シンフォギア世界にバーチャロイド(ライデン)が参戦したようです   作:とおりすがりのふに族団長

5 / 70
第五話 特異災害対策機動部二課

ガラガラの道路を疾走する俺と立花を乗せた車の車列。

立花は手錠を付けられてパニック状態なのかさっきから「なんでぇぇー!!」「どぼじてぇぇぇ!!」「あんまりだー!」などと嘆いてばかり。

「立花よ落ち着け。嘆いてばかりいても何も始まらんぞ(80代老人威厳マシマシ)

「凄っ!声だけ威厳の塊みたい・・・どっからその声出してるんですか?」

「声だけとか大きなお世話だ。声のモノマネが特技でな」

何を隠そう俺が使用する『Virtuaroid System 』(仮名)の起動は「電脳戦機バーチャロン」お馴染みのメカメカした口調(戦闘開始時の GET RADY!の音声)でハッキリと発音しないとと上手く起動しないという困った作りなのである。

それ故に最初は苦労したものである。

その点シンフォギアいいよな~。『聖詠』カッコいいし※シンフォギアにもなんか発動制限あった気がするけど例によって思い出せん。

「こんなことも出来るぞ~『立花さん!廊下を走るんじゃありません!』」

そんなメカメカ口調を作る中で培われてついでに覚醒した「モノマネ術」の一端として、立花の担任教師の声真似を披露する。

「うそぉぉぉー!!これモノマネってレベルじゃないですよ!というかこんな事やってたら何時か怒られますよ!?」

「安心しろ。既に忘年会で超怒られ済みだ(`・ω・´)b」

「怒られ済みなら改めて下さい!悪用して肖像権の侵害で訴えられても知りませんよ?」

「立花が『肖像権』を知っている・・・だと!?」

「私を何だと思ってるんですかー-!!」

ぎゃいのぎゃいのと立花をいじって遊んでると車はリディアン音楽院の教師が居る中央棟前に到着する。

「え、ここって先生たちの居る中央棟ですよね・・・ってことは先生って・・・」

「残念ながらその予想は外れですよ立花さん。」

職場に戻ったせいか教師口調に戻ってしまったが、間違ったことは言っていない「鏡音隼人」はここの裏の顔など知らないのだから。

そして下に降りてからはほぼ原作通りの流れで立花は櫻井女史に連れていかれてしまった。

「さて、それでは今日は話を聞かせて貰えるといいのかな?」

特異災害対策機動部二課の長「風鳴弦十郎」はそう言って話を切り出して来た。

「勿論です。全てお話させて頂くつもりで来ました。」

自分で言って『犯罪者みてぇ・・・』と思いながら説明を始める。

流石に転生って部分は上手くごまかして、今までの経緯を説明する。

ディスクも渡したり起動するとこ見せたりもしたが、やはり俺のディスクは聖遺物と同じような反応は計測出来るものの、

聖遺物としては二課のデータベースにも存在していなかった、今日までは「unknown・one」と呼称されていたらしい。

何より驚いたのは『俺=ライデン』に辿り着いたのはつい数日前との事。

詳しく聞けば『ライデン』として活動してる時間に避難したりシェルターに存在する俺の姿が記録されていたらしい。

その姿、完全に俺にしか見えない。ヒューマ●みてぇ。偽装工作もやりすぎでしょーよ(汗)

たまたま街でこの「鏡音隼人(偽)」の動きを不審に思った方が追っかけてさらに調査&尾行した結果、急速に『俺=ライデン』という証拠をつかんだらしい。

ちなみにつけられた自覚全くゼロ。素人の無力さを思い知らされる。

「それにしても・・・君はやたらと正体を隠して今日まで活動していた事に後ろめたさを感じている様だが、仮に君が2年前の惨劇直後に素直に素直に名乗り出ていたらどうなっていたと思う?」

「さぁ?『ライデン』として世界中で馬車馬の如く使われて過労死でしょうか?」

「いや、世界中の国々が君を狙って表と裏で争うことになるだろう。その死者数何人に上るか想像もつかない。」

「私がAの国を守る事が気に入らないBCDがAを攻撃して死人が出まくるって事ですか!?」

「そうだ。当然その争いは君の周囲の人間すべてに及ぶ。人の命を守るという観点ではその『ディスク』がやっていた工作は理解できる。」

oh、流石は修羅の世界シンフォギア。既に聖遺物を巡った人類同士のバトルが勃発しているとは。

「俺としては君と「立花響」君には我々に協力して欲しいと考えている。しかし、まずはこの映像について意見を聞きたい」

弦十郎さんがモニターに新しい2つの映像を映す。片方は街中で戦う『ライデン』。

こりゃ『原作開始何時じゃー』って荒れてた奴だな。車とかゲームとかイライラしてる操作とかを映像で見せられると羞恥心が半端ない。

(あーあー、要らんバズーカ建物に当ててて情けない限りだ・・・)

自分の戦いの反省は後にして、それより問題なのはもう片方の映像・・・無脚にスラっとしたラインのボディに腕がビットという特徴的ないでたち。白と青を基調としたカラーリングのバーチャロイド

「バル・ディ・メオラ!?」

「我々は『unknown・two』と呼んでいる。出現したのは2週間前だ。この機体の攻撃もまだ『ノイズ』を撃破している。ただ、君の『ライデン』とは決定的に違う所がある・・・分かるか?」

「いや~『ノイズ』と戦うフリして街を破壊した挙句、自衛隊の皆さんを攻撃しているとは驚きだ。」

破壊を楽しんでるようにしか見えないバーチャロイドの姿を見ながら率直にこのクソ野郎への感想を述べた。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。