鉄道公安隊 疑惑の旅路   作:新庄雄太郎

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前回は東尋坊と加賀温泉を舞台に書きましたが、今度は能登半島を舞台に書いてみました。


特急「雷鳥」愛と死の能登半島

「おい、南、高山。」

 

「あっ、班長、おはようございます。」

 

「何か用でしょうか。」

 

と、小海は言った。

 

「すぐに室長室に来てくれ。」

 

「えっ。」

 

南は、高山を連れて室長室へやって来た。

 

「大湊室長、及びですか。」

 

と、南は敬礼した。

 

「ところで、室長今日は何の要件でしょうか。」

 

「実は、南と高山に警乗捜査してもらう。」

 

「えっ、警乗捜査。」

 

「室長、期間はいつまでですか。」

 

「えーとね、11月25日から29日までだ。」

 

「どうやって行くんですか。」

 

「日程は、京都から8時39分の特急「雷鳥13号」に乗り、金沢へは11時01分に着く。」

 

「帰りの方は。」

 

「帰りは14時25分に特急「雷鳥34号」に乗り京都へは16時39分に着く、16時46分に京都発の「ひかり118号」に乗れば東京へは19時28分に着く。」

 

「なるほど、東京から京都と金沢で警乗しておくんですね。」

 

「そうだ。」

 

「わかりました、やらせてください。」

 

「頼むぞ、南、高山。」

 

京都駅

 

この日、にこは、真姫と一緒に、石川旅行に出かけた、にこと真姫は、東海道新幹線で京都駅にやってきた。

 

真姫とにこは、京都から北陸本線経由のL特急「雷鳥13号」新潟行に乗った。

 

「ねぇにこちゃん、これで石川へ行くの?。」

 

「そうだよ。」

 

「にこちゃん、能登半島行って見たいの。」

 

「L特急雷鳥に乗って、湖西線を通って、近江今津から北陸本線に入るんだ、もうそこは福井県だよ。」

 

「そうなんだ。」

 

「この雷鳥は、新潟まで走ってるのよ。」

 

「おっ、そろそろ雷鳥が来るわよ。」

 

にこと真姫は雷鳥に乗って、金沢へ目指した。

 

そう言って、にこと真姫は特急「雷鳥13号」に乗り込んだ、そこへ南と高山の乗って金沢へ向かった。

 

京都駅に、8時39分に発車する北陸本線経由のL特急「雷鳥13号」に乗って金沢へ、金沢から七尾線に乗り換えるのだ。

 

ファーンピィーッ!。

 

にこと真姫が乗ったL特急「雷鳥13号」は京都を8時39分に発車した、南と高山とにこと真姫が乗ったL特急「雷鳥」は上沼垂色でヘッドマークには立山に住む雷鳥が描かれている、雷鳥には富山行と金沢行と新潟行に分けている、色は国鉄色と上沼垂色の二つである、達仁と千歌たちが乗ったL特急「雷鳥13号」は大阪8時10分発を発車し 新大阪8時15分 京都8時39分 敦賀9時35分 鯖江10時01分 福井10時10分 芦原温泉10時22分 加賀温泉10時33分 小松10時43分 金沢11時03分 石動11時19分 高岡11時30分 富山11時45分 滑川11時59分 魚津12時06分 黒部12時21分入善12時21分 糸魚川12時46分 直江津13時12分 柏崎13時35分長岡14時00分 見附14時08分 東三条14時17分 加茂14時24分新津14時37分 終着新潟14時49分、約4時間の旅である。新大阪、京都に止まり列車は湖西線に入り、窓の外に琵琶湖を眺めながら近江塩津駅に通過すると右手から北陸本線の線路が近づいてくる、やがて合体し特急「雷鳥13号」は湖西線から北陸本線に入る。

 

L特急「雷鳥13号」の車内にて

 

雷鳥の車窓を楽しむ、にこと真姫は、琵琶湖を眺めた。

 

「いいね、雷鳥の旅は。」

 

「ホント。」

 

「真姫、能登の後は何処へ行こうと思ってるの。」

 

「金沢も行って見たいなと。」

 

「能登と金沢ね、それ楽しいかもね。」

 

そこへ、南と高山がやって来た。

 

