転生したら蜥蜴人族の友人と邪仙の恋人ができた件   作:乃出一樹

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お待たせしました、第75話となります。

今年最後の更新となります。


腐肉竜(ドラゴンゾンビ)

ドラゴンゾンビを捕まえろ。予想外過ぎる青娥さんの発言に俺は声を上げる程に驚愕した。勿論、驚いたのは俺だけでは無い。この場にいる全員だ。

 

 

 

「ど、どどど・・・・・・ドラゴンゾンビを捕まえるぅ!?むむむむ無茶です無理です青娥様ぁ!あんなに強いんですよぉ!?」

 

 

 

間近でそれを聞いていたフラメアも激しく動揺していた。魔封牢を自分の顔と同じ高さまで持ち上げ、顔を左右にぶんぶん振りながら抗議している。そんなフラメアを見ても特に気にした様子は見せず、魔封牢に映る青娥さんはいつもの笑みを浮かべていた。

 

 

 

『ふふふ、心配要りませんよフラメアさん。アクトくんたちも凄く強いですから♪』

 

「ちょ、ちょっと待ってくださいよ青娥さん!本気で言ってます!?なんだってあんなの捕まえなくちゃならないんですか!つーかそもそも捕まえられんのアレ!?」

 

 

 

涙目で訴えるフラメアの隣で、俺はそう叫びながらドラゴンゾンビを指差す。もしかすると青娥さんからすれば虫取感覚で言えるくらい楽勝な相手なのかもしれないが、俺たちからすれば堪ったものでは無い。普通に命の危険があるのだ。

 

 

 

『んー?多分大丈夫でしょう。フォスさんとフラメアさんは戦力外ですけど、アクトくんにガビルさんとスフィアさんの三人掛りなら弱らせることは出来ると思いますし』

 

「いや、仮に弱らせることが出来たとしてどうやって捕まえるんだって聞いてんですよ!」

 

『あぁ、その点については気にしなくて結構ですよ。十分弱ったと判断したら私がそちらに出向き拘束しますので』

 

「青娥さん来るなら俺ら何もしなくて良くない!?」

 

 

 

叫びながら俺はツッコみ続ける。が、それを聞いた青娥さんは可愛らしく小さく頬を膨らませた。

 

 

 

『もう、何を言ってるんですかアクトくん!それじゃあ修行にならないじゃありませんか!』

 

「何で俺が怒られてんの!?つかもう修行とか言ってる場合じゃないだろ!予想以上に強い相手なんだぜ!?」

 

「ふざけんなよアクト!敵が強ぇからこそ修行になるんだろうが!おい邪仙、俺らが勝つまで絶対来ンなよ!」

 

「余計なこと言うんじゃねえスフィアーーーッ!」

 

 

 

バトルジャンキー脳なスフィアに思わず怒鳴りながら、フラメアに迫って来ていた牙狼族のゾンビを蹴り飛ばす。その時、ガビルやフォスも他のゾンビたちを倒しながらこちらに集まってくるのが視界に入った。俺と同じように青娥さんに文句を言いたいのかは分からないが、とりあえず近くにいた方が良いと思ったのだろう。

 

その青娥さんだが、最初は俺とスフィアのやり取りを見てくすくすと笑っていた。しかし、やがてその表情からすっと笑みを消すと、真剣な面持ちで静かに言葉を続けた。

 

 

 

『──それと、理由でしたね。よく聞いてくださいアクトくん。あのドラゴンゾンビ・・・・・・・・・封印の洞窟で遭遇したあの嵐蛇と同じかもしれません』

 

「嵐蛇、って・・・・・・!」

 

 

 

脳裏にいつかカバルさんたちと出逢ったあの日のことが浮かぶ。ドワルゴンへ向かう少し前、魔鉱石を探しにヴェルドラさんが封じられていた封印の洞窟へ行った時のことだ。そこで戦った、通常の個体は持たない筈の『麻痺吐息』のスキルを持つ嵐蛇のことだろう。

