前回のお話で最後に登場した松重。彼が如何にしてあぁなったのかを段階を踏んでお届けいたします
それではどうぞ
試練
1995年。10月25日。東京、神室町。
アジア最大の歓楽街であり、日本屈指の治安の悪さを誇るこの街にはヤクザの事務所が星の数ほどある。
この日も神室町の外れに存在する某事務所で、ある組の定例会議が開かれていた。
組の名前は、東城会直系風間組内桐生組。
"堂島の龍"と名高い桐生一馬が率いる三次団体だ。
「おい、今なんと言った?」
その定例会は今、ある組員の軽率な発言によって重々しい空気に支配されていた。
組長である桐生が問題発言をした組員に先程の発言を聞き直した。
その声音は低音ながらも静かな迫力があり、とても友好的とは言えない。それもそのはず。
桐生は暗に示しているのだ。"訂正するなら今だぞ"と。
しかし、その組員に反省の色は見受けられなかった。
「こんな定例会、意味無いって言ったんですよ。組長さん」
東城会直系風間組内桐生組構成員。松重。
元は風間組に所属していた男で、組織の中でもトップクラスの
風間組の若頭である柏木の命令で桐生にシノギのいろはを教え込む為に桐生組の盃を受けた彼は、東城会の内外問わず"堂島の龍"と呼ばれ恐れられた桐生に対してすら臆せず意見してみせた。
「お前と話すくらいなら場末のキャバクラでブサイクな女と駄弁ってる方が、よっぽど有意義ってもんだ」
松重は、現状の桐生組の中で最も金を稼ぐ能力に長けている。故に組織内でそれなりの発言権があるのは当然の事だが、その発言は組の方針に対しての不満どころか組長である桐生に対しての侮辱にまで及んでいる。
要するに松重は、ついこの間組を立ち上げたばかりの桐生のことを甘く見ているのだ。
「松重の兄貴、今のはちょっと言い過ぎなんじゃないんですか?」
「あぁ?チンピラは引っ込んでろや」
尊敬する桐生を目の前で侮辱されたシンジが松重を窘めようとするが、直ぐにあしらわれてしまう。
「お前もこんな能無し組長にヘコヘコしてねぇで、お気に入りの嬢とでも一発しけこんで来たらどうだ?よっぽど有意義だと思うぜ?風俗狂いの田中さんよ?」
「言わせておけば……!いい加減にしとけよこの野郎!!」
「やめろ、シンジ」
度重なる侮辱に怒ったシンジが椅子から立ち上がるが、組長室に座る桐生がすかさず諌めた。
「兄貴、しかし……!」
「やめろって言ってるんだ、シンジ」
「……はい」
「フッ……組長さんの方がよっぽど分かってるらしいな?俺という存在の重要さをよ?」
「勘違いするなよ松重」
更に良い気になってふんぞり返る松重。
だが、桐生としてもこれ以上調子に乗らせるつもりは無い。
「お前は随分と自分に自信があるようだがな、現時点でお前は組に何の貢献もしちゃいねぇ。デカい口を叩くからには相応の成果を見せてもらおうか。でなけりゃ……」
「ん?でなけりゃ何だってんだ?」
「シンジをコケにしやがった分、全力でヤキを入れてやる。どちらの立場が上か、ここでハッキリとその身体に教えてやるぜ……!!」
「「「!」」」
全力の殺気を放つ桐生に松重以外の全員が冷や汗を流す。
極道としての凄みが滲み出たその脅し文句でさえ、松重は余裕の態度を崩さない。
「ほう……?流石は"堂島の龍"と呼ばれた男だ。中々迫力あるじゃねぇか」
「どうなんだ松重。俺が納得出来るだけの成果を出せるのか?」
「ハッ、良いぜ?」
