ダース・ヴェイダー異世界を征く!ただし異世界に来てすでに100年!? 作:岡村優
ヴェイダーは冒険者ギルドに足を運んだ。
シュコー…シュコー…シュコー…
ドアを開けて入って来た真っ黒の鎧を着たヴェイダーを見て何だこいつはという視線を投げ付けてくる。
それをガン無視し、依頼ボードを見る。
シュコー…シュコー…シュコー…
「ふむ…面白そうなものは無いな…お?これは?」
その依頼には「王立学校で模擬戦の相手をしてもらいたい、推奨Bランク」
と書かれていた。よく見ると4日後なので夜会の憂さ晴らしに丁度いいと思ったヴェイダーである。
シュコー…シュコー…シュコー…
「これにするか…」
受け付けに行き、受付嬢にこれを受けたい旨を伝える。
「失礼ですが…ギルドカードを提示願いますか」
「すまぬ忘れていた」
ギルドカードを見せるすると受付嬢は目をかっぴらいた。
「え?えええええええ!?」
「落ち着き給え」
「失礼しました!…って落ち着けるかァァァァァァ!!!Sランク!?指名依頼とか受けてるの見たことないんですけど!?」
「もう20年近く受けとらんが?忙しくてな…」
「はァァァァァァァァァァァァァ!?それで良く来ましたね!」
「憂さ晴らしに久しぶりに受けてみようかと思いたった次第でして…」
すごい剣幕に萎縮してしまう…はずも無く内心爆笑のヴェイダーだった。
「で?受けられぬのか?」
「受けるのは構いませんけど…指名依頼…」
「ギルドカードの一番下を読んだか?」
「一番下?」
そこには「この者には指名依頼は任意で受けられるものとす」と書いてあった。
「これは…初めて見ました…」
「実は私もよくわからん」
「で、ダース・ヴェイダー…ん?ダースヴェイダー卿!?」
「それが…何か?」
「ヴェイダー卿に会えるなんて光栄です!握手してください!」
「構わないが…」
とブンブン腕をふる受付嬢にドン引きのヴェイダーである。
とそこで後から声がかかる。
「あんちゃん。ここどこだか知ってるか?」
「冒険者ギルドだろう?」
「おう!でだな…」
「受付嬢、とりあえず受けることにするから先方にもそう伝えておいてくれ」
「はい!分かりました〜」
「おいあんちゃん無視するな!…お…おおおおお!?!?」
ヴェイダーは相手をフォースで持ち上げた。
「話は聞くから落ち着け、でどこで話す?」
「わかったからおろしてくれぇェェェェェェェ」
ゆっくり下ろしてやる。
「あんちゃんちょっと相談があるんだけどよ…明日付近で調査依頼に行くのよ…ついてきてくんねぇ?」
「明日か?構わないが…」
「あ、すまん、俺の名前はウーキーだ。白狼って言うパーティーのリーダーやってる」
「私はダース・ヴェイダーだ。」
「ダース・ヴェイダーってどっかで聞いた事ある気がするんだが…何だったっけ?」
「……この国の公爵の一人だ」
「おお〜そうだった!そうだった!ってなるかー!これは失礼しました!!」
「いや全く気にしてないのだが?報酬分けとかどうする気だ?」
「そこらへんは明日にさせてください!」
「楽しそうだから付いていくが…それでいいな?ああ、技量に関しては気にするな」
「分かりました!では明日明朝、ここでどうでしょうか?」
「問題ない」
「ではそのように」