今回はそんなお話。
そしてシア達が落ち着いた頃、俺達は大峡谷の入口までハウリア達を引き連れて歩いていた。
当然、数多の魔物が絶好の獲物だとこぞってハウリア達を目当てに襲ってくるのだが、ただの一匹もそれが成功したものはいない。例外なく、兎人族に触れることすら叶わず、接近した時点で魔法により倒されるからだ。
「"緋槍・十連"」
その中でも溜まったストレスの解消だと言わんばかりにアレーティアは暴れた。数多の魔物を大峡谷の魔力分解作用をものともせずに薙ぎ倒していく。
こんな無茶ができるのは、心配させた罰だとして要求された俺の血の効果だ。
まだたったひとくちしか許していないが、それでも効果は絶大である。俺の血は多飲すれば毒になるだろうが、今後もこの程度の供給なら大丈夫であろう。
そして派手に活躍するアレーティアが尊敬の念を集める一方、どうやら俺は子供達には警戒されてしまったようだ。先ほどから俺の方は見ないようにしているからな。
「自業自得」
「ハウリア達にも必要なことだったのだ。仕方なかろう」
子供達にとっては中々ショックが大きかったみたいだが、この程度で怖気付かれても今後のことを考えれば困るのだがな。
そうこうしている内に、ライセン大峡谷の出口に当たる階段が見えてきた。昔は処刑場として使われていたようだからそれの名残かもしれぬ。
「帝国兵はまだいるでしょか?」
「どうであろうな。お前達が谷底に逃げ込んでそれなりの時間が立つ、もう全滅したと諦めて帰ってる可能性も高いが……」
「そ、その、もし、まだ帝国兵がいたら……アノスさん……どうするのですか?」
「どういう意味だ?」
質問の意図がわからなかったゆえに、質問に質問で返す形になったが、意を決したようにシアが尋ねた。
「今まで倒した魔物と違って、相手は帝国兵……人間族です。私達を助けるために敵に回してもいいんでしょうか?」
どうやら先ほどのやり取りで俺がハウリアに手を貸すことのデメリットの話を覚えていたらしい。身の安全が一応確保されたこともあり、俺のことを気にする余裕が出てきたらしい。
「ふむ、ところで話は変わるが、お前の未来視にはどう写っていたのだ? 俺達がシア達を救うところは見えていたのであろう?」
「えっと……たしかにアノスさん達が帝国兵と相対する未来が見えました。けど未来は絶対のものじゃなくて、些細なことで変わったりしますし……」
自信無さげな表情を浮かべるシアを見て、シアが何を心配しているのか察した俺はシアの不安を解消することにする
「ふむ、なるほどな。心配するな。帝国兵と戦うことに躊躇してお前達を売り渡したりなどせぬ。先ほども言ったがな、お前達は自力で俺の協力を勝ち取ったのだ。魔王は約束を破らぬ」
「そ、そうですね」
「そんなに心配なら先ほど使いかけた<
「いいえ。アノスさん達を信じます」
「私も信じましょう。もしあなたが私たちを裏切るつもりなら、わざわざ私達にあのような手間をかけますまい」
どうやら族長親子には俺は一定の信頼を得たようだ。最初から騙すつもりなら、短刀の一撃を無防備な脇腹で受けたりなどしないという常識的判断もあったのかもしれない。
そして、遂に階段を上りきり、俺達はライセン大峡谷からの脱出を果たす。
登りきった崖の上、そこには……
「おいおい、マジかよ。生き残ってやがったのか。隊長の命令だから仕方なく残ってただけなんだがなぁ~こりゃあ、いい土産ができそうだ」
