平沢姉妹と真鍋和の幼馴染みは軽音部でのんびり日常を過ごす。(完結)   作:春はる

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前回から、二ヶ月以上も期間が空いてしまいました。来週に投稿してたら、三ヶ月も期間が空いてしまう所でした。(大して変わらないと思いますが)

前回から期間が空いた割に、所々雑だったりクオリティーが低いかもしれませんが、それでも楽しんで読んでくれたら幸いです。

そんな訳で、第9話です。

では、本編をどうぞ!



第9話

 

~晴視点~

 

~学園祭当日~

 

 

とうとう学園祭当日になった。俺は部活、料理部のが出している学園祭での出し物の店番をしている。

 

料理部は部室を解放してる。つまり、部室をお店として使ってる。

 

そして今は、俺と先輩で一緒に店番をしていた。

 

晴「ありがとうございました~」

と、しばらく店番をしている時だった。

 

澪「晴もお店の当番してたんだ……」

 

いつの間にか料理部の部室に来ていた澪が、そう呟いてきた。

 

晴「まぁ、最初だけね。部員の人、いろんな部活を掛け持ちしてたりしてるから、どうしてもやらなくちゃいけなくて……。交代するのは、もう少し後かな」

 

澪「そっか……」

 

晴「交代したら、すぐ部室行くから」

と、悲しそうな顔をした澪に伝えると、"唯達の方にも行ってくる"と言って、部室を出ていった。

 

澪が出ていってたから少ししてから、交代の時間になった。

 

交代しにきた萌にあとを頼んで、鞄を持って軽音部の部室へと向かった。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

~軽音部・部室~

 

 

部室に入ると、中にいたのは澪だけだった。

 

晴「あれ、澪だけ?他の皆は?」

と、聞きながら、机の側に鞄を置いた。

 

澪「唯達も、晴みたいに当番してたんだ。すぐに交代できないって言ってて、私一人だったんだ」

 

晴「……一人で練習してたの?」

 

澪「それぐらいしか出来ないし、なにより本番だから……」

 

そう言った澪は練習を始めた。俺は椅子に座り澪のベース演奏を聞いていた。

 

しばらく聞いていると、部室の扉が開く音がした。俺と澪は同時に扉を見てしまったが、見てみると唯達だった。

 

律「待たせたな、澪」

 

唯「ごめんねー、澪ちゃん」

 

澪「皆……遅いぞ」

 

ムギ「ごめんね」

 

晴「でも皆が揃ったから、練習出来るね」

 

俺の言葉に皆は頷いて、練習を始めた。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

ふわふわ時間の演奏練習が終わった。

 

晴「前に聞いた時より上手くなって感じがするよ」

 

ドンッ!

 

俺がそう言うと、いきなりドアが開いた。

 

さわ子「皆、いるわね」

 

入ってきたのは先生だった。

 

晴「先生、どうしたんですか?」

と、部室に来た先生に聞くと、顧問だから皆のために何かしたいと思って、衣装を作ってきたと言ってきた。

 

そして見せてきた衣装が、なんていうかメイド服のようなドレスのような……、ゴスロリって言うのかな……、凄く作り込んでる衣装だった。

 

それを見た澪は、さらにガチガチになっていた。唯とムギはいつの間にか先生持ってきてた衣装に着替えてた。

 

晴(唯とムギ、いつの間に……)

 

さわ子「お気に召さなかったか~。……じゃあ、私が使ってた昔の衣装はどう?」

 

澪「やっぱり、さっきの着たくなってきた!」

 

晴「先生、とりあえずこれ以上いると澪の緊張がもっと酷くなるから出ていってください」

 

俺は先生にそう伝えて部室から追い出しといた。

 

けど、唯はこの状況のせいなのか"忘れた!"と叫んでいたり、澪は遠い目をして外を見ていた。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

そこから機材を講堂のステージ横に運ぶことになった。

 

律「唯と晴は、機材を運んで」

 

晴「分かった。……うわっ!重た……」

 

唯「澪ちゃんは?」

 

律「澪はまだ立ち直ってないから、他の仕事をお願いしてる。今の澪に、機材を運ばせると落とすかもしれないだろ?」

 

晴・唯「「確かに……」」

 

そうして、唯とお互いに機材を一個ずつ持って講堂のステージ横にまで運ぶ事になった。

 

ただ、機材が凄く重いから、歩いては廊下に置いて少し休憩を繰り返して、運んでる。

 

ムギ「~~~♪」

 

運んでいる最中、隣をムギが口ずさみながら機材を軽々と持って歩いて行った。

 

晴・唯((軽々と持ってる!?))

