こんにちは、読者諸君。俺です、セオドアです。
冬木が終わって俺が召喚されてすぐにオルレアンに行ったんだが、ヨーロッパ久々だな〜ってあっちこっちキョロキョロしてたら、いつの間にかフランス兵と戦闘になってた。何を言っているかわかんねーだろうが、俺も何が起こっているのかわからなかった。
「…レディ、もしかして英語で話しかけたのかい?」
「すみません、私の失敗です。挨拶はフランス語にするべきでした」
「そもそも言葉伝わってるの?」
マスターが焦ったようにマシュと俺を見て、少し構えた。
「いきなり荒事か!しかもフランスの精鋭!」
うん、面倒だがマシュ責める気もねーしやるか。
殺しちゃうとマスターが悲しむかな?まぁこの時点でマスターに酷な事見せる気持ちも毛頭ねぇし、失神ぐらいでとどめとけるかな。
ドクターも峰打ちで抑えろって言ってるし。
「さぁ、ロールプレイと洒落込もう」
俺は本、黄衣の王を取り出した。
俺の主な攻撃手段は二つ。精神攻撃か召喚での攻撃か。精神攻撃は言わずもがなだと思うんだけど、召喚の攻撃ではハスターさんの眷属であるバイアクヘーを召喚して戦ってもらう。
自分で攻撃できないのかって?ヤク中名探偵とか犯罪界のナポレオンの戦い方と俺の戦い方を並べて見たらあかん。あいつらただの探偵と教授のくせになんであんな立ち回りができるのか不思議で仕方ねぇ。
バイアクヘーさんで終わらすより、精神攻撃の方がいいかな?対人だったら。あー、でもサーヴァントに効きそうにねーのがこえーんだよ。精神攻撃は対人では効くだけで対鯖じゃほとんど意味を成さないだろうからな。あれ?俺って対人以外役に立たない?
「マスターは少し離れててくれないかな」
「え?」
「レディはマスターの隣にいてあげてほしい。ファーストサーヴァントであり、サーヴァントに成り立てなんだろう?前線張るよりはマスターの近くで供給受けながら最低限でいいからマスター守ってくれた方が私も楽なんだよ。何より私からでもマスターを守ってくれそうだから、ね?」
ああっ、なんか強くあたっちゃうよぉ〜。マシュがシュンってしちゃった…。
マシュが悲しそうに笑ってマスターと少し下がるのがかわいそうに見える。罪悪感やべぇよ…。まあその罪悪感も外には出せないんですけど!人間としてどうかと思うよ俺。
「ああ!我が王よ!我が偉大なる黄衣の王よ!そのお力の一端を!!」
かっこよくパラパラと本めくってるけど、この本生前でも死後でもほぼ読んでねぇんだよな。
そう思ってるうちになんか相手にSANチェックさせてたらしい。発狂し始めたり息荒くしたりするやつが出てきてなんか知らんけどバタバタ気絶した。
え…なにこれ…こわっ…。
「セオドア…なにやったの?」
「うん、理解できなくて当然だ。理解できてはいけない、理解してはいけない。これはそういう力だ。その力を理解してしまえば、私のように戻れない」
(俺にもわからん)
楽しいのがほんとに嫌だ…。でもこの無双ぶり見るに序盤は俺一人で充分そうだな(慢心)。あ、でもマシュに経験値も積ませないと詰むのか。じゃあ次は手を出さないとこうか。
なかなか精神が図太いやつが逃げたけど、追っても得はなさそうだなぁ。じゃあ終わりかね。
「どうやら砦に逃げ帰るようだね。そっと追いかけて状況を問い詰めよう」
え?追うの?泳がせるの?精神攻撃受けてぎりぎり発狂してない程度っぽいけど詰問して大丈夫かな。俺も力加減を覚えないとキツそうだな今後。
そしてロマンの助言に少しズレてるようなズレてないような回答するこの主従面白いな。
そしてその泳がせた兵を追っていくと、その砦と見られる場所へ辿り着いた。
「これは…酷い、ですね…」
「中がボロボロじゃないか…外壁はそこそこ無事だけど、砦とは呼べないぞ、これ」
「戦争中だから?」
横でマシュがマスターに歴史解説してるけど、明らかに戦争の傷じゃないのがついてんだよね。剣の傷にしては大きく深い、爪痕みたいなものが砦の外壁の上らへんによく見るとついているから。
まあ、ワイバーンだろうなあ。FGOの知識とかうろ覚えだけど。
「ひぃっ、また来たぞ!あの黄色い布の男も!!」
「もう危害は加えないから、安心してくれ。」
俺はそう言うとドサドサと触手で持ってきた気絶させてしまった兵士をその兵士の前に置いた。親切に気絶しちゃったやつをもってきたんだから感謝してほしいな。
「ひっ、ひぃ…」
「君の戦友も持ってきたんだ、これで許してくれないか」
あ、あれぇ?なんか怯えちゃってるよ?心なしかマスターもドン引いてない?
…あ!これ客観的に見たら逃げちゃったやつの前に俺から逃げられなかった仲間を置いて認めたくない現実突きつけてるやつじゃん!悪役がやるやつじゃん!
「ああ、そんなに怯えなくてもいいのに。うーん、君達はすぐ怯えてしまって、面白いけれど困ってしまうね」
「わ、私たちは旅のものです!」
ごめんマシュ、フォローくれてほんと助かる。
キャス…フォウくんも自分の前だとあまり出てきてくれないしカルデアでやっていける自信一気に無くしちゃった。自分の心は硝子なんだぞ!?
「う、嘘だ!そこの男は、仲間を…そして…あの魔女の手下に決まってる!!」
「うん?勘違いが起きているようだね。私はその魔女とかいう者は知らないし、我が王のような存在でないと仕える気にもならない。君たちに嘘をつく必要もないから、君のその発言は全部勘違いだ。だから落ち着いてほしい」
「う、ううっ…」
やべえ、余計追い詰めちゃった。これフランス軍に味方できるかなあ。
幸先は良くなさそうだ。
年単位で更新しなかったりアッくんが永遠に実装されなかったり武市先生が実装されなかったので初投稿です