シンフォギア世界にバーチャロイド(ライデン)が参戦したようです   作:とおりすがりのふに族団長

44 / 70
第三十八話 響:仮設本部の食堂グルメツアー

今日は俺が梃入れを進言した仮本部食堂の初営業日。

トレーニングルームで散々運動して『カロリーを求める黄色い野獣』こと立花響を解き放つべく、ロッカールームから出た瞬間をライDのネットで捕獲して食堂に向かう。

「ちょっとー!!人を珍獣みたいな扱いしないで下さい!これでも16歳の乙女なんですよー!」

「知ってるよー!てかこの間皆で祝ったろーが!トレーニング用の靴使ってるか?」

「はい、凄い走り易くて重宝してます。って今はそんな話してなーい!!はーなーせー」

此奴何も言わないと普通の靴で馬鹿みたな距離を走りそうだからな。使ってくれているなら何より(文句は無視)。

「よし、着いたぞ。お前はここでステイな」

電磁ネットに拘束されたままの響を置いてスタッフの元に駆け寄り営業開始の合図を出す。

スタッフが次々に料理を設置していく。(ビュッフェ形式)

中でも本日の目玉はこれで有る。

「うなじゅー--う!!」

某キング・オブ・ハートさんがガンダム呼ぶみたいな掛け声と共に、特設コーナーで鰻の蒲焼が焼かれ始める。

シンフォギア奏者以外の方々は事前予約している&突発用の余裕もあるので目玉商品を食べ損ねる人はほぼ出ないように配慮している。

そもそも仮本部となっているこの次世代型の巨大潜水艦は、長期任務による職員のストレスを抑制する為に、様々なリフレッシュ施設が用意されていた。

が、その中でビックリする位軽視されていたのが『食堂』だった。

おそらくこの組織に所属する人間たちは「食堂」の食事はそれなりに割り切って食べて、美味しい物はプライベートでなんて意識だったのかもしれんが・・・ここ潜水艦ぞ!?

それ以来、俺が自分の伝手で急遽雇った『ガラ悪いけど料理の上手い方々』を率いて二課食堂スタッフの意識改革を急ピッチで行った。

今までプライド持って提供してた物を『それじゃ足りねぇ』と言われたんだから最初はかなり衝突したものだが、そこはお互い料理人。良い物をぶつけ合えば自然と腕が上がって行く。

後から聞いたところによれば、こちらの軍団メンバーも目から鱗が落ちる技術を目の当たりにすることもあったそうな。

そんな回想をしてると美味しい蒲焼の匂いが特設コーナーから通路めがけて漂っていく。遅れてやってきた奏者2名と小日向が電磁ネットに捕獲された響とうな重コーナーを二回チラ見して・・・・

「ああー皆うな重優先したぁー!!!」

ビックリする位キレイに響を視界から外してうな重をゲットする三名。そろそろか。

『カロリーを求める獣。立花響!解放まで3・2・1・GO!!』

電磁ネットから解放した途端にうな重を獲得して中華スペースのチャーハンを山盛り持って行くという普段からの主張通りの「ご飯&ご飯」で食事をスタートさせる。

「うん、やぱりうな重美味しい!それにこのチャーハンも具とお米どっちも最高だよ~さすが隼人さんの梃入れ!専門店レベルだよ~」

「あー、うん!良かったね響。何か欲しい物取ってきてあげようか?」

「海老ドリアと海鮮丼!ヨロシクゥ!!」

まさかのご飯もの4重奏の要求にドン引きの一同であったが、小日向は何とか己を鼓舞して友人の願いを叶えるべく、歩を進める。

「これは、あのバカを放っておいて先に食って正解だったな」

「ダメージが浅い内に他のメニューも味わうとしよう」

風鳴とクリスちゃんはそれぞれ洋風コーナーと和風コーナーのメニューを少しずつ取って食事を楽しんでいる。

「ステーキはもちろんオムレツうっま!絶対隼人の梃入れだろ!!」

「和の卵焼きもかなりの物だ。長くここに居る身としては環境の変化にビックリし過ぎているが・・・いや、多くは語るまい。先生のやることにツッコミを入れるとキリが無いし、これは『良い事』だからな♪」

「その『良い事』の確率がもうちょい高いと嬉しんだがな~~パスタも美味い!食事会(5人)だどチョイスするのためらうし、一人だと手間が多いしで、中々トライ出来ないんだよ」

「パスタなら便利器具つかってレンジで良い感じに茹でられるぞ『マジで!?』」

なんて微笑ましい会話してる『クリつば』と比較して『ひびみく』の様子がちょっとおかしい。

「カツカレー、パスタ、ステーキにハンバーグ、餃子まで!!いや~この世の天国だよ未来!?」

「ホントに大丈夫?勢いで食べ過ぎじゃない?」

「平気へっちゃらだよ・・・ってあれ?」

胸をはってドンと叩いた所で活動を停止する響。

「響・・・響ぃぃー--!!」

結局、響は食い過ぎで本日第二の目玉のフルーツ『メロン』を食べ損なった人間第一号となった。

ちなみに、翌日以降に第二号、第三号に輝いた事で小日向にマジギレされて響は適度な食事をする事になった。

一番の不確定要素の響の食事データが取れたので良しとしよう。ちなみに第四号に輝く人物が現れるのはもう少し先の話になる




一期ってあの地下で食堂やってたのだろうか?
新しいアンケート回答いただければ幸いです
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。