平沢姉妹と真鍋和の幼馴染みは軽音部でのんびり日常を過ごす。(完結) 作:春はる
前回の第5話よりは200文字ぐらい増えましたが、結局のところ2000文字後半で、文字数は少なめなので、ご了承下さい。
~晴視点~
律「潮の匂いだー」
唯「すごーい。海が広がってるよー」
律・唯「あーー!」
夏休みなり、俺達軽音部と顧問の山中先生は電車に乗っていた。そこで電車内から外を見てると海が見えて唯と律の二人が窓を開けて叫んでいた。
軽音部の皆で電車に乗ってる理由は、夏休み前に遡るんだけど……。
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~回想~
一学期の終業式から、数日前のある日。
俺は唯と律は、軽音部の部室に集まっていた。澪とムギはまだ来てなくて、先生も仕事でまだ来てなかったから、部室にいるのは、三人だけだった。
そして、今は唯はテストの追試のせいでギターのコードを忘れてしまったから、コードの練習をしていた。
唯「上手く指が動かなーい!」
律「本当に忘れたんだな」
晴「そこが唯らしいけどね。一つやり込むと他の事を忘れちゃうからね」
唯「晴くんに褒められた!」
晴「褒めてないけど……」
唯「えー、りっちゃん!晴くんが全然褒めてくれなーい!それに頑張って練習してるのに、ご褒美もくれないよー」
律「そんな事、私に言われても知らんわ!」
と、律は言って唯の頭をチョップをした。
俺は席に座りながら律達の様子を見ていると、澪が"ドン!"と扉を開けて入ってきた。そして机に荷物を置いた後に、律達の方を向いてから、一言を言ってきた。
澪「合宿をします❗」
晴「澪、いきなりどうしたの?合宿をするって言って……」
澪「夏休みが終わって、しばらくしたら学園祭があるんだよ。そこでライブをやりたいのに練習してないね」
晴「俺が軽音部に来れてない時も?」
澪「うん、全くしてない。3ヶ月ぐらい合わせてはないな。個人で自由にやってた感じだよ」
晴「なるほど。……でもバンド練習って言っても、曲って作ってあるの?」
と、質問したら澪は目を反らして一言呟いてきた。
澪「いや、全く作ってない。……だから合宿とかをやってどうにかしようと思ったんだよ!」
澪の言葉に少し苦笑いしてしまった。
晴「まぁ確かに、学園祭でライブをやるにはしっかり練習をしないといけないし、合宿するのもアリだよね」
澪「そう!晴の言う通りだよ!律と唯、そういうことだよ!」
と、澪が唯と律の二人にそう言ったが、二人は文化祭の出し物で盛り上がって話を聞いていなかった。お互いに"メイド喫茶"とか"お化け屋敷"と言い合っていた。その為、澪は律にげんこつを落として、律と唯は澪の目の前で正座をしてた。
律「何で私だけ……」
と、律の小さく呟いた時に、部室の扉が開いた。扉の方を見ると、ムギだった。
ムギ「遅くなってごめんなさい。……何かお菓子食べる?」
部室に入ってきたムギは、律達の様子を見てお菓子の提案をしていた。
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ムギがお菓子の準備をしてくれた後に、皆で食べてると先生もやってきた。
先生から、何を話してたのか聞かれたので、合宿をする事を伝えた。学園祭があるから、そこでライブをするために練習をするという理由も伝えた。
すると先生は、俺と同じ質問を澪にしていた。
さわ子「そういえば、曲は作ってるの?」
澪「まだ無いです。曲が無いので、合宿までにどうにかして、練習したいていうのもあります」
さわ子「なるほど……。合宿で、作詞や作曲を全部するのは無理だと思うから、合宿に行くまでに皆は作詞してくる事にしましょう。そして合宿中に作曲して練習って事にするわよ」
と、先生が指示してくれたので、皆はとりあえず返事をした
さわ子「でも、合宿するとは言ってたけど、合宿する場所とかはあるの?」
先生が合宿でやる事を言った後に、合宿をする場所を聞いてきた。
律「そこだよな~。お金とかもあまり無いから、高い場所は無理だし……」
澪「……。な、なぁ……ムギ」
ムギ「何ですか?」
澪「別荘とかある?」
ムギ「ありますよ」
皆「あるの!?」
合宿をする場所で悩んでた時に、澪がムギに別荘の事を聞いていた。澪の言葉に被せるような勢いでムギが"ある"と言ってきたので、ムギ以外全員驚いてしまった。
ムギ「えぇ、ありますよ」
晴「じゃ、じゃあ、別荘を合宿で使わせてもらっても大丈夫!?」
ムギ「一応、親に話を通したりしなくちゃいけないけど、多分大丈夫だと思うわ。とりあえず確認しとくから待っててもらってもいい?」
という、ムギの言葉に皆は一心不乱に頷いた。
澪「じゃあ、場所は確認中だけど、夏休みは合宿するから練習を頑張るからな!」
晴「あとは、合宿までの間に歌の歌詞も考えてきてよ」
俺と澪の言葉に皆は頷いた。
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~現在~
という事が、終業式の数日前に起きた出来事だった。
そして今は、唯達軽音部メンバーと先生の皆で、電車に乗ってムギの家が持ってる別荘に向かっていた。
律「潮の匂いだー」
唯「すごーい。海が広がってるよー」
律・唯「わぁーー!」
隣の席で唯と律が叫んでいた。
一応、皆が乗ってる電車の座席は四人が座れるボックス席だ。律と澪、唯とムギの四人が座ってるので、俺と先生は唯達が座ってるボックス席の隣にあるボックス席に二人だけで座ってる。
隣のボックス席で窓を開けて叫んでる唯と律の二人を見ていると、先生に話し掛けられた。
さわ子「そういえば、晴くんは何で軽音部には入ろうとしたの?確か、料理部に最初は入っていたのよね?」
晴「あぁ~……。唯に脅されました」
さわ子「……脅された?なんか物騒ね」
先生に、軽音部に入部するきっかけを教えた。元々、料理部だけで、軽音部には入部する予定は無かったこと。唯の付き添いで部室まで行った際に、唯に好きな人とかの事で言われたので、断れなかった事などを話した。
さわ子「それは災難ね。……料理部の活動日は週2日だから、掛け持ちは出来るのよね。他の料理部部員が他の部活に入部してるからね」
晴「そうですね。……それに今は入って良かったですよ。自分が作ったお菓子を食べてもらって、感想を言ってもらえるので」
さわ子「なるほどね。確かに、晴くんのお菓子は美味しいもの。……お菓子作りを始めたきっかけはあるの?」
晴「えっと、お母さんが料理やお菓子作りが好きなんです。それで、手伝いで俺も料理をする事があったんです。それで作るのが好きになって、特に俺はお菓子を作るのにハマってしまった感じですね」
さわ子「へぇ~。じゃあ将来は料理屋さんか、パティシエとかになりたいとか思ってるの?」
晴「将来はお菓子も作れる料理人になって自分のお店を開きたいって思ってます」
さわ子「しっかり夢を持ってるのね~」
先生と話をしていると、別荘の最寄り駅に着いたので電車から降りて、別荘に向かった。
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晴「別荘、大きいね……」
澪「晴の言う通り、大きい……」
他の皆も、別荘の大きさに驚いていた。
ムギ「本当は、もっと大きい所の方が良かったのだけれど、一番小さい別荘しか借りられなかったの」
律「これでも、一番小さい別荘なの!?」
ムギの言葉に、皆は一様に驚いてしまった。
次回は、6話の続きを書いて投稿します。
ただ、出来てないので次の話は投稿に時間が掛かると思います。