Hololive:Parallel   作:一応味醂

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▶EX-2「◾️◾️◾️ない」

――――――激しい波に攫われ、抵抗する間もなく陸地へと投げ出される。肺の中に海水が入っただろうか?咳き込みつつ、水を体の外へと吐き出しながらその身を起こす。

 

「…うっ。み、皆――っ!?」

 

そうして、一緒についてきた他の5人にその安否を確認しようと周りに目を向けて気がつく。

――この場に、自分以外の姿が見当たらないことに。

 

「…私のせい?」

 

私が――『白銀ノエル』が皆をここへ連れてこなければ。そもそもの話、国からの命という訳でもなく自己判断でここの調査へやって来たのだ。

ここへ連れてきたのは他でもない。白銀ノエル本人だ。

 

「――っ…!」

 

それを思った途端、泣き出したくなってしまう。

だが、今泣けばそれこそ責任に押しつぶされてしまうだろう。

 

「…まずは皆を見つけ出す!」

 

それから悔やめば良い。みんなの事だ。死ぬなんてことはないだろう。

――事が済んだ後、皆で無事戻った時に怒られれば良いのだ。

 

――ドゴォォン!!

 

「…っ!?」

 

その時、不意に少し離れた位置で爆発音のようなものが聞こえた。

恐らく、調査しに来た主犯がいるのだろう。

 

「…でも、誰かが戦っている?」

 

そう思ったときにはすでに行動していた。

音のする方へ、全力で駆けていったのだ。

 

 

――――――――――――――――――

 

 

どのくらい動いただろうか。しばらくして、音がピタリと止んでしまい、折角の頼みの綱がきれてしまう。

 

「…もう、どっちだ!?」

 

ここへ来る間にも周りをくまなく探したが、誰一人見つけられずにいる。

 

「…な、何?」

 

すると、ふと目の端で不可解なものを捉え、即座にその足を止める。

 

「…?」

 

それは、まるで光の残溜と表すのが適切な、地面に幾つもの光が集まっていたのだ。

 

「――っ!?」

 

そう思った次の瞬間には、その光の中から棘状に伸びる光がノエルを狙ってくる。

 

「…誰かの能力!?」

 

その手に持つ[プラチナメイス]で迫り来る光を打ち払う。だが、再び新たな光棘が襲い来るため、身動きが取れなくなってしまう。

 

「くっ…こんなとこで足止めくらってる場合じゃ…ない!!」

 

一度高く跳び、目下から迫る光棘全てを標的に、技を振り下ろす。

 

「…『メテオドライブ』!」

 

光棘を巻き込み、その発生源である光の残溜地丸ごと、凄まじいオーラで消し飛ばしたのだ。

 

「…ふぅ」

 

複数あった光の残溜は、全て跡形もなく消えていた。

 

「――っ!?」

 

その時だ。背後におぞましい殺気を感じたのは。

 

「…うっ…!?〈秘龍〉!?」

 

咄嗟の判断で、横へと転げる。瞬間、ノエルがいた場所の足元から光が溢れだしてきた。

そのまま受け身を取りつつ、殺気を放つ正体を一目見る。

――まさか、〈秘龍〉が居るだなんて想像もしていなかった。

 

「…この攻撃。さっきの光棘はあんたの能力か」

 

似た系統の攻撃からそうと憶測する。

 

「…最初に見つかったのが団長かな?」

 

音が止んでからしばらくは経つものの、音が再発生しなかったのを見るにそうだと考える。

それと同時、最初が自分で良かったとさえも。

 

〈――消えろ〉

 

「――ッ!?」

 

言葉が聞こえた時には、すでに自分の体が浮遊していた。

――突風によって、その体は真後ろへと飛ばされたのだ。

 

「…っ!や――」

 

後ろに目を向けた瞬間、そこには大きくそびえ立つ岩の山がある。

声を発する前に、その体は鈍い音を立てて、岩山へと激突したのだ。

 

