平沢姉妹と真鍋和の幼馴染みは軽音部でのんびり日常を過ごす。(完結)   作:春はる

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前回から1ヶ月と20日ぐらいになりましたが、第4話です。遅くなりました。

後書きにお知らせを書いてますので、そちらも本編に続き読んでいただければありがたいです。


では、本編をどうぞ。


第4話

唯のギターの件からしばらく経ったある日。

 

軽音部の部室で作ってきたクッキーを食べながら、俺は気になっていた事を軽音部の皆に聞いてみた。

 

晴「あのさ、気になったんだけど……。軽音部に顧問は居ないの?」

 

澪「あ、そういえば……。うん、居ない……」

 

律「確かに居ないな……」

 

前から気になっていたのは、軽音部の顧問の事だった。料理部の活動がある時は必ず顧問はいるのに、俺が軽音部の部室に来ても顧問を見かけない。その事を聞いてみたが、顧問は居ないと言われた。

 

晴「じゃあ、誰が顧問になってくれるか先生に聞かないと……」

 

澪「顧問をお願いするってなると、山中さわ子先生かな……。音楽の先生だし、それにクラスの人が話してるのを聞いたけど、吹奏楽部の顧問らしいからぴったりだと思うよ」

 

ムギ「でも、もうすぐ中間テストだから、そろそろテスト期間になるでしょう。先生達も忙しくなると思うから、お願いするのはその後の方がいいと思うけど」

 

晴「あぁ~、確かに。落ち着いてからの方がいいかもね」

 

ムギの言葉に"確かに"と言いながら共感した。その為、軽音部の顧問の事は、テスト終わりに話すって事になり解散になった。

 

 

 

 

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~帰り道~

 

 

 

軽音部が終わって、和と唯と俺の三人で帰っていた。

 

 

和「中間テストの勉強はしてる?」

 

三人で帰ってると、和がテストの事を聞いてきたから答えた。

 

晴「俺はしてるよ。……唯はしてないと思うけど……」

 

唯「晴くん、私だってちゃん勉強してるよ!ほら、コードの勉強を……へ?中間テスト……テストあるの⁉️」

 

晴「部室で俺と澪とムギの会話に出てたの、聞いてなかったの?」

 

唯「いや~、晴くんの作ってくれたクッキーが美味しくて、話は聞いてなかったよ」

 

和「はぁ……。今度こそ、ちゃんと勉強しときなさいよ。中学の時は試験勉強なんてしてなかったからね」

 

唯「だったら大丈夫だね!」

 

和「いや、大丈夫じゃないけど…」

 

晴「あはは……」

 

唯の能天気な言葉に、いつも通り苦笑いしながら三人で帰った。

 

 

 

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しばらくして中間テストが全て終わった。

 

今日はテストが終わった日の翌日。

 

俺は料理部に向かっていた。

 

テスト終わりに一斉に部活が始まるから、料理部と軽音部の両方が重なってしまったが、唯達に"今日は料理部に行く"と伝えていた。

 

部室に着いて中に入った。けど、部室にはまだ全員集まってなかったので、他の部員が来るまでのんびりして待っとこうと椅子に座った。すると、先に来ていた萌からテストの事を聞かれた。

 

萌「ねぇ、晴っちはテストどうだった?」

 

晴「高校になってからテスト内容が難しかったけど、何とか高得点取れたよ。萌の方は?」

 

萌「私も守も、平均点以上の高得点を取れたよ。イエイ!」

と、ピースサインをして教えてくれた。それに"そうなんだ"と俺は呟いた。

 

萌「で、和と唯はどうだったの?」

 

晴「あれ?二人から直接聞いてないの?」

 

萌「うん。今日は、私と同じクラスの友達と一緒に居たから、話聞いてないんだ」

 

萌のテストの点数の事を聞いた後に、和と唯のテストの事を聞かれた。唯達と仲がいい萌が俺に聞いてきた事に疑問に思い"直接聞いてないの?"と聞いた。すると"クラスの友達と一緒に居たから"と教えてくれた。

 

晴「あ、そうなんだ。……えっと、和は俺と萌と同じ感じで点を取ってるよ。ただ、唯の方はクラスで唯一追試だったよ」

 

萌「ありゃ~、もしかして勉強してなかった的な感じ?」

 

晴「そういう感じだよ」

 

顧問「よーし、皆集まったから部活始めるぞー」

 

二人と話してると、先生が声をかけて来たので先生の方を向いた。

 

今日は、お菓子は自由という事なので、俺は交通量調査のバイトでムギが持ってきてくれたお菓子のモドキを作ることにした。

 

 

俺は、準備を始めて作り始めた。

 

 

 

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~部活終わり~

 

 

下校時間になり、俺は生徒会終わりの和と一緒に帰っていた。帰りながら俺が今日部活で作ったお菓子の話をしていた。

 

