ヴァーミンロード   作:ベルゼバビデブ

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帰ってきたヴァーミンロード!蛇足だから帰ってこなくても良いとは言わないで欲しい。

小話7 外皮鎧と傀儡鎧
小話8 武の王
小話9 人類の守り手
一発ネタ やらかしルプーⅡ


ヴァーミンロード小話集Ⅲ

-小話7 外皮鎧と傀儡鎧-

 

 コキュートスは突如目の前に現れた謎の鎧に対し、一瞬だけ驚くとすぐさまハルバートを構えた。コキュートスの戦士としての勘とも言える何かがコキュートスの魂に訴えかけているのだ「コノ鎧ハ強者ダ」と。一方の謎の鎧…ツアーも目の前の異形の武者に対し、最大限の警戒をしていた。

 武人であるコキュートスは闘いの中での戦術的知恵比べならば兎も角、そうでない口頭の駆け引きはただただ苦手であった。苦手な事を本番でいざやろうとしても失敗に終わるだけ、それを知っていたコキュートスはいつもの彼らしく、武人として、謎の鎧に接する事にした。

「我ガ名ハコキュートス。」

 挨拶は全ての基本、これが出来ない奴は何をやってもダメと、至高の御方々の誰かが言っていた気がする。武人としての挨拶とは即ち名乗りを上げる事、自らを偽らず名乗る事で、その名に恥じぬ戦いをすると言う誇りある作法の一つだ。

「おや、そちらから名乗られたら、こちらも名乗らないのは失礼というものだね。ツアーと呼んでくれ。」

 ツアーの本名はもっと長いのだが、生憎ツアーも馬鹿正直に謎の昆虫相手に本名を打ち明けるほど無用心ではない。相手の名前だって偽名かもしれないのであれば、ツアーというあだ名の名乗りは最大限の譲歩と言える。コキュートスとしては自分が誰かを知って貰い、相手が誰か…それが本名でないとしても…知れれば十分だったので、ちゃんと名乗り返してくれた事に好感を覚えた。少なくとも不意打ちなどをしてくる不埒な輩では無いらしい。

「フム、ツアー殿カ。ソノ鎧、タダナラヌ力ヲ感ジル。是非トモ手合ワセ願イタイ。」

 いつもより力強く顎を鳴らすとその衝撃で周りの木々も揺れる。謎の鎧はしっかりとした佇まいでその衝撃を凌いでいる様子から、やはり只者ではないとわかる。深く、大きくゆっくりと冷気の息を吐く。

「ふむ、僕の力量を感じて尚挑もうとするなんて、君は中々強さに自信があるようだね。」

 ツアーとしては特に無用な争いをする気は毛頭なかった。この世界において己の力は強すぎる。下手に振るえば周りに少なくない影響をもたらしてしまうからだ。

「無論ダ。我ハ至高ナル御方々ガ一人ニシテ、最強ノ武人ニヨリ、武人デアレト創造サレタ。ソシテ我ガ望ミハ強者トノ闘イダ。」

 コキュートスの創造されたという言葉にツアーはコキュートスが何者であるかを瞬時に理解した。ユグドラシルに由来する何者かだと。

「…その武人は…もしかしてぷれいやーかい?」

「如何ニモ」

「じゃあ、君はぷれいやーかい?」

「違ウ。我ハ至高ノ御方々ニ仕エルベク生ミ出サレタ僕。…最早仕エルベキ主人ハドコニモ居ナイガ。」

 少し寂しげなコキュートスの態度にツアーは違和感を覚えた。なぜぷれいやーが居ないのに彼は魔神になっていないのだろう。

 ツアーはそれからもしばらく質問を続け、コキュートスもそれに答え続けた。ナザリックがあれば、もしくは仕えるべき主人がいれば、はたまた1人でも同僚がいたのなら、その行為を安易と叱っただろうが、そのどれもこの世界にはない。

 訊きたいことを訊き終えたツアーはコキュートスに短く感謝の言葉を伝えると、武器を構えた。厳密には鎧が武器を構えるのではなく、鎧の周りに漂うだけなのだが。

「感謝スル。」

「どういたしまして」

 こちらの用事が済んだからと去るのは余りにも失礼だと、流石のツアーも思ったので、コキュートスの望みを叶えることにした。強者との闘い、コキュートスの力を調べ、脅威となり得るかを測る狙いもあったが、彼とのやりとりの中で彼の望みを叶えうるのは自分を含めたほんの一握りだけと理解したツアーは、一人孤独なヴァーミンロードを少し哀れみ同情し、武器を振るう。コキュートスもまたその手に様々な武器を手に取り武器を弾く。

