帝官警察と戦闘を始めたfox商団、はたしてその戦いの行方は………?
15:二人の追跡者
ガン!ガキッ!ガキィィィン!!あちこちでfox商団と帝官達の戦いが行われてる中でメイと双拳銃を使う帝官の武器がぶつかり合う音は他の戦いの音に混ざってそれ程迫力は無かった。
ノエル「やるなあんた!銃に対して大剣でここまでやる人は初めてだよ!」
最初は接近戦で戦っていたが帝官が距離を取り遠距離攻撃に変えた、銃を連射し近寄らせない体制を取る帝官、メイはそれを防ぐのに集中して反撃はキツそうだった。
ノエル「そろそろ終わらせて貰うぞ!」
帝官はそう言うと弾倉を変えてから一気に撃ちながら走っていく。マズイな、このままだとメイは防いだままで横から撃たれるか何かでやられてしまう………流石に助けて貰うだけじゃ俺が納得いかない!そう思った瞬間に走り出しメイに夢中になって走っている帝官の横に飛び蹴りを入れる。
いきなり蹴りを入れられた帝官は「何!?」と言って体制を崩すがうまく体を動かし倒れかけていた状態からロンダートをして体制を直す。
ノエル「やってくれるじゃないかフォックス。」
「ひゃ〜、恐ろしい身体能力だな………。」
まさかロンダートして体制を直すとは………。そう思っているとメイが横に来て大剣を構えながら言う。
メイ「助かりました、ありがとうございます。」
「気にするな、今俺らは一緒に戦ってるんだから。」
そう言っていると双拳銃使いの帝官以外の帝官達が近づいて来るのを確認した。
「メイ、お前はあの双拳銃使いの帝官だけに集中しろ、後のは俺が引き受ける。」
メイ「分かりました、しかしさっきのゲリラ戦は効かないかと………。」
「大丈夫だ、さっきのが効かないのなら新しいのをやるだけだ。」
そう言うとメイが驚いた顔をした。
メイ「まだ他のを知っているんですか?」
「何言ってるんだ、考えるんだよ。」
そう言って自分の頭を人差し指で叩く、そうするとメイは笑いながら「そうですか。」と言って再び双拳銃使いの帝官との戦いを始めた。
帝官「フォックス!大人しく降伏しろ!」
「別に俺仕掛けてないし、むしろ突っかかって来たのはあんたらだろ。」
刀や銃で攻撃してくる帝官達の間をすり抜けながら言う、さて、どうやって倒すか………。そう考えながら走っていた時、目の前に最初に突っかかって来た帝官の男がナイフを使って襲って来た、それを相手の手首をチョップの状態で弾き横に避ける。
「………お前!あの時の突っかかって来た帝官か。」
ゴエル「そうだ!俺の名はゴエル、覚えとけフォックス!」
「おぉ、自己紹介とはあんたみたいなごっつい奴がするとは思わなかった。」
ゴエル「フン!大口叩いてられるのは今のうちだ!」
「……!…チッ!いい動きをしやがる………!」
ゴエルはそのごっつい体に似合わない華麗な動きで攻撃してくる、そのナイフ攻撃をギリギリでかわしながらバックステップで避けるが………
ゴエル「距離が短い!」
「何!?ぐあっ!!」
嘘だろ!?バックステップを数回して少なくとも5mは離れた筈なのにゴエルは地面を一蹴りで俺との距離を一気に縮めて俺の腹にキックを入れやがった!キックを食らった俺は家の壁に当たる、当たった家の壁にヒビが入る。
「………ゴホッ、ゴホッ!」
壁に寄り掛かりながら座った状態で咳き込んでいる俺にゴエルはとんでもない事を言ってきた。
ゴエル「貴様!何を隠してる!!」
「はい!?今とてつもなく痛〜い攻撃受けたのに何を隠したと?」
ゴエル「ふざけるな!貴様はあの壁に当たった時の衝撃を相殺しただろ!」
「どうやって!?」
立ち上がって言うとゴエルは俺の右手を指差しながら言う。
ゴエル「貴様は壁に当たる瞬間にその右手を後ろにして壁に当たった!普通あの攻撃は上手くいったから背骨折れていてもおかしくは無い筈だ!その右手は一体何だ!」
「………………………!」