松重はおもむろに立ち上がると、大きめの封筒を手に持つと桐生の座るデスクの上に乱雑に置く。
「ほらよ。今月俺が稼いだ金だ」
「これは……」
桐生が封書を開けると、中から札束が出てきた。
百万円の札束が五つ。合計で五百万円もの大金である。
「い、1ヶ月で500万円も……!?」
「驚くのはまだ早ぇ」
あまりの稼ぎの良さに驚愕するシンジに対して松重はそう嘯くと、一枚の書類を取り出す。神室町近くにある土地の権利書だった。
「借金のカタでぶんどったボロいラーメン屋の権利書だ。都内の土地の値段は年々増え続けてるからな、転売すりゃかなりの額が俺の懐に入ってくる。どんなに安くても1000万円はくだらねぇだろう」
「……」
平均月収は五百万円以上。場合によっては一千万円以上の収益。
堅気の人間ですらそれ程稼ぐことが出来るのはひと握りの人間に限られる。
松重は裏社会の人間でありながら、そんな表の社会のひと握りの連中にすら迫る程の稼ぎを有していた。
「これで分かっただろう?俺のシノギがどんだけ太いものなのかって事がな?」
「なるほど……確かに実力はあるようだな」
「おう。これからは俺がシノギのお手本って奴を見せてやるからよ……分かったら俺に対する扱いにゃ気をつけた方がいいぜ?組長さん」
勝ち誇ったような顔を浮かべた松重は、その足で事務所から出ようとする。
しかし、桐生はそれを呼び止めた。
「じゃ、今日の定例会は終了って事で」
「松重。一つだけ教えろ」
「あ?」
怪訝な顔をして振り返る松重に、桐生は真っ向から問い質す。それは、桐生が何より大事にしているものだ。
「お前に金を稼ぐチカラがあるのは分かった。だが……この500万を稼ぐのにどれだけのカタギを泣かせた?」
それは、義理と人情。
如何に金を稼ぐチカラがあったとしても、それがカタギを食い物にしているシノギであれば意味が無い。
裏社会とは、表社会で生きる人間がいてこそ成立するものなのだ。
「おいおい何を聞くのかと思いきや……そんなくだらん事が大事なんですか?」
「口ごたえはいい。聞かれた事だけに答えろ。」
「はっ、そんなもん何人泣かせたかなんて覚えちゃいませんよ」
「なんだと?」
桐生の詰問に対し、松重はさも当然のように答えた。
泣かせたカタギの数などいちいち数えていない、と。
「俺達ゃヤクザだ。どんな方法でいくら稼ごうが所詮は黒い金。なら、より多くの黒い金を稼ごうとするのが普通ってもんでしょうが?」
「その為なら……カタギの連中をいくら食い物にしても構わねぇって言うのか?」
「当たり前だろうが。はっ、全く噂通りの甘ちゃんだなぁウチの組長さんは。今どき義理人情と腕っ節だけで生き残れる程、ヤクザは甘くねぇんだよ」
自らの利益の為ならば、表社会で真っ当に生きる人々をいくら犠牲にしても構わない。それが松重の語るヤクザ論だった。義理と人情を重視する桐生の価値観とは致命的なまでに噛み合っていない。
「そうか……松重」
「なんです?」
「命令だ。カタギを泣かせるシノギからは今すぐ手を引け」
そして、泣いてる人間がいると知った以上は野放しに出来ないのが桐生一馬という男だ。
「なに……?」
「お前はカタギの人達の有り難さをまるで分かってねぇ。この街を生きるカタギ連中と良い関係が築けてこそ俺達はやっていけるんだ。」
「ふん、腕っ節だけの青二才が知ったような口を聞きやがる」