「失礼ですが、どちらへ行かれますか。」

 

「能登半島へね。」

 

「次の日は、輪島へ行くにこ。」

 

「そうですか、では気を付けて。」

 

「はい。」

 

「はいにこ。」

 

11時01分、特急「雷鳥13号」は金沢へ到着した。

 

にこと真姫は、七尾線に乗り輪島へ向った。

 

白米千枚田

 

「もうすぐ、お米が取れた時期だね。」

 

「出来たら、にこは能登の嫁になるわ。」

 

「おいおい。」

 

能登金剛

 

「冬の能登半島は美しいわ。」

 

「気を付けろよ、大丈夫か。」

 

「ええ。」

 

そして、にこと真姫が倒れてるのを見つけた。

 

「ねぇ、あれ何かな。」

 

「どうした、真姫ちゃん。」

 

「ねぇ、この人死んでるわよ。」

 

「えっ、うそ。」

 

と、にこと真姫は驚いて悲鳴を上げた。

 

キャーッ!

 

「どうしたました。」

 

「あっ、公安さん。」

 

「金剛で人が死んでるんです。」

 

「何だって。」

 

「はっ。」

 

「あっ、あれは。」

 

と、高山は驚いた。

 

「どうした、高山。」

 

「南主任、能登金剛で死体です。」

 

「何だって。」

 

暫くして、石川県警のパトカーが到着した。

 

「被害者は倉西悦子、34歳です。」

 

「それで死因は。」

 

「死因は溺死ですね。」

 

「うん。」

 

「考えられますね。」

 

「高山、この人は輪島の温泉に泊まったのでしょうか。」

 

「よし、輪島温泉へ行って見るか。」

 

南と高山は、輪島の温泉へ行って見た。

 

輪島温泉・ホテル高州園

 

「ええ、倉西さんなら昨日チェックアウトされています。」

 

「ほう、昨日から。」

 

「あのー、この女性が何か。」

 

「今日未明、能登金剛で死体で発見されたんです。」

 

「まぁ。」

 

「それで何か気づいたことはありませんか。」

 

「あっ、そう言えば1台のスポーツカーが来てたわ。」

 

「スポーツカー。」

 

「あのー、運転していたのは男ですか女ですか。」

 

「男でしたよ。」

 

石川県警・輪島署

 

「何、能登で赤いスポーツカーの女。」

 

「はい、高州園の従業員の話だと、サングラスをかけた37歳ぐらいの女を迎えに来てたを確認したと。」

 

「なるほど、するとその男は倉西と一緒だったのか。」

 

「はい、間違いないと思われます。」

 

そこへ、輪島署の的場刑事が石川本部の小沢警部に言った。

 

「赤いスポーツカーの女の身元が割れたよ。」

 

「本当か。」

 

「名前は、秋田谷 雅樹 能登出身です。」

 

「本当か。」

 

「うん、恐らく犯人は能登に。」

 

「えっ。」

 

「犯人は、恐らく。」

 

「能登金剛だ。」

 

「おい、能登金剛だ。」

 

「了解。」

 

南と高山達は、パトカーに乗り赤いスポーツカーの行方を追った。

 

能登金剛

 

「あっ、いたぞっ、こっちだ。」

 

「はっ。」

 

南達が追いつめたが、赤いスポーツカーには誰もいなかった。

 

「あっ、あそこだ。」

 

「動くな、鉄道公安隊だ。」

 

「そこまでだ、秋田谷!。」

 

と、南は言った。

 

「何で、ここがわかったんだ。」

 

その後、秋田谷は石川県警に逮捕された。

 

次の日、達仁とにこと真姫と高山は高州園で1泊して、能登観光をした。

 

輪島市

 

朝市の活気がみえる。

 

「うわっ、海の臭いがするね。」

 

「ホントだ。」

 

海産物の試食をする南。

 

「えっ、塩辛ッ。」

 

「アハハ、にこは辛い物は苦手なんだよな。」

 

「ねぇねぇ、こっちは干物があるよ。」

 

「美味しそうだな。」

 

「にこは、金沢も好きだけど能登や越前も好きにこ。」

 

そう言って、にこと真姫は能登を楽しんだ。




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劇中の列車時刻は平成4年の時刻を使用しています。
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