俺は、物心ついた時から前世の記憶というものを持っていた。
前世は21世紀日本の一般成人男性で、軽めのオタクって感じだった。
友人とは古い付き合いで、よくくだらない事を笑い合って話してたっけ。あいつ今何やってんのかな…。
で、問題は転生して死んだ後。
自殺して死んだ俺は折角だから霊体だけでふわふわ世界旅して、チベットかどこかでやべーやつに会った。
なんかトカゲっぽい触手だらけのやつに会った。俺はそいつの姿を見た時、脳裏に満面の笑みの友人の姿を思い浮かべた。
「SANチェックのお時間です」
アイエエエエクトゥルフ神話クトゥルフ神話ナンデ⁉︎
で、友人からクトゥルフ神話TRPGで遊ぶ前に基礎知識として教えられた邪神一覧の中ににたのいたなぁと思い出した。
旧支配者のハスターさんじゃないっすかヤダー!!!!
なんで…なんでだよ…俺が一体何をしたっていうんだ…。
と、俺が自殺した時に図書館から借りパクした本とたまたまもらった蜂蜜酒を思い出した。
たしか本の名前って黄衣の王…。はー、クソ。
しかも蜂蜜酒ってそれ黄金の蜂蜜酒か…。
すまんなんかでかい図書館の司書さん、俺が悪かった。だから精神的に攻撃を仕掛けてくるのはやめてくれないか。関係ない?あっそう…。
で、ハスターさんが言うには俺は後々の俺を作り出したやつからハスターさんの信者って設定づけられるから相性が良いと。だからなんかあったら体貸してほしいと言われた。
こちとらただの人間やぞ。
あんたに体貸したらそれこそ俺自身がコズミックホラーになっちまうわ。
なーんて邪神様に言えるわけないので渋々了承した。
あとなんかこの世界型月世界らしい。はークソゲー。
で、なんだかんだ英霊の座に無理やり押し込まれて何年か経ったころ、誰かに呼び出された。
まぁ、拒否する理由もないから素直に応じる。
「クラス、フォーリナー。真名はセオドア・チェンバース。今回は黄衣の王として召喚に応じた。さぁマスター、あなたはどの宇宙の真理について聞きたいのかな?」
あれ?俺何言っちゃってんの?ふつーにクラスはフォーリナーで名前はセオドア・チェンバースだよって言いたかったのにナー。
フィルターかかってるの?ねぇハスターさんあんた俺の言葉にフィルターかけたの?
マスターの顔が思いっきり( ゚д゚)これなんだけど絶対狂人と思われたわ。
俺はバーサーカーじゃねぇ!狂人じゃない!
て、言いたいんだけどなぁ…。
「おっとマスター、私に狂ってると思うのも良いが、私は狂戦士じゃない。そもそも狂っているのが外なる者としてはデフォルトだよ」
フィルターェ…。
次回はマスター目線で書こうと思います。