ギャラクシーポリス   作:橘 花道

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【おまけ ギャラポリ放送局 第三回】
『彼と彼、二人だけの秘密の関係。   えっ、その穴に××を入れるんですか?』


「宇美と」

「佳和の」

「ギャラポリ放送局!」

「こんにちは~。間もなくGW、皆様どのような計画を立ってておりますでしょうか?ちなみに警察官は平常通り交代勤務の星乃宇美(ホシノウミ)です」

「GWは持ち出さない、持ち込まない、宇宙密輸撲滅週間。一日税関職員をやります永遠の17才、天野佳和(アマノカワ)です」

「GWは宇宙旅行に出かける人も多いですからね」

「はいっ。抜き打ちで、あなたの身体、チェックしちゃいます。5月〇日は軌道ステーションの出星ゲートでお待ちしております」

「佳和さんに見られて困るような物は持ち込まないように」

「ギャラクシーポリスからの、お知らせでした」

 

~ギャラクシーポリスからのお知らせ~

 「空を見ろ!」

 「鳥だ!」

 「飛行機だ!」

 「ラ〇ュタだ。ラピュ〇は本当にあったんだ!」

 「ばかだねぇ、ありゃ浮遊警視庁だよ」

 「な~んだ」

 「これまでの常識では考えられない、奇妙なことに遭遇したら#○○110のギャラクシーポリス相談窓口へ。尚、緊急時には110をご利用ください」

 

「それでは、さっそく参りましょう」

「週刊ギャラクシーニュース!」

「先日、連続詐欺犯が捕まりました。犯人はサギール人で、5年前に虚偽の格安宇宙旅行を地球人に持掛け、旅行費用をだまし取っていました。判明しているだけでも被害者は数100人を超え、被害総額は数億円を超えるものと思われます。尚、現在もギャラクシーポリスでは余罪を追及しています」

「憧れの宇宙旅行、以前に比べればずいぶんお安くなったようですが、地球の方々にとっては、まだまだ高嶺の花ですからね」

「この手の話はなくなりませんよね。うまい話には裏がある。みなさん、騙されないように」

「おかしいな?と思ったら、ギャラクシーポリス相談窓口まで」

「以上、ギャラクシーポリスからのお知らせでした」

「何だか、今回はお知らせだらけですね」

「気にしない、気にしない、これがこの放送の役目なんですから」

 

「お隣の異星人さんって、どんな人?」

「このコーナーは地球で生活している異星人さん達の生活や習慣、特性をお聞きするコーナーです」

「今回のゲストは、公安部 外事特課 強行犯捜査第二係所属、二人で一人、ゴンジーマ星のシレーム・ヴ・ザーマックさん…」

「と、先日見事、宇宙旅行連続詐欺犯を逮捕した、小山凛子です」

「あら、凛子さん、いらっしゃい」

「いや、なんで凛子さんが来てるんですか!?」

「いいじゃない。ゲストコーナーなんだから、むしろ増えてお得~、みたいな」

「なるほど、それはいい事ですね」

「そんなこと言って、また課長に叱られますよ」

「大丈夫、大丈夫。だって今日は非番だから。ふふふっ、たとえ課長でもプライベートに口出しはできません。さらに私、今日は連絡用のギャラフォンを自宅に置いてきました!GPS検索もムダムダ。本日の小山凛子は先日課長に叱られたことが悔しくて、自宅で一日中枕を濡らしているんです。連絡が来ても出れないんです。凛子はそんな、か弱い乙女なんです。っと、アリバイ工作もばっちりです」

「さすがは凛子さん」」

「連絡用のギャラフォンを持たずに外出だなんて、それって規律違反では…」

「気にしない、気にしない。宇美さん達が叱られるわけではないでしょ」

「それはそうですよね」

「いや、ダメでしょ」

「うるさいわねぇ。宇美さんったら、融通聞かないんだから。ええ~いっ、このかわいい佳和さんがどうなってもいいのか?ほらっ、スカートめくっちゃうぞ。おっぱい揉んじゃうぞ」

「きゃ~、たすけてくださ~い(笑)」

「もうっ、どうなっても知りませよ」

「えへへっ、それじゃあ、始めるわよ。みな様、準備はよろしくって?」

「は~いっ!」

「はあ…」

「皆様、初めまして。浮遊警視庁 公安部 外事特課 強行犯捜査第二係の優秀な巡査、小山 凜子です。まっ、今は巡査だけど、課長や部長になるのは時間の問題ね。で、この前の詐欺犯を逮捕した時のお話なんだけど…」

