これは俺がIS学園に赴任する前にあったことだ
某国のとある研究施設
研究員達
「今回はこの薬を使ってガキ共を強化しよう、これでISを使える男が作れるかもしれん」
「しかし、これ以上の投薬は危険です!この子たちが死んでしまいます!」
「子供が死んだとしても彼方此方から誘拐するか、孤児を攫って来れば幾らでも手に入る。それに今は研究データを集める事が最優先だ」
「規定量を超える薬品を使っても構わん、始めろ」
子供達
「ヤメテ!もう嫌だよ!」
「これ以上痛いのは嫌だよ!」
「何でこんなことするの⁉」
研究員達
「お前たちは私達の偉大な研究の役に立つんだ・・・ありがたく思うんだな」
「投薬開始します」
子供
「うぅ・・・」
研究員
「心肺停止しました」
「使えん研究素材どもだ・・・処分しておけ」
ガチャ
良い研究員
俺はムウ・ラ・フラガ、研究者だ
俺の一族はみんな医学博士だった、一族のみんなはあるとあらゆる病気を治す薬を作ろうと研究していた。だがある日、某国の部隊が突入してきて俺達を強化兵士を作る極秘プロジェクトに参加しろと言ってきた
俺達は拒否すると見せしめに親父を痛めつけて俺達を逆らえないようにした。それから俺達の地獄は始まった
「なんでこんな事を平然と出来るんだ・・・アイツは悪魔だ」
「これ以上この研究が黙秘され続ければどんどん罪のない子供たちが犠牲になってしまう・・・何とかしないと」
俺はパソコンで助けてくれそうな組織等を探した・・・するとラビットインダストリーという会社が検索にヒットした
「この会社は・・・国家代表の男性がテロリスト等の撲滅に貢献している・・・この会社と連絡が取れれば子供達を救えるかもしれない」
俺は所長にバレないように秘密裏にラビットインダストリーとコンタクトを取ってみた
ラビットインダストリー社 研究棟 設計室
ユウマ
「さてUSBに入ってる設計図を図面に印刷していつでも作れるようにしとくかな」
メールだよ♪
「ん?会社のパソコンにメールだなんていったい誰だ?」
「この会社のパソコンに直接メール送ってくるなんて珍しいな・・・何処からだ」
カチカチッ
「何々・・・某国で非人道的な研究が行われ子供たちが命を落としています。このままでは更に多くの罪のない子供たちが命を落としてしまいます」
「このメールが無事に届いているかは分かりませんが、もし無事に届いていたらお願いだ!子供達を助けてくれ!」
「場所の詳細な情報は教えられないが研究所がある国は〇〇〇で山の中に秘密裏に建てられている」
ユウマ
「何処の世界にもクソみたいな研究をしてる国が有るのか・・・何で子供たちが命を弄ばれなきゃいけねえんだよ!」
「助けに行きたいが詳細な場所が分からねえ・・・こうなれば最強の頭脳を借りるしかないな」
スタッフの御呼び出しをします・・・束主任・・至急設計室まで来てください
束
「呼び出しなんて何かあったのかな?」
コンコン
「束入りま~す」
ユウマ
「束、いきなりで悪いが力を貸してくれ。今さっき何処かの研究施設から子供達を助けて欲しいって救助要請があった、でも場所が分からねえ」
「そこで束の天才頭脳を借りたい」
束
「何処でそんな非道な研究してるのか調べれば良いんだね?」
ユウマ
「ああ、頼めるか?」
束
「任せてよ・・・何の罪もない子供達を道具みたいに使うなんて許せない!」
「ゆ~くんパソコン貸して!メールの送信履歴から逆探知して居場所を特定するから!」
ユウマ
「頼むよ」
束
カタカタカタカタッ
「見つけた・・・・場所は〇〇〇〇国の〇〇〇州の〇〇〇山の何処かにあるね。ゆ~くん今すぐ行く?」
ユウマ
「当たり前だろ!悪いけど束も来てくれ。それと千冬さんにも来てもらいたいな」
呼び出しをします・・・織斑さん・・・至急設計室まで来てください
千冬
「珍しいな、私の呼び出しとは・・」
ガチャッ
「急に呼びだしとは何かあったのか?」
ユウマ
「今さっき救助依頼が来た、相手の規模が分からないから俺と束と千冬さんの三人で救助に行きたいんだけど千冬さん、手伝ってくれるか?」
千冬
「愚問だな、今から行くんだろ?早く出発するぞ!」
ユウマ
「ありがとな千冬!それじゃ行くぞ!」
千冬
ドキッ!
「名前呼び・・・・良いな」
束
あらら~これはちーちゃんも脈ありかな?