 

 

 

『確証はありません。それこそじっくりそのドラゴンゾンビを調べない限り。ですが、可能性は高いと思います。あの嵐蛇のように本来は持たない筈のスキルに、更には魔法まで使うのですから』

 

「それってつまり、この国にダンジョンを造ってる奴と、あの時嵐蛇を俺たちにけしかけた奴が同じってことですか・・・・・・?」

 

『さぁ、それはなんとも。何者かが造ったダンジョンを別の第三者が利用している可能性もありますから。スフィアさんの話を聞く限り、他のダンジョンの核となっていた魔物はシンプルに魔素量のみ強化されていたようですし』

 

 

 

それを聞いて俺は先程の青娥さんとスフィアのやり取りを思い出す。核である魔物に増えたのは魔素量だけだったか、通常の個体は所持していないスキルを使ったりはしなかったか、だったな。成程、この事が気になっていたからあんな質問をしたのか。

 

 

 

『しかし、どちらにせよ・・・・・・カリオン様が治めるユーラザニアが何者かに荒らされている・・・というのは変わりないかと』

 

「ふぁーっ!?一大事です!」

 

 

 

突然隣から響いたフォスの声に俺は少し驚く。青娥さんと話している内にいつの間にかここまで来ていたらしい。よく見ると、あれだけいたゾンビたちはほぼ倒れていた。俺も戦っていたが、ガビルたちがほとんど倒してくれたのだろう。そんなことを考えているとガビルとスフィアもすぐに集まってきた。

 

 

 

「封印の洞窟で戦った嵐蛇・・・・・・アクト殿たちがドワルゴンから帰ってきた際に聞いたな。一体どのようにして嵐蛇やドラゴンゾンビに手を加えたのであろうか・・・?」

 

「よく分からねえが、カリオン様のユーラザニアに舐めた真似するクソ野郎がいるってことだよなァ・・・?」

 

 

 

考え込むガビルの隣で、スフィアはぎり、と歯を噛み締め怒りを露にする。一見粗野な印象を受ける彼女だが、主であるカリオン様や自分たちが暮らすユーラザニアを大切に思う優しい一面もあるのだ。故に、ダンジョンや強力な魔物を造り、それらでユーラザニアを荒らす不届き者を許せないのだろう。

 

 

 

『・・・・・・それで、どうしますアクトくん?アクトくんがどうしても嫌だと言うのであれば捕獲は諦めますけれど。別にどうしてもその犯人を見つけたいという訳でもありませんし』

 

「・・・・・・・・・仕方ないな。分かりました、やりますよ。ヤバそうな相手だけど、こっちはガビルたちもいるし、青娥さんだって控えてるから最悪の事態にはならないだろうし。それに・・・」

 

 

 

そこで一旦区切り、俺はすぐ傍で魔封牢を持つフラメアをちらりと見る。視線が合い、どうしたのかと目を瞬かせるフラメアを見て、少し口元を緩ませて俺は続けた。

 

 

 

「・・・・・・フラメアやコビーたちが安心して旅が出来るように、こんなダンジョンやら魔物やらを造る奴は何とかしたいですしね」

 

「アクトさん・・・・・・!」

 

 

 

僅かに頬を赤らめ、フラメアは嬉しそうに小さく微笑んだ。まぁ、あのドラゴンゾンビから何かしらの情報を得られるとしても、いきなり犯人に辿り着けはしないだろうが。それでも今後何かの役に立つかもしれないし、やってみても良いだろう。少なくとも、ダンジョンを攻略し犯人に関する情報を少しでも得られれば、カリオン様からの覚えは良くなるだろうし。

 

 

 

『ふふっ、そう言ってくれると信じてましたよ♪』

 

「わはは、流石アクト殿よ。優しく、そして強い!我輩自慢の友である!」

 

 

 

フラメアへ告げた言葉を聞いて青娥さんはいつものように微笑み、ガビルは嬉しそうにからからと笑った。自慢の友、などと言われると少し照れるが、ガビルにそう言って貰えると素直に嬉しくなる。