 

――――――――――――――――――

 

 

「はぁ…はぁ…っ!」

 

方向が分からなくなるほどの深い森の中。

体力が少ない割には必死に走り回る人物がいる。

 

「…っ!皆どこいったんですか!?」

 

木々を掻き分けどんどん森の中を進んでいく。

その見た目は、森の中にいるような人物とは正反対の服装なのだが。

 

「くっ…!まずは愛しのるしあを探さなきゃ!」

 

冗談を口にしつつ、ハイヒールという走りずらそうな靴を履く――『宝鐘マリン』は、森を抜けるために足を早める。

 

「――ぺこぉ!」

 

「ぐはぁ!?」

 

その一歩目を踏み出した瞬間、横から小さな兎――『兎田ぺこら』がマリンに飛びついてきたのだ。

 

「良かったぁ!マリン生きてたぺこね!」

 

「ちょっ、お前離れろっ!?」

 

思い切り抱きつくぺこらの力は中々で、引き剥がすのに苦労する。

 

「…ぺこらも無事で良かった」

 

「…皆はぐれちまったぺこね。さっきの隕石みたいなやつのせいぺこ」

 

隕石の様なものが船に激突し、気がついたら島に戻されていた。その記憶をぺこらも等しく覚えていた。

 

「とりあえずどうするぺこか」

 

「とりあえず森を抜けよ!」

 

率先して、マリンがぺこらを連れ森を抜けるため足を進めた。

 

 

――――――――――――――――――

 

 

「…長い道のりぺこね」

 

かなり真っ直ぐ進んできたと思うのだが、まだ森を抜けない。そう思っていた時――

 

〈――まだ居るか〉

 

「――っ!!?」

 

突如目の前に降り立ったバケモノ――〈秘龍〉だった。

「…なっ!」

 

〈――消えろ〉

 

「っ!危ないぺこ!」

 

秘龍の行動より先に、ぺこらがマリンを押し飛ばし、攻撃範囲から外れさせる。だが、その行動は――

 

「!!…ぺこらぁー!!」

 

代わりに、ぺこらが攻撃範囲に入るのと同じこと。

 

「…ぐはぁっ…」

 

伸びた爪により、体を押し出されるぺこら。そのまま後方の木に衝突する。

口からは血溜まりを吐き出し、その場に倒れ伏してしまう。

 

「っ!!このっ!『ロマンス・ホロイズム』!」

 

武器[マリンアンカー]から放たれる技。だが、目の前の秘龍から放たれる神々しい無数の光によっていとも容易く撃ち落とされてしまう。

 

「うっ…!?」

 

そのまま反撃と言ったところか。秘龍から放たれる一つの光がマリンを襲う。

あいにく、攻撃を仕掛けたばかり。[マリンアンカー]を引き戻す時間はない。

 

「――[白兎]!」

 

そこへ、横から複数の白毛玉が割って入り、マリンへ差し迫る攻撃を代わりに受けた。

 

「ぺこらっ!?大丈夫かっ!」

 

ぺこらが生きていると知り、慌てて駆け寄りその身を抱く。

 

「…大丈夫、ぺこよ」

 

弱々しく答える姿を見て、とても大丈夫には思えない。

 

「…でも」

 

「でもじゃねえぺこ。皆を探す…そして、アイツを倒すぺこ」

 

「そ、そんな無茶な…」

 

今のマリンにはとても目の前の秘龍を倒せるとは思っていない。それでも、諦めずに戦おうとするぺこらがいる。

 

「無茶なんかじゃないぺこ。ぺこーらは【諦めない】ぺこよ。いつも皆で切り抜けてきたぺこじゃんか」

 

「…ぁ」

 

「――っ!マリン後ろっ!」

 

「えっ…?」

 

不意に放たれる焦り声。それに驚き後ろへ振り向けば――

 