「行く前に博士達には伝えたいかないといけないね」
ユウマ
「ああ」
研究棟 整備室
ユウマ
「ロバート博士、俺達これから救助依頼があった場所に行ってきます。それで子供達を連れてくるかもしれないんで医療班の準備とエルザムさんを呼んでください」
ロバート
「分かった!三人も気をつけていくんだよ」
ユウマ
「行ってきます!」
ラビット社 中庭
ユウマ
「それじゃ行くぞ・・・今回は瞬間的に制圧できた方が良いからな、来いエグゼクスバイン!」
束
「行くよ!ラインヴァイスリッター!」
千冬
「行くぞ!レッドフレーム改!」
某国 山の中
ユウマ
「この辺りか・・・束、何処かに研究所っぽいのは見えるか?」
束
「全然見えないよ~、お決まりの地面の中じゃないかな?」
ユウマ
「だよな、T-LINK センサー起動」
「この辺りには無いな・・・もっと広範囲か。リュウセイ、悪いけど念動力全開で頼む」
リュウ
「任せろ!念動集中」
ユウマ
「これならどうだ・・・よし、見つけた!」
「かなり地下深くに作ってんな、でも何処かに入口がある筈だから其処さえ見つければ何とかなる」
「入口は・・・あそこか。今職員らしき人が入っていったから間違いないな」
束
「ゆ~くん入口見つけた?」
ユウマ
「ああ、でもどうするか。いきなり入れば警戒されるしゲシュペンストのステルスモードでも限界があるしな」
束
「なら上から穴開けて入ればいいんじゃない?それなら警戒されてもスグには対処されないはずだし」
千冬
「だがそれだと子供たちが危なくないか?」
ユウマ
「でも下手に刺激するよりは良いか・・・それにメールに簡単な管内図も添付してあったし俺の方で建物の大体の形状は把握してるから一撃で子供たちの居る部屋に繋げば行けるはず」
「よし!今から子供達の部屋に穴を繋げるから束と千冬は一気に突入して子供たちの安全の確保を頼む」
「他の有象無象は俺だけで対処できるはずだからな」
束
「分かったよ」
千冬
「了解した」
ユウマ
「それじゃあ行くぞ!威力弱めて・・・ブラックホールバスターキャノン発射!」
ドカーン!!
「これで穴は開いた、束!千冬!頼んだぞ」
束&千冬
「了解」
研究所内
束
「中は凄く薄暗いね、それになんだか変なにおいがする」
千冬
「薬品の匂いと血の匂いが混じっているな・・・無理やり投薬と虐待が行われているんだろう」
束
「許せないね・・・早く子供達を見つけないと」
千冬
「そうだな・・」
「ここが管内図では子供たちが閉じ込められている部屋か」
束
「ハイパーセンサーでも生命反応があるし随分弱ってるね。早く助けてあげようよ」
「でも鍵が掛かってる」
千冬
「離れていろ束・・・・ハァ!!」
バキン!!
「斬鉄剣だ」
束
「さすがちーちゃん・・・それより子供たちは何処に」
子供
「お姉ちゃんたち誰?」
「また私達に酷いことするの?」
束
「私達は君達を助けに来たんだよ、みんな早く逃げる準備して外に行こうよ」
子供
「無理だよ・・私達この研究所から出られないんだよ」
「私達の首についてる輪っかは爆弾なんだ・・・この研究所から出ると爆発するの。だから逃げられないの」
束
「ちょっと見せてね・・・これならスグに解除できるよ。ちーちゃん、悪いけどみんなの爆弾解除してる間に誰か来たらお願いできる?」
千冬
「任せろ」
束
「それじゃあチャチャっと解除しちゃうよ~」
その頃外では
ユウマ
「束と千冬は上手くやれてるかな・・・ん?研究所から何か出てきたな」
子供兵
「侵入者は排除します・・・」
ユウマ
「コイツは・・・子供を兵士に使ってんのか⁉」
「だから救助のメールが来たのか・・・クソッタレが!」
「この子たちは傷つけないようにしないと・・・G・リボルバー!シュート!」
子供兵
「クッ!!痺れて動けない・・」
「これじゃまた怒られる」
「みんなが怒られないように頑張らないと・・」
ユウマ
「安心しなよ、今研究所内に俺の仲間が子供達を助けに行ってるから」
「そろそろ出てくるんじゃないかな・・」
束
「ゆ~くんお待たせ!とりあえず部屋に居た子達は連れてきたけど、今研究室で子供を使った実験をしてるらしいんだよ!」
ユウマ
「ならその研究を滅茶苦茶に破壊しないとな、もう中に入っても大丈夫だろうし」
「それに今実験に付き合わされてる子も助けないとね」
子供兵
「私達を助けてくれるの?」
ユウマ
「その為に来たんだよ」
子供兵
「なら他の部屋にも子供が閉じ込められてるの!それにステラちゃんとマリーダちゃんとアウル君とスティング君がかなり弱ってて早く助けてあげないと死んじゃうの!」
ユウマ
「その部屋まで案内できる?」
子供
「うん!出来るよ」
ユウマ
「なら案内してくれ、俺が行くから束と千冬は子供たちの手当てを頼むよ」
束&千冬
「了解」
ユウマ
「じゃあ案内よろしく」
子供
「こっちだよ」
研究所内
子供
「この部屋に居るの」
ユウマ
「また頑丈そうな扉だな、でも関係ないけどな」
「ビームソード展開!切り裂け!」
ズバッ!
