シンフォギア世界にバーチャロイド(ライデン)が参戦したようです 作:とおりすがりのふに族団長
鏡音隼人と月読調。はじめは敵として出会いながらも徐々に絆を深め合い、愛し合うに至った二人が出会ってから早15年。(結婚してから10年)
今、鏡音家の食卓では空前絶後のバトルが勃発しようとしていた。
普通の家では中々お目にかかれない2キッチン1ダイニングという間取りの広い家の中に有って、この家の長男(隼人似の10歳)と長女(調似の9歳)は狭い檻の中に閉じ込められた気分でダイニングの椅子から一歩も動けずにいた。
「おにいちゃん。怖いよぉぉ!!」
「泣くな!俺だって怖い!でもまだだ。母さんの誘惑に負けて父さんが全面降伏する確率が0.01%位ある!!」
「望み薄だよぉぉ!!」
事の始まりは30分程前。S.O.N.Gの長期任務から帰還した隼人を家族で温かく迎えるという温かい風景が広がっていた。子供達の口から以下の発言が出るまでは。
「パパー!卵焼き作ってー!!」
「あ、ずりーぞ!俺も俺も!!父さんの卵焼き食べたいー」
「ほう?君たちは俺の卵焼きを食いたいかね?頼めば調が作ってくれるだろうに」
「「それはそれー!これはこれー!!」」
兄妹仲良く笑顔で唱和する。
「だ、そうだ。調、今日の夕飯に俺の卵焼き入れさせて貰って良いか?」
「鏡家の食卓を預かる妻として却下します」
さっきまで子供達といっしょに優しい声色で一家の大黒柱を出迎えていた妻とは思えないくらい絶対零度の低い声による返答に子供達の背筋がピンと伸びて、命じられた訳でもないのに直立不動になる。
「まーまー、そう言うなよ。久々の家族水入らずの食事で子供達からのリクエストだぞ?」
「卵焼きだけは断固として反対します!」
「まだ昔に言ってた『貴方の卵焼きを絶対追い越す』って言葉諦めて無いの?」
「昔じゃありません。たった15年前です!」
力を込めて反論する調にやれやれといわんばかりに煽りに走る隼人(39歳)。
「そんなにつっかかるなよ。子供達だって『別物』として扱ってくれてるじゃないか」
「だとしてもっ!!『鏡音調』として引けない一線がある!」
「決闘か?」
「否!これは『戦争』だ!!」
かくして鏡音夫妻による「卵焼き戦争」が勃発した。
・勝負『卵焼き一品対決』
敗北時罰ゲーム
鏡音調 :「×××××××(自主規制)」
鏡音隼人:「自分のキッチン全部を調に譲渡」
「どうしてもやるんだ隼人?いいんだよ、家族の前では強がらなくて。仕事が忙しくて料理の腕が落ちて、キッチンが持ち腐れになってもちゃんと私が使ってあげるから。それに罰ゲームなんて用意しなくても隼人を好きな方法で慰めてあげるよ♡」
29歳にして10台の頃とほぼ変わらぬ容姿でありながら、並みの成人男性が直視したら一撃で魅了されそうな妖艶な微笑みを浮かべて一家の大黒柱である隼人の前に立つ調。
しかし、受けて立つは現人類最強レベルの『勝負師』の一角。一歩も引く気は無かった。
「おやおや、戦争と言っておきながら口で解決しようとは恐れ入る。もちろん和解に応じるのはやぶさかじゃないが、勝てる勝負だから、降りる気はない」
「あっそ!私が勝ったら反省するまで一緒に寝てあげないから。子供達も取り上げるから一人寂しくベッドで反省しなさい!このエロガッパ!!」
隼人の返答にムスッとした顔で言い返して自分のキッチンに歩いていく調。
「終わったー!!分かってたけど終わったー!!つーか、エロガッパって何を要求してんだ!?」
「?」(不思議そうな顔)
不思議そうに首をかしげる妹を他所に抗議のハンドサインを送る長男だが。
「やったな!息子よ。家族が増えるぞ」というストレート過ぎる答えが返って来て、ガックリとテーブルに突っ伏す。
「ホントに少し自重しろよ。クソ親父ぃ」
『Double Kitchen Get Ready!』
長男の愚痴をかき消す、機械音。鏡音隼人の十八番である「メカメカしいバトル開始音」が両者の戦闘開始(?)を告げる。
思いのほか未来IFのリクエストが多く、翼の話の前に入れてしまいました。
引き続きアンケート回答いただければ幸いです。(`・ω・´)ゞ