三十人の帝国兵がたむろしていた。周りには大型の馬車数台と、野営跡が残っている。全員がカーキ色の軍服らしき衣服を纏っており、剣や槍、盾を携えており、俺達を見るなり驚いた表情を見せた。
だが、それも一瞬のこと。直ぐに喜色を浮かべ、品定めでもするように兎人族を見渡した。
「小隊長! 白髪の兎人もいますよ! 隊長が欲しがってましたよね?」
「おお、ますますツイテルな。年寄りは別にいいが、あれは絶対殺すなよ?」
「小隊長ぉ~、女も結構いますし、ちょっとくらい味見してもいいっすよねぇ? こちとら、何もないとこで三日も待たされたんだ。役得の一つや二つ大目に見てくださいよぉ~」
「ったく。全部はやめとけ。二、三人なら好きにしろ」
「ひゃっほ~、流石、小隊長! 話がわかる!」
品性の欠片もない態度を示す男達に対してどうするか考えていると、小隊長と呼ばれた男はようやく俺に気づいたようだ。
「あぁ? お前誰だ? 兎人族……じゃあねぇよな?」
「見ての通り人間だ」
「はぁ~? なんで人間が兎人族と一緒にいるんだ? しかも峡谷から。あぁ、もしかして奴隷商か? 情報掴んで追っかけたとか? そいつぁまた商売魂がたくましいねぇ。まぁ、いいや。そいつら皆、国で引き取るから置いていけ」
勝手に推測し、勝手に結論づけた小隊長は、さも自分の言う事を聞いて当然であり、断られることなど有り得ないと信じきった様子で、俺に命令する。
「それはできぬ話だな。俺はこやつらの護衛でな。つい先ほどこやつらを守る契約を交わしたばかりだ」
「あん? テメェ奴隷商人の護衛かよ。まぁ、いい。どっちでも同じだ。いいからさっさとそいつらを渡せ」
「断る。先ほども言ったが此奴らを守る契約でな。貴様らには一人も渡さぬ」
聞き間違いかと問い返し、返って来たのは不遜な物言い。小隊長の額に青筋が浮かぶ。
「……小僧、口の利き方には気をつけろ。俺達が誰かわからないほど頭が悪いのか?」
「帝国兵であろう。もっとも、あまりに野蛮なので品性の欠片もない野盗団と勘違いしそうになったがな。皇帝であるガハルドは比較的筋が通った男だったが、どうやら末端までその思想は行き渡ってはおらぬようだな」
「なんだと!? てめぇ我らが皇帝陛下を呼び捨てにするか!?」
俺の言葉に怒りの表情を浮かべる小隊長。周囲の兵士達も剣呑な雰囲気で俺を睨んでいる。その時、小隊長が、剣呑な雰囲気に背中を押されたのか、俺の後ろに隠れていたアレーティアに気がついた。俺の服の裾をギュッと握っていることからよほど近しい存在なのだろうと当たりをつけたのか、再び下碑た笑みを浮かべた。
「あぁ~なるほど、よぉ~くわかった。てめぇが唯の世間知らずの糞ガキだってことがな。ちょいと世の中の厳しさってヤツを教えてやる。くっくっく、そっちの嬢ちゃんえらい別嬪じゃねぇか。てめぇの四肢を切り落とした後、目の前で犯して、奴隷商に売っぱらってやるよ」
そんなアレーティアに向けられる悪意の感情に対し……
「ひっ」
アレーティアは俺の後ろに隠れてますます縮こまってしまった。
アレーティアが封印から解放されてまだ日が浅い。おまけにこれほどの悪意に晒されたのも三百年ぶりだ。人間不信を患っているアレーティアにはまだ堪えるようだ。
俺は帝国兵を無視して背中を向け、アレーティアの頭を撫でてやる。
「心配するな。落ち着いて奴らをその魔眼で見てみよ。どいつもこいつも貧弱な魔力しかもたぬ雑魚ばかりだ。お前が怯える理由は微塵もない」
「…………ん」
どうやら落ち着いたらしいアレーティアに対し、どうやら後ろの気配は我慢できなかったようだ。
