シンフォギア世界にバーチャロイド(ライデン)が参戦したようです 作:とおりすがりのふに族団長
部屋の案内も済んだし細かい事はまた明日な~って言って帰ろうとしたら、ツンツンツインテこと月読調と暁切歌のコンビがリベンジマッチを要求して来た。
紡がれる言葉は感情が先行し過ぎ&二人同時にしゃっべてるから聞き取りにくくて仕方ない。聖徳太子じゃねーっつーの。
どうやらFISが突起物預かりになって俺に協力することはしぶしぶ同意するが、自分たちは『ライデン/鏡音隼人』に負けて無い!!と言いたいらしい。
「そもそも3VS1前提がおかしいやろ」って正論かましても良いけど、ここはお望み通りVR空間でも模擬戦を受けてやる事にする。
「ホントに現実にギアを纏ってるみたい・・・は良いんだけど現実世界の私達ってどうなってるの?」
俺のディスクが作るVR空間に驚きながらも当然の疑問を口にするマリア。
「問題ない!全員をシールドで保護してるし、皆リビングでグースカ寝ている状態だ。」
「・・・雪音クリスの貴女へのもたれ掛かり方が問題に見えるけど今は言及しないであげる。後、調と切歌は何で私にひっついてるの!?」
マリアにツッコまれた二人はてへぺろしてやがる。うーむ、確かにクリスちゃんが俺の腕に引っ付いてるように見えるのは気のせいと思っておこう。
『ウォームアップ終わったならさっさと始めようぜ。俺はささっと終わらせてビール飲んで寝たい!』
何時ものバズーカ持ちのE2ではなく、一撃必殺の前ビ攻撃をもつE1を纏って。コロシアムの真ん中に立つ。
「何よその物騒な右手!?」
(。´・ω・)ん?そういえばあんまりE1は人前で使ったこと無かったな。基本戦闘ではバズーカが便利過ぎるから仕方ないけど。
「一撃必殺のビーム攻撃をするフラットランチャーだ」
言葉で説明しても3人の頭上の?が増えるだけなので実際にダミーノイズを出して前ビとターボショット&豪快な右ダッシュ近接を披露する。
この武器に嫌な思い出しかないクリスちゃんは半眼になってるし、FIS娘達は口をあんぐり開けてる。
「だ、大丈夫だよマリア!スピードで翻弄して削れば勝てるよ」
「私達が左右から攻めるデース!」
「貴方達が売った喧嘩なのに、一番負担大きい所を押し付けないでよ!?それしか無いからやるけど!」
文句を言いつつ黒い槍を手に高速で接近して来るマリア。俺から見て右からは月読、左からは暁がマリア(前衛)を援護するべく遠距離攻撃の準備に入っている。
が、俺はマリアには目もくれずに月読の方にダッシュする。
「っつ!?簡単に行けると思うな!!」
すれ違った所で即座に反転するマリア。俺の背中を討つべく再加速する。
『中々いい反応だが・・・惜しかったな』
彼女の視界に飛び込んできたのは一瞬で360度近く旋回してフラットランチャーと手持ち看板を自身に向けているライデンの姿だった。
「何その反則技!?」
何と言われても反則ではなく『真旋回』というテクニックですが何か?
しかも何のこだわりなのか、大抵は思考イメージ通り動いてくれるのに、この旋回だけはレバー入力を要求されるドSぶり。
しっかり入力できたおかげで、ジャストタイミングで放たれたドデカ前ビがマリアをKOして、コロシアム観客席のクリスちゃんの横に転送される。
「マリアがやられたとしても!!」
「マリアの犠牲は無駄にしないデース!!」
無防備に背中を晒す俺の背後から接近戦をしかける二人。だが悪いな。もうこのパターンの対応は万全なんだ。
『残念無念』
と書かれたドデカ看板を背中に生成して背後からの攻撃をガードする。
『ぎゃふん!?×2』
勢いよく看板にぶつかって漫画みたいに落下する二人。
『ごっちゃんです!』
バイナリーロータスで二枚(?)抜き頂きました。ターゲット二枚抜きは気分が良いね。VR空間だから誰もケガしないし。
「さてと、明日は13:00から任務を開始するからしっかり寝て飯食って供えとけよ。」
全員が現実に戻ったのを確認してからそう宣言してクリスちゃんと一緒に玄関に向かう。
「ちょっと!任務って何をするのよ?」
マリアからの質問に俺は振り返らずにこう答えた。
「勉強♪」
俺の言葉が衝撃的だったのか、三人娘の部屋初の睡眠は、気絶という形で訪れたらしく、翌日フローリングの上で寝たせいで全身痛そうな3人に超冷たい目で見られた。