92年の7月に山形新幹線が開業され、東京と山形へは2時間27分で行けれるのだ、また山形からは特急「こまくさ」が運転開始された。
この日、あこと明日香とリリィと禰豆子は東京駅から山形新幹線「つばさ」に乗って山形へ行く事になった。
「これが、山形新幹線ね。」
「うん。」
「名前は、「つばさ」っていうんだって。」
「これから、みちのくの旅になるわね。」
「さぁ、乗ろうよ。」
「うん。」
ファーン!。
7時28分、あこと明日香達が乗った山形新幹線「つばさ101号」が東京を発車した。
「山形か。」
「さくらんぼやべにばなが有名なのよ。」
「本当。」
「うん。」
8時53分、山形新幹線「つばさ101号」は福島に到着した。
「ちょっと、ここで写真撮るわよ。」
「あっ、新幹線の切はなしか。」
「そうよ。」
そう言って、リリィは写真を撮った。
「よく、写真撮るの。」
「うん、初めて取ったのは横川と軽井沢でね。」
「ほう。」
9時55分、定刻通り山形に到着した。
「あっ、そこって。」
「編入した忍ちゃんがいるわよ。」
「うん。」
「忍ちゃん、迎えに来てくれたの。」
「うん。」
「よく、来てくれたわ。」
「久しぶりね。」
そして、あこ達は山形を観光した。
南は、山形県警から山形市内で殺人事件が起きたことを知らされたのだ。
「班長、殺されたのは山形市のホステス広田雅美さん25と判明しました。」
「と言う事は、犯人はクロロホルムで眠らせて絞殺したという事になりますね。」
「うん、だが犯人はいずれも逃走中だ。」
「と言う事は、山形へ行って見ないと。」
「そうだな。」
「班長、山形へ行かせてください。」
「僕も行かせてください。」
「よし、南と高山はその事件の捜査をしてもらう、山形県警にも依頼を受けておく。」
「お願いします。」
次の日、南と高山は9時28分の山形新幹線「つばさ115号」に乗って山形へ向かった。
「主任、東京から山形へ行くには山形新幹線に乗ると2時間27分で行けれるんですよ。」
「ほう、当時は上野から「やまばと」に乗って山形へ行っていたな。」
「そうですか。」
「やっぱり、新幹線は便利ですね。」
12時17分、山形新幹線「つばさ115号」は山形に到着した。
「どうも、山形県警捜査一課の川辺です。」
「鉄道公安隊の南です。」
「同じく高山です。」
南と高山は現場へ行って見ることにした。
車は白のブルーバードで、ナンバーを照合したら溝川の物だった。
「と言う事は、容疑者は溝川何ですか。」
「いや、それが、殺人容疑を否認しているんです。」
「えっ。」
「彼は事件当日、酒を飲んでいたので運転してなかったんだ。」
「ほう。」
「そして、酔いがさめた後に彼女は首を絞められて死んでいたのだ。」
「溝川は女に麻酔薬を嗅がせ失神させ、車の中に眠らせたんだ。」
「ほう。」
「それで、溝川は。」
「はい、女に薬物の様なものでかがらせたと言っているんだ。」
「なるほど。」
と、南と高山は女が怪しいと睨んだ。
「その女性は何歳ぐらいか、覚えています。」
「ええ、若い女性と言っていました、年齢は20代前後です。」
「この女が犯人か。」
「よしっ、聞き込みしてみようか。」
「ええ。」
その頃、あことリリィと禰豆子は山形県の陸羽西線に乗って最上川へ行くことにした。
「そうだ、山形から新庄へは特急に乗るんだよ。」
「えっ、それ本当。」
あこ達は、山形から奥羽本線経由の特急「こまくさ3号」に乗って最上へ向かった。
山形~新庄・秋田を結んでいたL特急。山形新幹線が山形まで開業したときに、山形駅から北の地方都市へとつなぐ、新幹線つばさ号とのリレー特急的な役割を担う列車として設定された。L特急つばさ号の山形以北の運転区間を分離した列車だったため、山形駅での特急列車の乗り継ぎ制度が適用された。車両は国鉄色の485系が主に使用された、山形から新庄へ結ぶ奥羽本線特急「こまくさ3号」は山形を9時18分に発車し、天童、東根、楯岡、大石田、終着新庄には10時14分に到着する。
「そこからは、陸羽西線に乗ればいいのね。」
「そうよ。」
「昨日は、そばも美味しかったわ。」
「そうよね。」
「さぁ、乗りましょう。」
「うん。」
そして、古口駅で下車して最上川へやって来た。
「これが船ね。」
「乗ろうか。」
そして、明日香は一句を言った。
「五月雨の集めてはやし最上川。」
「上手だね、明日香ちゃん。」
「芭蕉の俳句よ。」
「そうなんだ。」
そして忍ちゃん達と一緒に観光していると南と高山がやって来た。
「やぁ、あこちゃんと明日香ちゃん達はここに。」
「編入した忍ちゃんに会いに来たのよ。」
「そうなのか。」
「ところで、この女は見なかったかな。」
「さぁね。」
「知らないわ。」
「と言う事は、犯人は何処がで乗って東京へ帰ったって事も考えられるな。」
「ええ、調べる必要があるな。」
「うん。」
数日後、任意で彼女に話を聞くことになった、彼女は東京から山形へは新幹線で行った事が分かった。
東京発7時28分 山形新幹線「つばさ101号」に乗車
山形着9時55分 下車
山形発14時17分 山形新幹線「つばさ126号」に乗車
東京着17時12分 下車
「本当に乗っていたのかな。」
「それもかんがえられるしな。」
「何か、トリックがある筈だ。」
「待てよ、山形から新幹線に乗って郡山から上野へ行ったんじゃないか。」
山形発8時22分 山形新幹線「つばさ114号」に乗車
郡山着9時49分 下車
郡山発10時34分 特急「あいづ」に乗車
上野着13時13分 下車
「そうか、犯人はこの列車に乗ったのか。」
「ええ。」
「後は、女の方だ。」
「警部、郡山で怪しい女を目撃されています。」
「それ本当か。」
「はい。」
「よし、やはりこの女か。」
「ええ、身元を調べたところ東京在住の里見 圭子27歳です。」
「よし、犯人は里見と見て間違いないだろう。」
「ええ。」
そして、南と高山は里見に近づいた。
「里見圭子ですね、鉄道公安隊です。」
「何なんですが、あなたは。」
「山形の事件の事でね。」
「はっ。」
「ちょっと、待ちなさい。」
「はっ。」
「里見圭子、広田雅美殺害容疑で緊急逮捕する。」
「くっ。」
と、同僚の氷室刑事に手錠をかけた。
里見は、広田を取ったこと恨んで殺害し溝川に罪を着せたことを自供した、その後溝川は釈放された。
「ありがうございました、おかげで無実が証明されました。」
「いやー、それはその。」
「しかも、どうして犯人が女ってどうしてわかったんですかね。」
「ええ、何んとなくな。」
と、高山は言った。
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劇中の列車時刻は平成4年のダイヤを使用しています