シンフォギア世界にバーチャロイド(ライデン)が参戦したようです 作:とおりすがりのふに族団長
~風鳴八紘邸~
「風鳴八紘」、日本の安全保障を影から支える内閣情報官にして『鏡音翼』の父親である。
11年前に発生した「ユグドラシル事変(XV)」の際に重症を負い、後始末に尽力した後は立場を後進に譲り、半隠居生活を送っている。
半分というのは、表舞台から消えた彼の力を借りる為にひっきりなしに要人が訪れる状況が続いている為である。
そんな彼だが、今日の客は普段とは違うようで、かつて翼が使っていた和室で出迎え、共に最新型のゲームに興じていた。
「ふむ、最新のゲームとはいえ、これは私でも取っ付きやすいな」
「はい!お爺様と遊ぶために選択してきました!」
笑顔で答える少女は鏡音隼人と翼の娘(9歳翼似)。孫の笑顔に普段は硬い印象を与える八紘が相好を崩す。
彼女が選択したゲームは皆大好き「マリ●カート」。
何回か練習で少女に基本的な操作を教わり、問題なくプレイできるようになった八紘。
「ふむ、前にいる相手に妨害アイテムを使う事で順位を逆転出来るわけか」
「あー!!甲羅ぶつけないで下さい~」
理不尽な文句を言う少女の頭にチョップが振り下ろされる。
「2人でやってるんだから甲羅投げられて当たり前でしょ。少しくらい初心者相手に花を持たせなさい」
「翼、来ていたか」
「お母様~容赦無さすぎですー(´;ω;`)」
「二人共ゲームに夢中だったようなので勝手にお邪魔させて頂きました。娘の相手をして頂いて申し訳ありません」
「そんなに畏まるな。本来は隠居してる身だから忙しい方がおかしな話なんだ。それにお前も結婚したての頃は良くここで私にry」
「わー!!わー!!娘の前でなんでそんな昔の事蒸し返すんですかー!」
「wktk」
唐突に八紘が放った言葉に興味津々といった顔になる少女。孫の期待に応えるように八紘は言葉を続ける。
「いやな、結婚直後につまらん誤解で喧嘩して『実家帰り』というやつをやってな。最初の一回はホントに浮気しただしないだの喧嘩だったと思うんだが、それ以来ちょくちょく・・・」
「ダウト!ダウト!!娘が出来るまで隼人はホントに浮気ばっかりしてたんです!」
「つまりは結婚して1年の間に48回浮気したと?」
「お爺様に甘えたいなら素直にそうおっしゃれば良いのに♪」
過去の実績からはじき出されたトンデモ数字に八紘と少女は同時に「そんな馬鹿な」と言わんばかりの態度を取る。
「そもそも最後の方は口実すら忘れて普通に家に来てたじゃないか」
「お母様、楽しい事があるとすぐに一個前の事忘れますものね・・・お父様もですけどw」
吹き出すのを堪えながら指摘する娘と冷静に事実を突きつける父親のダブルアタックにKO寸前になるSAKIMORIだった。
~ 夕食 ~
「で、事実から目を逸らしまくった挙句にブーたれてる訳ですか・・・このSAKIMORIは」
4人分の食事を用意していたので先程のやり取りに参加していなかった隼人は、呆れ顔で妻の様子を眺めていた。
「すまんな、少しからかい過ぎた様だ」
「大丈夫ですよ。ちょっと鰻食わせせたら機嫌治しますから」
隼人の言葉に「そんな馬鹿な」という表情をしていた八紘だが、キッチンから鰻の白焼きを持って来て配膳した途端に上機嫌になってドカ食いを始めた翼の姿に唖然となった。
「そんなに好物とは知らなかったな」
「特にお父様の作る物だとすぐにあの調子ですよ♪私も大好きです!!」
「ま、時間はあるんですからもっと今の翼を知って行きましょう。テレビやU-TUBEは結構カッコつけて素を隠してますからね」
隼人の言葉に頷く。
「そうだな・・・そうさせて貰おう」
ちなみに食後の「●リオカート」でわかった事は、翼も娘も共通して拗ねてから花を持たせた場合の態度が滅茶苦茶可愛いという事だった。
アンケート回答ありがとうございました。キャロル人気高くて震える。
自分的にもあの親子達好きです。
次回は順番的に2期orIFサンジェルマンです。