魔法少女まどか☆マギカ 〜偽編 眇たる救世主〜 作:ブロパピコ
〜パプアニューギニア〜
「はい到着〜」
人気のないところへ出た努達、日本から出たことの無いまどか達の反応は相変わらず新鮮だった。
「ここはどこ?努お兄ちゃん」
「パプアニューギニアだ。どうせオーストラリアに行くと思うしハナっから忠告しておくか・・・今まではまわる国が多かったからたまたまみんな離れてたけど恐らく・・・ウルルのエアーズロック、ケアンズのどっちかに超弩級の魔女が来るかもしんねぇ・・・もし強い力を感じたら離れろ・・・一応99%ないと思うが救援を求めることがあると思う・・・その時は準備も何も出来てないと思うが戦うことになるからそれだけは頭ン中ぶち込んでおけ!」
「「「「はい!」」」」
待機組のまどか達は声を揃えて返事をすると努の表情が暗くなり始めた・・・
「・・・まあ俺も快調だしまだ試したい技がいくつかあるから大丈夫だとは思うが・・・1%・・・1%で俺が負けると思っておけ・・・」
「珍しいな・・・努からそんな弱気な言葉が出るなんて・・・」
「勝率に100%なんてねぇからな・・・なんらかの事故が起きて俺が負けるなんてこともあるかもしれねぇと言ったまでだ・・・きょーちゃん・・・お前も覚悟はしておけ・・・」
「へっ!上等じゃん!!アタシの新しい戦い方でオーストラリア大陸だけじゃなく余波で世界中の魔女倒しちまうかもな?」
「俺でも無理なこと口走んな・・・ビックマウスポニテ」
「うるせぇ。クソったれな師匠さんよ」
努と杏子は拳を軽く合わせ同時に振り返り・・・
「「んじゃ・・・ちょっくら行ってくるわ(ぜ)」」
同時に言ってそのまま凄まじい速さで駆けていった。
「なんか・・・カッコよかったね・・・」
「うん・・・頼れる相棒感ハンパなかったね・・・」
「さすが、一時期同じ屋根の下で暮らしてた仲ね・・・」
「・・・ズルい・・・」
こうして・・・努と杏子の元同居人コンビは街を駆け、手当り次第に強い魔女の結界を探していた。
「う〜ん・・・アイツも弱いコイツもザコっぽい・・・地元のヤツら何やってんだ・・・うじゃうじゃいやがんぞ・・・」
「前のアタシなら大歓迎だったけど・・・今じゃ物足りないからパスだな」
「おっ?言うようになったなお前も」
「まあね〜・・・多分一緒に修行した中だとアタシが一番強くなった自信あるぜ!」
「マジか?お前最初のトレーニングの前に自分の固有魔法を使えるようにしたいって言って結局二年半も時間使ったからお前が一番強くなれなかったと思ったんだがな・・・」
「まあアタシの魔法とあの
「まるで
「あ?何か言ったか?」
「いいや・・・それよりいい感じのがいたぞ?」
「おっ!?マジか!!ならさっさと始めようぜ!!」
「前向きなのはいいが油断だけはすんなよ?あの乳デカ金髪ドリルボッチのようにな・・・」
〜インドネシア〜
「ハックション!」
〜パプアニューギニア〜
「ん?・・・あぁ・・・マミのことな!アイツは普通に強えんだけどすぐ油断するからところどころ見てられないんだよな!でも大丈夫さ!アタシはマミより甘くはないぜ!!息の根止めて確認してから一息つくさ!!」
〜インドネシア〜
「ハックション!ハックション!!ハックション!!!」
努達がマミの油断するくせについて語る度、インドネシアで旅行を楽しみつつ待機しているマミはくしゃみを連発していた・・・
〜パプアニューギニア〜
「さて・・・見せてやろうぜ!新生佐倉杏子を!!」
「任せな!!目にもの見せてやるぜ!!!」
「・・・」チラッ
努は後ろに目を少しだけ向けて杏子と共に結界に入っていった・・・
「うひひひ・・・今日も魔女退治オツカレサマ〜!だけど最後に笑うのはこのミーね!旅行者の財布かっぱらって遠征に来た甲斐があったよ!!この街には魔法少女もいるけど魔女が圧倒的に多い!!ここは漁夫の利シャルロッテ様のがグリーフシードをいただいちゃうよ〜!」
謎の少女が不敵に笑っていた・・・だがこの少女・・・後に泣きを見る目に合うことを・・・彼女はまだ知らなかった・・・
〜???の魔女の結界〜
「相変わらず魔女の結界の中は気味が悪ぃな・・・」
「いい加減慣れろよな・・・アタシなんてすぐに慣れたぞ?」
努は相変わらず顔がひきつっており心底魔女の結界を毛嫌いしていた・・・それに対して杏子は呆れる様子でいた・・・
「いやぁ・・・科学を嗜んでる人間だからオカルトには弱ぇんだよ・・・物理で殴れない相手とか嫌だぞ?