何て観察力だよコイツ、まさかそこまで見ていたとは………。だがこの腕がデシャピアである事は………分かってないな。
ゴエル「終わりだフォックス!貴様のその能力は後で解体して調べてやる!」
「怖ぇ事言うんじゃねぇ!」
ゴエル「おおおお………何!?」
こっちに走って来ていたゴエルは自分の前の空間が歪んでおかしいのに気付き走りの態勢からバックステップで後ろに避ける、その瞬間にさっきの空間が「パンッ!!」と音を立てて爆発する。
クレナ「マスターには………近づけさせない………。」
俺の前に俺より身長が低いクレナがゴエルの前に立ちはだかる。
ゴエル「ガキ、邪魔だぞ。」
クレナ「ガキじゃない………クレナ………だ。」
クレナは頼りない声で言うと両手をゴエルに向け何か呪文の様なものをつぶやく、その瞬間、ゴエルの周りの空間が順番に爆発して行く。
ゴエル「クッ!何なんだこりゃあ!!」
ゴエルは爆発する空間を避けながら怒鳴る、成る程これがスペースブレイカーの力か、凄いなこれは。
しかしゴエルも逃げ回るだけでは無かった。
ゴエル「おおおお!!」
クレナ「ふぇ!?」
「な!?クレナ!」
爆発を恐れずに直進して来たゴエルにビビってしまったクレナ、その為に攻撃に隙が出来てしまいそこを狙いゴエルが一気に距離を縮めナイフで切りかかって来た。これは少々手荒に行くしかない、そう思った俺はクレナとゴエルの間に入りクレナを抱きゴエルに背中を向ける。その瞬間に背中を斬られる。
「ぐああ!!」
クレナ「マスター!」
俺はクレナを抱いたまま倒れる、多分それは運が良かったのだろう、丁度戦っていた場所が普通の道路から橋に移っていてその倒れた先は下に道路がありそこを通ったトラックの荷台に落ちる。
ゴエル「しまった!奴が逃げる!」
ノエル「フォックスがか!?………クッ!」
ノエルは一瞬メイから目を離しゴエルに聞くがメイはその瞬間に大剣を振る、ノエルはそれをギリギリ双拳銃のボディで受け止める。
メイ「よそ見ですか?斬っちゃいますよ?」
ノエル「貴様………!」
ノエルはリョウを追いたいようだがメイの攻撃が激しく追うことが出来ない。
ハルナ「メイ、ヒカリ、サクマ!マスターとクレナが脱出した、あたい達も撤退するぞ!」
ヒカリ「サクマ!マスターが斬られったの本当か!?」
サクマ「本当だ!早く追わないと見失うぞ!ヒカリは追ってくる帝官を狙撃しながら来てくれ!」
ヒカリ「分かってる!」
メイ「サクマさん!私の肩に乗って!」
サクマ「済まない!」
サクマはメイの差し出した手に乗ってそこから肩に飛び乗る。
ノエル「待てお前ら!!」
逃げて行くfox商団を帝官達が追って行く。
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「グッ………………。」
どうやら運良くトラックに乗れたようだな。しかし背中に傷を負ってしまった………クソ、動くのもやっとか………。
クレナ「ふわわ………ま………マスター………どいて………。」
「ちょ、待て、今………どくから………ふう。」
クレナを抱いたままトラックに乗った為クレナを下にしたままだった、背中の傷が痛むが何とかどきクレナの横に大の字になる。ヤバ、この体制も痛い………。
クレナ「あ………ありがとう………。」
「いや………それはこっちのセリフさ、ありがとうなクレナ。」
クレナ「………ふふ、どう………いたしまして。」
相変わらず自信無さげな声で言う、ったく、あぁ………傷が痛む………。あのヤローかなり深く切りやがったな………。
そこら辺から俺の視界がブラックアウトした。
15話end
作者の部屋
どーも秘幻です!最近話を飛び飛びで作ってしまったと言う馬鹿な事をしてしまったり、入力ミスが多かったりと………マズイかなぁ………(~_~;)とにかく!これからも頑張っていくので見てくれている人、応援お願いします!
それではここら辺で、次の話でまた会いましょう!