「――っ!?」

 

すでに秘龍が近づいており、片腕の先端、爪に神々しい光のオーラをまとい、今まさに振り下ろさんとしている所だった。

 

「しまっ――」

 

お互いに間抜けな声を発する。

とてもじゃないが防ぎきれないだろう。そんな死を覚悟した2人を待っていたのは――

 

「――良かった。2人とも生きてて…」

 

「っ!?ノエ…ル…」

 

振り下ろされた爪を受け止めたのは、頭から血を流し、体全身がボロボロと化していたノエルだった。

 

 

――――――――――――――――――

 

 

「ノ…ノエルぺこなのか…?」

 

そのあまりにも変わり果てた姿に、ぺこらもマリンも言葉が出なかった。

 

「…散々、暴れてくれた…みたいだね」

 

そんなノエルが必死に秘龍の爪を抑えつつ、そんなセリフを吐き捨てた。だが、秘龍はそれを意に介さず、残る片方の腕を同じように叩きつけてこようとする。

 

「…まずいっ!『ぺこらんだむぶれいん』!」

 

ぺこら専用の武器、[ぺこットランチャー]から放たれる光線が、叩きつけようとした腕と相殺し、秘龍が一歩後ろへ後ずさる。

 

「…よしっ、今――」

 

今がチャンスと一歩足を進めたぺこら。その足元が光輝きだし、それに反応した瞬間には――

 

「――嘘…」

 

マリンとノエルの目の前で大きく彼方へと、光の放出と共に吹き飛ばされていったのだ。

 

「…ぁ」

 

「マリンっ!」

 

「――っ」

 

呆然とするマリン。そこへ尻尾での攻撃を仕掛けてくる秘龍。ノエルがいち早く気づき、マリンを押し飛ばし攻撃の外へと逃がす。

 

「っ――やめて…」

 

「――」

 

マリンの言葉を聞かず、助けようと押し飛ばしたノエル。その腕が――肩の付け根から消し飛んでいたのだ。

 

「ノエ…っ」

 

自分のせいだ。さっきから反応が遅れている。そんな自分を守るために動いたぺこらとノエルが傷を負っているんだ。

――自分が傷つけばいいのに。

 

「マリンっ!!」

 

「っ…!?」

 

そんなマリンに強く叱咤するノエル。秘龍と相対しながら背後のマリンに言葉をかける。

 

「マリンが強いのは…団長が知ってるんだ」

 

「そんなこと…」

 

「団長が折れた時…マリンが一番叱ってくれたじゃないか」

 

「っ…」

 

「…あの時のマリンはどこにいったの?…団長たちがここで終わるわけないでしょ!!!」

 

ノエルの複数の感情が入り交じった怒声。それはマリンにとって、とても効果的なものだった。

 

「…ほんと馬鹿ですね――自分が」

 

思い切り跳躍するマリン。何の声も合わせていないが、意図を察してノエルが秘龍の傍から離れた。

 

「っ!!くらえぇ!」

 

マリンはその力を信じ、使い方も知らずに発動する。

秘龍の足元に渦巻きができ、それに両足が囚われ身動きが取れなくなった。

 

「…っ!!」

 

「マリンっ!」

 

「大丈夫っ!…ぐっ…くらえっ!」

 

無理な力の発動により、マリンの体にヒビが入り、次々と血が滴り落ちていく。にも関わらず、更に力を加速させた。

秘龍の付近に再び渦巻きが現れると、今度はそこから大きな鎖が飛び出てきて秘龍の両手を捕まえたのだ。

 

〈――邪魔〉

 

「…っ!?マリンっ!」

 

「…や――」

 

秘龍の一瞬の力の現れ。マリンに直撃すれば、この秘龍を抑える力が失われる。だからこそ身を呈して、ノエルが代わりに喰らったのだ。

 

「…なん…で」

 

