シンフォギア世界にバーチャロイド(ライデン)が参戦したようです 作:とおりすがりのふに族団長
「第九話 VSバル軍団とレスキュー機能」
街にはここ一か月の間にお馴染みになってしまった「ノイズ出現警報」が鳴り響く。
が、そんな事には構わず「ノイズ共生派」の大型アジトの一斉摘発は進む。
進むは良いのだが『メオラ君』が全く出てこない。
前のレーザーでマジで昇天してしまったか、捜査の手が及んだのを悟って逃げたか・・・街の中心部のドでかいヘリポート付ビルの屋上で待機しながらヤキモキするが、当然答えは出ない。
と思ったら壁に括り付けてある通信機(ライデン内は通信機が無効になる為)からアラートが鳴り響く。
「『メオラ』とは異なるアンノウン反応が5つそちらに向かっています!注意してください!」
友里さんがとんでもない報告をしてくる。
報告された出現域は現在、一斉摘発が進んでいるアジトの一つから近い地点だ。
協力者の存在を考えていない訳ではなかったが、まさか五体とは思わなんだ。
慌てて通信機を肩に掛けてビルから飛び降りる。
『WARNING!! WARNING!!』
警告音と敵機のデータが送信されてくる。
無脚の女型『バル・メ・リーノ』
二脚の男型『バル・バ・チスタ』
二脚の女型『バル・ミ・ランダ』
四脚の男型『バル・バ・ティグラ』
四脚の女型『バル・セ・リムゾ』
『メオラ』を除く5機が固まって一直線にこっちに向かってくる来る・・・(。´・ω・)ん?
こちらはビルから落下中。あっちは地上から固まって一直線に向かってきてる。これってやる事一つじゃね?
「五人居るのか一人で操ってるのか知らんが、『ライデン』相手に固まるなっつーの」
二課入りするまでは街に被害を出さないようにレーザーを地上に発射することはしなかったが、今回は事前に許可を貰ってるので遠慮なく撃たせて頂こう。
『最・大・出・力』
「バイナリーロータス」から放たれたレーザーが地面とバルシリースの面々を次々と焼き払う。
直線距離500メートルに渡って地面を20メートルほど溶かして陥没した状態になっている。
改めて『ライデン』の破壊力に戦慄する。
「また、『メオラ君』の姿は無し。焼いたときに声は聞こえたからやっぱり『リモート』操作か?」
周囲を一通り見まわしてもやはり操縦者らしき姿は見当たらない。周囲の確認をしていると今度は通信機から弦十郎さんからの声がした。
「こちら弦十郎だ。翼と響くんが完全聖遺物『ネフシュタンの鎧』を纏った襲撃者と交戦中だ。急行してくれ。翼は絶唱を使うつもりだ」
『絶唱』
シンフォギア最大の攻撃手段にしてその身をも破壊する危険な一手。
桁違いの破壊力を有するのはもちろん、シンフォギアごとに特殊な効果を持つものが・・・あった気がする。
以前『ライデン』で出来るか試してえらい目に逢った事がある。
体調万全の状態で絶唱特性の確認の為に出力を控えめにやったのにも関わらず、医者に「無理なダイエットや減量でもしましたか?」と言われるくらい体力を削られた。
というか、絶唱の説明とかやってる場合では無い。
今のキーワードで襲撃と風鳴の絶唱のシーン思い出した。
つーかあの出血量はマズい!
『ライデン』には『レスキュー機能』が搭載されており、本来のゲームでは2on2で味方の機体にライフの半分を分け与える機能である。
既に戦闘中に負傷(重症)していた一般人に試したこともあるので、ほぼ体力MAXな今の状態なら風鳴のダメージをかなり軽減できるはず。一番いいのは間に合って襲撃者を倒す事だが・・・
『Gatrandis babel ziggurat edenal
Emustolronzen fine el baral zizzl
Gatrandis babel ziggurat edenal
Emustolronzen fine el zizzl』
公園に到着した瞬間に響く風鳴翼の絶唱。凄まじいエネルギーで発生した光を目印に駆け付けると血だらけの風鳴、立花、一番遠くで倒れてる見おぼえない男が目に入る。
風鳴の出血量が記憶より多い気がする。余計な事は一切せずに風鳴に近づき『レスキュー機能』を実行する。
『ATTENTION!! ENERGY ENPTY』
「え!?」
風鳴に触れた瞬間に聞いたこと無いメッセージと共に『ライデン』の装甲が解除されて地面にぶっ倒れる。
立花と車で駆け付けたと思われる弦十郎さんの姿が見えるが、生憎と声を出すこともかなわず意識を手放す。最後に感じたのは上にだれかが乗っかかる感触。
(人の上に乗っかるんじゃねー翼・・・( ˘ω˘)スヤァ)
次回はマッタリ回です