平沢姉妹と真鍋和の幼馴染みは軽音部でのんびり日常を過ごす。(完結)   作:春はる

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前回から3ヶ月ぐらい空きましたが、続きです。

お待たせしました。13話ですが、クオリティはあまり期待しないでください。

では、本編をどうぞ。



第13話

 

 

~晴視点~

 

 

梓が軽音部に入部してから、結構な日が経ち季節が夏になった。

 

料理部で活動しつつ、軽音部に顔を出して過ごしていた。

 

さわ子先生が梓にメイド服を着させようとしたりする出来事があった。

 

他にも、唯達と帰り道にアイスを食べている時に梓がまだ軽音部の雰囲気に慣れないという事を聞いたりした日々が過ぎた。

 

 

そんなある日。

 

 

軽音部で過ごして皆と話をしている時に、梓の歓迎会をするという話になった。

 

殆どは唯と律が遊びたいっていうのが大きいと思うし、澪もその辺について色々と言っていたが最終的に公園で遊ぶという事になった。

 

その話が終わって、今日の軽音部は解散となったので家に帰る事になった。

 

律「あ、晴。おねがいがあるんだけど」

 

晴「ん?」

 

律「公園に行く日にさ、昼ごはんを作ってきてくれないか?」

 

晴「あぁ……、ピクニックとかで出掛けたみたいな感じの弁当ってこと?」

 

律「そうそう。折角、公園に行くんだからそういうのがあった方が一層楽しそうだし!」

 

晴「分かった、作っておくよ」

 

律「ありがとう」

 

律に返事をしてから学校を出た。

 

家に帰るまでの間に、律に頼まれたお弁当の中身を何にするか考えてから、スーパーに寄った。

 

 

スーパーで買い物をしてから家に帰った。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

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~公園へ行く前日の夜~

 

 

~平沢家・キッチン~

 

 

俺は憂と一緒にキッチンで、明日のお昼に公園で食べる弁当の準備をしている。

 

弁当に入れるおかずの中で、前日の今日に下ごしらえとかをしといた方がいいのもあるからだ。

 

そんな中で、俺は憂に話しかけた。

 

晴「そういえば、憂って明日の公園行くの?」

 

憂「私?」

 

晴「うん。唯から話は聞いてると思うけど、その時に"一緒に行こう"とか誘われなかった?」

 

憂「あ~、誘われたよ。けど、それ梓ちゃんの、軽音部の歓迎会だから行くのやめとこうって思って、行かない事にしたよ。……晴くんは私にも来てほしいの?」

 

晴「そりゃ、憂にも来てほしいなって思ってる。憂が梓に声をかけて軽音部に来させてくれたし、軽音部じゃない憂も皆と楽しんでほしいから」

 

俺がそう言うと、憂は調理しながら考え込んでしまった。

 

憂「……晴くんは、私が来てくれたら嬉しい?」

 

晴「それは当然だよ。俺が憂と一緒に居て楽しくないとか嬉しくないとか思った事ないよ。だから、憂が来てくれたら嬉しいよ」

 

憂「……私も行く」

と、憂はちょっと小声で呟いてきたが、"行く"と言ってくれた。

 

晴「じゃあ皆にメール送ってくるから、少しだけ料理任せていい?」

 

憂「う、うん。分かった」

 

憂の返事を聞いた俺は手を洗ってから、自分の携帯を置いてる場所へ向かった。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

リビングでゴロゴロしていた唯に、憂も明日来る事を伝えた。すると、唯が憂がいるキッチンへ行ってしまい、"いきなり抱きつかないで……!"という憂の声が聞こえてきた。

 

その憂の声に少し苦笑いしつつ、律達にも憂が明日来ることをメールをした。

 

少しして澪達から"了解"や"楽しみ"とかの返事がきて、全員から返事が返ってきたのを確認してから、キッチンまで戻った。

 

憂「あ、晴くーん、助けてー……!」

 

キッチンに戻ると、未だに唯に抱きつかれている憂から助けを求められた。

 

晴「唯。そろそろ憂から離れてあげてよ。憂は料理してて、危ないんだから。それに憂がちょっとやめてほしそうな感じになってるんだから」

 

