬわよ。」
宙を舞って、俺達の前に着着した少女『風鳴翼』の第一声はそれだった。
「あなた達はここでその子を守ってなさい」
此方に振り向くことなく小型ノイズの集団に突撃していく。
その姿たるや正に無双。剣・打・撃・速のどの動きにもキレがあり、立花は完全に見いっている。
「やっぱり翼さんは凄い・・・」
そこで立花とは違い、立花のことを見上げていた少女は俺たちの背後に迫っていた大型ノイズに気づいて立花に警告しようとするが・・
「はっ!?」
風鳴翼の戦いに見入っていた立花は当然動けない。絶望に支配されそうになる二人と大型ノイズの間にちょっと大きめの看板を差し出す。レーザーで目を傷めてもマズいからな。
『安心めされよって言っただろ』(立花側)/『GO TO HELL!!』(ノイズ側)
『風鳴翼』の乱入の間に十分チャージされた「バイナリーロータス」を開き大型ノイズに最大威力のレーザーをぶちかます。
『あっちも終わったみたいだな。』
後は俺が家に転送されなければ良いのだが・・・・
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幸いな事に何時ものように転送されることは無かった。
戦闘終了から10分であっという間に自衛隊の皆さんが到着して工場封鎖と後始末を始めていた。そんな中、俺と立花はというと・・・
『お嬢様~色々怖い思いさせてゴメンなさい!コラ、立花!テメーも謝れ!?最後ぼーっとしやがって』
「はっはい!ごめんなさいー!」
「お姉ちゃんも『ライデン』も止めてー-!!」
うろたえる小さい女の子に土下座する俺たちの姿がそこにはあった。
しばしグダグダの押し問答を繰り返しているとスーツ着た女性が苦笑いしながら少女の母親を連れてきたと言って連れて行ってしまった。
『時に立花よ。お前いつまでそのカッコしてるの?』
「だって戻り方分からないんだから仕方ないじゃないですか~。ずっとこのままだったらどうしよう!」
『まぁ、歌うの止めたらそのうち元に戻るだろうからゆっくりしてろ』
「本当ですか?『ライデン』というか先生は?」
『ちょっと考え事』
答えてすぐに看板を裏返し『休憩中』を表示して『ライデン』の動きを停止させる。
立花のシンフォギアが解除されるまであと2,3分。その後は『特異災害対策機動部二課』に俺も一緒に行くことになるんだろう。
その間に記憶の整理と条件の考察をさせて貰おう。
まず、最初に立花の聖詠を聞いた時には少女を守って戦う危なっかしい立花の姿までしか思い出せなかった。
しかし、風鳴翼の聖詠を聞いた時には比較的先の情報まで戻って来た。
シンフォギア奏者は後一人、今後もっと増えるのかも知れんけど直近では一人の筈だ。
まぁ、三人目がどんな子かはシルエットすら出てこないけど・・・黄色、青ときたら『赤』に期待したいところ。
敵の情報も全く出てこないけどここは諦めるしかないかも分からんね。
とはいえ条件はよくわからんな〜シンフォギアレッドちゃん(希望)の聖詠聴いたらもっとハッキリすると思いたい。
それより直近の問題は『特異災害対策機動部二課』に『ライデン』と『鏡音隼人』がどう思われているのやら。
「ノイズ」と戦っては逃げてを2年繰り返してるから客観的にあまり好意的に受け止められているとは思えない。
俺はついさっき正体バレを恐れるヒーローじゃ無いと言ったけど、世界に「私はライデンです」と名乗り出る勇気が無かったのもまた事実。
その辺をOTONA達に詰られたらと思うと少し気が重い。
こちらは記憶が朧げだがシンフォギアのOTONA達はやたらと人格者が多かったからこんなに呼び方をされていた筈…そんな中でやって行けるか?
ゴンゴン!!
ん?何やら装甲を叩かれてる感触。
ちょっと考え込みすぎて立花待たせてしまったかと思って周囲を見渡すと黒服さんたちに周りを囲まれ立花は既に手錠をかけられている。
「休憩中の所申し訳ありません。「鏡音隼人」さん。出来れば武装を解除して我々に着いてきて頂きたいのですが?」
正体バレとるー!それ以上に何かスッゲー爽やかイケメン出てきた!?
俺の仮面教師とはレベルの違う本物の爽やかイケメンだー!いや、知識と本物はやっぱ違うわ。
「先生、心の声が看板にだだ漏れになってますよ」
『おっとこれは恥ずかしい』
大人しく『ライデン』を解除して鏡音隼人の姿に戻る。
手錠をかけられて嘆いている立花と共に車に乗ろうとして急に心配事が頭を過り、空を見上げる。
「どうしたんですか?先生」
「いや、これが最後のシャバの空気かと思ってな…」
「怖い事言わないで下さい!!」
(何で最後のレーザーが月に当たってないか?って心配したんだろ?ある訳ねーだろそんな事)
当然、この疑問が解決するのは暫く先の事になる。
UA数1000超えありがとうございますm(_ _)m
シンフォギアレッド。一体どんな娘なんだ?(棒)