 

 

 

「・・・・・・ふぁっ!?皆さん、あれを見るです!」

 

 

 

照れ臭くなった俺が頬を掻いていたその時、フォスがある方向を見て叫んだ。彼女の示す方を見ると、なんと上の階層からスケルトンやワイトたちが降りてきていた。その数は十や二十では利かないだろう。

 

 

 

「ひぇえええっ!?な、ななな・・・・・・なんで上から魔物が!?しかもあんなに!」

 

『・・・・・・恐らく、あのスケルトンたちもドラゴンゾンビが呼び寄せたのでしょう。最初にここにいた魔物たちも統率していましたが、どうやらアンデッド系の魔物を操るスキルも持ってそうですね』

 

 

 

怯えた様子のフラメアの疑問に青娥さんが淡々と答える。しかし、上の階層にいたあれだけの数のスケルトンたちを呼び寄せられるとはかなり強力なスキルだ。恐らくはユニークスキルだろう。

 

 

 

「えぇい、流石に無限では無いだろうがいくらなんでも面倒である!こうなれば我輩が纏めて焼き払ってくれるわ!火炎大魔嵐(ファイアストーム)ッ!!!」

 

 

 

苛立った声色でガビルはそう叫ぶと前方に飛び出しスケルトンたちの群れと向かい合う。そして魔素を込めたバーニングランスを振るい『火炎大魔嵐』でスケルトンたちを焼き尽くした。

 

 

 

「オォオオオオオオオオオ・・・・・・!」

 

「おっ、漸く動き出しやがったか。テメェの相手は俺だぜ!」

 

 

 

仲間のスケルトンたちが倒されたことに憤慨したのか、それともガビルの強力な『火炎大魔嵐(ファイアストーム)』に反応しただけなのかは分からないが、再びドラゴンゾンビが動き出した。ドラゴンゾンビはその巨体を揺らし、スケルトンたちと戦っているガビルへ向かって行く。スフィアはそれを見ると口端を吊り上げ、勢い良く駆け出して行った。

 

 

 

「オラァッ!!!」

 

 

 

地面を蹴り、更に『飛翔走』で宙を蹴り、スフィアが一気にドラゴンゾンビとの距離を詰めていく。そして奴の横っ面に雷を纏った拳を叩き込んだ。

 

 

 

「へっ、どうだ!今のは効いたろ・・・・・・んなっ!?」

 

 

 

ズガン!と凄まじい音を立てたスフィアの一撃を喰らいドラゴンゾンビの巨体が揺れる。追撃はせず即座に距離を取ったスフィアが空中でにやりと笑うも、すぐにその表情は崩れた。

 

なんと、スフィアの攻撃によって傷付いていたドラゴンゾンビの顔がぐじゅぐじゅと嫌な音を立てながら再生し始めたのだ。

 

 

 

「まさか、『自己再生』まで持ってるのか!?」

 

「チッ、面倒臭ぇ・・・・・・ん?」

 

 

 

スフィアが舌打ちしたその時、ドラゴンゾンビの眼がぎょろりと動き彼女を捉える。すると奴は魔素を高め、自身の周囲から複数の黒いモヤを発生させた。禍々しい雰囲気のそれらはよく見ると目や口があるようにも見える。

 

得体の知れない黒いモヤを前にスフィアが身構えていると、ドラゴンゾンビは短く鳴いてその黒いモヤたちを彼女目掛け放った。

 

 

 

「うぉおおおおっ!?」

 

「青娥さん、あれは!?」

 

『あれは『呪怨束縛(カースバインド)』。対象の生気を吸収する亡者を召還する魔法です。スフィアさん、それに物理攻撃は効きませんわ!触れてはいけません!』

 

「マジかよ、ふざけんなクソッ!」

 

「スフィア、今行く!」

 

 

 