「いや何たかがカルト相手に本気で戦おうとしてるんだよ!!普通に逃げたりしろよ!!」
「悪いな・・・背中の傷は戦士の恥だ・・・」
「ならたかが非科学的な存在にいちいちビビってんじゃねぇ!!」
「ビビってはない・・・あと俺の能力についてだが・・・一応修行によって多少は時間制限とか使用制限は良くなったが下手したらまた暴走の危険性がある・・・」
「あぁ・・・アレな・・・でも不思議だよな〜」
杏子は表情を暗くしたかと思えば一気に明るくなって努に声をかけた。
「なんがだ?」
「アタシとお前の出会いって暴走状態のお前と戦っただろ?そしてアタシがお前の持つ能力の適性を調べたら・・・」
杏子の話が終わる前に努達は使い魔に囲まれていた。
「あらら・・・相変わらずこの子達空気読めないね〜」
「とりあえず・・・招いてねぇ客には早めにご退場と行こうじゃん?」
「そうだな!早くここにいる本命のお姫さまにでも会いたいぜ!あの娘の火照る体を抱き締めてダンスでも踊りたいね〜」
「ヒュー!・・・粋なこと言うじゃん!」
「とりあえず・・・ここらをお掃除と行こうぜ!!」
「いいねぇ!どっちが多くやれるか競うのはどうだ?」
「へへっ!残念ながらケリはもうついてるぜ?」
努は使い魔が一番群れてる箇所に指を指した。
そこにはいつの間にか仕掛けた努の大型の気弾があった。
「あっ!テメェ卑怯だぞ!!」
「勝負は始まる前にケリをつけるもんだ!!ソラァ!!」
努は腕を勢いよく振り下ろすと気弾はバラバラに、そして正確に使い魔の体を貫いた。
努は全員の息の根が止まったのを
「・・・で?俺の勝ちだが?」
「アンタ・・・それでも大人か?」
「大人はね・・・ズルいんだよ?」
そして努は歩きながらタバコを吸って奥へと進んで行った・・・
「あっ!テメェまた勝手に!!・・・少しはアタシにも戦わせろ!!」
「心配すんな・・・魔女とはサシでやらせてやるからよ・・・こんなザコに試すのは勿体ないだろ?」
「・・・一理あるな・・・まあアンタも知らないアタシの新しい戦い方はメインディッシュだからな。前菜でいきなり出すのもおかしいな」
「そうだ・・・とりあえずもうそろそろみたいだからその槍・・・あの姿に変えとけ」
「ああ・・・『砕けろ・・・』」
「【鏡花水月】」
杏子は始解をすると三節棍の槍の穂先が伸び剣と槍が合わさったものへとなった・・・言うなれば槍剣、又は剣槍と言うべき全く異なる武器へと姿を変えたのだった・・・
「ホンっト不思議だよな〜あん時アタシはコイツの暴走で死ぬかもしれなかったのにまさかアタシがこの力を使える適性があるとか・・・どんな縁だよ・・・」
「俺に言うな・・・この
「確かにな〜・・・槍使いのアタシが銃の適性あるとかじゃなくって良かったぜ・・・」
「拳とか蹴りとかも向いてないしな・・・とりあえずさーちゃんもみーちゃんもほむちゃんもまーちゃんも案外適性と性質が似てたりしてたからな・・・中でもお前が一番自分との相性が良いのを引き当てたな・・・」
「へぇ・・・みんなはどんな能力なんだ?」
「それは見てからのお楽しみだ・・・それよりとっとと戦ってこい・・・」
「あいよ〜!行ってくる〜!」
そうして努達は魔女と出会った・・・
相手は誓の魔女・・・性質は祈り
「さて・・・お手並み拝見とするか!」
杏子は初っ端から様子見をするように相手の出方を見定める。
誓の魔女は何かを祈り始めその後ろには禍々しき翼を纏った何かがいた。
「へぇ・・・魔女にも崇拝するものがあったんだ・・・だけどそんな願うだけじゃ何も変わんないよ!叶えるのは自身の手でするものさ!!かつてアタシがそうしたようにな!!」
魔女の後ろに控えていたモノは天から雷を降らせ、杏子はそれを紙一重で全て回避する。
「もらったァ!!」
「!?きょーちゃん危ねぇ!」
これまで祈るだけで何もしなかった魔女は急激に動き出し杏子を捕まえた。
「し・・・しまった!?」
「くっ・・・!」
努は身動きをとる前に雷の雨に降り注がれもはや顔もわからぬ程、黒焦げとなってしまった・・・
「・・・フッ・・・かかりやがったな・・・」
努は一瞬反応が遅れていたが写輪眼になって全てを理解してほくそ笑んだ。
突如黒焦げとなった杏子の姿が使い魔の姿へと変わり、灰になって消えていった・・・
「残念だったな・・・何かに祈るヤツは大体盲目になりがちなんだぜ?アタシの父さんもそうだったようにな・・・」
魔女は怒り狂って杏子に襲いかかるが・・・
「遅い!」
杏子は槍剣一振りすると・・・魔女は細かく切り刻まれ朽ち果てた・・・
「こんなモンか・・・アタシの敵じゃねぇな・・・」
そう言って杏子は努がタバコを咥えるように菓子を取り出し咥えてため息をついた・・・
杏子が身につけたのはなんと!?【鏡花水月】であった・・・!そしてその後の斬撃もとてつもない進化を遂げていることが分かった・・・!佐倉杏子という魔法少女はもはや最強・・・へとなったのか!?
杏子の能力強すぎだろ!