唯「え~、そんな事ないよー」

 

晴「そんな事なくても、今は料理しているから抱きつきたいなら料理が終わった後にしてよ」

 

唯「分かったよ」

と、返事をした唯はリビングに戻って、またゴロゴロとし始めた。

 

晴「憂、なんかお疲れ様」

 

憂「ううん、大丈夫だよ。お姉ちゃんに抱きつかれるの好きだから。でも料理している時はやっぱり困っちゃったから、晴くんありがとう」

 

晴「どういたしまして」

と、憂に伝えてから、俺も途中だった料理作りを再開した。

 

しばらくして下ごしらえとか、今の内に終わらせたかった準備が終わったので、俺は家に帰った。

 

 

そうして一日が終わった。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

~憂視点~

 

 

明日、軽音部の皆と晴くんが梓ちゃんの歓迎会をする為に公園に行く。

 

その前日の今日。

 

晩御飯を食べた後に、晴くんと一緒に明日のお昼に公園で食べる弁当に入れるおかずの下ごしらえをしている。

 

そのおかずの下ごしらえをしている時に、晴くんから質問された。

 

晴「うん。唯から話は聞いてると思うけど、その時に"一緒に行こう"とか誘われなかった?」

 

憂「あ~、誘われたよ。けど、それ梓ちゃんの、軽音部の歓迎会だから行くのやめとこうって思って、行かない事にしたよ。……晴くんは私にも来てほしいの?」

 

晴くんにそう伝えてから、"私にも来てほしいの?"と聞いた。すると即答で"来てほしい"と言われた。

 

晴「憂が梓に声をかけて軽音部に来させてくれたし、軽音部じゃない憂も皆と楽しんでほしいから」

 

しかも、そんな事を言われた。

 

憂「……晴くん自身は、私が来てくれたら嬉しい?」

 

晴「それは当然。俺が憂と一緒に居て楽しくないとか嬉しくないとか思った事ないよ。憂が来てくれたら嬉しいよ」

 

晴くん個人の気持ちを聞いたら、嬉しいことを言ってくれたから、"私も行く"と伝えた。

 

すると、皆に私も公園に行く事を伝えるって言って、キッチンから離れて居なくなった。

 

憂「もう晴くんは……(でも晴くんに……好きな人にあんな風な事を言われるのはやっぱり嬉しいな)」

 

私は、料理をしながら晴くんに言われた言葉を噛み締めてると、後ろからいきなり抱きつかれた。

 

唯「憂~」

 

憂「ちょっ、お姉ちゃん。いきなり抱きついたら危ないよ。私、料理してるんだから~」

 

唯「だって、憂が明日来てくれるのが嬉しくなっちゃって~。憂は抱きつかれるのは、嫌なの?」

 

憂「お姉ちゃんに抱きつかれるのは嫌じゃないし、嬉しいけど、今はダメなの」

 

お姉ちゃんにそう言っても中々離れてくれなくて、どうしようか悩んでると、晴くんが戻って来たのが見えた。

 

憂「あ、晴くーん、助けてー……!」

 

晴「唯。そろそろ憂から離れてあげてよ。憂は料理してて、危ないんだから。それに憂がちょっとやめてほしそうな感じになってるし」

 

私が助けを求めると、晴くんがお姉ちゃんにそう伝えてくれた。

 

唯「え~、そんな事ないよー」

 

晴「そんな事がなくても、今は料理しているから抱きつきたいなら料理が終わった後にしてよ」

 

唯「分かったよ」

 

晴くんに説得されたお姉ちゃんは、やっと離れてリビングに戻っていった。

 

晴「憂、なんかお疲れ様」

 

憂「ううん、大丈夫だよ。お姉ちゃんに抱きつかれるの好きだから。でも料理している時はやっぱり困っちゃったから、晴くんありがとう」

 

晴くんにお礼を言って、晴くんも料理の準備を再開した。

 

しばらくして、今日やっておく必要がある準備は全部終わった。

 

晴くんは家へ帰っていったから、私もお風呂に入って寝る準備を始めて、就寝した。

 

 

一日が終わった。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

~公園~

 

 