「桐生組の看板を背負ってシノギをする以上、スジの通らねぇ真似は言語道断だ。もしも組の看板に泥を塗りやがったら……ヤキを入れるだけじゃ済まねぇぞ?」
「おぉ怖い怖い。流石は"堂島の龍"だ、睨まれちゃ適わねぇ……せいぜい善処させて頂きますよ、組長さん」
最後まで上から目線の態度を崩さぬまま、松重は事務所を出ていった。
その後に松重の部下達が続いていき、桐生組の小さなオフィスは桐生とシンジだけが残った。
「やれやれ……」
「兄貴……」
嘆息する桐生がおもむろにタバコを咥え、すかさずシンジが火を点ける。
それに応え桐生も自前のライターを取り出した。
「シンジ」
「はい、ありがとうございます」
桐生の優しさと配慮に一礼した後、シンジもまたタバコを咥えて桐生のライターで火をつける。
お互いに有害な煙を吐きながら、松重の態度について言及する。
「松重の兄貴……噂には聞いちゃいましたが、相当プライドが高いですね」
「あぁ。風間組の中でも上位の稼ぎ頭だった男だ。それが先日組を立ち上げたばかりの新参者に指図されるのは面白くねぇんだろう」
横柄な態度で大口を叩くだけはあり、実力はしっかりと持っている松重。
しかし、組織運営においては有能だからこそ扱いづらい人物であると言える。
「実力が伴っていれば上に立てるのが俺達の世界だ。最初は仕方無い事かもしれねぇが、俺はゆくゆくはアイツよりも多くの金を稼がなくちゃならない……」
「ですが、松重の兄貴は汚いシノギに手を染めてるからこそのあの稼ぎ……悔しいですが、真っ当なやり方で太刀打ちするのは相当厳しいですね」
道理の通ったやり方にこだわる桐生と、稼ぐためなら手段を選ばない松重。
正しいかどうかはさておき、どちらが物事を進める事に対して貪欲で前向きかどうかは言うまでもない。
そしてその貪欲な行動は、必ず稼ぎという結果へと繋がるのだ。
「だがやるしかねぇ。子分にナメられたままなんて事が周りに知れたら組のメンツや沽券に関わるからな」
「兄貴……俺はいつでも、兄貴の味方ですから!俺に出来る事なら何でも言ってください!」
シンジは真っ直ぐに桐生を見つめてそう言い切った。
彼が追いかけていく背中は、これまでもこれからも変わらないだろう。
「そうか……それじゃあ早速頼まれてくれるか?」
「はい!」
「松重には釘を刺しはしたが、恐らく大人しく言うことを聞くタマじゃねぇだろう。しばらくの間アイツが下手な事しないように見張っておいてくれ」
「分かりました、任せてください!」
「あぁ。ありがとよ、シンジ」
桐生は軽く礼を言うと、タバコの火を消して椅子から立ち上がった。
「兄貴、どちらへ?」
「病院だ。錦の妹が手術前だからな。様子を見てくる。松重の事は任せたぜ」
「分かりました、行ってらっしゃいませ!!」
頭を下げて見送るシンジを背に、桐生は事務所を出た。
この時期の夕方はもう日が落ちていて、桐生の開いた胸元に冷たい風が吹きつける。
「行くか……」
桐生は病院へと向かうためにタクシー乗り場へ足を運ぶ。
その足取りは、非常に重いものだった。
夢を見ていた。
それは、とある男達が極道の世界に足を踏み入れるよりも前の事。
病弱な一人の少女が、当時入院していた看護師からの勧めで一冊の本に出会う。
なんて事はない、良くあるありふれた恋愛小説だった。
重い病を患った女の子が一人の男の子から花束を貰って勇気づけられ、恋に落ちていく物語。
(わぁ……!)