「あのぉ、凛子さん。ここは異星人さんのお話を聞くコーナーなんですが…」

「わかってるわよ。で、その私が逮捕したサギール人というのはね…」

「いえっ、ですから今日はゴンジーマ星のシレーム・ヴ・ザーマックさんにお話を」

「仕方ないなぁ。それじゃあ、私の優秀な将来の部下達を紹介するわ」

「将来の部下?」

「ザーマック、気にするな」

「で、このでっかいのがザーマック、小さいのがシレームね。ほらっ、挨拶、挨拶」

「はっ、話していいのか?」

「いいみたいだな」

「なんとこの二人、合体しちゃいます!ほら、合体して」

「挨拶はもういいのか?」

「そうみたいだな」

「ほらっ、早く入るの!」

「合体するのか?」

「そのようだな」

「凛子さん、これ音声だけでは、よくわからないのでは?」

「それはそうね。ここっ、このザーマックの背中に窪みのような穴があります。ちなみに凛子、冬場の寒い時にはここに手を突っ込んで温めることもできて超便利!もうっ、じれったいわねぇ。何やってるのよ」

「そんなにせかすなよ。神経の接続部はデリケートなんだよ」

 

 ガチガチガチッ!

 

「ザーマック、ギャラフォンが鳴ってるぞ」

「ああ、すまない」

「もうっ、収録中は電源を切る!そんなの常識でしょ。凛子をみなさい、私なんてはなから…」

「いえ、立場上、それはどうかと…」

 

 ピッ!

 

『凛子ッ、凛子はそこにいるんでしょ!?』

「げげっ、課長!ザーマック、凛子はいない、凛子はここにいませんって言って!」

「凛子さん、無理ですよ。収録中の音声は外に聞こえてますから」

「課長、私は犯罪防止のために、非番も問わず…」

『いいから私のところに来なさいっ、今すぐ!』

「はっ、はいっ!」

 

 ピッ!

 

「ねぇ、シレームぅ、ザーマックぅ~」

「やれやれ、わかったよ、俺らもついてってあげるよ」

「まあ、かわいい後輩のためだからな」

「あらあら、せっかく楽しいお話が聞けると思っていたのに」

「もうっ、だから言ったのに。皆様、大変お聞き苦しい点があったことをお詫びいたします」

「まあ、気を取り直して、次のコーナーに参りましょう」

 

「質問コーナー」

「このコーナーは、皆様から寄せられた異星人やギャラクシーポリスに関する質問にお答えいたします」

「今回はホームページに届いたメールの中からいくつかお答えしたいと思います」

「まずは都内の高校に通う男子高校生からのご質問ですね」

「いつも放送楽しみに聞いています。さて、本来であれば時効となっていたはずの詐欺事件を解決に導いたのは、ギャラクシーポリスのとある優秀な一人の女性刑事のおかげだと聞いていますが、どのような方なのでしょうか?私の同級生の母が被害者で、感謝しても感謝しきれません。金一封をお渡しの上、ぜひ昇進せてくださいっ!」

「メール、ありがとうございます。ただ、残念ながら個人を特定できるようなことはお答えできかねます。でもギャラクシーポリスはいずれも優秀な方々ばかりです」

「そうそう。決して、先ほどの方ではないことだけは伝えておきますね」

「佳和さん、余計なこと言わない」

「そっ、そうですね。失礼しました。では次の質問に行きましょう」

「次は都内に住むOLさんですね」

「地球の平和のため、日々のお勤めありがとうございます。さて、ギャラクシーポリスの外事特課強行犯捜査には第一係と第二係があるとのことですが、実績、実力、メンバー、いずれも優秀なのは第二係ですよね?特に第二係に所属しているある女性刑事は若いながらもかなり優秀で、先日の詐欺事件では…」

「ちょっ、ちょっと、佳和さん、ストップ、ストッープ!」

「えっ、ええ?」

「やはり、この質問も同じアドレスから…あっ、これも、こっちもみんな…もうっ、凛子さんったら」

「どっ、どうなさったんですか?」

「いえ、時間。もう時間なんですよ」

「ああ、今回はゲストコーナーで時間とられちゃいましたからね」

「それではまた次回」

「宇美さん、募集、募集…」

「あっ…、そうそう、警視庁では職員募集中です。来年度の採用試験については警視庁のホームパージで」

「私たちと一緒にこの星の平和と安全を守りましょう!」

「それじゃあ、またね」

「宇美さん、落ち着いて、何あせってるんですかぁ」

「もうっ、根米課長に言いつけてやるんだから」

 

~♪エンディング~

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