「テメェ俺たちを舐めやがって。計画変更だ! テメェはこのまま死にやがれ!!」
「アノスさん!?」
俺に向かって剣が振り落とされるのが見えたシアが警告を発するが、気をつける必要もない。なぜなら小隊長が振り下ろした剣は俺に当たった瞬間砕け散ったからだ。
「…………は?」
「ふむ、蚊でも止まったか?」
俺が前を向き、何のダメージも負っていないことに気づいたのだろう。今までのゲスな態度とは裏腹に、中々の練度で戦闘態勢に入る。
「テメェ! 魔道士部隊、こいつを業火で焼き尽くせ!」
小隊長の命令を受けた魔道士部隊が詠唱を開始するが、あくびが出るほどノロマだ。そもそもこの程度の魔法の発動に時間をかけることが信じられぬ。
『"炎槍"』
魔道士部隊とやらが、ずいぶん待たされた中でやっと完成させた魔法が俺に迫る中、俺はその魔法のあまりの貧弱さに呆れてしまう。これではまるでマッチの火ではないか。
「ふっ」
子供の火遊びにも劣るその炎は、俺がそっと息を吹きかけるだけで纏めて吹き飛んでしまった。
「……馬鹿なっ!? 貴様ッ、一体何をした!?」
「何をしたも何も、飛んで来る火の粉を息で吹き消しただけだが?」
「ぷっ……」
その表現が壺に入ったのか、背後のアレーティアが思わず吹き出した。この様子を見る限りどうやら笑うほど余裕が出てきたようだ。同じく帝国兵を意にも介さない俺の姿を見たハウリア達も安堵の気配が漂い始めた。
「テメェ、たまたま強力なアーティファクトを持ってるみたいだが、俺達に逆らえばどうなるかわかってるのか!? 帝国が黙っちゃいねぇぞ!」
どうやら俺が起こした現象は、小隊長の中ではアーティファクトを使って起こしたということになったらしい。俺の力を未だに理解できない無能が小隊長になれるあたり、帝国兵の質は上下の差が激しいらしい。
「もう帝国頼りなところを見ると、これ以上見るべきものはないようだな。──『動くな』」
「がっ!」
言葉に魔力を込め魔言とし、相手にぶつけると面白いように嵌ってしまう。
「さて、こいつらをどうするか……」
結果的に全員拘束した形になるが、このまま放置するのもアレだな。
「ふむ……ちょうどよい。いつか試さなくてはならぬと思っていたのだ」
俺は身動き一つ取れなくなった小隊長の前まで歩み寄る。
「テメェ、クソが。アーティファクト頼りの塵が。殺してやる。皇帝陛下に報告してテメェもテメェの家族もなにもかも蹂躙してやる!」
「そうかそうか。それは怖いな」
俺は心にもないことを口にする。帝国に戻ってもそんな部隊を動かす権限があるとは思えぬしガハルドが許可するとも思えぬ。どうやらこの男は帝国の力を自分の力だと勘違いする輩らしい。
「アノス……どうするの?」
「こやつらには俺の魔法の実験に付き合ってもらう」
「魔法……どんな魔法?」
アレーティアが興味津々とばかりに聞いてくる。アレーティアの魔法に対する興味は深い。俺が見せる魔法も使えないにも関わらず目を輝かせながら観察していたくらいだからな。
「見ればわかる。というわけだ。俺の魔法を試す前にまず……」
「──貴様は死ね」
俺は指を小隊長の眼前まで持っていき……
「は?」
──指を、弾いた。
「──がしゅ……。……。…………」
音と共に発生した風の刃によって、小隊長の全身が消し飛んだ。
『ッッ──!!?』
動けない帝国兵に動揺が走る。
「さて、これからだ」
俺は人差し指の先から血を一滴垂らし、ある魔法を行使した。
「<
使用した魔法の経過を観察すると、懸念もなく<
「な……俺は……?」
