人と色   作:棒太郎

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 人は皆色がついている。大きく分けるなら、白、黄、赤、青、緑、黒と。その色は先天的についているものと後天的に人生を辿って付いていく。生きている奴の95%くらいは後者だろう。例えるなら売れてる芸能人に目を向けてみると良い。

 ぱっと見、その人のイメージカラーみたいなものが見える。それがその人自身の色なのかもしれないしテレビという舞台で表現している色なのかもしれないのはわからないが。

 小学校の時先生から「自分の色は何ですか」と自己紹介で問われたことがある。その時周りの奴は分からない、と答えていた。 今思えばその時はっきりと答えられる奴はその先何十年とその色を出していっている気がするし、それはモテにもつながるり、人間関係を築いていくことに於いても最大の武器となる。

 そして自分を持つという自信に繋がり自我の形成に繋がっていく。色を身体で出すということはそういうことだ。

 だが現実は非常なもので他人から見た自分と自分の目で見た自分が必ずしも合致するとは限らないことで悲惨な結末を迎えることもある。

…俺はその時はなんて答えたっけ。

...

...

忘れた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 昼休み、学校屋上の端で景色を見ながらタバコをふかしているとドアの開く音に反応したためそちらの方へ目を向けた。立っていたのは三組の久遠だ。

「こんなとこでタバコ吸ってると退学になるわよ」

物応じせずにお嬢様気質で一言そう言いながら近づいてくる。

 

正直こいつは苦手だ。まず目つき。いかにも人を殺めてそうな目つきの鋭さには学校一同驚愕しているだろう。多分先々この国の長となり牛耳っていくだろう。

 次に腰元まである髪だ。シンプルに長すぎる。髪を切れ。

 そして最後は胸のデカさだ。その華奢な身体と完ぺきに整っているといっていいほどに文句のつけようがない。その大きさは前世でどんな徳を積んだらそうなるのか聞いてみたいところだ。

 所謂彼女は女に生まれるべきして生まれたようなやつであると証明出来ただろう。

 後、ここまで外見でしかモノ申せないということはつまり、これまで高校2年の秋まで接点がなかったというのが正直なところでもある。

 そして下半身はギンギンである。一般の高校生ならこんな奴から声を掛けられただけで手を股間にあてながら挨拶を返すだろう。

 否、俺は違う。すました顔で俺は毅然とした態度で言葉を返す。

 「お前、自分が話しかければすべての男が喜ぶと思ってるだろ。俺にはわかる。俺の目には狡猾な姿が映っているからな。あと今日のパンツはピンクだろ。」

 「…ふふ、あなたって意外に男の子なのね。毅然を装っているようだけど下半身と後半の発言は正直者のそれね。あと今日は赤よ。」

 「。」

 「この後私があんなことやそんなとこまで?!みたいなことを妄想してるんでしょうね。童貞臭が漂ってくるわよ。」

 「これは違、そのあだ、あれだあそこの人の後姿でちょっといちゃっただけで。」

 「ま、私のお願いに応えてくれたらその妄想叶えてあげてもいいわ。」

 「えっ。」

 

 ちらっと見せくれたスカートの中は宇宙が広がっていた。

 俺の下半身は終わりを告げよとしていたが"母親の顔 脳内再生"によりなんとか一命をとりとめた、

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