メイに生きていると言う事実を知られてしまったリョウであった。
13:遊園地は戦場と思う者挙手!!
今回訪れた国にはあちこちに張り紙が貼られていた。まさかそれに付き合わされるとは思いもしなかったがな……。
数時間前…………
この国に入る為の手続きを終え国内に入ると壁のあちこちに張り紙があった。それはどうやら遊園地の張り紙だった、ジェットコースターやコーヒーカップの乗り物、その他諸々と写っていた。
クレナ「マスター、これは何?」
その張り紙を見たクレナが興味津々と言った顔で聞いてくる、え……遊園地行く雰囲気になってる?
「え~と……これは遊園地って言ってな、簡単に言えば凄い公園みたいなもんだ。」
クレナ「公園……!」
それを聞いてクレナが俺の服をグイグイ引っ張りながら張り紙を指さす。それは行きたいと言う意味なのかな~?マスターよく分かんな~い。
ハルナ「遊園地か!楽しそうじゃないか、行こうマスター!」
「お前もか……。」
げんなりとしているとメイがそれに気付き質問してくる。
メイ「マスターは遊園地が苦手ですか?」
「苦手って言うか疲れるから嫌なんだよ。」
メイ「そうなんですか、ま、今回はそうはいきませんが……。」
「え?メイ、それどういう……。」
そう言いかけた所でそれの意味に気付く、俺の後ろでヒカリとハルナが火花を散らしていた。
ハルナ「ほう、言ってくれるやないかヒカリ?」
ヒカリ「当たり前だ、お前より付き合い長いんでな。」
ハルナ「そうか、その割にはマスターのハートを打ち抜いてないようだな?」
ヒカリ「う……うるさい!!」
ハルナ「ありゃ?やっぱ図星やないか。」
何やってるんだこいつら……?何かすげーどーでもいい事やってないか?
ヒカリ「と、とにかく!今回の目的はどちらが多くマスターと一緒にいるかが勝負だ!」
ハルナ「望む所だ、やれるならやってみろ。」
「おいお前ら、勝手にヒートアップしてんじゃねぇ。」
ヒカリ・ハルナ「……………マスター!遊園地一緒に行きましょう!」
メイ「クス、決定ですね。」
「マジかよ……。」
肩に乗っかっているサクマが「がんばれ」と一言、助けてはくれないのね……。
と言う事で皆して遊園地へゴーになった。遊園地はその名を持つだけあって本当に色々な乗り物が存在した。
サクマ「しかし賑やかだなぁ、これも遊園地独特の雰囲気でいいな。」
子連れや恋人同士など沢山の人がいる中、サクマがハキハキした声で言う、ついでに言うとサクマの分の料金は取られていない、これは正直言って嬉しい事だ。だって本人には言えないけど流石にネズミの料金は無いだろ。
ハルナ「マスター、あれにでも乗りましょう。」
「ん?あれか?」
ハルナが指さしたのは乗り物に乗ってそこに付けられているピストルを使って的を撃つといった射的の乗り物バージョンだった、なるほど、自分達の乗っている乗り物自体が動くから狙うのは難しいってことか。ここでメイ達と別れた、メイ達は他に乗りたい物があるらしい。
とにかく乗る事になり乗ったがこれの揺れが激しいのなんの……特に乗り物が半回転する時などは揺れが激しく隣のハルナにぶつかってしまった。
「あ、ごめん……って、ん?」
ハルナ「どうしたんや?はよせんと撃ち損ねるぞ?」
「あ、ああ……そうだけど……。」
確かに今的をスルーしてしまったがそれは…………
「何で俺の腕にくっついてるの……?」
ピストルを持っていない方の腕にくっつき撃っているハルナ、その体制撃ちにくいよね?
「あのさハルナ、その体制撃ちにくいんじゃないの?」
ハルナ「いいんや、あたいはこの方がいいんや。」
「何それ?」
よく分からん……これもあいつらが言ってた勝負なのか?
アトラクションも終わり(俺よりハルナの方が100点多かったが……)ハルナが「トイレに行ってくる!」と言ってトイレに行った後ため息をついていると反対側からヒカリが歩いてくる。
ヒカリ「ここにいたのかマスター!」
「おおヒカリか、……っておいおい!?」
歩いて近づいてきたと思ったらいきなり俺の手を掴み引っ張ってきた。
「俺今ハルナ待ってるんだが……。」
ヒカリ「もう遊んだ後だろ?なら次は私とだ。」
「何そのローテーションみたいなの?!」
ヒカリ「いいから行くぞ!」
「あっ!結局強制かよ!」
二人してパーク内を走って移動する、俺は楽しんでるって言うより振り回されてるだけだよな?これだから嫌なんだ遊園地は、前も妹と来たがそれも振り回されたし……。
ヒカリに連れられ(半ば強制)来たのは阿鼻叫喚が聞こえる死の乗り物、そう、ジェットコースターである。
「いやいやいや待て待て待て!!!」
ヒカリ「む、何だよマスター?」
入ろうとして止められたヒカリは不安そうな顔をして言う、確かにいきなり止めたのは悪かった、しかし……
「ほ……他のにしないか?」
ヒカリ「何言っている、遊園地と言えばこれが醍醐味だろうが。」
「確かに……否定はしない、だが了解もしない!」
ヒカリ「何訳分からない事言ってんだお前、さっさと行くぞ。」
「え~~~~~~~。」
有無言わさず連れてかれました、そしてジェットコースターがスピードを出した時、楽しそうに乗っているヒカリの横で断末魔のような悲鳴を上げながら死にかける俺、その結果……
ヒカリ「お前……何か座高高くなってないか?」
「ヒカリよ、気にするな。」
そう、読者の皆様も気にせずに………。
この後はハルナに連れられたりまたヒカリだったりと大変な目にあった、そんな中ハルナとヒカリを集め息抜きに丁度いい店があったのでそこで休むことにした、そこにはメイ達もいたのでfox商団全員そろった。
サクマ「で、散々振り回されたって事か、お疲れだな。」
「~~~~~~~~~~~~~~~~~……。」
もはや言う気力もなし。
クレナ「マスター大丈夫?」
テーブルに顔を付けてる俺の頭をなでなでしてくれる、クレナはほんとに優しいな。
メイ「クス、大分遊んだようですね?」
「お前……こうなるの分かってて同意しただろ……。」
メイ「はい。」
「おうおう、笑顔で言ってくれるじゃないかぁ……コノヤロー。」
メイ「クスクス……。」
クレナ「マスター、これ……どうぞ……。」
「ありがと~……。」
クレナがくれたジュースを飲んで一息つく、ふう、ほんとに疲れた。
メイ「まあ何ですし最後は皆で一緒に何かに乗りましょう?」
リョウ以外の一同「「「「賛成!」」」」
「マジかよ……。」
その日トラックに帰った俺は死体のように眠った、お陰であいつらもあまりの熟睡に寄って来なかった、しかしそんな中メイが熟睡している俺に毛布を掛けてくれたのは知る由もなかった。
13話end
作者の部屋
どーも秘幻です!今回はお遊びで書いた話なのでそんなに面白くないと思います、すみません……。
これは流石に話をガンガン進める訳にはいかないのでちょくちょくとこう言った話も入れていきます。(今のところは次は海かな?)
それではここら辺で、次の話でまた会いましょう!