呪怨束縛(カースバインド)』と言うらしい、ドラゴンゾンビが放った魔法に驚きつつも迎撃しようとしていたスフィアだが、青娥さんの警告を受けるとそう吐き捨てながら回避に徹し始める。彼女を助けようと俺は駆け出そうとしたが、こちらにもいくつか『呪怨束縛(カースバインド)』が飛んできた。

 

 

 

「あわわわっ!?こっちにも来たです!」

 

「チッ!フラメアごめん!あと魔封牢落とさないようにな!」

 

「ひゃんっ!?」

 

 

フラメアに謝ってからそう付け加え、俺は彼女を抱き抱え飛び上がった。可愛らしい悲鳴を上げたフラメアだが、すぐに状況を理解したのか器用に魔封牢を持ったまま俺にしがみ付く。

 

 

 

「わたっ、とととっ!」

 

「気を付けろよフォス!けど、いつまでもこのままってのはな・・・・・・」

 

「あ、アクトさん!ドラゴンゾンビが・・・・・・!」

 

 

 

幸い俺とフォスに飛んできた『呪怨束縛(カースバインド)』の数はスフィアに比べれば少なく簡単に避けられた。空を飛べないフォスはギリギリ、と言った感じだが。

 

しかし『呪怨束縛(カースバインド)』は俺たちをしつこく追尾し続けており、消える気配が無い。青娥さんが言うには物理攻撃は効かないそうだが、それなら闘気で消し飛ばすのはどうだろう?

 

と、そんなことを考えていた時。俺の腕の中にいるフラメアがドラゴンゾンビの方を見て俺を呼んだ。

 

 

 

「オォオオオオ・・・・・・!」

 

「口に魔素を溜めてる・・・また『腐食吐息』か?」

 

「ち、違います!あれは──!」

 

「オ、ォ──グガァアアアアアアアッ!!!」

 

 

 

『腐食吐息』なら問題無いだろうと油断する俺にフラメアは必死な表情でそう訴えかける。恐らく『危険察知』が発動したのだろうが、フラメアが続けようとした言葉を遮るかのようにドラゴンゾンビは凄まじい咆哮を上げると、濁った瞳で俺たちの姿を捉える。

 

そして、その巨大な口に収束させた魔素を凍てつくような白銀へと変え、俺たち目掛け撃ち出した。

 

 

 

「ふぁっ!?」

 

「氷のブレス・・・・・・!?」

 

『いえ、あれは──『水氷大魔嵐(アイスブリザード)』!強力な氷魔法です!』

 

 

 

水氷大魔嵐(アイスブリザード)』───青娥さんがそう返したのとほぼ同時に俺は『思考加速』を少し発動し、こちらに向け放たれた魔法を観察する。瞬間、一目見て分かった。この世界に来たばかりの時に銀髪のオーガから受けた『悪鬼の妖氷(オーガブリザード)』・・・・・・あれとは比べ物にならない威力があの魔法にはあると。あの時と比べ強くなった俺でも、あの『水氷大魔嵐(アイスブリザード)』をまともに喰らえば大ダメージは免れない。

 

 

 

「や、ヤバいです・・・・・・!?」

 

 

 

その呟きが耳に入り、ちら、とフォスに視線をやる。スフィアの方までは流石に届いていないが、ドラゴンゾンビの放った『水氷大魔嵐(アイスブリザード)』は俺とフォスを完全に捉える程の範囲があった。そしてその速度もかなりのものである。今まで『呪怨束縛(カースバインド)』へ意識を集中させていたこともあり、これの回避は難しいと悟ったのか、フォスは表情を強張らせていた。

 

そして、それは俺も同じだった。フラメアに掛かる負担を考慮しなければ、俺たちは『脱獄者』の『加速』で『呪怨束縛(カースバインド)』を振り払い、今からでも『水氷大魔嵐(アイスブリザード)』の射線から出ることは出来るだろう。しかし、ここから俺とフォスを狙う『呪怨束縛(カースバインド)』を躱しつつフォスを拾って、更に『水氷大魔嵐(アイスブリザード)』を回避するのは流石に厳しい。

 

 

 

(どうする、どうする・・・・・・!・・・・・・ん?)

