シンフォギア世界にバーチャロイド(ライデン)が参戦したようです 作:とおりすがりのふに族団長
~東京へ向かうヘリ内部~
ノイズの軍団による襲撃を退けて「ソロモンの杖」を岩国基地へ移送したものの、連続して発生したノイズの襲撃により「ソロモンの杖」ならびに研究責任者である「ウェル博士」が行方不明という結果となった。
指令の風鳴弦十郎の指示にて友里あおいと共にヘリに乗り込んだ立花響と雪音クリス。
東京への帰還中に発生したライブ会場における「マリア・カデンツァヴナ・イヴ」による世界への宣戦布告。それと同時にもたらされて事実に一同は驚愕する。
『隼人(さん)がライブ会場にいない!?』
記録上も映像でも会場内に鏡音隼人の姿が無いという情報にクリスが思わず声を上げる。
「人質の解放は、会場に居合わせた『自衛隊 対ノイズ特務部隊』の協力の元、順調に進んでいます」
「いやいやいや、どう考えても隼人の差し金だろ!」
いくら街の復興任務終えてやっと休めるようになった『自衛隊 対ノイズ特務部隊』とはいえ、一度に50人もライブ会場に居合わせたのは都合が良すぎる。
「どこかに隠れてマリアさんを狙ってるとか?」
「いや、『ライデン』の起動は派手だから暗殺じみた真似には向かないだろ。」
隼人の意図を予想する2人だが、中々双方納得する意見が出て来ない。
結局、原作通り『フィーネ』の3人のシンフォギア奏者が撤退し、その後始末としてノイズをS2CAトライバーストで吹き飛ばしても隼人がライブ会場に姿を見せることは無かった。
「一旦奏者3名は自宅に戻ってくれ。後始末と隼人への対応は俺達がやる」
奏者三名は弦十郎の指示に従って現場からヘリで規定通りに人目を避けたルートで自宅に戻された。
~ クリスの部屋 ~
クリスはベッド上で『ライデンぬいぐるみ』を抱きしめながら考える。
(隼人がお頭達を動かしておいて、自分はどこかで高みの見物なんてことがあるだろうか・・・絶対ない!)
だから考える。あのシンフォギア奏者達を追ったとして、何処で戦おうとする?
「・・・わかったぁぁ!!」
急いで本部に通信する。
クリス自身は寝室を飛び出し何時でも出れるように玄関で足を止める。
「どうしたクリス君?」
「オッサン!隼人はあの連中を『カ・ディンギル』に呼び込んで全滅させる気だ!!アタシだけで良いから行かせてくれ!」
「確証はあるのか?」
「①周囲を気にせずに『バイナリーロータスを使える』②本当のフィーネだろうが偽者だろうが、隼人が因縁の場所と言えば相手は乗るしかない③誰の贈り物か知らないが、アタシの部屋の玄関に『試作型の光学迷彩』が置いてある!!」
「分かった。その送り物を使って急行してくれ」
許可を得て、シンフォギアと自衛隊の特務部隊でテスト中と噂の『光学迷彩』を装備して夜の街を飛翔するクリス。
(あれほど無茶するなって言ったのにあのバカ・・・後で詰めてやる!!)
ビルの群れを疾走していると通信機から『ガングニール』と『Vディスク』の反応が出たという報告が入って来た。
(くっそ!まだここからは距離がある・・・やられたら承知しねーぞ!)
逸る気持ちを抑えて、最短ルートを計算通りに移動する事に集中するクリスだった。
~ カ・ディンギル跡地~
S2CAトライバーストの光を呑気に見てる3人に声を掛けてFISのヘリに乗り込んで、俺は3人とマムに一つの提案をした。
つまりは「『カ・ディンギル』跡地にて3VS1で戦って俺が勝ったら『フィーネ』には投降してもらう。俺が負けたら俺のディスクを持って行け」という簡単な物だ。
どうせ途中でウェル博士が横槍入れて来るんだろうけど、そこはクリスちゃんが援護に来てくれる筈だから、そこまで単独で頑張ろう。
「貴様正気か?3対1で戦うなどど」
「世界を相手に宣戦布告する阿呆に正気を疑われるとは心外だねぇ・・・横2名はさっさと始めたがってるみたいだからさっさと始めようぜ。言っとくけどグズグズしてるとすぐにシンフォギア奏者達が来てそっちの勝ち目無くなるぜ」
ヘリを降りて適当に戦うポジションに着くなりマリア・カデンツァヴナ・イヴが発した言葉に対して挑発的な言動で返す俺。
暁切歌と月読調は親の仇を見るような目で俺を睨みつけている。
暫しの静寂が流れ、4人当時に各々の聖遺物を起動させる。
信号機トリオにちょっと遅れは取ったけど、俺の「戦姫絶唱シンフォギアG」をここで開幕させて貰うとしよう。