翌日の朝になり平沢家のキッチンで、憂と一緒に弁当を準備をした。

 

 

そして公園に着いたが、すぐに弁当を食べることになった。

 

まぁ、集合時間が朝早くじゃなくて、ちょっと遅めだったから公園に着いたのがお昼近くになったからだ。

 

律「おぉー!弁当、すごっ!」

 

澪「去年、バイトした時に作ってくれた弁当も凄かったけど、これも凄いな」

 

ムギ「澪ちゃんの言う通りね」

 

唯「やっぱり二人は凄いよ~!」

 

四人は各々感想を言ってから弁当を食べ始めた。

 

晴「梓は食べないの?」

 

梓「あ、た、食べます!凄いお弁当が出てきてビックリしただけです!」

 

一人固まっていた梓がそう言ってから食べ始めた。

 

皆が食べ始めたのを見てから、俺と憂も食べることにした。

 

梓「晴先輩が作ったんですか?」

 

晴「俺と憂が作ったんだ。昨日の夜に下ごしらえとか色々してたんだ。それで今日の朝に作ってきた」

 

梓「そうなの?」

 

憂「うん、そうだよ」

 

梓と憂、律達とも話をしながら、昼御飯を食べた。

 

お弁当箱からおかずやおにぎりが全部きれいさっぱり無くなって片付けていると、律と唯とムギが梓にデザート系を勧めていて、律が梓の口にたい焼きを突っ込んでいた。

 

たい焼きを口に突っ込まれた梓は一気に頬張って食べた。

 

澪「好きなの?たい焼き」

 

梓「はい」

 

澪に聞かれた事に、満足した顔でで返事をしていた。

 

晴「たい焼きの中身は、やっぱりあんこがいいの?」

 

梓「はい。つぶあん、こしあんのどっちも好きです」

 

晴「なるほど。……今度、たい焼き作ってみようかな……」

 

憂「家にたい焼き作れる機械あったっけ……?」

 

晴「多分、うちの押し入れに片付けてあったはず……。まぁ、この際新しいやつを探して買えばいいよ」

 

憂「そうだね」

 

律「じゃあ、あっちで遊ぼうぜ~!」

 

憂とたい焼きの事で話をしていると、律が大声でそう叫んで唯とムギの二人と少し離れた場所へ向かっていきフリスビーで遊び始めた。

 

晴「あ、憂。今日の弁当に入れた唐揚げ、味がなんとなく薄くなっちゃってたような気がしたけど、憂はどう思った?」

 

憂「んー、確かになんとなくそう感じたかな……。やっぱり冷めても美味しいのを作るの難しいよね」

 

晴「それに、夏だから保冷剤を入れて弁当を運ぶから余計に冷たくなっちゃうよね」

 

しばらく、俺は憂と弁当のおかずについて話を始めが、その最中に律と澪が騒いでるのが聞こえたが、気にせずに話を憂と続けた。

 

しばらくして、唯がこっちに来て憂を律達の所へ連れていってしまった。

 

その様子を見ていると、梓に"聞きたい事がある"と声をかけられたので、その聞きたい事を聞いた。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

梓の聞きたいに答え終わると先生が話しかけてきた。

 

いきなり声をかけられた事と、いつの間に公園に来ていたのとしかも普通に先生が持っているいろんな衣装も持ってきていたのにも驚いてしまった。

 

しかもそれを梓に着せようと……いや着せかえ人形みたいにしていた。

 

そんな光景を最初は驚いて見てたけど、最終的に"先生らしいな"と思いながら見ていた。

 

そんなこんなで時間が過ぎていき、夕方になって帰ることになった。

 

梓は、先生と先生に協力をした唯と律とムギ達の着せかえ人形にされてしまってたので、疲れきった顔をとしていた。しかも憂の肩を借りた状態で立っていた。

 

そんな状態の梓と、他の皆と一緒に待ち合わせた場所に戻ってきた時に、澪が今度は帰り際に"皆!"と大声を出した。

 

澪「明日は絶対練習をするぞ。絶対に絶対!」

と、澪が言ってきた。律達はあたたかい感じに見ながら返事をしていた。

 

まぁ、帰り際にもそんな事があったが最終的に解散となり、一日が終わった。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

