スーパーロボット・ストラトス   作:暁海斗

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とある生徒の悩み

 

俺は自分の仕事をある程度片付けた後、束と千冬を迎えに行った

 

コンコン

 

ユウマ

「束~、千冬~、今大丈夫?俺これから海に行くけど二人も来る?」

 

「行く~♪」

 

千冬

「私も行くから先に行っていてくれ」

 

ユウマ

「はいよ~」

 

俺は旅館が特別に設置してくれた更衣室で水着に着替えて海に向かった。俺の体にはこの世界に来る前に事故などで付いた古傷が多数ある為パーカーを羽織っていた

 

「さて一応救護所設置しとくかな、お酒は飲めないから旅館の自販機でジュース何本か買ってきて良かった」

 

生徒

「ユウマ先生、パラソル立ててどうしたんですか?」

 

ユウマ

「これ?全員じゃないけど何人かは海に来てるから何かあった時の為に救護所立ててるんだよ。今日いつもより暑いから熱中症になる子もいるかもしれないからね」

 

生徒

「私ここに居ても良いですか?私暑いの苦手でどうしようかと思ってたんです」

 

ユウマ

「良いよ、無理して炎天下の中にいる必要ないからゆっくりしてくと良いよ。クーラーボックスの中にジュース有るから好きなの飲んでいいからね」

 

生徒

「ありがとうございます・・・ユウマ先生って女性にかなりモテますよね?」

 

ユウマ

「意外と全然モテなかったよ、束と出会うまで彼女は居なかったから」

 

「それに今はこんな感じだけど昔はかなり地味目のクラスに必ず居るオタク男子っぽい見た目だったから女子には煙たがられてたし」

 

生徒

「意外です、ユウマ先生は世の女性の理想の男性だってこの前雑誌にも書いてありましたよ」

 

ユウマ

「俺雑誌の取材なんて受けてないから勝手に出版社が画像とか使ったな・・・ドイツから抗議の連絡してもらおう」

 

「その雑誌って何処の雑誌か分かる?」

 

生徒

「週刊〇〇って雑紙です」

 

ユウマ

「出版社は・・・〇〇社か。本人の承諾なしで画像使うなんて肖像権の侵害で徹底的に抗議してやる」

 

生徒

「ユウマ先生って結構色んな雑誌で取りあげられてますよ、他の雑誌は写真は使ったりはしてませんでしたけど」

 

ユウマ

「今後の為に俺の事を唯一掲載できる出版社と契約して独占させて他社を牽制させるか・・」

 

生徒

「今のユウマ先生凄くイキイキしてますよ♪」

 

ユウマ

「そう?基本的に家族が関わるといつもこんな感じだよ」

 

生徒

「ユウマ先生のご家族のみんなが羨ましいです・・・私両親に育児放棄されて祖父母に育てられたので」

 

ユウマ

「そっか・・・君の名前は何ていうの?俺まだ1学年の生徒の名前覚えられてなくてね」

 

カナ

「私結城カナって言います」

 

ユウマ

「カナちゃんか、カナちゃんは今の自分は嫌い?」

 

カナ

「あまり好きではないです・・・祖父母には感謝しかありませんけど両親には感謝の感情はありませんね」

 

ユウマ

「カナちゃんはこれからどうしたいとか目標はあるの?」

 

カナ

「私は・・・せめて人並みに幸せになりたいです」

 

ユウマ

「ならこれから人と話してごらん、交友関係が広がると何処かで自分を変えるキッカケがあるかもしれないよ」

 

「それに何か困ったら俺でも束でも相談してくれれば幾らでも話聞くからさ」

 

カナ

「ありがとうございます・・・・」

 

ユウマ

「その内、束と千冬も来るから二人にも聞いてごらん?」

 

「二人とも優しいからカナちゃんの事精一杯甘えさせてくれると思うよ、自分の家族って言わんばかりに精一杯愛情を分けてくれるから」

 