と、俺と唯はそのムギの姿を見て驚いてしまった。

 

驚いたりしながら、なんとか講堂のステージ横まで運ぶことができた。

 

そこに和もいたから、少し話をしてから部室へと戻った。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

~部室~

 

 

部室に戻ると律とムギがいて、ムギがお茶の準備をしていた。それを見た俺は鞄に入れてたお菓子を出して机に並べた。

 

唯「わぁ~、晴くんのお菓子だ!」

 

律「今日のお菓子はなんだ?」

 

晴「マドレーヌだよ」

 

ムギ「これも晴くんの手作りなのよね?」

 

晴「うん、そうだよ」

 

お菓子を出したら、いつもの様に皆が食いついてきた。

 

晴「ちゃんと澪の分も置いといてよ」

 

律「分かってるってー」

 

晴「ほんとかな……」

 

唯「そういえば、りっちゃんと澪ちゃんは幼馴染みなんだよね?」

 

律と会話をしていると、唯が澪と律の関係の事を質問をしてきた。

 

律「そうだぞ。……なんだって幼稚園から付き合い……、いや小学校からだっけ?」

 

晴「なんで分かんなくなってんの?」

 

律の言葉に、咄嗟にツッコミしてしまった。が、そのあとは、小学校とかであった出来事とか話してくれた。

 

律「じゃあ、唯達はいつからの幼馴染みだ?」

 

澪との出来事の話し終えた律が、俺と唯達の事を聞いてきた。

 

晴「俺と唯と憂は家がお隣同士だから、律と澪みたいに幼稚園からじゃなくて、幼稚園に入る前からの付き合いだったよ」

 

律「へぇ~。和はいつからだ?」

 

晴「和は、幼稚園からだね。……三人一緒にいる事はあったけど、唯は和と一緒に行動するのが多かった。だから、自然と俺は憂と一緒にいるのが多かった感じだよ」

 

唯「確かに、和ちゃんとよく一緒にいたね。私って」

 

晴「多分、俺より和の方が頼りになるみたいな事を直感的に分かって、一緒にいたんじゃないのか?」

 

唯「それはそうかも~」

 

律「……否定してあげろよ」

 

澪「機材、運び終わった?」

 

律のツッコミに俺は少し笑っていると、澪が入ってきた。

 

晴「終わって時間になるまで待ってる感じだよ」

と、澪の言葉に俺はそう返した。

 

律「落ち着いてんな」

 

澪「もう子供じゃないし、いつまでも動揺してられないしな」

 

律の言葉にそう返した澪だったけど、席についてティーカップを持った時の手がすごく震えていた。

 

その事を言われた澪は律に詰め寄り、"代わりに歌ってくれ"と言っていた。

 

律「じゃあ、ドラムはどうすんだ!」

 

澪「私がやるからー!」

 

律「じゃあ、ベースは!」

 

澪「それも私がやるー!」

 

律「やってもらうかー!逆に見てみたいわ!」

 

二人のやり取りは"漫才みたいだな"と思って見ていた。

 

澪「じゃあ、晴に歌ってもらったらいいじゃないかな……!」

 

晴「……ごめん、無理」

 

俺は、澪の言葉にすぐに"無理"と言ってしまった。澪はショックを受けた顔になってしまった。

 

晴「だって……俺、練習してないよ。歌だけじゃなくて楽器もそうだもん。ギターのコードは覚えてるけど、じゃあ弾けるかと言われると、無理だと思うし……」

 

俺の言葉に澪は、"律~"と言いながら律に助けを求めていた。その様子を見ていた唯が声の事を謝っていた。

 

唯に謝られた澪は、勇気を振り絞って"頑張ってやる"と言った。

 

 

そこから少し時間が経ち、今は講堂のステージ横にいる。

 

俺は演奏しないが、ステージ横で応援することにした。

 

晴「澪、頑張って。今まで練習してたからね」

と皆がステージに行く時に、澪にそう声かけた。澪は俺の言葉に頷いてステージに出ていった。

 

 

そうしてライブが始まった。

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

ライブが終わった。

 

ライブが終わると、見にきてくれた人達から拍手が沢山されていた。

 

そして澪が満足そうな顔をして、ステージ横に歩こうとした時、コードとかに絡まって倒れてしまった。

 

澪「あ……」

 

"カシャ"とカメラのシャッター音が聞こえた。今の状況は澪の下着が丸見えの状態だった。俺は即座に顔をして横にして見ないようにした。

 

その直後、澪の叫び声が聞こえた。

 

澪の叫び声を聞いて俺は"あのボリュームだと学校中に響いたな~"と、呑気なことを考えていた。

 

そうして学園祭が終わった。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

~翌日・部室~

 

 

律「澪にファンクラブが出来たんだよ!」

 

晴「澪ってそんなに人気なんだ……。けど、当の本人は……」

と言って澪の方を見てみた。

 

澪「パン……パ……お嫁に行けない……」

 

本人は魂が抜けた状態で、部室の隅で丸くなってしまっていた。

 

そんな澪の様子を見た俺は、苦笑いしか出来なかった。

 





次の話も出来てないので、今回のように期間が開いてしまうかもしれません。気ままに待ってくれたら嬉しいです。
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