平沢姉妹と真鍋和の幼馴染みは軽音部でのんびり日常を過ごす。(完結)   作:春はる

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前回から、1ヶ月以上の投稿ですが第7話です。遅くなりましたが、書けました。

では、本編をどうぞ。



第7話

 

~晴視点~

 

 

別荘に着いた時に、俺と皆は大きく立派な別荘を見て驚いていた。

 

別荘を大きさに驚いたが、これでも小さい別荘だという事をムギから聞いた時が、さらに驚いた。

 

そして別荘の中も凄かった。

 

晴「……中もすごいんだけど……」

 

澪「うん、広々してる。……これでも小さい方の別荘なんだよな……」

 

さわ子「澪ちゃんの言う通りで、確かに凄いわね。ここが小さい方の別荘で、しかもバンドの練習が出来る立派なスタジオもあるなんて……。とてもそんな風には見えないわね」

 

皆で驚いていると、律と唯が色々と別荘内を探索をしていた。俺はその二人の後を着いていくと、テーブルの上にフルーツ盛り合わせが置いてあったり、冷蔵庫の中には霜降り肉が入っていたりとしていた。

 

ムギ「なるべく普通にしてほしいって言ってたのだけれど……」

 

晴「……まぁ、うん。そっか」

 

ムギの言葉に、そう返事をしてしまった。けど、折角の合宿だし、それにこんなお肉はそうそう使えない。ご飯を作る時に使ってみたいと思った俺は、ムギにお願いした。

 

晴「ねぇ、ムギ。このお肉だけはそのままにしててくれる?」

 

ムギ「え?」

 

晴「こんなお肉は中々使えないから、料理する時に使ってみたいんだ」

 

ムギ「そういえば晴くんは、お菓子だけじゃなくて料理も出来るんだったのよね」

 

晴「うん。だから、これだけ置いてくれる?」

 

ムギ「じゃあ、そのままにしとくわね。フルーツとベットのを片付けてもらわないと……!」

 

ムギにお肉だけ置いといてとお願いして、オッケーをもらった。すると、ムギはそう言いながら携帯を出して電話を掛けはじめた。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

電話を済ませたムギと一緒に澪を探した。澪がいたのは、別荘にあるスタジオで、先生も一緒にいて二人で紙を見ていた。

 

晴「何を見てるんですか?」

 

さわ子「澪ちゃんが考えてきてくれた歌詞よ。二人も考えてきてるでしょ?」

 

ムギ「あ、はい。ちょっと待ってください。……先生、これです」

 

晴「……えっと、はい」

 

先生と澪が見てたのは、澪が考えてきた歌詞だった。先生から俺とムギの歌詞の事も聞いてきたので、二人で書いてきた紙を見せた。

 

さわ子「二人が考えてきたのが、普通な感じで良かったわ……」

 

俺とムギが考えてきた歌詞を見た先生は、ホッとした顔をして、そんな一言を言っていた。俺は、その一言の意味を聞こうとした時に、扉から声を聞こえてきた。

 

律「海に行こうぜー!」

 

唯「イエーイ!」

 

大声を出してきたのは、水着に着替えてる律と唯だった。

 

澪「練習は?」

 

律「そんなの遊んだ後にやるからー!」

 

唯「そうだよー!」

 

澪「ちょっ!?」

 

二人は澪の言葉を聞き流してから、走っていってしまった。

 

澪「二人とも……!」

 

ムギ「私も行きたいかな」

 

晴「ムギも遊ぶ?」

 

ムギ「うん。折角来たんだし……」

 

さわ子「まぁ、確かに遊ぶのもありって言えばありなのよね。近くに海もある訳だし……、一回ぐらい遊んでもバチは当たらないと思うわ」

 

ムギと先生はそう言って唯達のあとを追いかける感じで、出ていってしまった。

 

澪「晴は遊びたい?」

 

晴「俺も遊びたい気持ちはあるけど、それ以前に晩御飯とかの材料とか買いに行きたいって思ってる。献立とか色々と料理の事をしたいかな……」

 

澪「………私も海に行くーー!」

 

晴「澪も行くんだね……」

 