 浮遊する武器と四本の腕で操られる武器は何度も激しい金属音を発生させる。

「素晴ラシイ!コレ程ノ強者ハ久シイ!」

 コキュートスが振るうハルバートをツアーは様々な武器で止める。次に来るブロードソードによる斬撃をなんとか躱し、いくつかの武器を放つが、その何もが弾かれる。

 実を言えばツアーは本気だった。あくまでも鎧で出せる本気ではあったが、目の前の昆虫は見た限りまだまだ底が見えない。

(彼が本気になったとして、本当の本気の自分は果たして彼を止められるのだろうか?)

 そんな風に戦闘以外のことに一瞬だけ思考を割いてしまったツアーは次の瞬間、恐ろしい体験をする事になる。

「武技…」

「なにっ!?」

 コキュートスの話では、武技やタレントはユグドラシルには無いらしい。ユグドラシルから来た彼に武技が使えるわけが無いとたかを括っていたのだ。もしかしたら自分は嘘をつかまされたのか、しかしその判断は実に愚かだと痛感する。そんなことよりも回避動作に入るべきだったのだ。

 コキュートスは自身の四腕にそれぞれ異なる形状の剣・刀を持つと、右の上の腕を右回転、反対の左の上の腕を左回転、更に左の下の腕を右回転させ、最後に残った腕を左回転させていた。

「武技"神○嵐"」 ※オリジナル武技…というか、パクリです。ごめんなさい。

 圧倒的な速度で振われる刃は斬撃の竜巻を生み出し、その四つの竜巻の間に生じるはまさに修羅と羅刹の小宇宙!防御に回した武器がいずれもバラバラに引き裂かれる様を見ればその技の威力が知れる。

 流石にこれを食らえば一溜りもない。しかし避ける手段も止める手段も存在しない。そう思いツアーは動きを止めると、同時に竜巻が止まる。ツアーにはどうしようもないことがコキュートスにはわかっていたのだ。

「実ニ良イ闘イデアッタ。」

 そう言い、差し出される手にツアーは応じざるを得なかった。

 

…その日から、度々評議国の使者なるものに付き纏われるコキュートスだったが、統治や議論ということは苦手なことだとわかっていたのでコキュートスは断り続けた。

 

 

-小話8 武の王-

 

 バハルス帝国皇帝、ジルクニフ・ルーン・ファーロード・エル=ニクスは帝国の闘技場のいつもの席で、四騎士と共に今回の対戦を見守っていた。

 トロールにも劣らぬ巨体の異形、青白い四腕の昆虫は白い息を吐きながら武王と対峙しているのだ。

「武王にも匹敵する強者なのであれば是非とも勧誘したいものだ。」

 ジルクニフは顎をさすりながら試合の行く末を見守る。氷獄、魔物の呪いで異形と化した単身で完結したアダマンタイト冒険者。呪いを受けた者と聞けば部下のレイナースがいるが、全身異形の化け物と比べてしまえば顔面が多少呪われているのは些末事のように思えてくる。近くに自分と同類…呪われた者がいればレイナースのメンタルケアにもいいかもしれないなどと考えると、ますます彼が欲しくなってしまう。というか、落ち目の王国なんぞに埋もれさせるのは勿体ないように思えても仕方がないだろう。

 

 武王ゴ・ギンは戦慄していた。理由は対峙する相手。一目見ただけでわかる。

(コイツには、勝てない…!)

