ついに列車に乗り込み行動を開始したリョウ達この先どうなるのやら……。
11:ハルナ救出作戦②
あたい達はこのネズミ、サクマからある事を聞いた、それはさっきの狐面の男があたい達を助ける為にこの列車に乗り込んできていると言う事だった。
武装男「何故だ?俺らは何の罪もないアイツを勝手に敵と間違えて攻撃したんだぞ?何故俺らを助ける?」
サクマ「知らねぇよ、アイツはそう言う奴なんだよ。」
ハルナ「……ふ、ラブアンドピースを愛する男……だったっけ?」
サクマ「ああ、確かにそうだったな。」
ハルナ「………面白い奴。」
サクマ「俺も時々そう思う。」
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スーツ男「あのトラックを狙え!!」
クレナ「あ……わわわ……メイさん……き……来ましたよ。」
メイ「分かりました!後……クレナさん、落ち着いて下さい!」
列車から銃を持った男が数人、窓からこちらを見ている、あの様子だとすぐに撃ってくるな……。マスターがスタンダードモードにしてくれたが流石に運転席は離れられなかった。クレナさんに任せるしかない。
スーツ男「撃てぇ!」
男達が一斉にトラックに向け発砲する。
クレナ「わあ!?……ム~~~~~~!」
クレナさんがそう唸り手を広げるとトラックと列車の間の空間が歪み水紋のような物で壁が出来て飛んできた弾を全て弾いた。
スーツ男「な!?どうなってる!?」
列車に乗っていた男達が驚いているとクレナさんが弱々しく説明した。
クレナ「私……スペースブレイカ―(空間)なんです……だからこういう事も出来るんです……。」
スーツ男「何!?ブレイカ―だと!?クソ!ならなおさら死ね!!」
男達が列車の中でしばらくごそごそやっていたが今の言葉を合図のように全員再び銃をこちらに向ける。
クレナ「……させない!!」
クレナさんは広げていた手を勢いよく男達の方に振る、するとまるで空気が塊になって飛んでったように空間が歪み球体のような物が男達を蹴散らす。
スーツ男「ごふぅ!?」
スーツ男「何が起きて……ふぎゃ?!」
メイ「凄い……。」
さっきまで銃を向けてた男達が全員列車の中で伸びてる……。
クレナ「あああ!ご……ごめんなさい!」
メイ「いやクレナさん、それ謝らなくて大丈夫だと思いますよ……?」
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ヒカリ「マスター、これは流石にまずいと思いますよ。」
「ああ、確かにまずいかもな。」
今、俺らの前に立っているのは体長が2mもありそうな大男だった、手には棍棒を持っていて胴体に鎧を付けている。
大男「ここから先は……行かせん!」
「怖!!これでも食らえ!!」
近くにあった物を投げるがそれは棍棒によって打ち返され運悪く俺の股間に当たった。
「おおおおおお!?痛ぇ!?」
ヒカリ「ば……馬鹿!何やってるんだ……。」
「す……すまん……つい……。」
巨大な敵を前に股間を抑えて跳ねてる男とそれを頬を赤くしてチラチラと見てる女、こんなアホな光景があるだろうか?
大男「消えろおおおお!」
大男が振り下ろした棍棒をヒカリが弓を両手で持ちそれで抑える。
ヒカリ「ぐっ……!なんて馬鹿力……。」
「ヒカリ!」
ヒカリ「マスター!先に行って!」
「お前は?」
ヒカリ「後から行くから!!」
「………分かった!絶対に来いよ!」
そう言って俺は大男の横を走り出した、大男が棍棒をヒカリから離しこちらに向け振り下ろそうとすると横からヒカリの飛び蹴りが入りあの巨大な体がふらつく。
ヒカリ「あんたの相手は私だぁ!!」
大男「貴様ぁ!」
後ろで武器と武器がぶつかる音が聞こえる、その音を背に俺は走り続ける、あともう少し!