俺は澪の言葉に、そう呟いてしまった。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

ーーーーーーーーー

 

~街中~

 

 

皆が海で遊んでいる間、俺は買い物をするために街中に出ていた。別荘には自転車もあったので、自転車に乗って別荘から一番近いスーパーに来ていた。

 

晴(それにしても暑いな……。自転車がなかったら、大変だったかも……)

と、俺は思いながら、スーパー前の駐輪場に自転車を止めてスーパーの中に入った。

 

晴(それにしても、ご飯どうしようかな……)

 

スーパーの中で野菜とかを見ながら、俺は今日の晩御飯を考えていた。

 

特に悩んでいるのは、別荘に霜降り肉という食材がある為、お肉をどんな料理にするかという事だった。

 

 

まず思い付くのは、ステーキ。けどこれは、冷蔵庫にあった肉の大きさを考えれば、結構重たい。特にメンバーは俺以外全員女子だからやめた方がいい。全員男子なら別だけど……。

 

他にも色々と考えていると、ピンと来たものを思い付いた。

 

晴(バーベキューか……。肉を食べやすいサイズにするから食べやすいし重すぎないはず……。野菜も焼いて食べるし皆で楽しみながら食べれる)

 

晩御飯の献立を思い付いた俺は、必要な野菜とかを選び始めた。

 

 

ーーーーーーーーー

 

買い物が終わり、両手に大きいレジ袋を持った俺は、前後に付いている自転車のカゴに荷物を入れた。

 

 

晴「ふぅ~、重たかった~……。(買い物中に明日の御飯の分とかで、色々と買ってしまった……)」

 

そんなことを思いながら、自転車に乗って行こうとした時だった。

 

さわ子「晴くん」

 

いきなり先生から名前を呼ばれたので辺りを見ると、道路に車に乗ってる先生がいた。

 

晴「先生、どうしたんですか?」

 

さわ子「いや~、唯ちゃんが迎えに行った方がいいって言ってきたのよ。"晴くんが買い物をする時は大量に買うから"って……。……それで迎えに来たのよ」

 

晴「……そうですね(流石、幼馴染みだな~……)」

 

唯が先生に言った言葉に、そう思ってしまった。

 

さわ子「じゃあ、荷台に荷物と自転車を車に乗せましょう。私も手伝うわ」

 

先生と二人で、車に買った食材と自転車を乗せた。その後に車に乗って先生が運転を始めた。

 

 

車が動き始めてしばらくした後に、先生が話し掛けてきた。

 

さわ子「……でも唯ちゃんの言う通りで、すごい買ってたわね。これじゃ自転車だと危なかったかもね」

 

晴「確かに重たかったんで、あのまま自転車に乗ってたら重さでハンドルを持っていかれてたかも……」

 

さわ子「けど、晩御飯を作るのにあそこまで食材が必要なの?」

 

晴「いや、今日の晩御飯の分だけじゃなくて、明日の朝の分とか色々と買っちゃったんです」

 

さわ子「あぁ、それであの量になったのね」

 

晴「そうなんですよ。買い物してながら、あれもこれもと作る物を考えてたら、あれだけ買ってしまって」

 

さわ子「一応、別荘に冷蔵庫とかあったけど、その中に食材は無かったの?」

 

晴「それが霜降り肉だけしか無かったんですよ。だから色々と買ってしまって……」

 

さわ子「なるほどね~。……ん?霜降り肉が入ってたの!?」

 

晴「うぇ!?い、いきなり大きい声出さないでくださいよ……」

 

さわ子「あ、それはごめんね。でも、霜降り肉が入ってるなんて、流石はお金持ちの子ね~。でもそのお肉を使おうとする晴くんも、流石の料理好きね」

 

晴「下手な霜降り肉だとあまり美味しくないのがありますけど、冷蔵庫に入ってたそのお肉って絶対美味しいお肉です。そんなお肉って滅多に使えないから、使ってみたいじゃないですか」

 

さわ子「それは分かるわね」

 

別荘に着くまでの間、先生とそんな話をしていた。

 

 

 

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~別邸~

 

 

別荘に着き、夕飯の支度を始めた。皆はお風呂に入りに行っている。その間にバーベキューの準備を始めた。

 

