シンフォギア世界にバーチャロイド(ライデン)が参戦したようです   作:とおりすがりのふに族団長

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第四十三話 鏡音隼人式シンフォギアG攻略開始(前)

いや、学校一日休んだだけなのに偉い久しぶりに教壇に立つ気がするけどきっと気のせい...( = =) トオイメ

『究極の結果オーライ』であるシンフォギア二期を俺は俺なりの方法でクリアしなくてはならない。初手からちょっと気負い過ぎたかもしれない。

コッソリ戦いを見ていたお頭からは『らしくなかったな。見ててもどかしいから、早くクリスちゃんに到着して欲しくて仕方なかったぜ』とのボロクソな評価を頂いてしまった。

第一手としてFISを一度に捕獲したは良いが、普段信号機トリオとVR空間でガチガチにやり合ってるせいで、現実での疲労感とバックファイア負荷の計算がちょっといい加減になってた事を痛感した。

それさえ無ければクリスちゃんの胸部へダイビングヘッドバットを決めて気まずくなることも無かったろうに・・・(表現を無理やり捻じ曲げてお伝えしています)

「って黒板消し落としとか人を馬鹿にしてんのか?」

全く一日娯楽が無くなると暴走する連中だな。そっちがその気なら斜め上の手段で対処せざるを得ない(キリッ!

窓際の席の脳みそ筋肉娘こと雨宮にメールを送る。

『貴様が部室の冷蔵庫(アイシング用の氷を製造保管するためのやつ)に隠した大量のアイスは預かった。返して欲しくばコッソリ窓を一つ開けておけ!』

そそくさと隣の教室後ろ側から侵入して窓から外に抜ける。

外の配管を伝って窓が開いてるのを確認して屋上の手摺に攻●機動隊の要領で透明な糸を巻き付けて、壁を蹴り反動をつけて教室にダイナミック・エントリーを敢行する。

『パリィィン!!』(Present by 鏡音隼人の喉)

上手く窓枠を蹴って教壇へスーパーヒーロー着地することに成功する。

「フハハハハハ!!この侵入方法は予想していまい!!」

芝居がかった声で振り返ると皆ポーカーンとした顔になってる。残念、エ●ル顔にはならんかったら。

「鏡音先生!何が有ったんですか!」

ん?響の所の担任さんが入って来て・・・ってやべ。

落ちて来た黒板消しの餌食となった先輩教師にどうフォローを入れるべきか、アドバイスを請おうとクラスを見渡・・・・全員敬礼してんじゃねーよ!。

~放課後 ~リディアン音楽院 屋上~~

結局めっちゃ怒られた。今日はこの後、本部でFISの面々とこれからの事について話合いがあるというのに。

テンション下がる事ばっかりだ(自業自得)腹いせに雨宮のアイス(某有名カップアイス六個入)を失敬して味わいながら秋桜祭』の準備に精を出す生徒達の姿を眺める。

前にもちらっと言及したけど、原作では新生リディアンの生徒数は元の六割だった所がこの世界では八割に持ち直している(生徒の人的被害は0)。しかし、今回はそうは行かないだろう。

脳裏に浮かんだダイジェストだけでかなり一般人や軍人が被害を受けている。

犠牲者を抑える為に初手でFISを抑えたとはいえ、その後押しを行った組織が『軌道修正』することで『バタフライエフェクト』が発生する事も考えられる。

最大の懸念は「ネフィリムが目覚めてしまっている」事だ。

これはダイジェスト画像作った人(?)の悪意を感じる。S2CAのフォニックゲインで起動した描写がバッサリと斬られてて完全にノーマークだった。

できれば起動せず済ませたかったがこればっかりはどうしようもない。393の『神獣鏡』のお力で何とか出来ないかとも思うが、彼女の力は響への想いが原動力の節があるから、響を救う事以外への過度な期待は禁物だ。

前回以上に複数の人物・組織の意思が複雑に絡み合う事が確定なので上手くやれるかどうかの自信も無い。

どうにも『ルナ・アタック』の時と比べてモチベが落ちてネガティブな思考に囚われている気がする。

そんな事を考えていたせいか、後ろから人が来ていることに全く気付かなかった。

「隼人ちゃんつーかまーえた♡」

聞きなれていなければ可愛らしいアニメ声と共にガシっと後ろからホールドされる。いや、姫宮さん力強すぎ!?

「おいこら、可愛い声してこのゴリラみてーなパワーはどういう事だ!?」

「うん、ウチのパパ警察のお偉いさんだから相手を押さえつけるのは得意だよ♡知らなかった?」

あー、自分のカワイイを他人に強要していた頃はこの技を悪用してたのか!?普通の女の子がこんな抑えられ方したら怖かったろうな。つーか今!俺も怖いです!!おまわりさんコイツですと叫びたい気分だった。

「そもそも何しに来たんだよ!」

「何か隼人ちゃんが『ルナ・アタック』の時と同じ顔してたから気になったの!あの時も屋上に居たでしょ?」

あの時も見られていたとは不覚。

「あの日も今日も、『自分が全てを救わなきゃ~』って顔してるんだもん」

どんな顔だよそれは。しかし言われてみればそんな事は考えていたかもしれない。

「でも全部は救えてねぇよ。前も生徒は助けられたが、自衛隊は全部救えてねぇ」

「そりゃそうでしょ。何時も何時も私を助けてくれた時みたいに行くわけないんだから」

そう、この姫宮は本編開始ちょっと前にシェルターに入れず逃げ遅れていた所を俺に助けれられた過去がある。

ちなみに反射で『逃げろ姫み・・・じゃなかったお嬢さん』とモロに思考を看板に文字として出力してしまい正体がバレてしまったという訳だ。

今日まであんまりそこに言及する事は無かったんだが、どうやら見るに見かねられてしまったらしい。

「そんなに肩肘はって戦わなくて良いよ。何なら戦わなくて良いくらいに思ってるから」

唐突に優しい声でそんな事を言ってくる。『美味しいかつ丼いっぱい作って犯罪者を自白させまくろう』という提案には笑ってしまったが、少し気持ちが楽になった。

「ありがとな。ちょっとだけモチベ上がったわ。かつ丼作戦は早速今日から実践してみる」

スルっと姫宮の拘束から抜け出すとお礼代わりにまだ食べてないアイスの箱(3個入り)を渡して屋上を去る。

背後から「私、ライデンのファン1号だからずっと応援してるよー」なんて言葉を掛けられた。一号は言い過ぎだろうなんて捻くれた言葉を返しつつ頬を緩ませたまま本部に向かった。

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