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サクマ「………………!どうやらお出ましのようだぞ?」
ハルナ「………!あんたほんまに来たんかい、呆れたわ。」
ドアが開き、そこには狐面の男がいた。
「悪いな、俺はそういう奴なんで。」
その狐面の男は笑いながら入ってくる、サクマが言ってた通りやな、ラブアンドピースを愛する男……アホにしか見えん。けど……それがいい、それが……似合ってるんやろうなきっと。
「それでサクマ、この後はどうすればいいんだ?」
狐面の男が辺りに警戒しながらサクマに聞く。
サクマ「この後は……これの運転手とかいるだろうし、まずは全員の手の縄をほどく事と運転席を奪う事だな。」
「運転席を奪うのか?」
狐面の男は皆の縄をほどきながらサクマと作戦の確認をしている。そしてあたいの縄をほどきに来た時、疑問があったから聞いてみた。
ハルナ「何であたい達を助けるんや?」
「え?そうだなぁ…………何でだろうな?」
笑いながら答える。
ハルナ「随分と適当やな、ほんま呆れるわ。」
「まあ多分あれだ、放っておけなかったってのが理由だろうな。」
ハルナ「放っておけんかった?馬鹿らしい。」
「馬鹿か……それが俺なんだろうな。」
ハルナ「はぁ?」
あたいの縄がほどけ狐面の男が立ち上がる。
「馬鹿な事しかしない、まあつまりただの馬鹿だ。」
ハルナ「ぷ、訳分からん。」
「だろうな、俺も分からん。」
本当に面白い奴、そう思っているとさっき狐面の男が入ってきたドアが勢いよく外れ弓を持った女がドアと一緒に倒れる。
「ヒカリ!?大丈夫か!?」
ヒカリ「いててて……ほんっとに馬鹿力だなこいつ!」
大男「覚悟ぉ!」
後から入ってきた大男が棍棒を弓使いに向けて振り下ろす、これはあたいの番やな。右手にハンマーを召喚し振り下ろされた棍棒をハンマーで弾く。
大男「うおお!?貴様……。」
「ハルナ!?」
驚いている狐面の男を背に言う。
ハルナ「はよ行きな、ここは止めといてやる。」
ヒカリ「何だ?かっこつけか?」
ハルナ「時間稼いでやるって意味や。」
「……分かった!後は頼む!」
ヒカリ「え?ちょ……待ってマスター!」
運転席に向かって走り出した弓使いと狐面の男をちらっと後ろを向いて見送る。それと……
ハルナ「……お前達まで付き合う事はないんやけど?」
あたいの横に仲間が同じように並ぶ、あたいがそう言うと仲間達は笑いながら「やらして貰うぜ!」と言った。
ハルナ「……ふ!ならとことん付き合ってもらうよ!」
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運転手「た……助けてくれ、命だけは!!」
俺とヒカリは運転席に行き運転手と話そうとしたんだが……それしようとしてたのは俺だけだったらしいヒカリは会ってそうそう運転手の首元に弓の鋭い先端を突き付け「止めろ」と一言、マジ怖いっすヒカリさん。
「そう言えばお前俺に何か言おうとしてたけど何?」
運転手の運転を見ながら俺が言うとさっきまで運転手を睨んでたヒカリが焦りながらこっちを見る。
ヒカリ「うえええ!?あ……い……いつの事?」
「いつの事って……お前が言おうとしたら撃たれてそれでお前が何かキレた時の。」
ヒカリ「あ……あれはだな!その、あれであれだ!」
「あれあれ言ってて訳分からんが……?」
ヒカリ「うう……それはだな……。」
ヒカリはもじもじしていると列車がいきなり急ブレーキをかけたため壁側だった俺は壁に軽く当たっただけだったが真ん中にいたヒカリは体を派手に傾かせた、そして俺の体に体を預ける形になった。
「おっと!大丈夫か?」
ヒカリ「~~~~~~~っ!!」
その瞬間ヒカリの頬が赤くなっているのに気がついた、まさか………………………熱出してたのか!?
「ほんとに大丈夫かヒカリ!?お前顔赤いぞ?」
ヒカリのおでこに手を当てて自分の温度と比べて測る、俺より少し熱いか?
ヒカリ「わあああああ!!だ、大丈夫だからああああ!!」
「そんなにパニックになるか普通!?」
跳ねるようにして俺から離れる、あれ~~?俺って嫌われてる~?
そうしている間に列車は止まっていた、するとあいつを倒し終わって後ろからさっきのを見ていたのかハルナ達が野次を飛ばしてきた。
武装男「ひゅ~~~!熱いねぇ!」
ハルナ「ありゃ、先越されたな。」
ヒカリ「うるさいそこ!!…………………………ってあんた何言ってるの?」
ヒカリがハルナに驚いた顔で言う、え?何が?
ハルナ「あたいも惚れちゃったんや。だから先越されたって言ったのよ。」
そう言うとハルナが俺の腕にくっつく、あの~ここで何でこうなったのか理解出来てないの俺だけ?
ヒカリ「ちょ……!離れなさいよ!!」
ハルナ「いいやろ別に?あんただけのもんでもないんやし。」
ヒカリ「そういう問題ではない!!」
二人がギャーギャー言っていると肩にサクマが乗ってくる。
サクマ「お前も大変だな。」
「サクマ……何故こうなったんだ?」
サクマ「さあ……な?」
ああもう、誰か……教えてくれ……。
11話end
作者の部屋
どーも秘幻です!今回は場面の変わりが激しかったので分かりにくかったと思います、そこは御免なさい……。(-_-;)
それではここら辺で、活動報告の方もよろしくお願いします。次の話でまた会いましょう!