~梓視点~

 

 

私の歓迎会という事で、軽音部の先輩達と憂の皆と公園に来てて、ついさっき晴先輩と憂の二人が作ってくれたお弁当をお昼に皆で食べた。

 

それで今は、律先輩と唯先輩とムギ先輩が遊んでいるのを体育座りで眺めていた。

 

私の隣には、澪先輩が木に背もたれ代わりにしながら本を読んでいた。晴先輩と憂は、私の目の前で話をしていた。

 

どうやら今日の弁当に入れたおかずの味が、薄くなってたとかなんとかを話が聞こえた。

 

梓(充分美味しかったし、味もしっかりあったと思ったけどな……。料理する人にしか分からない何かがあるのかな?)

 

二人の会話を聞いてそう思ったが、私は料理しないからよくは分からなかったので、すぐに二人の会話を聞くのをやめた。

 

梓(そういえば、澪先輩演奏上手いのになんで、こんな部にいるんだろう)

と思った私は、澪先輩に"外バンはしないんですか?"と聞いた。

 

澪「うーん。確かに外バンも面白そうだよね」

 

律「あ~そんな事言って良いのかな~?」

と、澪先輩が少し答えてくれた瞬間に、律先輩がそんな事をやってきた。

 

しかも、手に写真みたいのを持ちながらやってきてて、その律先輩を見た澪先輩は凄く慌てて、写真を奪おうとしていた。

 

梓「(何か弱み握られてるのかな……?)あ、そうだ。晴先輩」

 

律先輩と澪先輩二人を横目に、晴先輩に声をかけた。

 

憂は、いつの間にか唯先輩達の方に居て居なかったけど、晴先輩の事でも一つ気になってたのがあるから、さほど気にせずに聞きたい事を聞く事にした。

 

晴「ん?」

 

梓「聞きたい事があるんですけど、聞いてもいいですか?」

 

晴「うん。いいけど、どんなこと?」

 

梓「晴先輩は、なんで軽音部に入ろうとしたんですか?料理部に入ってた先輩が軽音部に入部して、掛け持ちしたって言ってたのがずっと気になってて……」

 

私が聞いた事に、晴先輩は"あぁ……"とため息混じりで声を出してきた。

 

晴「……唯の言葉がきっかけで律達に見張られて入部届けを提出することになったんだ。それで断れなかった感じだね」

 

梓「それって本意じゃなかったって事ですよね。それでいいんですか?」

 

晴「良くなかったら一年以上軽音部に居ないよ。逆に入部して良かったなって思ってる」

 

梓「え?」

 

晴「俺ってお菓子と今日の弁当みたいなご飯を作るのが好きなのは、梓は分かったよね?」

 

梓「あ、はい。凄く美味しかったです」

 

晴「ありがとう。それで、自分の作ったお菓子を食べて"美味しい"って料理部以外の人が言ってくれるから、入部して良かったなって思ってるんだ」

 

梓「……そうなんですね」

 

晴「うん。……それと、あの皆だから一緒にいるのが楽しいっていうのもあると思うよ」

 

梓「あの皆だから……」

と、呟きながら皆の方を見ようとした時だった。

 

さわ子「やっぱり猫耳メイド服がいいかしら……?」

 

梓「わぁ!?」

 

目の前に先生の顔があって、しかも声もしたから驚いた。

 

私の声を聞いた唯先輩が私達の方を集まってきた。

 

しかも先生は持ってきたスーツケースを開けて、いろんな衣装を出してきた。それを見た瞬間に私は嫌な予感がした。

 

そしてその嫌な予感が当たった。

 

先生と唯先輩と律先輩とムギ先輩の四人に、着せかえ人形みたいにされた。

 

晴先輩と澪先輩と憂は、先生達四人の雰囲気に押されて助けに来れない状態になっていた。そんな雰囲気を感じた私は、諦めて為すがままになった。

 

帰る時、朝に集まった場所まで憂の肩を借りて帰った。その場所で澪先輩が何か喋ってたけど、気にする程の体力がなかった。

 

そのあと解散になり、一日が終わった。

 





次回も、今回同様のように投稿期間が空くかもしれません。
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