平沢姉妹と真鍋和の幼馴染みは軽音部でのんびり日常を過ごす。(完結)   作:春はる

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第2話です。

約一ヶ月ぶりの投稿です。楽しんでもらえたら嬉しいです。

それでは、本編をどうぞ。



第2話

 

 

~晴視点~

 

 

唯と俺が軽音部に入部した日から翌日の昼休み。

 

和「え、結局軽音部に入ったの?」

 

唯「うん。どうしても入ってほしいって言われて」

 

俺は和と唯と一緒にお昼を食べていた。その際に、唯は軽音部に入った事と理由を教えてた。

 

和「マジで!?……あ、マネージャーとしてよね」

 

唯「ちゃんと部員としてだよ」

 

和「じゃあギターを買って、やることになるのよね」

 

軽音部に入部した唯に、和はギターの事を聞いた。ギターの事を聞かれた唯は、"貸してくれるよね……?"とか"五千円で買えるよね"とか言っていた。

 

晴(ギターって、確か……結構高いはず……)

と、俺は二人の話を聞きながらギターの値段を考えながら弁当を食べてると、和に話しかけられた。

 

和「しかも、晴も入るなんて……。晴は、何で入ったの?」

 

晴「唯が、俺に軽音部の皆がいる前で、憂関係で言ってきたから……」

 

和「あ、なるほどね。唯の天然の脅しってわけね」

 

晴「そういうこと。しかも唯を含めた軽音部全員とも、俺が職員室に入部届け書くのを見張ってきたから、書きづらかったけど」

 

和「それは……ご愁傷さまね……」

 

和と話している間に、弁当を食べ終わった俺は話を切り上げて、昼休みの予鈴がなるまでの間は守と話をしていた。

 

 

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~放課後~

 

 

放課後になり今日は料理部の活動日なので、唯に軽音部に行けない事を伝え、同じ部員の萌と一緒に向かっていた。

 

萌「いや~、まさか晴っちが軽音部に入るとはね~。これも幼馴染みの唯のお願いなのかな~?」

 

晴「なんていうか……天然の脅しみたいな感じで断れなかっただけだよ」

 

萌「ありゃ、そうなんだ」

 

萌と軽音部に入部した話をしていると部室に着いたので、話を途中で切り上げて部室に入った。

 

晴「先輩、来ましたよ~」

 

萌「先輩~、晴っちが軽音部にも入部したみたいですよ」

 

先輩A「へぇ~。でも確か、軽音部って廃部寸前だったと思うのだけれど……」

 

晴「そうですね……。廃部寸前だったんですけど、俺含めて五人部員が入りました。しかも全員が一年です」

 

先輩A「じゃあ新生軽音部って所かな……」

と、先輩と軽音部に入部した事を話してると、料理部に所属してる部員全員が集まったので、部活が始まった。

 

今日は、放課後の部活活動内で作る事が出来るクッキーを作ることになってる。その為、俺は唯を含めた軽音部の皆の分と、憂と和の分を作ることにした。

 

 

 

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完成したクッキーを持ちながら、萌と一緒に俺は下駄箱に向かっていた。

 

下駄箱が見えてきた時に、軽音部の皆と守が待っていた。守を見た萌は、走り出して守に話しかけた。

 

萌「守、帰ろ!」

 

守「うん。晴、じゃあ先に帰るよ」

 

晴「うん。今日の料理部、クッキー作りだったから萌から貰えるよ」

 

守「お、マジか。楽しみだ」

 

萌「ちょっと、教えないでよ!驚かそうと思ったのに!…さっさと帰るよ。守!」

 

萌がそう言って守の腕を引っ張り帰っていった。残った俺と唯達も帰ることにして靴を履きかえた。履き替えてる途中に、唯がクッキーの事を言ってきた。

 

唯「晴くん!私達の分のクッキー作ってるよね!」

 

晴「そりゃ作ったよ。帰りながら渡すから」

 

唯から言われたクッキーの事に返事をして皆と一緒に帰り始めた。

 

帰ってる途中で皆に作ったクッキーを渡していった。渡し終えてから、皆が待ってた理由を聞いてみた。

 