意識も良好。今のところ問題は見られないな。
「な、そんな、馬鹿な!?」
「死んだ小隊長が……生き返った!?」
「死人を生き返らせるだと……!? そんな魔法、まるで……神の御技ではないかっ!!」
俺が使った魔法によって小隊長が生き返ったことで残りの帝国兵がにわかに騒がしくなる。神代魔法を失った現代において、どうやら蘇生魔法は神の御技らしい。この世界の人間は、死んだら普通にそのまま死んでしまうようだ。
「アノス……今の魔法は……」
「ああ、死者を蘇生する魔法だ。本当はもっと早く試したかったのだがな。こればかりは成功するかわからなかったからちょうどいい実験台が欲しかったのだ」
俺の世界において死者が蘇生するかどうかは世界の秩序が大きく関係する。
かつて俺の世界には破壊神アベルニユーという女神が存在した。彼女が齎す破壊の秩序によって、世界には死が満ち溢れていたわけだが、かつての俺が破壊神の秩序をある魔法に変えることで蘇生魔法が可能になったのだ。
そして、この世界は異世界。この世界の秩序がどのように機能しているかわからなかった故に気軽に試せなかった蘇生魔法だが、いい機会なのでこの場で十全に試そうと思う。
「テメェ、一体何を!? ──かひゅ……!」
何やら口答えしてきた小隊長を再び指鳴らしで殺す。
「おっと、あまりに耳障りだったのでうっかり殺してしまった。だが俺の世界なら三秒以内で魔法を使えばノーリスクで蘇生できる」
「これが俗にいう、魔王の三秒ルールだ!」
ギリギリ三秒で蘇生させつつ、俺はかつての鉄板ジョークを披露する。
「……」
「……」
「……」
「……ふむ、外したか」
地球では使えなかったので暖めていたジョークだったのだが、どうやら盛大に外してしまったらしい。千年前の故郷では爆笑の渦を巻き起こしたジョークも世界が変わればまるで通用しないらしい。
帝国兵からは恐怖の感情が伝わってくるし、アレーティアすらも微妙な表情をしている。アレーティアとて自動再生という技能を持っているはずなのだがな。
「アレーティアは自動再生を使って何かジョークはやらなかったのか? 俺の世界では死んだ後いかに華麗に蘇るか競い合ったりしていたのだがな」
「…………そんなことはしたことないし……この世界では受けないと思う」
アレーティアがますます微妙な表情をするので俺はジョークをやめて、改めて恐怖の表情を浮かべるようになった小隊長に向き合う。
「顔色が悪いぞ、死ね」
「がっひゅ──」
「<
顔色が悪い小隊長を粉微塵にした後、蘇生する。
「や、やめろ!」
「言葉遣いが汚いぞ。減点だ死ね」
「ちにゃ……」
「<
まだ口汚く返事をしてくるので殺して蘇生させる。
「息が臭いぞ、死ね」
「ひでぶッ!」
「<
殺して蘇生させる。
「兎人族に邪な目を向けたな、死ね」
「あべしッ!」
「<
殺して蘇生させる。
「特に理由はないが、とりあえず死ね」
「ぷげらッ!」
「<
殺して蘇生させる。
その間にも蘇生する小隊長の様子を観察する。蘇生した際の身体の異常の有無、根源の状態、認識の齟齬の有無と意識の明確さ。
何人も試すようなことではないので、この男で一通り試してみた結果、どうやらこの世界でも俺の知る<
「<
「かひゅ、ぜぇ、ぜぇ、かひゅ……」
再び小隊長の全身が再構築され、彼はすっかり恐怖に染まった顔で俺を見た。
「ところで、この<
がちがちと歯の根の合わない音を響かせ、小隊長は唇を震わせる。顔面は蒼白に染まっていた。
「ふむ、答えぬか。それではもう一度……」