和「今日は、何のお菓子作ってたの?」

 

晴「前に皆でバイトした時に、ムギが家から持ってきたお菓子を再現しようと思ってて、そのお菓子モドキを作ってた」

 

和「ムギ……、軽音部の人だよね?」

 

晴「そうだよ」

 

和「それで、そのお菓子の再現は出来たの?」

 

晴「出来てない」

 

ムギの事を聞かれて答えながら、お菓子が出来てない事を教えると、和は"え?"という顔になっていた。

 

和「出来てないの?意外と再現をするの難しいの?」

 

晴「……そのお菓子って高級なやつなんだ。だから用意するのが難しい材料とかあるんだ。でもま、他の材料を代わりに作ってて今日の部活で完成に近づいたよ」

 

和「だから、まだ完成はしてないのね」

 

晴「そうなんだよね。あと一つ材料を入れたらちゃんと完成しそうなんだけど、それが分からなくて悩んでる感じかな」

 

和「そう。……私は、お菓子作りにそこまで詳しくないから助言は出来ないわね。まぁ完成したら私にも食べさせてよ」

 

晴「うん、分かってるよ」

と、会話しながら家に帰った。

 

 

 

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唯がテストの追試が決まってからしばらく日が経ち、追試の前日になった。

 

唯「澪ちゃん助けて!」

 

放課後に部室に過ごしていると、家で追試のための勉強とかをしていたはずの唯が、澪に助けを求めていた。

 

何でも誘惑が多くて中々勉強が捗らなかったらしい。

 

ほっとく事も出来ないし追試も駄目になったら部活も出来なくなるかも知れないので、唯の勉強を見るというなので、荷物を持って唯の家に向かうことになった。

 

 

 

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唯の勉強に付き合うために澪達と一緒に唯の家に向かっていた。

 

 

澪「いきなり皆で押し掛けて大丈夫なのか?」

 

唯「今日はお父さんが出張でね。お母さんも付き添いでいないから気兼ねしなくていいよ」

 

澪「そうなんだ」

 

唯「妹は家に帰ってきてると思うけどね」

 

律・ムギ(唯(ちゃん)の妹……)

 

澪(唯の妹。確か、晴は真面目でしっかりした子って言ってたっけ……。でも唯の影響で全然そのイメージが出来ないんだけど……)

 

晴(家に着いたら、憂にお菓子モドキのあれを聞いてみるかな。他の人に聞いたらヒントが出るかもしれないし)

 

唯から妹が家にいる事を聞いた時に、皆が静かになったから皆が考え事をしてるんだと思った。そういう俺はお菓子の事を憂に聞こうと考えながら、平沢家に皆と向かっていた。

 

 

 

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~平沢家~

 

 

 

唯「ただいまー」

 

憂「お姉ちゃんお帰り。……あ、もしかして軽音部の皆さん?はじめまして、妹の平沢憂です。いつも姉がお世話になってます」

 

澪・律・ムギ((出来た子だー!))

 

憂は挨拶をした後に、律達にスリッパを出してちゃんと対応していた。家に上がった皆は唯の部屋へと向かっていった。

 

憂「晴くん、お帰り」

 

俺が靴を脱いで上がったら、憂がそう言ってきた。

 

晴「うん、ただいま」

 

憂の言葉に"ただいま"と伝えた。

 

俺にとって平沢家は、もう一つの実家みたいなものだから、いつもお邪魔する時は"ただいま"と言っている。

 

 

唯の部屋に行く前に憂に声をかけた。

 

晴「あとでキッチン使ってもいい?」

 

憂「晩御飯を作るには少し早いから、お菓子作る感じなの?」

 

晴「うん、そうだよ。今さ、元々あるお菓子を再現してるんだ。完成に近づいたけど、最後の最後で中々完成しないんだ。まだ物足りない感じなんだ。あと一つでも材料入れれば味が決まって完成すると思うんだ」

 

憂「私にも手伝ってほしい感じ?」

 

晴「うん。憂にも手伝ってもらったら完成するかもしれないし」

 

俺がそう言うと、憂は"分かったよ"と言ってくれた。憂の返事を来てから、唯の部屋へと向かった。

 

部屋に入ると、ちゃんとノートなどを出して勉強をやる体制になっていた。俺はとりあえず部屋に荷物置いた。

 

荷物を置いてすぐに憂がお茶とお菓子をもって部屋に来た。その時に憂の事についての話になった。

 

律「憂ちゃんは何年生?」

 

憂「中三です」

 

澪「じゃあ受験生だ。どこの高校を受けるのか決めてるの?」

 

憂「桜ヶ丘高校を受けようかと思ってます。……けど私でも受かるかどうか」

 

