「聞いてみたいな、異星人さんたちの恋愛事情。 それ以上はダメッ、××のことは放送できません!」
「宇美と」
「佳和の」
「ギャラポリ放送局!」
「こんにちは~。東京では桜が満開、心もウキウキなギャラクシーポリス広報課の星乃宇美(ホシノウミ)で~す」
「花の命は短くて、乙女の夢もまた儚い。モロコシフラワー星出身の永遠の17才。天野佳和(アマノカワ)です」
「佳和さん、今日はずいぶんしんみりとしてますね。昨日はお花見であんなにはしゃいでいたのに」
「ええ、初めはあの美しさに感動していたんですよ。風にあおられて舞う桜吹雪が美しくて。でも今朝見たんです。通勤中にある桜の散ってしまった姿を」
「葉桜も悪くないですよ。また来年も咲きますし。そもそも、佳和さんって、永遠の17歳じゃないですか~」
「そっ、そうです。天野佳和は永遠に不滅なんです。あら、宇美さん、目じりに皺が…」
「ちょっと、何言ってるんですか!?これは、ほら、昨日はお花見で夜が遅くなったから」
「人間は20歳を超えるとお肌の曲がり角らしいですよ」
「ディレクターさん、お知らせ、お知らせお願いしま~す」
~ギャラクシーポリスからのお知らせ~
「天気予報です。今日の東京地方の天気は晴れ。所によりネコが降るでしょう」
「えっ!?」
にゃあ、にゃあ、にゃあ、にゃあ、
にゃあ、にゃあ、にゃあ、にゃあ、
「なっ、何だこりゃあ~!」
「これまでの常識では考えられない、奇妙なことに遭遇したら#○○110のギャラクシーポリス相談窓口へ。尚、緊急時には110をご利用ください」
「それでは改めて参りましょう」
「週刊ギャラクシーニュース!」
「○月○日、電柱消失事件の犯人がついに捕まりました。犯人はプロック人で、コノサク人の好物である電柱を密猟していたとのことです」
「電柱って、そんな簡単にとれるものなんですか?」
「とること自体は難しくないみたいです。どちらかというと、電線の処理のほうが面倒見たいです。今回の犯人は自重固定装置を使っていたみたいですが、一歩間違うと大惨事になっていたでしょうね」
「色々な星の方々が地球に来られるのは歓迎なんですが、犯罪は困りますね」
「そうですね、私も気をつけなくちゃ」
「佳和さん、まさか何かやってるんですか?」
「だって、私も盗みに来たんですもの…地球人さん達の心を!」
「さ~て、次のコーナーへ参りましょう」
「あ~ん、スルーしないで下さいよ~」
「お隣の異星人さんって、どんな人?」
「このコーナーは地球で生活している異星人さん達の生活や習慣、特性をお聞きするコーナーです」
「今回のゲストはギャラクシーポリスの戦闘隊長、サイード人のアスワードさんです」
「アスワードさんは地球が銀河連邦に加盟した時に銀河連邦から派遣された異星人さん第一号なんです」
「銀河中から異星人さんたちが来るのはいいですけれど、トラブルも増えましたからね」
「ただ、そのほとんどがお互いの認識不足だったりするんですよね」
「このコーナーはその解消のためにも一役買えればと思っております」
「それではアスワードさん、どうぞ」
「うむ。浮遊警視庁 公安部 外事特課のアスワード・マーテンだ」
「今日はお忙しい中、ありがとうございます」
「アスワードさん、少し緊張されてます?」
「ああ。こういうのは初めてでな。何を話したらよいのか…」
「大丈夫、私たちに任せてください」
「優しく導いてあげますわ。さあ、心も身体も私にゆだねて…そうすればあなたも私のとりこ…」
「ちょっと、佳和さん怖いんですけど…」
「軽い冗談です」
「さて、サイード人といえば、強靭な肉体を持った狩猟民族とのことですが…」
「アスワードさんも例に漏れず、たくましい体つきをしていますよね」
「ああ。この強靭な肉体が我らの誇りだ」
