戦闘中に謎の男によってハルナが連れ去られてしまう。
10:ハルナ救出作戦①
サクマから聞いた話は確かにまずかった、ハルナは他のレジスタンス達と一緒にいるらしい。それはそれでいいがそこからが問題だった。そのレジスタンス達はあの黒スーツの男達によって捕まっていて今列車に入れられているらしい、つまり連行されてるという訳だ……。
俺達はサクマが指示した通りにその列車が止まってる駅に………………………は行かず、列車が出発した所を狙いトラックを走ってる列車のギリギリ横に走らせる、つまりトラックからジャンプして列車に飛び乗り侵入するというものだった、侵入するのは俺とヒカリだ、クレナとメイにはこのトラックを守ってもらう、運転出来る俺がいなくなるのは心配だったがサクマが「その方がいい」と言うからそうした。じゃあ運転はどうするのかという事になるだろう、それはトラックについていたスタンダードモードと言うのを使う事によって解決された。スタンダードモードと言うのはトラックが自動的に動いてくれるというものだ、けどそれはまっすぐしか出来ない、そこでメイには何かあった場合はハンドルを握るように言ってある、そういう状態になると守れるのはクレナだけになるがそこは大丈夫だろう。
だってあいつも『ブレイカ―』なのだから。
「いいか、作戦はさっき言った通りだ、無理はするなよ?」
一同「「「了解!」」」
「よし、それじゃ作戦開始!」
早速俺とヒカリはトラックの屋根に上り外に出る、吹く風がトラックが結構なスピードを出している事を物語る。そして列車の出している黒い煙……あれがこっちに吹かないか心配だ……。
ヒカリ「……マスター!あれ……。」
「……!あれは……。」
列車のボディにある国のマークが入っていた、円の中に星のマーク、その二つを右斜めから斬るように入っている線、そう、これは……
「ラトス帝国の列車か!」
ヒカリ「ラトス帝国?それまずいんじゃ……。」
ヒカリが不安そうな顔をする、確かにまずい、ここでこの列車からハルナを連れ出すってことはレジスタンスの助けをすること、ラトス帝国に喧嘩売ってるのと同様、だが……。
「助けるって決めちまったし、あの中にはサクマもいる、行かない訳ないだろ?」
笑いながら言うとヒカリは不安そうな顔から自信ありのように微笑んだ。
ヒカリ「そうだったな、お前はそういう奴だものな!」
その言葉と同時にトラックの屋根から列車の屋根に飛び乗る、その後は屋根に付いている入り口から中へと侵入する、中は大量の荷物のせいで道が狭くなっていた。
ヒカリ「これじゃあ敵と戦う事になった時はきついな……。」
「確かに狭いな………!」
反対側のドアが開きスーツの男が三人入ってくる、その内の一人は銃、後は短剣か。荷物に隠れると銃で撃ってきた弾が荷物に当たる、容赦なしって事か。
ヒカリ「三人か……いける!」
そう言うとヒカリは飛びだし早業で召喚した弓からぴったり三本の光の矢を放つ、その矢は見事に一つも外さずに三本とも命中する。
スーツ男「ぐあああ!!」
「ナイスだヒカリ!」
ヒカリ「ふん!こんなもん楽勝よ!」
ヒカリが自慢げにしているとドアの向こうからもう三人入ってくる。
スーツ男「いたぞ!やっぱ侵入してやがった!」
スーツ男「殺せ!皆殺しだ!!」
「ありゃあスーツを着てる奴が言う言葉か?……いや、マフィアならあり得るか……。」
ヒカリ「何でもいいけど隠れてな!流れ弾当たるよ!!」
「それはやだな。」
出かけた状態からまた荷物の隙間に隠れる、しかしヒカリはこういう時に頼りになるな、ありがたい。
数秒で全員倒したようなのでどんどん先にいく、途中に何人か襲いかかってきたがヒカリの矢で一発kOされた、何か可哀そうだったな……。ハルナが捕まっている車両までもう少しって所まできた。
ヒカリ「……なあマスター?」
「ん?何だ?」
先を歩いているヒカリの背中に向かって言う。
ヒカリ「その、今度自由時間ってまたあるのか?」
「え?ああ、一応作るつもりだ。」
ヒカリ「そ、そうか、じゃあその自由時間の時、その、何というか……。」
ヒカリがもごもごと言う、え?何?まさかあの時間あんまり自由になって無かったかな?
ヒカリ「その自由時間、今度一緒に……ってどわあ!?」
ヒカリが何か言いかけた所で奥から敵が銃を発砲してきた、それをまた左右にあった荷物を盾にする。
「あ……あっぶねぇ!!大丈夫かヒカリ?」
心配しヒカリの方を見ると………………あれ?何か変なオーラ出してる……?
「えっと……あの……ヒカリさん?」
ヒカリ「…………よくも……」
「……へ?」
ヒカリ「よくも人が勇気をふるって言おうとした瞬間に発砲したなコノヤロー!!!」
「えええええええええ??!」
その声の勢いで荷物から出て弓の糸を引くとそこに光が集まりいつもの光の矢より何倍もありそうな矢を生成し、容赦なくスーツ男達に放つ。
スーツ男「な!?デカッ………ぐわあ!?」
光の矢の着弾と同時に荷物もろともスーツ男達が吹っ飛ぶ、って怖すぎ!!この列車が恐らく防弾用の素材だったおかげだろう、荷物とあいつらの犠牲だけで済んだが普通の列車だったらそこもろとも消滅してたぞ!?
ヒカリ「さ、行くぞマスター。」
「お……おう。」
すっきり顔でこちらを向くヒカリ、正直言って俺は今お前が怖い!!つーか防弾用の素材なのにあそこ黒焦げだぞ!?
「つーか普通そこまでやるか!?」
ヒカリ「いいのよあれで!」
「良くねぇ!!普通の列車だったら大惨事だったぞ?」
ヒカリ「その時はその時よ。」
「テキトーだなおい!」
ギャーギャー言っているともう一人近づいてくるのがわかった。
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はあ……これからどうなるんやろあたい達、こんなにあっさりとラトス帝国に捕まるとは……貨物列車の中で両手を縛られ他の仲間たちと座ってため息をついていると突然声が聞こえてきた。
???「お前も大変だな、違う奴追ってみたり捕まったりと。」
ハルナ「……!誰や!?」
辺りを見回す、しかしそう言った奴はいなさそうだ、ここに捕まってる奴ら皆「どうした?」と言った顔をしている。
???「こっちだばーか。」
その声が聞こえた瞬間、足がくすぐったいのに気付き足を見る、そこには一匹のネズミがいた。
ハルナ「な……何や?ネズミ?」
なんか気持ち悪い……。そう思っているとそのネズミが喋った。
サクマ「お前今気持ち悪いって思っただろ!!」
レジスタンス一同「「「「「喋ったぁ!?」」」」」
サクマ「喋っちゃ悪いか!」
武装男「え?普通喋んないよなネズミって……。」
サクマ「ムガ――――!!」
武装男「うぐぅ!?痛ぇ!?」
武装男「あ、顎にへ……ヘッドしたぁ!?」
ハルナ「……何なんやコイツ……?」
10話end
作者の部屋
どーも秘幻です!やっと書きたかった列車を使ったシーン!次書くのが楽しみです!(^_^)
それではここら辺で、次の話でまた会いましょう!