晴「皆、下駄箱に居たけど、何で居たの?」

 

澪「えっと唯が部室に来た時に、今日は晴が料理部の活動だって言ったんだ。それで帰る時に、晴を待っとけば作ったのを貰えるかもって言われて待ってたんだ」

 

晴「あはは……、そうなんだ。まぁ明日にでも味の感想を教えて。この味が食べたいとか、他のお菓子も食べたいとかあったら教えて。休みの日にでも作るから」

 

ムギ「ありがとう、晴くん」

 

律「クッキーの形、きれいだよな~」

 

澪「うん。しかも見た目だけでも、すごく美味しそうだよね」

 

律と澪が、クッキーの見た目を褒めてくれた。それを聞いていると、俺にムギが話しかけてきた。

 

ムギ「そうだ。今度の休日にギターを見に楽器店に行くの。それで晴くんはその日予定ある?」

 

晴「ううん。休みの日は基本料理してるぐらいだから特にこれって用事はないよ。だから行けるけど、何で楽器店に……?」

 

律「唯のギターを見に行くんだよ。ほら、唯はギターを持ってないから」

 

晴「なるほど。……まぁ、今度の休みね。待ち合わせ場所とか教えて」

 

俺は"行く"と返事をして、待ち合わせ場所や時間を聞いてから、皆と別れて唯と一緒に家まで向かった。

 

向かってる最中に、和に会ったので和の分のクッキを渡した。そのあとに、唯の家に着いたので憂にクッキーをあげるために、家に入った。

 

リビングに向かうと、憂がキッチンで晩ご飯の準備をしていた。

 

晴「憂」

 

憂「あれ?晴くん、どうしたの?今日は一緒にご飯作る日じゃないよね?」

 

晴「うん、作る日じゃないよ。けど、今日料理部でクッキーを作ったから、憂に渡しに来たんだ。これ、ご飯の後とかにでも食べてよ」

 

憂「わぁ、ありがとう。後で食べて感想言うね」

 

晴「うん」

 

憂に渡すと、嬉しそうな顔でお礼を言われた。唯に言われても嬉しいが、やっぱり"憂に言われる方が嬉しいな"と思いつつ、家に帰ることを伝えた。

 

晴「じゃあ家に帰るよ」

 

憂「うん。……あ、晴くん。今度の休みだったよね?晩御飯一緒に作るの」

 

晴「うん。なに作るか決めてなかったよね。今決めとく?」

 

憂「当日に一緒に食材を買いながら決めようよ。考えるのも楽しみの一つだから」

 

晴「それもそっか」

 

俺はそう返事をしてから家に帰った。

 

 

 

 

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~休日~

 

 

しばらく経ち休日になった。俺と唯は楽器店に行くために、一緒に待ち合わせ場所に向かっていた。

 

待ち合わせ場所に近づいた時に、唯が横断歩道で人にぶつかったり、渡りきる前に犬を撫でようとしたりしていた。その度に唯に声をかけたりして時間がかかり、律達が目の前にいるのに全然着かなかった。

 

やっとの思いで数メートル先にいた律達に着いた。皆で集合した後に楽器店に向かった。

 

律と唯が話してる間に、俺は澪にギターの事を聞いた。

 

晴「ギターってどれくらいの値段がするの?」

 

澪「高いやつは10万以上するやつもあるけど、唯に薦めたのは、5万ぐらいのギターを薦めたんだ」

 

晴「やっぱり値段が違うだけでも、ギターの状態って違うの?」

 

澪「うん。安すぎると、色々と心配の要素があったりするんだ。高すぎるのは純粋に高すぎて買えないのもあるから、5万ぐらいのがちょうど良いんだ」

 

晴「へぇ~、そういうもんなんだ」

 

澪「うん、そんな感じだよ。……晴は、ギターとか買わないのか?」

 

澪の話を聞いて"へぇ~"と思ってると、澪がそう聞いてきた。

 

晴「それ、昨日お母さんにも似たような事を言われたけど、料理とかに没頭してるから別に良いかなって思ってるよ。……ただ、ギターのコード?っていうやつは覚えてた方が良いかなって思ってるよ」