しかし、幼い頃に両親を亡くした上に入退院を繰り返していたせいで友人も居なかった少女にとって、その物語は紛れもなく"理想"だった。
そんな時、彼女の前に一人の少年が現れる。
少女と同じ孤児院で育ったその少年は、まるで示し合わせたかのように彼女に花束を贈ったのだ。
花の名前は胡蝶蘭。花言葉は"幸せが飛んでくる"。
無論、少年は彼女がそんな本に夢中だったなんて事は知らず、ただ純粋に同じ施設で育った仲間に早く元気になって欲しいと言う願いを込めて贈ったものに過ぎない。
それでも、彼女にとってはこれ以上無いほどに特別な贈り物だった。
(なれるのかな?私もいつか、こんな風に…………)
その物語は恋に落ちた女の子の懸命なリハビリと男の子の献身によって病が完治し、最後には二人が結ばれるという幸せな結末を迎える。
彼女は思わずには居られなかった。
自分の病もいつか完治し、健康になれる日が来る。
そうすればきっと、この物語の女の子のように自分も恋に落ちて……。
「お兄ちゃん。あ、あのね?このお花……恋人からの贈り物なの」
そんな想いから、彼女は唯一の肉親である兄に嘘をついた。
恋愛小説に浮かされた年頃の少女が吐いた、可愛らしさすらある冗談。
しかし、生まれた時から大事にしてきたたった一人の家族に恋人がいるというニュースは、兄の少年にとってはあまりにも重大すぎた。
その日、兄の少年は血相を変えて街中を探し回った。
妹の恋人がどんな人物なのかをこの目で見る為に。
そして、万が一にも信用できないような奴なら思い切り殴るために。
(あぁ……やっちゃったなぁ……)
もちろん彼女は自分の兄が街でそんな事をしているなんて知る由もない。だが、病室を出ていった時の兄の顔は彼女から見ても明らかに動揺していた。
きっと、要らない心配と迷惑をかけてしまったに違いない。
そう思った彼女は、素直に兄に嘘をついた事を謝った。
本を読んで浮かれてしまった自分が悪いのだと。
しかし、兄はそんな彼女を一切責めなかった。
妹想いが過ぎる兄としては妹の恋人なんて到底許せるものでは無かったのだ。
兄の少年は安堵のため息の後に、彼女にこう告げた。
『本当にいい奴が出来たら……真っ先に、俺に教えろよ?』
そんな兄の少年の言葉を最後に。
夢が、醒める。
「ん…………」
微睡みの中、少しずつ意識がハッキリしていく。
見慣れた白い天井。消毒用アルコールの匂い。意外と窮屈な酸素マスク。
そして、心電図モニターの機械音。
そこにはあったのは彼女のーーー錦山優子の置かれた現実の風景だった。
(夢、か…………)
どこか懐かしい、それでいて微笑ましい夢を見ていた気がするが、それが何だったかが彼女の中で曖昧になっていく。
最近になって辛いことが多い優子にとって、今抱いているこの懐かしくて穏やかな気持ちがこのまま霧散してしまうのはとても悲しい事だった。
「目が覚めたか」
しかし、消え入りそうになるその気持ちに待ったをかける声が優子の耳朶を打った。
天井に向けられた視界を、少しだけ右にズラす。
「ぁ……………………?」
そこに居たのは、グレーのスーツを着た一人の男。
彫りの深い顔をしたその男の出で立ちはどう見ても極道者でしかない。
「俺が分かるか……?」
しかし優子がその顔を見た時、彼女の中で朧気であった夢の内容が鮮明に蘇った。
男の強面な風貌が、かつて花束を贈ってくれた少年の面影と重なり合う。
「かずま、くん……?」
「あぁ……久しぶりだな」
桐生一馬。
彼女の兄である錦山彰の親友にして、渡世の兄弟分。
優子にとっても同じ施設で育った大切な仲間の一人だ。
「どうして、かずまくんが……?」
「今日は、お前に大切な話があって来たんだ。聞いてくれるか……?」
そう言う桐生の顔は、どこか気まずそうな表情を浮かべていた。
おそらく、自分に対して余程言いにくい事があるのだろう。
そう考えた優子は直ぐに思い立った。極道の世界に身を置いた彼が彼女に対して言いにくい事などひとつしかない。