 ハルバートを構えた時の気迫を感じるだけで降参したい気持ちになった。だが、必死に武王としてのプライドで蓋をし、武器を握る手に力を籠め、歯を食いしばる。

「ドウシタ、来ナイノカ」

 来いと言われても難しい。構えを見れば隙が無い。仮に攻撃を当てられてもその堅そうな外皮にうまくダメージは入るのだろうか。

「フム、来ナイノナラ…行クゾ!」

 地を蹴る、それだけで地面がひび割れていた。それほどの踏み込み。そんな肉体が放つハルバートの一振りをまともに喰らえば一撃でやられるのは目に見えている。

 必死に地を蹴り、距離を取るが、武王としての勘とも言える第六感からのまだ足りない。回避に専念しろという叫びを信じ、武技の流水加速を使い、更に距離をとる。

「武技カ、ナカナカ素晴ラシイ力ダ。」

 回避行動をとったにも関わらず、未だ届かんとする刃を見て理解する。武技をもってしても詰められる。それほどの力の差があるのだ。

「武技”外皮強化””外皮超強化””剛撃”!」

 敵の攻撃を喰らう覚悟で肉体を強化し、敵の攻撃を相殺するために武技を放つ。ハルバートと棍棒がぶつかると闘技場の壁まで吹き飛ばされる。

「ガハァ!?」

 相殺しきれなかった。恐らく相手はただの一振りである。それを持てる力全てを用いてようやく致命傷を避けただけ、全く歯が立たないと実感させられる。

「今ノ動キ、素晴ラシカッタゾ。王トマデ呼バレル強サヲ持チナガラ、相手ノ脅威ヲ素直ニ認メル回避動作、回避ニ慢心セズ相手ノ攻撃ヲ観察シ、相殺ヲ実行シタ対応力、実ニ見事ダ。」

「教えてくれ…俺は、俺は弱いのか。」

「…。」

 コキュートスは即答できなかった。この世界に自分と渡り合える強者は極一部とわかっている。そんな状況で今の一撃を耐えた目の前の相手を弱いと断じるのは違うだろう。少なくとも、力量差を感じ諦めるようなことはなく、死力を尽くして立ち向かわんとする姿には輝くものを感じたのだ。

「強者デハ無イ。」

「そうか…」

 やはり自分は闘技場と言う狭い世界での王だったのだと理解し、気を落とす。無理もない、目の前に圧倒的強者がいるのだから。

「ダガ、オ前ノ中ニハ輝ヤキヲ見タ。タダ力ガ強イダケヤ早イダケデハナイ。真ノ強サヲ得ヨウトイウ心意気ガアル。」

「…降参だ。負けだ。力でも、そして心でも。」

 

…この日、コキュートスはジルクニフから熱烈な勧誘を受けたが、「2君ニ仕エル気ハ無イ」とバッサリ断った。

 

-小話9 人類の守り手-

 

 自称人類の守り手、スレイン法国では連日答えの出ない議論が今日も行われていた。その議題は王国に現れた異形のアダマンタイト冒険者、氷獄のコキュートスを討伐するか否かである。

 人間至上主義である法国からすれば異形の化け物が冒険者をやる事自体が考えられなかったし、なんでそもそも受け入れられているのかも謎だった。話を聞けばガゼフ・ストロノーフが安全を保障し、無闇な殺傷もしなければ、その恐ろしい外見とは裏腹に小さな子供達に纏わりつかれ困惑しながらも遊んであげたり、真摯に相談すれば拙く不器用ながらも親身に話を聞き、その驚異的武芸を見れば様々な武芸者が師事を乞うほどらしい。

「我々は人類の守り手だぞ!異形種を滅ぼすのは当然ではないか!」

「そうは言っても元は人間で呪いを受けてあの姿になったという。それに実害の無いものを始末しては我々の方が非難されかねん」

 大体の主張は二つ。異形は例外なく滅ぼすという意見と、実害がなければ放置で良いのではという意見だ。

「そもそも漆黒聖典の一人師団とて魔獣を扱う。人類の役にさえ立てば異形でも問題ないのでは無いかね。神のお言葉にもあっただろう、『化け物には化け物ぶつけんだよ』と」

「それとこれとは話が違う。使役されているならばともかく…」

 そこで全員の口が止まる。そして珍しい事に意見が一つに纏まった。

 

 コキュートスを使役すれば良いのだと。

 

 余りのしつこさに折れて弟子にしてしまった森の賢王のところへ、コキュートスは向かっていた。夜の森はとても暗く、そして危険だ。視界が悪い上に前後左右上からのどの方向からいつ魔物が襲ってきてもおかしくない。…無論、コキュートスにとってはなんの害もない上、魔物もコキュートスに立ち向かう程愚かでもなかった。

