シンフォギア世界にバーチャロイド(ライデン)が参戦したようです   作:とおりすがりのふに族団長

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第三十六話 翼:リベンジ・オン・バラエティ

清々しいまでに嘘とCG技術で塗り固められたモーニングルーティーン動画が最大の再生数となり昨日までは遠くを見ながら『決別だ・・・歌女であった私に』

とか宣ってた風鳴であったが、新曲『Synchrogazer』のshort PVが今まで上げた全ての動画の再生数を上回るという快挙を果たしたと知った途端に、偉く上機嫌になっている。

具体的には、食事会に中々いい店の特上寿司テイクアウト(桶入り)を複数持って来ているほど舞い上がっている

「ここ数日、皆に気を使わせてしまったからな。はしゃいで多めに買ってしまったからどんどん食べててくれ」

なんてにやけ顔を隠さずに言ってやがる。

「昨日泣いてたカラスがもう『絶笑』してやがる」

とはクリスちゃんからの厳しいお言葉。しかし、それもそのはず。

昨晩このPVがアップロードされるまでには、いつも通りのドタバタ劇があったのだ。

~ 前日 クリスの部屋 ~

俺と緒川さんは居なかったが、先日の『モーニングルーティーン動画』同様にshort PVも皆に見せて、こちらは絶賛された。しかし・・・

「どうしよう皆!?後はこの『公開予約』のボタンをクリックするだけなのに・・・どうしてもマウスをクリック出来ないの!!!」

「翼さん!大丈夫です!頑張れ頑張れできるできる絶対できる頑張れもっとやれるってやれる気持ちの問題だ!頑張れ頑張れそこだ!そこで諦めるな絶対に!頑張れ!積極的に!ポジティブに頑張る!頑張る!!」

「修●乙。というか響うるさすぎ!文句言われるのクリスなんだよ!?」

「馬鹿はうるせーし、人気者はチキンだし、しょーがねー奴らだな。ちなみにこの部屋防音処理は特別製らしいぜ。だから五月蠅くして良い訳じゃ無いけどな」

響の頭をグリグリ締め上げながらどうした物かと頭を抱えるクリスちゃん。(抱えて無いけど)

「面目ない。どうしても動画をアップロードする時は緊張してしまうのだ」

「初期のあんな圧のあるサムネ(現在は差替済)動画を恥ずかしげも無くアップロードしてた奴のセリフか!?」

「あ、あれは初心者の頃の話だ!?徐々に慣れてきて、普通の企画動画を上げる分には、再生数がどれくらい行きそうとか、ネガティブ/ポジティブの反応も予想がつくようになったのだが、U-TUBEには昔のPVを少しかアップしていないから、音楽動画は実質初めてで世間の反応が読めないんだ」

「中途半端にU-TUBERに慣れた挙句に本職の自信失ってどうするんだか・・・完全に隼人の言ってた通りの展開じゃねーか」

「ぐっ!やはり予測されていたかorz」

「『気楽にアップしなよ。しくじったら一緒に謝ってやるさ』だとさ」

「どうでもいいが何故老婆口調!?」

「知らねーよ!なんか元ネタがあるんだろ。一々あいつの趣味の範囲はカバーできねーよ」

いいからはよ押せと言おうとした所で響が思わぬ行動で出た。

「不肖!立花響!!翼さんの背中を後押しさせていただきます。」

そう宣言すると風鳴の後ろに回って背中に手を当てた。(ホントに押したわけではない)

「「それじゃ私たちも」」

小日向とクリスちゃんも続いて背中に手を当てる。

「3人共ありがとう!!」

風鳴の表情が明るくなり、ようやくクリック出来そうな精神状態になった所で俺が到着した。

「ちわーっす。ちょっと遅れて済まんな。ちょっとタレ作りに手間取ってな。今日は鰤の照り焼きを・・・ってまだ投稿してなかったのか?こんなもんさっさと投稿しろよ。」

風鳴からマウスを奪い、カチッと予約投稿ボタンをクリックしてキッチンに入り調理を始める。

「( ゚д゚)ポカーン」×4

昨日の食事会は、何故か食べ物はホカホカなのに空気は氷点下だったとだけ記しておく。

~ 回想終わり ~

「さぁさぁ先生も食べて下さい。やはり先生が提案してくれたPV最初の廃墟の街を歩く演出が好評だったみたいです。」

「結局あれ採用になったんだ。ウケて何より・・・てか高級寿司うっま!?」

いやはや、女子高生と若輩教師が食って良いお寿司じゃないぞこれ。小日向と響は雲丹食ってカルチャーショックによってダウンしてる。

それを見て吸い寄せられたクリスちゃんもまた、食った瞬間にダウンしかけながらも手に取った2貫を仏壇に持って行って供えた所で力尽きた。

うわごとで「私たちが今まで食べてたウニとは一体・・・」とつぶやいてる。

仕方ないね。雲丹はピンキリだから。(多くは語るまい)

「しかし、動画が好評なのは良い事だが・・・お前にはまだ試練が残されているぞ、風鳴」

「ふ、もちろん承知しています。リディアン再開前に残っている最後のバラエティ収録の事ですね?」

「その顔は自身ありか?」

「抜かり有りません。緒川さんを徹底的に詰めて、真面目なクイズ対策を行いました。となれば残りの芸能人向けの肉体試練のみ。そんな物は風鳴翼の敵ではありません!!」

「言うねぇ。じゃあ明日の本番生歌を期待してるぜ」

「当然です!風鳴翼が歌うのは、音楽番組ばかりでは無いと知れ!!」

翌日、見事にクイズをクリアして難易度低めのボルダリングの壁を疾走して出演者&お茶の間を( ゚д゚)ポカーンとさせるSAKIMORIの姿が全国に生放送された。

⓪『歌姫』

①『断捨離の人』

②『毎日刀振ってる人』

③『歌姫』

④『壁を疾走する人』←NEW




響の修●って五月蠅そう(;^ω^)

次回 クリス:「皆からの『お帰り』」OR 切歌の未来IF
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