「いっちょ出来上がりってね」
「何処に居るんだ・・・・居た、この子達で間違いないか?」
子供
「うん!」
ユウマ
「よし、みんなを連れて一度外に出よう」
「束!この子たちも頼む。かなり衰弱してるし何より体中に傷があるから手当てを頼んだ」
「俺はもう一回中に入って実験中の子供助けてくるから」
束
「気を付けてね」
実験室前
ユウマ
「此処か・・・いかにもマッドサイエンティスト達が居そうな研究室だな。中を覗けないか」
「此処から覗けるか・・・中はどうなってるんだ?」
実験室内
研究員
「これから投薬実験を開始する」
???
「いい加減にしろ!私達はこんな研究に協力なんてしない!いいからこの拘束具を外せ!」
???
「もう嫌だよ・・・誰か助けてよ・・」
研究員
「いくら助けを呼んだところで誰も来ないさ、こんな山奥にある研究所の所在は誰も知らないからな」
「さて続きを始めよう」
ユウマ
「クソッタレ共が!もう突入して制圧しよう」
俺はガンダムサバーニャの待機状態であるハンドガン[ベレッタM9]取り出し僅かに空いていた扉からコッソリ侵入し研究員達が見ていたモニターを片っ端から破壊した
バンッ バンッ バンッ バンッ バンッ バンッ
研究員
「誰だ⁉」
ユウマ
「通りすがりの子供たちの味方だクソッタレ共!テメェらよくも子供達を道具みたいにしやがったな・・・」
「こんな研究壊してやるよ!」
研究員
「お前は朝霧ユウマ!この研究は人類が一歩進むためには必要な研究だ!邪魔をするな!」
ユウマ
「誰かの命を犠牲にした研究なんて誰も必要としてねえんだよ!」
「それにいくら投薬や人体改造したってISが使える男性操者なんて作れないんだよ!」
研究員
「そんな馬鹿な事が有るか!私の仮説では実現可能な研究だ!でたらめを言うな!」
ユウマ
「出鱈目なんかじゃないさ、ISのコアには女性にしか使えない欠陥がある。男が使えるIS作りたきゃコアを一から設計しなおさなきゃ無理だ」
「それにISコアを作れるのは世界にたった一人だけだ、それをお前が作れるわけがないんだよ」
「まあ俺はこの世界唯一の例外だけどな」
研究員
「なら織斑一夏はどうなんだ⁉」
ユウマ
「一夏は姉である千冬と遺伝子情報が似ているから使えてるんだよ。その例外条件を完璧にクリアするISコアを作るのは束でも無理なのに只の研究者であるテメェには無理だ」
「お前の研究は無作為に子供の命を奪っただけの最悪の研究だ!いい加減にしろこのクソッタレ共が!」
研究員
「バカな・・・俺の悲願が・・・俺の理想がこんな所で終わるなんてあってはならないんだ!!!」
「こうなればこの研究所を全て爆破してやる!!被検体のガキどもを道連れにしてやる!!!」
ユウマ
「クソ野郎が・・・・」
俺は、スイッチを持っている手と腕を拳銃で撃ち抜きスイッチを破壊した
「これでお前は終わりだ・・・インターポールの面々がもうじきこの場所に来る。お前は一生牢獄で過ごすんだよ」
「さてこの中でラビット社にメールを送ったのは誰だ?」
ムウ
「俺だ、本当に助けに来てくれたんだな」
ユウマ
「事が事だからな、でもよくメールを送れたな」
ムウ
「所長の目を盗んで送れたのがあのメールだけだったんだが良かった・・・これで子供たちが助かる」
ユウマ
「さて、この研究所にはもう救助者は居ないのか?」
ムウ
「まだ独房の中に子供達を守ろうとした研究員達が捕らわれている、彼らも助けてくれるか?」
ユウマ
「ああ、案内してくれ」
ムウ
「こっちだ」
「此処が独房があるエリアだ・・・彼らは所長や幹部研究員に暴行されてかなり傷ついてるんだ」
ユウマ
「安心しろ、全員ラビット社で治療してやるから、それに善良な研究者たちには仕事も斡旋してやるから安心しろ」
「さあ、外に出るぞ。子供たちは先に助け出しているから大丈夫だと思うがまだ他に独房や子供たちが居る場所はあるか?」
ムウ
「これで全部の筈だが・・・一応全てのエリアを確認したい。着いて来てくれるか?」