 森の賢王の修行は森の中でつける事にしている。理由としては至極単純で、コキュートスが森の賢王に森の縄張り管理を任せ、森の中に入ったンフィーレアとその同行者のみについては護衛するように言いつけていたからだ。この賢王の守護のお陰でバレアレ家は森の比較的深いところで安全に採取ができるようになり、質の良いポーション作りが捗ったという。これはンフィーレアがコキュートスに家計が苦しいという旨を相談した際、その責任の一端があると思ったコキュートスが慣れない頭で考えた彼なりのお返しだったのだ。あくまでも薬草の採取とポーションの作成と販売はバレアレ家依存のため、過度な手助けではないし、森への道中は変わらず危険なので冒険者を雇う必要はある、それでもンフィーレアに同行する場合の森は危険ではないという事と深い森の中に入れるという点でかなり人気の高い依頼となっていた。

 コキュートスが察知したのは森の賢王の気配ではなく、いくつかの人間の気配だった。コキュートスが武器を構えると同時に槍を手にした男が攻撃を仕掛け、コキュートスはそれを柄で防ぐ。

「今ノ突キノ動作、モウ少シ身体ヲ柔ラカク使ウ方ガ良イナ。」

「私の突きを止めるとは、中々やりますね。」

 距離を取る槍使いにハルバートを振るうと、巨大な盾を持つ男にそれを弾かれる。

「へっ!その程度の攻撃、俺には効かないな!」

「フム…。オ前達ノ目的ハ何ダ?」

「お前さんが知る必要はないねぇ…」

 コキュートスにも美醜の感覚はある。不思議なことに同族でない人間にもそれは適用できたし、コキュートス自身、人間から見た自分がどれだけ異常かは理解しているつもりだった。そんなコキュートスでさえ、目の前の悍ましい老婆は見るに耐えない。老婆のチャイナドレスが光ったと思うと、チャイナドレスに描かれた龍が動き出す。何かのマジックアイテムかと気付いた時は遅かった。

 

「コキュートス殿ー!危ないでござるよー!」

「「「「「!?」」」」」

 突如現れた森の賢王にその場の全員が驚愕した。それはコキュートスも含めてのことだった。コキュートスに当たるはずだった光の龍はコキュートスを庇うかのように前に躍り出た森の賢王にブチ当たる。

 その光景からいち早く意識を立て直した槍使いは仲間達を叱咤するために声を張った。

「邪魔が入ったなら仕方がありません、ここで始末しますよ!カイレ!その魔獣で奴に攻撃を!」

「仕方ないねぇ…さぁ四足の魔獣よ!奴を殺せ!」

 その言葉でコキュートスは瞬時に理解した。森の賢王は自身を庇い、奴らに操られている。他を操り攻撃する、それは正に卑劣と言わざるを得なく、コキュートスが最も嫌う行為の一つであった。

 そう、コキュートスは激怒した。必ず、この卑劣極まる不埒者達を始末せねばと決意した。コキュートスには事情がわからぬ、突然襲われ、その理由も不明、だがしかし、自身を庇ってくれた森の賢王への恩と、その恩人を操り自身にけしかける不埒者への殺意は最早誰にも止められなかった。

 少し前戦った猫のように身体をしならせる速い剣士を思い出し、姿勢を低く、両足と三本の腕で地面を掴む。瞬間、その全てで地面を押し出し、コキュートスの巨体が目にもとまらぬスピードで飛び出していく。

「俺が止め…」

 途中、立ち塞がる盾の男を手に持つメイスで叩き割る。コキュートスの加速した身体はその程度の障害で止まることはなく、そのままカイレと呼ばれた醜い老婆の肉体を貫通する。メイスから持ち替えたハルバートの石突を地面に突き刺し、そのまま方向転換を行うと、氷の針を形成し、普段ならそのまま飛ばすのを敢えてせず、それを鷲掴み、遠心力に自身の腕力を上乗せして投擲する。

「馬鹿な!?二人を一瞬で!?」

 一つ二つと飛んでくる氷の針を槍で弾く槍使いだったが、その防御を掻い潜った一つが右脚に突き刺さり、そのまま突き抜けた。突然の激痛に態勢を崩した槍使いは次の瞬間には巨体の身体を支える屈強な脚によって踏み付けられ、その身を爆ぜていた。