「アノス……この辺りで終わった方がいい」
俺がもう一度殺して蘇生させようとした時、アレーティアから静止の声がかかる。そしてふと周りを見渡すと、小隊長だった肉片で周りが埋もれていた。蘇生させる際にゼロから肉体を再構成させたせいで小隊長だったものが積み重なったらしい。
「ふむ、やりすぎたか」
「それもあるけど、これ以上は……勿体ない」
アレーティアは視線を小隊長に向けずに俺の指先に向ける。正確には蘇生魔法を使うたびに使っていた血を見ていた。どうやらアレーティアにはこやつのために俺が血を使うのが勿体無いと思ったらしい。
「おい」
「ひっ、ひぃぃぃぃ!!」
「まだまだ実験したい魔法やお前を苦しめる方法は山ほどあるのだがな。この程度で終わりにしてやる。今後二度と亜人族に手を出さぬことだ。もし忠告を守らなかったら……」
俺が指を鳴らす仕草をすると、自由に動けるようになったことに気づいた小隊長が色々振り切れる。
「ぴっ、ぴぎゃぁぁぁぁぁぁ──ッッ!!」
それこそ獣のような声を上げながら、部下を放置して小隊長が全力で俺から逃げ始めた。何度もこけて、その度に叫ぶ姿をみれば、二度と亜人族に手を出さないだろうと確信できる。
「どうした? お前達の身体も自由にしているが、貴様達は逃げぬのか? ふむ、もしやる気があるのなら他の魔法の実験もしたいのだが……」
俺の言葉を聞き、残りの帝国兵も身体の自由が戻っていることに気づいたようだ。
「に、逃げろぉぉ──ッッ!!」
「ひぃぃぃ──ッッ!!」
「悪魔だ。奴は悪魔だぁぁ──ッッ!!」
「俺は悪魔ではなく魔王だ。魔王アノス・ヴォルディゴード。この名を覚えておくがいい!」
脱兎のごとく逃げ出す帝国兵に名前を伝える。ここで奴らが生きて帝国に帰還すれば俺の名前がガハルドに伝わるだろう。あの男なら俺の名前を出せば迂闊な行動をしないように帝国兵に厳令を出すはずだ。
「さて、これで問題は解決したが、平気か?」
俺が背後に意識を向けるとハウリアたちが顔色を悪くしながらもなんとか全員無事に立っているところだった。常に戦乱渦巻く世界に生きているお陰かもしれない。光輝達だとおそらく耐えられまい。
「は、はい。なんとか……なんというか……アノスさんて凄いんですね。結果的に誰も殺さずに帝国兵を撤退させるなんて」
「ああ、そうだな。どうやら神に見捨てられた我々は、最後の最後に魔王の手を掴み取ったらしい」
俺は無傷の馬車や馬のところへ行き、ハウリア達を手招きする。どうやら樹海まで徒歩で半日くらいかかるそうなので、せっかくの馬と馬車を有効活用しようというわけだ。魔力駆動四輪を空間から取り出し、馬車に連結させる。馬に乗る者と分けて一行は樹海へと進路を取る。
無残な帝国兵の死体──もっとも、全て蘇生の過程でうまれた小隊長の死体だが──はアレーティアが風の魔法で吹き飛ばし谷底に落とした。後にはただ、小隊長が零した血だまりだけが残されることになった。
>蘇生(インガル)
ミリティア世界では一般的な蘇生魔法。蘇生の成功率は世界の生と死の秩序のバランスで決まるようであり、それゆえに地球では気軽に試すことができなかった魔法。メタ的に言えばクロス先がジャンプ漫画世界なら成功し、マガジン漫画世界なら失敗する魔法。
【アノスは蘇生魔法を手に入れた】
これにより敵に容赦する必要もなくなりましたし、生徒達にも本格的な訓練ができるようになります。
>魔王の3秒ルール
広告で見た人も多いはず。残念ながらトータスでは受けなかった魔王ジョーク。