律「唯でも受かったから大丈夫でしょ。何なら唯から勉強を教えてもらえば?」

 

憂「それは……私一人で頑張ります。それに晴くんから教えてもらって頑張りたいですし……」

と、どんどん語尾が小さくなっていった。律は唯に当てにされてない感じで言うと憂はすかさずフォローをしていた。

 

 

ムギ「晴くんは、憂ちゃんから頼りにされてるんだね。」

 

晴「頼りにされるのは嬉しいよ」

 

ムギに言われた事に答えてから、俺は皆に声をかけた。

 

晴「俺はちょっとキッチンの所に行くから、唯の面倒をよろしくね」

 

律「お、お菓子作るのか?」

 

晴「今日で完成するか分からないけどね。」

と言って、キッチンに憂と向かった。

 

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皆に一言断ってからキッチンで、憂と一緒に俺が作ってるお菓子再現作りを始めた。

 

晴「それでね、このお菓子がそうなんだ」

と言って、家と料理部で作って完成させたやつを憂に見せて、まず憂に食べてもらった。

 

憂「……うん、凄く美味しいよ!これでもいいと思うけど。本物のはどんな味か確かめたいから食べてもいい?」

 

晴「うん。本物の方はこれだよ」

 

本物のお菓子も出して食べてもらった。

 

憂「……うん。確かに晴くんの再現したお菓子、どこか物足りないね」

 

憂も俺と同じ感想だった。それを聞いてから二人で家にある材料を使って作り始めた。

 

 

作ってる間、唯の部屋から律の大声や澪の"うるさい!"という声が聞こえていた。

 

 

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憂と一緒にお菓子を作り始めてしばらくして、俺は声を出した。

 

晴「やっと、出来たー!」

 

憂「やったね!晴くん❗」

 

お菓子再現がうまく出来た。試行錯誤しながら作り続けて完成した。本家の物と近くて味も物足りるように出来たので、憂とハイタッチして喜んだ。

 

喜んでいるとインターホンがなった。憂が出ると、平沢家に来たのは和だった。

 

和が家に来たのは、勉強を頑張ってる唯にサンドイッチを作って差し入れとして、持ってきたみたいだ。俺もお菓子が完成したので、お菓子を差し入れとして唯の部屋に和達と向かった。

 

部屋に入り、サンドイッチとお菓子を机の上に置いた。サンドイッチを、一つもらうと美味しかった。自分が作ったお菓子を食べてもらうと、皆から美味しいと言ってくれた。ムギからは本物と凄くそっくりで美味しいとお墨付きをもらった。

 

食べてる間は、唯と和の昔話をしていた。その後に勉強が再開した。

 

 

しばらくして勉強が終わり、あとは本番で唯がミスしなければ大丈夫の状態になったので、解散となった。

 

 

 

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~追試結果~

 

 

今日は追試の、テストが帰ってくる日だ。

 

律は普通だったが、澪はそわそわしていて、ムギに至ってお茶をコップに注ぎ続けていて溢れしまってた。それを見た瞬間に声をかけて止めさせた。

 

そういう俺はあまり心配はしてなかった。昔から唯は一つの事を集中してやると上達するから、今回のテストは100点を取る予感がしていた。

 

そして待ってると、部室のドアが開き唯が入ってきた。顔をうつむかせて入ってきたから澪達は心配していたが、唯は震えながら採点された答案を見せて、一言呟いてきた。

 

唯「100点取っちゃった……」

 

澪「極端な子⁉️」

 

晴(やっぱり……)

 

唯が100点を取ったことに澪が大声を出して驚き、律とムギも声を出してなかったが、凄く驚いている顔をしていた。

 

澪「でも、追試は何とか出来たから、やっとバンドの方に集中出来るな。唯、コードは覚えてるよな」

 

唯「うん!……あれ?」

 

澪「……もしかして忘れたの……?」

 

唯「ずっと、勉強でXとかYとかやってから~」

と、唯が言った事に澪は大声を出していた。

 

晴「まぁ何とかなったから、次は顧問だよね」

 

ムギ「明日の部活で皆と話し合う感じよね?」

 

晴「それでいいと思うよ」

と、ムギと話ながら唯と澪のやり取りを見て放課後を過ごした。

 




次回は、顧問の話を書いてその後に夏休み編を書こうと思います。


~お知らせ~

活動報告にも書きましたが、まず書くストーリーの変更をします。本小説のあらすじに、第一期と第二期と映画の話を軸に書くと記載しましたが、それを変更してアニメ第一期のみのストーリーを軸に書くという事にしました。

申し訳ありません。

ですので、アニメ第一期を軸に主人公と憂を付き合わせてアニメ一期の最終回の文化祭まではしっかり書きますので、気長に待ってくださればありがたいです。

よろしくお願いします。
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