ユウマ
「ああ、案内頼むぞ」
研究所内を確認中
ムウ
「此処で最後だ、最後に無くなってしまった子供たちのお墓を建ててあげたいんだが」
ユウマ
「それならインターポールの人が身元の照合を済ませた後の方が良いだろう、担当者に伝えておくから終わったら見晴らしの良い所に建ててあげよう」
ムウ
「ありがとう・・・」
ユウマ
「アンタらにはこれからインターポールの取り調べが有る筈だけど担当のギリアムさんには俺から口添えをしておくから心配しなくていい」
「それとこの研究所の違法研究が分かる証拠があれば助かるんだがあるか?」
ムウ
「それならこのUSBに入ってるから大丈夫だ」
ユウマ
「なら行こう、早く子供達を運んでやらないとな」
ムウ
「ああ」
研究所の外
ユウマ
「束、子供たちはどうだ?」
束
「みんな衰弱はしてるけど今すぐ危ない状態ではないよ、でも早めに病院に運んであげた方が良いね」
千冬
「こっちの研究員達は怪我が酷いな、早めの治療が必要だな」
ユウマ
「そうか・・・」
ギリアム
「ユウマ君、通報ありがとう。彼は世界的に指名手配されていたマッドサイエンティストだったよ」
ユウマ
「そうですか・・ギリアムさん、子供達と怪我した研究者たちは一度ラビット社のメディカルセンターに連れて行きますけど良いですか?」
ギリアム
「ああ、構わないよ。落ち着いたら事情聴取をしに行くけど良いかい?」
ユウマ
「ええ、その時は一度会社に連絡入れてくれればスグに話が通るようにしておきますね」
ギリアム
「頼むよ、それでは我々はこれで一度失礼するよ」
ユウマ
「毎度毎度ご迷惑おかけしてすみません」
ギリアム
「我々も君のお陰で助かっているから気にしなくていいさ。それじゃ」
ユウマ
「束、千冬、子供達と研究者の人達を会社に連れて行ってあげよう」
束
「うん、早く治してあげたいからね」
千冬
「そうだな」
ユウマ
「それじゃどこでもドアを出してっと・・・さあみんなこのドアを潜ってくれ」
「そうすれば病院にスグに着くから」
俺がドアを開けて言うとみんな少しビックリしながらも入ってくれた
「俺達も行こう」
「博士、ただいま戻りました」
ロバート
「ユウマ君、彼らと子供たちをメディカルセンターに運べばいいんだね」
ユウマ
「ええ、お願いします」
ロバート
「分かった、それじゃあハサン先生後はお願いするよ」
ハサン
「任せてくれ、此処からは俺達の仕事だからな」
それから一か月経った
子供たちは全員元気になり、研究者の人達の怪我も無事回復した。子供たちは身元の照合が済み、親が待っている子達は無事家に送り届けられ、孤児だった子達はドイツ政府が運営する孤児院に引き取られていった
でも何故か、ステラ、アウル、スティング、マリーダ、プル、プルツーが俺のそばに居たいと言って離れなかった
そして・・ステラ、プル、プルツーからはお兄ちゃん、アウルとスティングからは兄貴、マリーダからは兄さんと呼ばれるようになった。
それとムウさんをラビット社のメディカルチームの医学博士として雇った。ラビット社で新しい病気の薬を作りたいそうだ。
それとみんなが俺達の力になりたいと言い出し、みんなテストパイロットとISのテスターになった・・・その後みんなの専用機を作る為にラボ総出で作り始めた
その後、俺はIS学園に赴任する事になりみんなとは暫しのお別れだ。でも連絡はいつでも出来るしたまに顔を出しに来ると言ってみんなを宥めて日本に向けて出発した
それからIS学園で教師としての生活が始まり何だかんだ毎日楽しく過ごしている。何だか最近プル達がIS学園に来そうな感じがするのは気のせいかな・・・
でもプルとプルツーが来たら毎日がもっと賑やかになりそうで楽しみではあるけどね
今日の日記はこれ位にしておこう、また何か思い返したい事が有れば書き記していこう
ガンダムSEEDのムウさんを出してみましたが今回は医学博士な立場なのでパイロットじゃありません