 その後も、その場に残る全てを一掃したコキュートスだったが、一つ問題が生じた。

「コキュートス殿、死んでもらうでござるよ!」

 効きもしない尻尾による攻撃を繰り返す森の賢王を見ると、コキュートスは困ったように狼狽える。

「術者ヲ殺シテモ解除サレナイトハ…」

 今もなお、威勢の良い掛け声と共に尻尾や爪で果敢に挑む森の賢王をどうすればよいのか分からなかった。手っ取り早く殺してしまおうかとも思ったが、庇ってくれたのにそれは流石に酷だろう。恩を仇で返すのはコキュートスとしても不本意だったので、苦手ではあるが交渉を試みた。

「ウーム…ドウシテモ殺ソウト言ウノダナ?」

「当然でござる!拙者はコキュートス殿を殺さなければならないので御座るからな!」

 えいっ!えいっ!と襲いくる尻尾を指で弾きながらどうしたものかと首を捻る。こんな時、友人のデミウルゴスがいればと思うコキュートスだったが、いないものは仕方がない。武士の情けに一思いに殺してやろうと武器を振り上げると、森の賢王が食らえ修行の成果で御座ると回転しながら尻尾を振るう。当然コキュートスにダメージはないが、コキュートスは一つ閃いたので殺すのは後回しにして、試しに再度交渉を試みることにした。

「今ノ実力デハ俺ヲ殺ス事ハデキン。」

「た、確かに、全く攻撃が効かないでござるな…」

「ソコデダ、オ前ニ修行ヲツケル。」

「本当でござるか!?やったでござる!これでコキュートス殿を殺せるでござるよ!」

 

…こうしてコキュートスは森の賢王への稽古を改めてつけることにした。彼がコキュートスを殺せる日が来たかどうかは、誰にも分からない。

 

 

-1発ネタ やらかしルプーⅡ-

 

 バタバタドタドタと廊下を走る音が聞こえ、バタンとドアが開かれる。またあの駄犬かとヘロヘロは頭を悩ませる。可愛らしい笑顔で今度はどんなやらかしをするのか、ヘロヘロは気が気でない。

「ドロドロ様!」

「このネタ2回目だよ!」

 ドン!と机を叩くヘロヘロ。ルプスレギナは深く頭を下げると、

「申し訳ありません。ベロベロ様!」

「誰が酔っ払いじゃ!」

 ヘロヘロは机を蹴っ飛ばす。ルプスレギナは服少しはだけさせると

「メロメロ様?」

「惚れるかぁ!」

 粘体のビンタがルプスレギナを襲う。

 

その後、粘体に引き摺られたルプスレギナはデミウルゴス監修の下、両手を縛られた上、裸の状態で第五階層と第七階層をそれぞれ百周させられたのだった。




〜言い訳〜
●外皮鎧と傀儡鎧
・武人の挨拶云々は適当です。全部勝手に思いつきで書きました。
・ツアー(鎧)とコキュートスの強さの差→完全に想像で書いてます。
・ペラペラ喋っちゃうコキュートス→口止めされてなきゃ割と聞かれたら嘘偽り無く答えちゃいそう
・オリジナル武技→某奇妙な冒険からパクりました。ごめんなさい。

●武の王
・ゴ・ギンとコキュートスの強さの差→これまた想像で書いてます。
・ゴ・ギンの口調→適当です。

●人類の守り手
・スレインの人たち全般の口調→適当です。
・氷の針(穿つ氷柱:ピアーシングアイシクル?のことです。)を腕力で投げるほうが高威力というのは独自設定です。
・ケィセケコゥクが狙った対象以外に当たるものなのか不明ですが、そうでもしないとコキュートス詰みなので許して欲しい。

完全に余談ですが、このコキュートスが漆黒聖典がスレイン法国の者と知った瞬間、コキュートスは法国を襲撃します。

●やらかしルプーⅡ
・間違いなく原作ナザリックでやろうものなら処刑コースですが、おふざけ時空なのでお許しを
・第5.7階層を交互に装備無しで走らされて無事かどうかは分かりません。

誤字報告ありがとうございます!
そして誤字報告ありがとうございます!
誤字多すぎでは?誤字報告ありがとうございます!
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