ノエルの姿は見るに耐えない。片腕は吹き飛び、体の半身は先の攻撃で黒く焦げ、今にも崩れそうになっている。――手遅れだ。

 

「…逃げて…ここは船長が…」

 

だが、ノエルは一歩、秘龍に向かって足を出した。

 

「っ…もうダメだって!ノエルっ!!」

 

その瞬間、ノエルへ放たれる光の砲撃。かわす余地もなく、そのまま呑み込まれ、顔の半分が崩れ、体ごと地面に倒れたのだ。

 

「…なんでっ…!!」

 

そんなノエルへ駆け寄るマリン。だが、ここから助かる見込みはない。

 

「…あれ、おかしいな…団長、致命傷はくらわな…いのに…な…」

 

「…ノエルっ!!」

 

「はは…泣かないでよ。マリンのおかげだよ…マリンのおかげで…団長、【逃げない】で戦っ…た…よ」

 

そんな最後の言葉を告げ、今、完全に生命が尽きたのを肌で感じ取った。

 

「…船長はっ…っ…こんな意味で言ったんじゃ…ないのに…っ!」

 

マリンの思いも虚しく、ただ泣くことしかできなかった。

 

 

――――――――――――――――――

 

 

皮肉にも、秘龍は待ってはくれない。次の標的をマリンに定めたのか、今では解けてしまった鎖の隙間を抜け、マリンへと迫る。

 

「――『力の矢』!」

 

「っ!フレア…っ」

 

横から秘龍に攻撃をし、ターゲットを自分へと移させた。

ハーフエルフの弓矢使い――『不知火フレア』だ。

 

「――っ。お前…絶対に【許さない】」

 

一度視線をこちらへ向けたフレア。その目に映ったのは、酷く変わり果てたノエルの姿。感情の波が激しいフレアにとって、最も親しいノエルの死体には心をかなり揺さぶられるだろう。

 

「…『金唾の矢』っ!」

 

故に、手加減なしの本気の攻撃を仕掛ける。

 

「…フレアっ…!」

 

思い切り放たれた覚悟の一撃。秘龍全体を包み込むほどの破壊力を発揮した。

 

「…マリン…っ。今の攻撃…ちょっと…やり過ぎたかな」

 

「フレア…っ」

 

来た時から気づいていた。――フレアも人の事を言えないくらいに、全身がボロボロになっていたのを。

そして、その手には幼い死霊術師――『潤羽るしあ』を抱えた状態で。

 

「…っ!マリン…っ!」

 

「うわっ…っ!」

 

マリンに向かってるしあを投げるフレア。その怪力にツッコミを入れたいがそれどころでは無い。

るしあも、残りわずかな生命を何とか繋いでいる状態に過ぎなかった。

 

「…あの秘龍の…能力かな…光の残溜たちに…この有様だよ…」

 

未だ呼吸が荒いるしあを抱え、マリンはフレアを見つめている。

 

「――っ!もう…お願いだから…っ!」

 

その背後に現れた、秘龍の爪がフレアの喉元に差し掛かり、首から上が弾け飛ぶ姿をはっきりと目にしてしまった。

 

「…やめて…」

 

最後に見せた苦笑い。それが、フレアにとっての最後の瞬間となる。

 

「――マリン!立つぺこ!!」

 

「っ!?」

 

不意に聞こえる、懐かしい声。すぐ目の前には光線が放たれていたが、小さな白毛玉たちによって防がれた。

 

「ぺこらっ…!?」

 

「…まだ…死んじゃいねぇぺこ…」

 

そうは言うも、普段白い服を着ているぺこらだが、その身は真っ赤に染まっており、左肩がだらりと垂れ下がっているのが分かる。

 

「…2人の死を無駄にするなっ!」

 

「っ!」

 

ぺこらに叱られ、改めてマリンは自分の弱さを感じた。そして、今度こそは迷わない。

 

「…当たり前だぁ!船長をなめんなっ!」

 

