矢澤にこちゃん 誕生日おめでとう
特急「かもめ」は博多と長崎を結ぶL特急電車である、車両は485系で色は赤色で鉄道オタクたちはレッドエクスプレスと呼んでいる、1990年のダイヤ改正で赤色に塗り替えた、赤い「かもめ」の他に赤と青のラインが付いた「ハイパーサルーン」も運転されている、有明海沿いに長崎本線を走り、博多-長崎を約2時間で走る、特急列車である。この日、にこと璃奈とかすみと彼方は九州女子旅をしていたのだ。今回はにこと彼方とかすみと璃奈は博多駅から長崎行の特急「かもめ」に乗って長崎へ行くことにした。
「北九州、楽しかったね。」
「博多から長崎へは2時間だって。」
「この特急、赤色で可愛いよ。」
「これはね、かもめエクスプレスだよ。」
「うん、早く乗ろうよ。」
にこと彼方達は、9時13分発の特急「かもめ7号」に乗り、長崎へ向かった。
プルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルーッ。
と、発車ベルが鳴った。
まもなくー、9時13分発長崎本線経由の特急「かもめ7号」長崎行きが間もなく発車します、ドアが閉まりますご注意ください。
と、アナウンスが流れた。
ファーン!ピィーッ!。
9時13分、にこと彼方と璃奈とかすみが乗った特急「かもめ7号」は博多駅を発車した。
にこと彼方達が乗った特急「かもめ7号」は博多を9時13分に発車し、途中停車駅は鳥栖、佐賀、肥前山口、肥前鹿島、諫早、終着長崎へは11時21分に着く、約2時間の旅である。
「見て、海だよ。」
「本当だ、有明海よ。」
「あれっ、彼方どこへ行くの。」
「ふふっ、トイレよ。」
と、言って彼方はトイレへ向かった。
「あれ、ドアつっかえてあるのかな。」
と、開けて見ると。
「うわっ、この人死んでるよ。」
「どうしたの、彼方。」
「にこちゃん、トイレで人が死んでるよ。」
そこへ、車掌がやって来た。
「どうしました。」
「人が死んでるんです。」
「それ、本当ですか。」
「はい。」
一方、千歌と曜とルビィは長崎駅でにこ達を迎えに来ていたのだ。
「あっ、来たわ。」
「あれが赤い「かもめ」ね。」
「うわっ、本物だ。」
と、ルビィは興奮した。
「にこさん、みんなもう長崎に来たのね。」
「おう、大変だよ、赤い「かもめ」で殺人が起きたよ。」
「何だって、人が死んでる。」
「ルビィ、公安隊と駅員呼んでくる。」
「頼むよ。」
暫くして、長崎の公安隊と駅員がやって来た。
「何処だ、死体が見つかったのは。」
「5分前に着いた特急「かもめ7号」の車内で。」
「死んでるのは男性です。」
数分後、長崎県警のパトカーが到着した。
「どうも、長崎県警・捜査一課の遠藤警部です。」
「トイレへ行こうとしたら、その場で死体を発見したんです。」
「なるほど。」
「警部、被害者の身元が分かりました。」
「本当か。」
「ええ、被害者は東京在住の八尾昌治さん52歳です。」
「それで、死因は。」
「犯人は、薬による毒殺と考えられますね。」
「ええ。」
次の日、特急「かもめ」で起きた毒殺事件は特捜班にも伝えられた。
「えっ、特急「かもめ」で毒殺。」
「そうだ、長崎県警から捜査協力の要請があった。」
「わかりました、早速捜査してみます。」
高山と梶山は八尾さんの勤務している会社を訪ねた。
「ええ、八尾君はこの日は出張後に長崎へ行くと言って休暇を取ったんです。」
「なるほど、休暇中に毒殺に殺害されたと。」
「はい。」
高山は八尾が博多から出張の後に長崎へ行っていた事が分かった。
次の日、高杉と南は高山と梶山と菅原と小海と一緒に捜査会議をすることにした。
「これが特急「かもめ」か」
「そうだ、八尾は博多から特急に乗って長崎へ行っていたそうだ。」
「博多へ出張後に長崎へ行っていたんですね。」
「ああ、高山が確認したそうだ。」
「この「かもめ」は赤色になっていますね。」
「ああ、これは九州だけの色で、レッドエクスプレスと呼んでいるんだ。」
「ほう。」
「これが、編成表だ。」
「全部で8両だ。」
「と言う事は、走っている時に殺害されていたって事ですね。」
「ああ。」
「とにかく、長崎へ行って見ましょう。」
「ええ、目撃者に聞き込みしてくれ。」
「わかりました。」
次の日、南と高山と小海と梶山と菅原は16時37分の寝台特急「さくら」に乗って長崎へ向かった、終着の長崎へ到着するのは翌朝の10時53分である。
「どうも、長崎県警の近藤です。」
「それで発見者って言うのは。」
「この女の子です。」
「はい、近江彼方です。」
「アンタが、死体を発見したのか。」
「ええ、トイレへ行こうとしたら男の人が倒れて死んでいたのよ。」
「なるほど。」
「それで、怪しい人はいませんでしたか。」
菅原は彼方に言った。
「そうね。」
「うーん、怪しいといえば駅で途中下車した女を見たよ。」
と、かすみは言った。
「うん、にこも見たよ。」
「じゃあ二人は列車から駅で降りるところを見たのね。」