晴(流石はムギの家の別荘……。バーベキュー用の道具も全部揃ってた。本当にすごいな……)

と内心驚きながら、食材の準備から火付け等をしていた。そして、全て終わった頃に皆が上がってきた。

 

律「スゲー」

 

真っ先に声をあげたのは、律だった。

 

澪「この準備、晴が一人でやったのか?」

 

晴「うん、そうだよ」

 

澪「凄いな……」

 

唯「早く食べようよー!お腹空いたー」

 

唯の一言で皆のお腹から音がしたので、俺はお肉と野菜を焼き始めた。

 

そこからは俺が焼いて、焼けたお肉とかを自分のもお皿にのせて確保しながら、皆に渡していった。皆は凄く美味しそうに食べてくれていた。

 

ムギ「美味しいわ。晴くん、焼き加減も上手いのね」

 

晴「そりゃ、ずっと料理してたら、なんとなく分かるよ」

 

ムギの言葉にそう返しながら、食べながら焼いていった。

 

 

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~別邸・スタジオ~

 

唯・律「「お腹いっぱいだ~。もう動きたくない」」

 

夕飯を食べた後にスタジオで、夏休み前に言っていた歌詞を作ってくるという話をしていた。二人も渡して歌詞を書いた紙を渡した後に、さっきの事を言いながら寝転んでいた。

 

俺・澪・ムギ・唯・律が書いてきた歌詞を見ている先生はというと、凄く唸っていた。

 

しばらく唸ってから、俺達の方を見ながら口を開いた。

 

さわ子「ん~、無難に選ぶと、晴くんとかりっちゃんかな~。ムギちゃんや唯ちゃんのでもいいんだけど」

 

澪「え?わ、私のは……?」

 

晴「俺とムギが先生に渡した時にも、似たような事を言ってましたけど……、澪のは駄目なんですか?」

 

先生の言ったことに不思議に思い、俺がそう聞くと先生が澪が書いた歌詞を見せてきた。律達も覗き込んできたので少し見づらかったが……。

 

しばらく見ていると、律が声を発した。

 

律「か……かゆい……!」

 

さわ子「ほんとに破りたい……!」

 

晴(……キャピキャピ……って、言うのかな……。なんか……うん。俺も、律と先生と同じ心情になってる……)

 

俺も律と先生みたいな状態になってると、澪が涙目になりながら、声をかけてきた。

 

澪「そ、そんなに……私の歌詞は駄目なの……かな……」

 

そんな涙目で落ち込んだ顔をされると、否定できない……。律と先生も何とかフォローをしていたがあまり効果はなかった。

 

律「ゆ、唯は……どう思ってるんだ?」

 

唯「凄くいい……!澪ちゃん、私はこの歌詞が凄く好きだよ!」

 

唯には、澪の歌詞は凄く刺さったらしい。

 

律「マジか!ムギはありか?」

 

ムギ「……はい」

 

律「ホントに?」

 

ムギ「はい……」

 

律「マジ……?」

 

ムギ「どんとこいです」

 

唯の次に聞かれたムギもそう答えていた。

 

晴(なんか歌詞とかいうよりも、澪と唯の二人を見てうっとりしているように見えたけど……)

と思っていると、先生がため息を付きながら声をかけてきた。

 

さわ子「とりあえず、澪ちゃんが作ってきた歌詞にしましょう」

 

先生がそう言ってきたので、澪の歌詞に決定した。

 

その日は楽器練習して終わった。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

その後は、合宿で泊まる期間中に皆で協力しながら何とか曲ができた。ふわふわ時間(タイム)という曲名になった。

 

そして、所々海で遊んだりしたが練習もして何とか曲が演奏が出来るまでになった。

 

ちなみに、ボーカルは決めなかった。作詞者の澪が歌うという話になったけど、拒んだりしてうまく話がまとまらなかった。

 

唯がやりたそうにしていたが、先生がとりあえず演奏できるように練習をした方がいいと言ってきたので、決めなかったのが理由だ。

 

 

そんなこんなで、充実した合宿が終わった。

 





次の話も出来てないので、投稿は遅くなります。ご了承ください。
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