ギャラクシーポリス   作:橘 花道

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【緊急放送 ギャラポリ放送局 0401】
『異星人襲来!地球侵略まであと○日!?私たち全員××されちゃうんですか?』


「宇美と」

「佳和の」

「ギャラポリ放送局!」

「今日から4月。進級、進学、就職、昇進、部署移動。新入社員も入ってきて、新生活が始まる方も始まらない方も、心機一転、頑張っていきましょう。ギャラクシーポリス広報課の、もう新人ではありません。星乃宇美(ホシノウミ)です」

「4月は番組編成の時期。番組継続はみなさまのおかげです。これからもずっと応援してください。永遠の17歳、天野佳和(アマノカワ)です」

「4月は死の月。地球の諸君、初めまして。私はカミダス星の総統テスターである。君たちにはこれまでにはない、新しい世界を体験することとなろう」

「あれ?…すみません、少し混線しているみたいです」

「カミダス星…まさか…」

「混線ではない。この放送は我がテスター軍が支配した。その証拠に、まずはこれを聴きたまえ」

 

~カミダス星からのお知らせ~

「働いたら負けだと思っている」

「保育園落ちた、日本死ね!」

「俺がモテないのはどう考えても社会が悪い」

「30歳、童貞。何故俺は魔法使いになれないのだ」

「働きたくないでござる!」

「こんな世界、なくなってしまえばいいのに」

「俺だって、異世界に転生さえすればモテモテのウハウハになれるはず」

「そんな君たちに朗報だ!地球は変わる。我がカミダス星の軍事力でな。さあ、カミダス帝国を崇めたてるがいい」

 

「えっ?こんなの台本に…」

「間違いない、これは…」

「くっくっくっ…少しは自分たちの立場がわかってきたかな?次はこれだ!」

 

「週刊カミダスニュース!」

「ここで地球の方々に我々の進行状況をお知らせしよう」

「昨晩、小笠原諸島姉島の南方にある無人島に落下したのは隕石ではない。我が軍の遊星爆弾である。なあに、まずはあいさつ代わりだ。本日自衛隊の諸君が調査に向かっていることとは思うが、わが軍の科学力に驚くことであろう。これから毎日一発づつ数を増やしていく。小笠原諸島を伝って南から北へ。さて、首都に着くのはいつかな?」

「えっ、これって…本当に…」

「宇美さん、大変です。惑星カミダスは間もなく寿命を迎えていて、彼らは新しい移住先を探してました。そしてどうやらこの地球を新たな移住先として目をつけたみたいです」

「ということは…」

「はい、このままでは地球は彼らに侵略されてしまいます。それも地球人には住めない星として…」

「おや。これはこれは、モロコシフラワー星の方ではないか。悪いことは言わん、早急に祖星に帰るがいい。地球の方々も同様だ。我々は遊星爆弾を使って、これから地球をカミダス星と同じ放射能の星へとフォーミングする。なあに、我々は寛大だ。逃げる者を追ったりはせぬ、好きな星に移住するがよい。まあ、死にたい者は残るのも自由だがな」

 

「まさか、そんな…」

「宇美さん、落ち着いて」

 

「ちょ~っと、待った!」

「うむ?貴様らは…」

「ペコポンを侵略するのは吾輩ゲロゲロ小隊のゲロゲロ軍曹であります」

「フォッ、フォッ、フォッ、フォッ、フォッ、フォッ…」

「ウチと鬼ごっこをして、ウチが負けたら地球征服はやめて帰るっちゃ」

「鏡よ鏡、全宇宙で一番美しいのはだ~れ?」

「チーキュを花火にして打ち上げるのだ」

「小賢しい。全員、アクー空間に引きずり込め」

「ほほほ…虫けらどもがよくもまあ。地球はわたくしブリーフの物。勝手な真似は許しません。ちなみに私の戦闘力は53万です」

 

「ああっ…私たち、いったいどうしたら…」

「宇美さん、大丈夫。私に任せて」

「佳和さん、何を?」

「みなさん、いい加減にしてくださいっ!地球は私たちの星。あなたたちの好きにはさせません」

「えっ?」

「聞いてください。天野佳和の新曲、『80億のアイラブユー』。みんなのハート、私に分けて~!」

「ええっ!?」

 

 ~♪輝く80億の宝石たち…、未来へ届け…、私のハートとともに…~

 

「こっ、これは…」

「ヤック、デカルチャー」

「戦闘力が10万、20万…いやっ、100万を超えただと!?」

 

 …I love yuo…、80billion…♪~

 

「ギャラクシーポリス参上!80億の宝石は俺たちが守る」

「みなさんっ!…って、なんですか?その格好…あっ!」

「どっきり大成功!」

「今日は4月1日、エイプリルフールですよ。みなさん、お疲れ様でした~」

「えっ、知らなかったの私だけ?」

「敵を騙すには、まずは味方から、ってね」

「ひっど~い。私、本気で、本気でっ…」

「わわっ、宇美さん、泣かないで」

「ちょっと、悪いことをしたかな」

「うむ」

「宇美さん、ごめんなさい。私たち、本当に…」

「な~んてね。お返しよ」

「もうっ」

 

「では、みなさん、エイプリルフール特別版。今回の放送はいかがでしたでしょうか?」

「放送を聞いて驚かれた方もいらっしゃるとは思いますが、地球はこの通り、ギャラクシーポリスがしっかり守ってます」

「今回の放送につきましてのご意見、ご感想につきましてはギャラクシーポリスのホームページまで」

「くれぐれも(リアル)警視庁には送らないように」

「それではまた次回」

「まったね~」

 

 

~♪エンディング~

 

「エンディングも変わったんですね」

「ええ。新曲『80億のアイラブユー』はギャラクシーポリスのテーマソングです。ホームページからダウンロードもできますよ。応援よろしく~」

 

~終~

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