「おにいちゃんの、こと……?」
「…………あぁ」
優子の予感は当たっていた。
極道者である兄の身に、何かがあったのだ。
でなければ同じ極道者である桐生がわざわざここに来る理由が無い。
「おにいちゃんに……なにか、あったの……?」
「錦は……お前の兄さんは、遠い所に行く事になっちまったんだ」
「遠い、ところ?」
「あぁ。仕事の都合で少しな……」
遠い所に行った、と桐生は言ったが優子も大人だ。
桐生がぼかした言い方をした事くらいはすぐにわかる。
「……どれくらい、かかるの?」
「早くても10年……下手をすればもっとかかると思う」
その答えを聞いて優子はほぼ確信する。
自分の兄はきっと、何かの罪を犯してしまったのだと。
極道者として生きる以上は、いつかはこんな日が訪れるかもしれないと考えていた優子。
だが、それがこんなにも早く訪れるとは思っていなかった。
「俺はアイツに、お前の事を頼まれたんだ。遠い所へ行ってしまう自分の代わりにな」
「そう、なんだ……」
桐生とは決して知らない仲では無い。
何より兄である彰は桐生の事をとても信頼していた。
故にきっと、錦山は妹の事を託したのだろう。
「仕方が、ない……こと、だったんだよね……?」
身体が弱く入退院を繰り返す優子に、兄である錦山はいつも優しく接していた。今の彼女が命を繋いでいられるのも、錦山の尽力があったからに他ならない。
だからこそ優子は、心優しい兄が何かの罪を犯した事にも何か理由があったのだと考えた。
「…………あぁ」
桐生が短く応える。
本来彼には伝えたい事、伝えなければならない事が山ほどある。
気を抜けば直ぐにでも口から溢れ出そうになるそれを、桐生は必死に堪えた。
もし全てを打ち明けてしまったら、優子の病状に甚大な影響を与えてしまうかもしれない。
親友に妹を託された身として、それを容認する訳には行かなかった。
「優子……錦からお前に伝言を預かっている」
「え……?」
だからせめて、錦山が一番伝えたかったであろう事を桐生は伝える。
育ての親である風間から託された、妹を想う兄の気持ちを。
「"俺は信じてる。だから絶対諦めるな"。錦はお前に、そう伝えたかったそうだ」
「おにい、ちゃん…………」
警察に捕まりこれから獄中生活を送る事になってしまうという時でさえ、彼女の兄は優しかった。
彼女の病が治ることを誰よりも望んでいた家族の言葉は暖かく、優子の胸にゆっくりと染み込んでいく。
「……今後の手術には俺が立ち合う事になった。治療費や入院費も俺が面倒を見させてもらう。だから優子は、治療に専念してくれ」
居た堪れなくなった桐生は、最後にそう伝えると踵を返す。伝えるべき事は伝えた。ならばこれからは行動で示すのみだ。
「待って、かずまくん」
「?」
そんな桐生を優子が呼び止める。
病状は芳しくなく生気のない目をしていた筈の優子が、真っ直ぐ桐生の目を見つめている。
その瞳には、先程まで無かったはずの光があった。
兄から貰ったエールを希望に変えた、闘病という名の試練を乗り越える覚悟を持った生気の輝き。
「わたし、がんばるから……おにいちゃんが、帰ってきた時……元気で、いられるように……だから、よろしく……お願い、します……!」
その真っ直ぐな瞳を見て、桐生は自分に対して喝を入れる。
人伝とはいえ兄の言葉で強い気持ちを取り戻した優子の想いに、彼もまた全力で応えなければならないと覚悟を決める。
「あぁ……こっちこそ、よろしくな」
桐生は力強く頷いた。
兄弟との約束もそうだが目の前の彼女の決意に報いるために、桐生は気合いを入れ直す。
(俺が、必ず救ってやる……!)
そして、桐生は今度こそ病室を出る。
自分に待ち受ける、組織運営という名の試練に挑む為に。
如何でしたか?
優子と桐生、二人にとって大きな試練が待ち構えています。
次回の断章もお楽しみに
そして皆様、良いお年を!