 

 

 

『思考加速』を発動していることで『水氷大魔嵐(アイスブリザード)』はまだこちらに到達していない。しかし実際は魔法の速度が落ちている訳では無く、ただ視覚と脳の処理速度を上げて体感時間を伸ばしているだけだ。問題を先伸ばしにしているだけに過ぎない。

 

未だに慣れない『思考加速』の感覚による不快感と、目の前まで迫った仲間の危機に対する焦りに俺は思わず歯噛みする。もう青娥さんに頼るしか無いのでは、と思ったその時。

 

 

 

(──・・・!『呪怨束縛(カースバインド)』が離れていく・・・・・・?)

 

 

 

ふと回りを見ると、俺とフォスを狙っていた『呪怨束縛(カースバインド)』たちが距離を取り始めていたことに気付く。どういうことなのかと俺は眉を顰めたが、すぐにその理由に思い至った。それと同時に俺は目の前の危機を何とかする為に動き出す。

 

 

 

「フォス!パス!」

 

「ふぁっ!?え、あっ、はいぃ!」

 

「ふぇっ!?」

 

 

 

そう言って俺は抱えていたフラメアをフォスへ放り投げた。予想外の行動にフラメアは勿論フォスも困惑していたが、それでもしっかりとフラメアを受け止めてみせた。流石、小さくても獣王戦士団の候補となるだけのことはある。

 

それはさておき、何故『呪怨束縛(カースバインド)』が俺たちから離れて行ったのかだが。恐らく『水氷大魔嵐(アイスブリザード)』によって破壊しないよう、ドラゴンゾンビ自身が『呪怨束縛(カースバインド)』を射線の外へ移動させたのだろう。このようなことにまで頭が回るとは、アンデッドの癖に随分賢いらしい。

 

 

 

「フォスは俺の後ろに!動くなよ!」

 

「は、はいです!」

 

 

 

俺はフラメアをフォスへ投げた後、すぐに二人の前まで移動していた。『呪怨束縛(カースバインド)』も離れているので、本当は二人を連れて逃げたかったところだが、『水氷大魔嵐(アイスブリザード)』を前にして割りとモタモタしてしまったのでそこまでの時間が無かったのである。『思考加速』を発動していたから感覚がズれて、少し油断してしまったのかもしれない。

 

 

 

「・・・・・・反省はするとして、こうなっちまったら仕方ない。今は、この状況を乗り切らないとな・・・!」

 

 

 

小さくそう呟き、俺は全力で闘気を高め始める。青娥さんとの修行のお陰で『気闘法』も随分上達した。僅かな時間で現在自分が操れる最大闘気量に達した俺は成長を実感しながら、『思考加速』を切ってその闘気を両手に集中させる。

 

 

 

「行くぜ・・・・・・はぁああああああああああああああああッ!!!」

 

 

 

気合いを込めた声と共に俺は両手を前へ突き出し、そこから闘気を一気に放出した。まるでビームのように勢い良く撃ち出された闘気の波はドラゴンゾンビの『水氷大魔嵐(アイスブリザード)』に一瞬で接近し激突する。

 

ぶつかり合う俺の闘気とドラゴンゾンビの冷気。恐らく上から見ると中洲のような図になっているのではと思うが、闘気によって割られた白銀の波が周囲に拡散し、俺たち三人のいる場所以外がどんどん凍り付いていく。

 

水氷大魔嵐(アイスブリザード)』に闘気で対抗し、俺はフォスとフラメアの盾となるように白銀の奔流に立ち向かう。そして自身を奮い起たせるかのように口端を吊り上げ、ドラゴンゾンビを見据え一人呟くのだった。

 

 

 

「さぁ、ドラゴンゾンビ・・・・・・力比べと行こうか!」




来年もよろしくお願いいたします。

それでは、良いお年を。
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