平沢姉妹と真鍋和の幼馴染みは軽音部でのんびり日常を過ごす。(完結)   作:春はる

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前回の投稿から1ヶ月以上過ぎてしまいましたが、第5話です。

今回は文字数が、前回より少ないです。前回が4825文字、今回は2461文字と前回より半分ぐらい少なくなっていますので、物足りない等と思うかもしれませんがご容赦ください。

では、本編をどうぞ。



第5話

唯の中間テストの追試も終わって、やっと日常が戻った。

 

そんな日の放課後、軽音部の部室で皆とお菓子を食べつつお茶会をしていた。

 

唯「ん~~、おいしい~!」

 

ムギ「やっぱり、このお菓子美味しいわ」

 

唯の追試勉強の際に完成したお菓子を出したので、皆は美味しいと言いながら食べていた。

 

俺はその言葉に嬉しいと思いながら、皆に声をかけた。

 

晴「まぁ、お菓子の話は置いといて、テストの次にやらなくちゃいけないのがある」

 

唯「何を~?」

 

晴「顧問がいないから、先生の誰かに顧問をお願いしないといけないんだ」

 

ムギ「そうね。テストも終わって答案も返却してもらったから、先生達の仕事も落ち着いていると思うわ」

 

律「顧問って言っても誰にお願いするんだ?」

 

澪「一番の候補は、山中先生だ」

 

律「……あ、あのメガネをかけた音楽を担当してる先生か!」

 

ムギ「えぇ。しかも吹奏楽部の顧問もしてるから、一番適してると思うわ」

 

澪「いつお願いしに行く?」

 

唯「明日でいいんじゃない?今日はのんびりしようよー」

 

晴「そののんびりはいつもしてるけどね~」

 

唯「失敬な……!頑張ってコードをもう一回勉強をしてるんだから」

 

晴「次は忘れないようにねー」

と、今日はのんびりと下校時間まで過ごして、放課後が終わった。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

~翌日~

 

 

翌日になり軽音部の部室に行くと、律と唯の二人が何かを見ながら話をしていた。

 

晴「何見てるの?」

 

律「これ、過去の軽音部のアルバムだよ。今日、一番早く部室に来たから、少し暇だったんだ。だから、なんか面白い物がないかな~って探してたら出てきたんだ」

 

晴「へぇ~」

と、俺は言いながら、アルバムの写真を見せてもらった。見てみると、凄い衣装を着ていたので驚いた。

 

晴「結構、凄い衣装着てるね……」

 

律「だろ~。いつの時代のバンドだよって感じだよな」

 

唯(私のイメージはこんな感じだったけど……)

 

律の言葉に"そうだね……"と、返事をしながら見ていると、気になる写真を見つけた。

 

晴「(山中先生に似てる)……ねぇ、この写真に写ってる人さ、山中先生に似てない?」

 

唯「あ、晴くんもそう思ったんだ」

 

晴「唯も?」

 

唯「うん」

 

俺が山中先生に似てる人の写真の事を聞くと、唯も似てると思ってたみたいだった。

 

律「……確かに、似てるな……(これが本人だったら、使えるかも)」

 

一緒に写真を見てた律は一言呟いて、一人笑っていた。

 

律「そうだ、あと一つ見つけたんだけどさ……」

と、一人笑っていた律が、そう言って見せてきたものがあった。

 

ーーーーーーーーー

 

 

そして先生にお願いするために、職員室に向かった。

 

 

職員室前に着くと、ちょうど他生徒と話をしていたので、声をかけようとしたが、俺のとなりにいた律がアニメやらドラマやらのナレーションみたいに山中先生の説明をし始めた。

 

しかも先生にも聞こえる声の大きさで言っていた。

 

さわ子「ちょっと、聞こえてるわよ」

と、先生が反応してきたので、顧問のお願いをした。

 

晴「先生、軽音部の顧問になってください」

 

さわ子「……中間テストが終わった今でも、まだ顧問が居なかったのね」

 

晴「……一応、テスト前には気づいてたんですよ。でもテスト期間中だったので終わった後の方がいいかなと思って、今日お願いしに来ました」

 

さわ子「あら、気が利くじゃない。確かに、先生達もテストの間は大変だしね」

 

晴「それで、顧問については?」

 

さわ子「ごめんね。吹奏楽部の顧問もしてるから、ちょっと難しいわね。他の先生を紹介するわよ」

 

晴「無理ならそうで……、どうした、唯?先生の顔をじっと見て……」

 

先生から顧問の話をしている時に、唯が"じー"と先生の顔を見ているのに気が付いて、"どうした?"と唯に聞いてみた。

 

唯「先生って、この学校の卒業生?」

 

さわ子「え、えぇ……そうだけど」

 

唯「軽音部にいました?」

と、唯が先生に行った瞬間に先生が血相を変えて部室に走っていってしまった。いきなりの動きだったから一瞬"え?"と思ってしまったが、とりあえず俺達も部室に向かった。

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

部室に着くと、先生がアルバムを見ていた。唯が先生に似ていた写真を見せて一言だけ言い放った。

 

唯「この写真の人は先生だったんですね」

 

さわ子「……そうよ。その写真に写ってるのは私よ」

 

律「じゃあ、この声も先生?」

 

唯の写真の後に、律がカセットテープに録音している声を流した。これがアルバムを見てた時に律がもう一つと言ってきたやつだった。

 

録音されてた声は、デスボイスというか怖い感じの声だ。録音された声を律が流した瞬間、先生が小さくが丸くなった。

 

さわ子「やめてー!」

と、大きく叫びながら小さくなってしまった。

 

晴(ここまで嫌がってると黒歴史的な感じかな。てか澪も小さくなって丸くなってるし……)

 

俺がそう思ってると、澪が先生の隣で小さく丸くなって怖がっていた。

 

澪「聞こえない……聞いてない」

と、言っていた澪に苦笑いしてしまった。澪の様子を見ていると唯が先生にギターを渡し、先生は受け取った瞬間に人が変わってギター技術を色々披露してきた。

 

強烈だったのは、歯ギターでそれを見ておれは"うわー"と思ってしまった。技術の披露が一通り終わった頃に、いきなり先生が落ち込んでいる感じになった。

 

さわ子「おしとやかな先生キャラで通そうとしてたのに……」

 

晴「え?」

 

さわ子「そう、そう思ったのはあの頃……」

 

先生の言った言葉に、"え?"となってると、いきなり先生が語り始めた。

 

晴(なんか話が長くなりそう)

と思って語り終わるまで、聞き流してた。そしてやっと話が終わると、律が先生の方に手を置いて一言だけ言い放った。

 

律「先生、これをバラされたくなかったら、顧問になってください」

 

唯「りっちゃん、たくましい子……!」

 

晴「おぉ……、強行手段だー」

と、律の行動に俺と唯は驚いたが、先生は相当知られたくないからか、顧問になってくれた。……手段はあれだが、結果的に顧問になってくれたので良かった。

 

そして、この日はとりあえず解散となった。

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

それから日が経ち、夏休みになった。

 




次回は、夏休み編になります。
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