 

澪「まぁ、買うかどうかは人それぞれだからいいけど。……何でコードを覚えた方がいいって思ったんだ?」

 

晴「今後、休日とかに唯が"コード教えて"とか言って家に来そうだから、すぐ教えられるようにした方が良いと思ったんだ」

 

澪「あぁ~…なるほど。唯と会ってあまり時間が経ってないけどそれは分かる。……じゃあ楽器店でコードの説明が書いてある本もあるから、おすすめの本を教えるよ」

 

晴「うん。よろしく」

 

楽器店に向かってる間、俺は澪とギターの値段を聞いたり、いろんな話をした。その途中で、ゲーセンなどの色々なお店に寄って、今はファーストフード店でくつろいでいる。

 

晴「……ねぇ、楽器店に行かないの?」

 

俺がそう言うと、皆忘れてたみたいですぐファーストフード店から出て楽器店に向かった。

 

 

 

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楽器店は初めて来たので、お店の中を見るのが新鮮だった。

 

唯と澪と律は、三人でギターを見てて、そういう俺も店内を見渡していた。見渡してると、ムギから質問された。

 

ムギ「晴くんは、楽器店に来たの初めて?」

 

晴「うん。俺って料理とお菓子を作るのが趣味だから、行くお店って材料を買いにスーパーに言ったり、ケーキ屋だったりに行くのが多いんだ。だから楽器店に入ったの初めてなんだ」

 

ムギ「確かに、楽器やってない人は入る事はないわね。……そうだ、この間のクッキー美味しかったわ。今度チョコのクッキー食べてみたいのだけれど、作ってもらっても良い?」

 

晴「うん。明日の日曜日に作って、来週に持ってくるね」

 

ムギの質問に答えると、お菓子の要望を言われたので、作ってくる事を伝えた。

 

その後に、澪にコードの説明などが載ってる本を教えてもらいそれを買った。買い終わって唯達がいるギターコーナーに向かうと、律が大きな声を出した。

 

律「バイトしよう!」

 

晴「え、バイト?」

 

律がいきなりバイトと言ってきたので、律に詳しいことを聞いてみた。

 

 

聞いてみると、唯が欲しいギターが25万するギターらしい。そして唯が持ってる所持金は、澪が言ってた最低ラインの5万しかない。同じギターで5万で買えるのもあるけど、25万の方を諦めきれない唯の為に皆でバイトしようということらしい。

 

 

晴「じゃあ、何のバイトするか決めないと」

 

律「まぁ、それは来週の放課後に雑誌を見て皆で決めるって事で」

 

晴「了解」

 

皆でバイトして唯のギターを買える分の金額を稼ぐということになって、今日は解散した。

 

帰る最中に、憂にいつも買い物してるスーパーで待ち合わせのメールを送った。

 

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スーパーに着き、憂と一緒に買い物をしていた。今日の晩御飯は、平沢家で憂と一緒にご飯を作って、唯と三人で晩御飯を食べることになっていた。

 

憂「晴くん、今日は何作る?」

 

スーパー内を回って食材を見ながら、何を作るか考えてた。

 

晴「どうしようか……。お、ニンジンとかじゃがいも安い」

 

憂「あ、本当だ。……ねぇ、晴くん。お肉も今日特売だって。だから買おうよ。」

 

晴「ほんとだ。……これだったら肉じゃがにする?」

 

憂「うん、そうしよう」

 

見て回って、カゴに入れた食材を見て肉じゃがを作ることにした。

 

晴「あと、もう一品欲しいよね」

 

憂「焼き魚……にする?」

 

憂の焼き魚の提案に頷き、作るメニューの食材を買って平沢家に向かった。

 

 

そして家に着き、肉じゃがと焼き鮭を作り始めた。

 

 

作ってる間、唯が"ご飯まだ~"と言ってリビングをゴロゴロとしていた。その当たり前の光景を見ながらしばらくしてご飯が完成した。

 

唯にもご飯を運ぶのを手伝ってもらい、三人で食べてその日は終わった。

 

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