勢いよく、[マリンアンカー]を取り出し気合を入れる。

 

「…るしあが起きるまで辛抱だぞぺこらっ!」

 

「分かってるぺこ!…るーちゃんが起きて3人なら行けるっ!」

 

そう。2人で耐え抜いて、るしあが起きて反撃といこう。

――決して、ノエルとフレアの死を無駄にしないために。

 

 

――――――――――――――――――

 

 

「――ん…」

 

『怨恨』により、徐々に自分の傷を癒していたるしあ。完全とはいかなくても何とか立ち上がるだけの体力は戻った。

 

「――え」

 

そして、周りの景色を見てるしあの時が止まるかのように動かなくなる。

――ノエルとフレアらしき人物の死体が目の端で倒れているのを捉える。

そして、目の前では髪がぐちゃぐちゃに乱れており、体全身が赤く染っているぺこらが立っている。

 

「…起き…たん…ですね」

 

「――ひっ!?マリンっー!!?」

 

声がしたと思えば、目の前に倒れてくる人物。

一番最初に出会い、るしあの未来を変えてくれたとても大切な人――マリンだ。だが、眼帯は外れており、その中の眼は潰れている。

そして、横腹には貫通するかのような大きな穴が空いており、一気に血が垂れ落ちていた。

 

「…嘘」

 

「…これで…秘龍にも…勝てます…ね」

 

「待ってよ…っ」

 

「…るしあ。良かった…船長、皆を…るしあを【裏切らない】で…戦いましたよ」

 

「――マリ…ン?」

 

最後に残したマリンの言葉。それは――

 

「…っ!るしあの傍離れないんでしょっ!?――るしあより先に死んじゃ嫌ぁぁぁ!!!」

 

命が尽きて先にいなくなるという、裏切らない事に反してしまう切ない結果になる。

 

「…ぺこ…ら」

 

前へ顔を上げると――先と同じ姿で立ち尽くすぺこらがいる。

先と同じ姿でだ。

 

「――っ」

 

そこからの想像は容易いだろう。

 

「――ごめん…ぺこ」

 

激しい光に当てられ、その体が一瞬にして焦げ落ち、その場に倒れていった。

 

「――っ」

 

そして、その光を放ったのは紛れもなく目の前に佇む秘龍だ。

 

「…ダメ…っ!!【死なせない】!!死んじゃ――ダメなのっ!!」

 

るしあが魔力を解放する。途端に、その背後に現れるのは凄まじいオーラを放つバケモノのような、人型の女性の霊が呼び出されたのだ。

 

「――[禁術蘇生]…『傀儡霊装』!」

 

――禍々しいオーラを纏い、マリンが、ぺこらが、フレアが、ノエルが、るしあの能力の元蘇ったのだ。

 

「…行くよ皆――」

 

るしあの禁忌――それを解放して秘龍に立ち向かう。

 

 

――――――――――――――――――

 

 

――どのくらいの間戦ったのか。

るしあの姿は悲惨なものとなっていた。

 

「…ほら、皆…こっち…いい所だよ…」

 

片目は潰れ、今も血が流れ落ちている。

足取りもふらふらとしており、今にも倒れそうな雰囲気だ。

[禁術蘇生]は、隠された禁忌の力。使うためには代償が必要な力だ。

 

「――っ」

 

小石にでもつまづいたか、そのままるしあはその場に倒れてしまう。

 

「――皆…どこ…」

 

残っている片目ももはや視力はほとんど無くなっている。

――4人の傍で倒れているのにも関わらず、その4人の姿を見ることができない。

 

「――みん…な…。るしあ…がんばった…よね」

 

最後に手を伸ばす。微かに触れたものは、すでに体温を失って冷たくなったマリンの手だ。

 

「――」

 

そして、ついにその時が訪れた。

――謎の島で、5人の命が失われた。




次話から通常通りの本編です。
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