「そうよ。」
「それって、何処の駅か覚えてる。」
「そうね。」
「あっ、この駅よ。」
「諫早か。」
「そこで降りたの見たから。」
「なるほど、諫早駅で下車したのか。」
「ええ。」
「何歳ぐらいの女性か覚えている」
「そうね。」
「23歳位だったわ。」
「それ、本当か。」
「ええ。」
にこと彼方の証言で犯人は23歳ぐらいの女性と判明した、本当にこの女が犯人なのか。
「博多から乗ったって事だから、犯人は長崎にいるって事は。」
「それも考えられるが、問題はその女が博多から「かもめ」に乗ったかだ。」
「そこなんですよね。」
早速、時刻表を見て見ることにした。
新大阪発 午前6時00分 東海道新幹線「ひかり131号」に乗車
博多着 午前9時03分 下車
博多発 午前9時13分 特急「かもめ7号」に乗車
長崎着 午前11時21分 下車
「犯人は、その列車に乗ったのか。」
「そうだな、別の列車に乗り替えて特急「かもめ7号」に乗ったって事は考えられるな。」
「よし、調べて見よう。」
高山は南と一緒に諫早駅にやって来た。
「別の列車に乗って特急「かもめ7号」に乗ることが出来るのだろうか。」
「ええ、とにかくその女性を追ってみよう。」
高山は助役に聞いた。
「あのー、すいません、この女性を知りませんでしょうか。」
「ああ、この女性ですか。」
「ええ、この女性ならここの駅で降りるところ見てます。」
「ほう、ここで降りたのか。」
「ええ、そこからはタクシーで。」
「そうですか、どうも。」
南と高山は、タクシー乗り場へ行って聞き込みをした。
「ああ、この女性なら覚えていますよ。」
「えっ、本当ですか。」
「ええ。」
「名前はわかりますか。」
「ええ、名前は風間 愛子って言っていました。」
「そうですか、どうも。」
タクシードライバーの証言で客は風間愛子と判明した。
「えっ、女性の身元が分かった。」
「ええ、名前は風間愛子って言っていました。」
「ほう、その風間が犯人なのか。」
「ええ、特急「かもめ」に乗っていたのか。」
「ええ、そこから途中下車してタクシーに乗ったんだろう。」
そこへ、1本の電話があった。
「はい、高山です。」
「高杉だ。」
「あっ班長、目撃者の話では23歳の女性が諫早で下車したらしいんです。」
と、高山は驚いた。
「えっ、風間らしい女が寝台特急に。」
「そうだ、東京発の16時47分の寝台特急「さくら」に乗っていた。」
「ああ、そうだ、現場に「さくら」の特急券と寝台券が発見された。」
「何処で下車したんですか。」
「場所は、肥前山口の方だ。」
「わかりました、すぐ長崎県警に報告します。」
「何か、分かったか。」
「犯人は肥前山口で下車して、そこから特急「かもめ7号」に乗ったらしいんだ。」
「そうか、犯人は東京から「さくら」に乗って肥前山口で特急「かもめ7号」に乗ったっていうのか。」
「そうです、主任、菅原さん。」
高山は時刻表を見て見ると。
犯人・風間が乗った列車トリック
東京発16時47分 寝台特急「さくら」に乗車
肥前山口着 9時16分 下車
肥前山口発 10時02分 特急「かもめ7号」に乗車
諫早着 11時02分
「占めたっ、タクシーで長崎へは行けれるよ。」
「それで、風間は何処に。」
「稲佐山だ。」
「うん。」
そして、南と高山は稲佐山へ向かい風間に会った。
「風間愛子さんですね。」
「ええ、私よ。」
「あなたは長崎へよく行くんですか。」
「ええ、その男を会いにね。」
「男って言うと、八尾さんですね。」
「何の事かしら、私は知らないわ。」
「あなたは東京から寝台特急「さくら」に乗り、肥前山口で下車してそこから特急「かもめ7号」に乗り、八尾さんを毒殺したんです。」
「えっ。」
「そして、2人の女の子に見られ、諫早で下車したんですね。」
「えっ。」
「変装しても、彼女だって事が分からなかったみたいね。」
と、風間は南と高山に言った。
「私は許せなかったんです、八尾が浮気していた事なんて、私が八尾にカプセルを渡していたところを見られるとは。」
暫くして、長崎県警の遠藤警部と部下の萩原刑事が到着した。
「風間愛子、八尾昌治殺害容疑で緊急逮捕する。」
と、萩原と警官は風間を連行した。
「あなたは、鉄道公安隊にしては中々いい推理してるようだ、よし、行くぞ。」
「はっ。」
と、遠藤警部は部下とともに風間をパトカーに乗せた。
「さすがですね、主任。」
「ああ、後かすかすちゃんとにこちゃんの証言のおかげだよ。」
「ええ。」
「さすがね、列車トリックも解かれるなんて。」
「大したもんだよ。」
と、菅原は言った。
こうして、特急「かもめ7号」の毒殺事件は二人の女の子の証言で事件は解決した。
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次回は、山形新幹線の事件簿です
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