「若い頃はアスワードさんも大型の宇宙生物を狩っていたとか」
「狩りは学校の必須項目だからな。宇宙では怪獣被害も多い」
「地球の生活はいかがですか?私もこの星に来て、いろいろと苦労しているのですが…」
「かなり満足してる。着物は肌にあうし、食事もうまい。またこの国の武士道という文化は我が星の信条にも通じる」
「地球の女性についてはどうですか?署内でもファンは多いですよ」
「そうだな…肉体的には乏しいが、奥ゆかしさと芯の強さには感心している」
「おやおや、誰かいい人でも…」
ピーッ、ピーッ、ピーッ
「うむ?課長からの緊急通信だ」
「佳和さん、どう思いますか?」
「どうと言われますと?」
「アスワードさんの、いい人…私としては、あの人が怪しいと思うんですけど」
「それはちょっと…」
「すまない、課長が早急に来てくれというのでこれで失礼する」
「事件ですか?本日はお忙しいところありがとうございました」
「お時間のある時に、またいらしてくださいね」
「うむ。では」
「ざ~んねん。アスワードさんの恋バナが聞けると思ったのに」
「地球の女性は恋バナ好きですね。私たちの星ではご法度ですよ」
「そんなこと言って、佳和さんはどうなんです?地球の男性」
「禁止事項です!私たちの星なら即逮捕ですよ」
「ちぇ~」
「さっ、次のコーナーにまいりましょう」
「質問コーナー」
「このコーナーは、皆様から寄せられた異星人やギャラクシーポリスに関する質問にお答えいたします」
「さて、今回の質問なんですが、意外とみなさん、ギャラシーポリスそのものをあまりご存じないことが判明しました」
「よって、今回はギャラクシーポリスについてご説明させていただきたいと思います」
「さて、佳和さん、ギャラクシーポリスとは一体何なのでしょうか?」
「はい、ギャラクシーポリスとは、警視庁公安部外事特課の通称になります」
「正式名称ではないのですね。これまでの外事課とは何が違うのでしょうか?」
「異星人問題に特化している点ですね。今回のゲストのアスワードさんみたいな異星人さんを含め、特殊な技能を持った方々を中心に構成されています」
「諸外国の問題も特殊ですけど、異星人問題はさらに特殊ですものね」
「諸外国問題は思想や生活環境が違っても、同じ人間ということでまだわかりあえる部分もあるんですが、異星人となると、考え方どころか、生体そのものから違いますからね」
「具体的にはどのような方がいらっしゃるんでしょうか?」
「アスワードさんの他では、ゴンジーマ星のシレーム・ザーマックさん、半サイボーグの義体の方々や自分の血液を弾丸に変えて打ち出せる特殊能力のある方、またPCにとりついた地縛霊の方もいらっしゃいますね」
「宇美さん、あと、あの派手な女性の方」
「インフェリタス人のヘリアンテスさんですね。彼女の魔法は何かと話題になることが多く、よくニュースでも目立ってますね」
「さすがはギャラクシーポリス。でも特殊な能力がないとなれないのでしょうか?」
「そんなことないですよ。普通の人間の方もいます。ただ、扱う事件が特殊ですので、柔軟性が求められますね。頭の固い方や、偏見が強い方には向かないと思います」
「こんなに特殊なギャラクシーポリスですが、一緒にお仕事もいかがでしょうか?警視庁は職員募集中です!」
「来年度の採用試験については警視庁のホームページで」
「私たちと一緒にこの星の平和と安全を守りましょう!」
「と、今回の職員募集の宣伝も終わったところで」
「そろそろお時間となりましたね」
「ギャラポリ放送局へのご質問はギャラクシーポリスのホームページまで」
「くれぐれも(リアル)警視庁にはぜったいにメールしないでくださいね」
「それでは、またお会いしましょう!」
「次回も、あなたの心にチェックイン!」
~♪エンディング~