「ゆ~くん発見!!ん?その子どうしたの?」

 

ユウマ

「この子、カナちゃんって言うんだけど悩みがあって相談にのってたんだよ」

 

「束、カナちゃんの相談にのってやってくれ」

 

「分かったよ、ちーちゃんは、直に来るからカナちゃんと3人でお話ししようよ」

 

千冬

「待たせたな・・その子はどうしたんだ?」

 

「カナちゃんのお悩み相談室やりたいからちーちゃんも手伝って欲しいんだよ」

 

千冬

「分かった、付き合うよ」

 

「それじゃあカナちゃんのお悩み相談室始めます!」

 

ユウマ

「俺は見回り行ってくるからカナちゃんをお願いね」

 

「は~い」

 

「それでカナちゃんのお悩みはなあに?」

 

カナ

「私・・親の愛情を知らなくていつも一人でずっといたからみんなとの接し方が分からなくて・・それでいつもクラスで孤立しちゃって」

 

「それで私これからどうすればいいのかなって思ってて・・・もう学園辞めて祖父母の家に帰ろうかずっと悩んでて」

 

「カナちゃん・・・誰にも相談できなくて辛かったね。カナちゃんはまず誰か一人とお話しできるようになるのが良いかな」

 

「ゆ~くんのクラスに本音ちゃんって子がいるからその子と少しお話してみよう」

 

カナ

「私なんかが話しかけて良いんでしょうか?」

 

「そういうネガティブな発言は禁止だよ!」

 

千冬

「安心しろ、ここに居る束も以前は誰とも話せなかったんだ。それがユウマと出会って変わったんだから君も変われるさ」

 

カナ

「私も変われるなら変わりたい!」

 

「なら変わろうよ♪まずは見た目から変えていこうか・・・まずは前髪の位置を変えて目を出すようにして・・髪型も明るい感じに変えようかな・・それと少しお化粧もしてっと」

 

「こんな感じになりました♪」

 

カナ

「これが私なの?前よりずっと明るい感じになってる」

 

「まずは見た目から変えないとね、それとカナちゃんは人に頼っていいんだよ?」

 

「人は誰かに頼らないと生きていけないからこれからはどんどん皆を頼る事!それと甘えたいときはいつでも私達の所に来てね。遠慮なく甘やかしてあげるから♪」

 

カナ

「はい♪私これから頑張ってみます」

 

千冬

「さっきと比べて良い笑顔になったな。これなら少し前に進めるだろう」

 

「カナちゃん、少しずつでいいからね。何事も無理しちゃダメだよ」

 

カナ

「はい!」

 

「それじゃあゆ~くんが戻ってくるまでお昼寝でもしよっか♪」

 

その頃ユウマは

 

ユウマ

「海に出てる生徒はあんまり居ないな、今日はかなり暑いし当然か」

 

生徒

「あ!ユウマ先生来てくれたんですね」

 

ユウマ

「俺は見回りだけどね」

 

生徒

「ユウマ先生はパーカー着て暑くないんですか?」

 

ユウマ

「暑いけど俺の体古傷が多いからあまり見せたくないんだよ、だから暑くてもパーカー着てるんだよ」

 

生徒

「そうなんですね、私は男性の古傷って男の勲章だと思ってます」

 

ユウマ

「男の勲章か・・・ありがと」

 

「今日はかなり暑いから早めに旅館に帰りなよ、帰ったら水分補給はしっかりね」

 

生徒

「は~い」

 

ユウマ

「それじゃ俺は一旦帰るね。何かあればあそこの建ててあるパラソルの所に居るから呼びに来てね」

 

俺がパラソルの所に戻ってくると束達が気持ち良さそうに昼寝をしていた

 

3人の寝顔を見て起こすのは可哀そうだと思って持参したタオルケットを3人に掛けて暫く海を眺めていた

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